MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

15 / 75
現在、コラボ中ですが……ちょうど書き溜めていたので白い武装勢力編を投稿します

9m近い巨大ロボット相手に人間が勝つのは難しい
ロボットの手に銃火器が無いという前提だが……


その時、人形達は知ってしまった:3

「な……何が起きたんだ?」

 

SRSさん率いるTR小隊の狙撃ポイントが爆破されたのを俺の電脳の処理が追い付かず唖然するしかなかった。あの爆発でTR小隊は狙撃ポイントごと吹き飛ばされたのは明白だった

俺の周囲にいた仲間達も突然の事に呆然とする中で、顔を真っ青にしたリーが叫んだ

 

「みんな左のビルの影に何かいる……すごくおっきいのが!!!」

「左のビル……え、なにあれ?」

「う、嘘でしょう……化け物!?」

(あれは……なんだ? なぜアレに気づけなかったんだ!?

 

リーが指差した方向を見た瞬間、俺達はそれに恐怖を感じた

隣にいるMP5Fさんは恐怖で目を見開きながら震える手で愛銃をそれに向けるだけしか聞出来ず、StG65さんやT65に至っては恐怖でその場に立ちすくんでいた

 

この場にいた俺達を恐怖を叩きつけ、TR小隊を一掃した元凶……その姿は一言でいうなら俺達の倍以上の巨体を誇る白い二足歩行型砲台だ。

胸部正面に備わった一つ目のようなセンサーユニット、胴体部上部……人間なら首に当たる部分に搭載された長砲身の戦車砲、両手の肘から先が頭部のそれよりも小口径の副砲らしき大砲が印象的だった

 

鉄血との戦闘による物か黒く焦げている部分も各所にも見えるもそれを気にせずに俺達の方にゆっくりと近づいてくる

それを見るや否や俺達はダミーと共に一斉に銃撃を仕掛けるも人型砲台の白い装甲に阻まれ、跳弾するだけで歩みを止められなかった。

 

そして、俺達が立っている場所まで十数メートルまで近づくと立ち止まると同時に両腕の副砲を俺達の方へむけた。それを見た瞬間、俺達もTR小隊と同じように跡形もなく吹き飛ばされるのだと想い、俺は足がすくみ……死を覚悟した

 

(だめだ……一回休みか!!)

「砲撃が来る!!総員、散開!!!」

 

そう思った瞬間、俺の聴覚モジュールにM14さんの号令が届いたのと同時に、とっさに近くの瓦礫の影にリーと共に逃げ込むと同時に、複数の爆音共に爆風に衝撃が吹き荒れ、爆音と俺達の悲鳴が周囲に響き渡った

「ウワァァァァァッァァァァ!!!!!」

「キャアアアアアアア!!!!」

 

 

爆風が収まるのを待ってから瓦礫から顔を覗くと俺達が立っていた場所は、近くに会った瓦礫や廃墟等は吹き飛ばされて更地同然になっていおり、逃げ遅れたダミー達の残骸が散乱した

そして、あの白い人型砲台はその場に仁王立ちしたまま、両腕の副砲を着弾地点に向けていた

 

俺を含めて、この場にいるBB小隊とU01小隊全員のダミーをすべて喪失していたのだと確実に理解した。

俺達の銃撃は装甲に阻まれ、カスリ傷程度にしかならないのに、奴の副砲の一撃さえ俺達を簡単にふきとばせるのだとすぐにリカ舌

 

「くそ……攻撃が通用しないよ……どうしよう?」

「リー、今弱気になるな、きっとどこかに弱点があるはずだ」

「でも……」

『BB小隊、U01小隊のみんな聞こえる!!』

「M14さん、聞こえるよ!」

 

不安げなリーの反応と同時に俺達の電脳にM14さんの声が響き渡るのと同時に、リーが力強く答えると俺も彼女の問いかけに応じる

 

「俺も聞こえるよ」

『MP5F。私もパラもまだ戦えるよ』

『P228です。U01小隊はさっきの砲撃で全員負傷している……特に私とAR型の二人は援護射撃はともかく、動き回るのはちょっと難しいです」

「分かった……みんな、反撃するわよ。U01小隊で動けない者はデータリンク、銃を討てる子は援護射撃でBB小隊の支援をして!!」

『でも、私達のダミーは全損の上に私達の銃じゃあいつの装甲を撃ち抜くのは無理だよ。私の焼夷榴弾やリーのグレネードも通用しないわよ。まちがいなく、今度は主砲で一掃されるよ』

「うん……M14さんがあいつの目玉みたいな部分を狙い撃ちするの?」

(確かに……リーのグレネードでも通用しないなら、目玉のようなセンサーユニットを狙い撃つしかんそ)

 

MP5Fさんの弱気な発言に俺は疑問を感じた。俺の思いつく限りじゃ装甲兵器を倒し方のセオリーである非装甲部のセンサー部分を狙い撃ちだが、奴に通用するか……怪しいところだ。

ところは、M14さんの口から予想外もしない言葉ができました

 

『白い奴は()()()()()()()()()()……そこをつくのよ』

『ミス……あ、パラ分かったよ』

『みょ、そういうこですか……白いのは確かに確認をしていませんね」

『パラを思ってる通りよ……じゃあみんなもよく聞いて!!』

 

パラちゃんが納得したのと同時にM14さんが語った作戦とその直後に電脳に響いた声を聞いた瞬間、俺は度肝を抜かれた。

確かに、彼女の半身である銃の口径と特技(スキル)なら奴の装甲が黒く損傷している部分を狙えば、確実に撃ち抜くことはできるだろう……彼女が無事で本当によかった

 

M14さんの作戦を聞いて、俺は隣のリーの顔を見ると彼の顔に先ほどまでの怯えは無かった

 

「リー、行けるね?」

「もちろん……M16も準備イイね?」

「もちろんさ……行くぞ!!!」

 

リーが頷くと同時に、俺達の電脳内にM14さんの号令が響き渡った

 

「みんな、作戦開始!!!!」

「ワッショイ!!!!!!」

「バイツァダスト!!!」

彼女達の号令と共に俺は叫びながら、M16A4をフルオートで目の前の白い人型兵器に弾丸を叩き込む

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。