MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

14 / 75
MALE DOLLS番外集:その時、人形達は知ってしまった編の3話目です

今回は三人称メインで、S07地区前線基地の人形達と謎の白い勢力と銃撃戦を描写します


その時、人形達は知ってしまった:2

BB小隊が戦闘を始めてから十数分後、BB小隊がストレレットの一群と遭遇した大通りから少し離れた廃墟が密集する元は住宅街だった場所で、P228が率いる臨時編成小隊のU01小隊と眼鏡をかけた金髪のRF型戦術人形SRSが率いるTR小隊もストレレットの一群と遭遇し、銃撃戦を繰り広げていた

 

だが、U01小隊とTR小隊が遭遇したストレレット部隊は、BB小隊と遭遇したソレより数倍近い数で彼女達に襲い掛かってくる。

さらに、武装もカービンライフルだけでなく、旧世代のスナイパーライフルや実弾式軽機関銃で武装した個体も存在し、銃撃を浴びせていた

 

だが、彼女達もBB小隊と同じく激戦区であるS09地区やELID等の目撃談が多い汚染区のS04地区の等危険地域と隣接するS07地区の一角を護るサクラ指揮官の指揮下の人形であり、ダミーを撃破されながらもストレレット部隊と渡り合っていた

 

「皆さん、無駄弾を撃たないように気を付けて!! G36Cさんとトンプソンさんはフォースシールドの起動タイミングに気を付けてください」

「OK、リーダー!! ダミー共弾幕を貼りな」

「了解しましたわ。数も多いがそれだけ……ですわ!!」

 

G36CとトンプソンがP228の号令に答えると各々が手にした銃で弾幕を貼り、ストレレットの大群を牽制する。

そして、二人の弾幕でストレレット達が動けない隙を付いて、彼後方の位置する瓦礫に身を隠していた猫の飾り付きカチューシャをはめた薄オレンジ色の髪の小柄な人形のT65と黒い軍服と軍帽を身に付け金髪碧眼の人形――StG65が攻撃に加わる。

 

「StG65、今だよ!!」

「了解しましたわ、喰らいなさい!!」

 

T65はダミー共にフルオート射撃を叩き込むのと同時に、StG65は愛銃の銃口にはめたライフルグレネードでストレレット達を吹き飛ばす。

 

「やりまし「StG56さん、まだ一体残っています!!」」

 

T65の掃射とStG65のライフルグレネードを逃れた一体のストレレットがStG65に銃口を向けているのに気づいたG36Cが銃弾をばらまき、ストレレットを銃撃を妨害する

そして、その隙に弾幕と爆炎に紛れて接近したP228が右手に持った脇差型特殊鋼ブレードにその首に位置する装甲の隙間を貫かれ、機能を停止させた

 

「申し訳ありませんわ。一体仕留め損ないましたわ」

「StG65さん、気にしないでください。BB小隊が先ほど「遭遇した敵を殲滅し、TR小隊と合流した」と言ってましたけど……TR小隊の掩護に向かいましょう」

 

StG65の謝罪にP228が突き刺したブレードを引き抜きながら答えると未だ銃声を聞こえる方へ駆けだすとその場にいた人形達もP228の後を追っていく

 

 

 

P228が率いるU01小隊がストレレットの一群を一掃したのと同時刻、数mほど離れた場所で廃墟ビル等に身を隠したSRSが率いるTR小隊はつい先ほど、増援にきたBB小隊と合流し、ストレレット達と交戦していた

 

「右の崩落した家屋の影に二体に隠れているよ、距離20m」

「了解、ワタクシからすれば、ただの烏合の衆……0点(不合格)ですわ」

 

観測手である双眼鏡を覗く長い赤毛をツインテールに結った戦術人形――アストラが建物の影に隠れている敵の位置を伝えると同時にSRSが自身のダミーと共に愛銃のスコープを覗くと同時に引き金を引くとM16A4を不意打ちを掛けようとしていた数体の(ストレレット)の頭部がはじけ飛んだ。

 

 

チェコの民族衣装を身に付けた戦術人形――ファルコンが自身の名と同じ対物ライフルに弾丸を装填しながら口を開いた

 

「数もおおいけど……一体ずつだと雑魚もいいところだし、ただ弾幕を貼るだけで動きも全然だめだね。アッホイ!!」

「こんな奴らに鉄血が全滅するなんて……ワタシ信じられないよ? 鉄血もワタシ達を甘く見ていたのかな……ファルコン、今ので最後だよ!!」

 

ファルコンがライアットシールドを構えながら突撃する最後のストレレットをシールドごと撃ち抜くのを双眼鏡ごしに見たヘルメットをかぶったピンク髪と首に巻いたドクロスカーフの人形――ブレンテンが気が抜けたような口調でぼやく

 

彼女達の背後でブレンテンのボヤキを聞いた黒の旧ナチス親衛隊の軍服を軍服を着こなした金髪の人形――MP40が首を傾げる

 

「けど、白い人形の光学式アサルトカービンで、イージスを破壊することは無理だと思います。伏兵の可能性も考えた方がいいじゃないでしょうか?」

「確かに……ブレンテンはダミーと共にBB小隊と合流して、周囲の索敵をお願いしますわ」

「分かったよ。かくれんぼは得意だから、すぐに見つけるよ」

 

MP40の提案を受け入れたSRSの指示を受けたブレンテンが二つ返事で頷いた瞬間、その場にいたTR小隊全員の電脳にサクラの声が響き渡った

 

『BB小隊、TR小隊、U01小隊、こちらS07基地!! 聞こえているなら応答してくれ!!』

「指揮官様、こちらTR小隊です」

『M14よ、聞こえるわ!』

『こちら、P228。U01小隊は全員無事です』

『全員無事か……M14、通信が断絶してから復旧するまでに起きた状況を報告しろ』

 

今まで断絶していた断絶していたサクラとの通信が復活した事にS07基地の面々は安堵の表情をにじませた声で答えるのを聞いて、サクラもほっと胸をなで下ろした。に先ほどの声を荒げたのと一変して、冷静な口調で戦況を把握しようとM14に状況報告を命じた

 

『指揮官、鉄血とは別の武装勢力らしき白い軍用人形らしき兵器と会敵……』

『正体不明の大型兵器兵器を確認、総員退避!!!』

「SRSさん、逃げて!!!!”」

「MP40……!?」

 

M14が自分達と交戦した白い人形――ストレレットについて話そうとした瞬間、TR小隊の周囲を警戒していたMP40とMk16の叫び声にSRSが反応した瞬間、強烈な爆炎と衝撃がTR小隊の人形達を飲みこんだ

 

 

 

 

 

さきほどまで回復していた通信が再び断絶し、人形達の前線は再び反認識の霧に覆い隠された(サクラ指揮官が見る事できなくなった)

 

 




最後にTR小隊を吹き飛ばした爆撃の下手人は……白の勢力である意味個人的な過去イベント二大トラウマの一つです(もう一つは特異点のエージェント……メギラドンはもう嫌ですorz)

最後に今回登場したS07基地の人形部隊と今回登場した白の兵器について補足ですね

TR小隊
SRSを隊長に主力のRF型とHG型を中心に構成された狙撃戦を主眼とした戦術人形部隊
BB小隊と同じく任務の狙撃対象に応じて、出撃する人形を変えている
今回は、対装甲人形やマンティコアとの戦闘を視野に入れ、対物ライフルのファルコンと観測手と周囲警戒要因として、アストラとブレンテン、MP40を参加させている

名前の由来はサクラが愛読している創作都市伝説集に登場する「時を超える弾丸を放つ拳銃」から

E小隊
蝶事件前にサクラの教育を担当したアラマキ元指揮官の戦術方針を元にした作戦ごとに編成された戦術人形小隊

サクラが隊長候補に選んだ人形を中心に作戦ごとに人形を配置し、BB小隊やTR小隊等ネームド小隊員がE隊長となるケースも多い
今回は、TR小隊の前衛を意識し、出撃メンバーから外れたP228を中心にAR型とSMG型を中心とした編成である

名前の由来は上記の創作都市伝説集に登場する専門用語でもある数学者の頭文字から



今回登場した白の勢力の兵器について

・ストレレットM
詳細不明の白の勢力が有する軍用人形(?)のストレレットの簡易モデル
ストレレットその物はIOP社製や鉄血製を超えるスペックを有しているが、制御系中枢を中心に特殊技術の塊であり、本格的介入前に技術解析を避けるために普及している人形技術で再設計されたモンキーモデル

制御中枢を中心に闇市場に流れた、もしくは廃棄された自立人形の電脳を流用したために大幅に性能が劣化した
特にストレレット特有の自律性と性能の両立という強みは事実上消失している

ストレレットの特異個体であるケントゥリア及び幹部人形である■■■の指揮下でもオリジナル以下であり、自律状態では正規軍兵士から「装甲服を着たカカシ」とも嘲笑される有様であり、白の本格介入以降はこのモデルは確認されていない


・ケントゥリア
ストレレットを製造する際に、■■を■■■■する際にあえて自我を残した状態で製造されたストレレットの亜種
通常のストレレットが持っていない素体特有の技能を生かすための改造が施されるケースが多く、BB小隊が遭遇したストレレットM部隊を指揮するケントゥリアもその特異改造が施された個体である

名前の由来はローマ帝国軍の百人隊から
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。