https://syosetu.org/novel/191561/
今回はBB小隊サイドの制圧戦の様子を描写する予定でしたが……長すぎたので分割ですorz
そして、今回も本編時空から先行登場キャラが登場します
S0■地区に存在する大き目の町の一角に存在する違法カジノには一攫千金を求めるギャンブラーや通常では得られない刺激を求める富裕層が集まっていいた
そして、彼らは演劇場のような大ホールに設置された巨大なモニターに各々の視線を向けていた
モニターに映し出されているのは少し広めな地下室もしくは、シェルターのような部屋の柱に鎖に拘束されたワカと鎖付きの首輪をはめられた三体の人形達だった
さらにワカの周囲には複数の緑色の長方形の物体……爆薬が設置され、その先からは12個の押しボタンが付いた機械とコードのような物で繋がっていた
モニターに映し出された恐怖の表情を浮かべたワカを観客達は嗜虐的な笑みを浮かべながら、ソレが始まるのを待っていた
「今回の人質役はペンギンか……動物型とは面白いじゃない」
「救出役も鹵獲した戦術人形だと言うじゃないか、今回のゲームはどうなるか楽しみだよ」
「前回は6回目だったからな……今回は3回目一本で勝負してみるか」
観客たちの期待と興奮が頂点に達しようとした時、ホールの下手からスーツを着た男――カジノの支配人がマイクを片手に姿を現し、観客を前に声を上げた
「皆さま、本カジノのスペシャルギャンブル、
支配人の言葉に観客達の拍手が響き渡るのを聞きながら、支配人は言葉を続けた
「ルールは簡単、人質役に取りつけ荒れた爆薬と繋がっている13個のスイッチを一人ずつ押していき、何回目でたった一個の起爆スイッチを押すか否かを掛けてもらいます」
『人の皮を被った畜生どもめ!!!!』
「人質のペンギン型人形は生きがいいですな……さて、救出役一人目に押すスイッチをえら……え?」
モニター写し出されるワカを支配人や観客達は嘲笑った瞬間、モニターはシェルターのからキリンを模した面を付けた中肉中背の20代ぐらいの男が切り替わった
『くぅんばんわ!! 秘密調査チーム「アヤルト」のリーダー、Gで~す!!!!』
「な……なんだあいつは!?」
「これも演出か?」
モニターの映しされた場違いなテンションにおどけるGと名乗る若者に支配人と観客達は唖然としているとGは挑発するがごとく、言葉を続ける
『お前らこのカジノに来た事に幸運だと思った方がいいぜ?』
「な………なんだと?」
『なぜか……グリフィンS07前線基地がここを潰すからだよぉ!!!』
ドガァァァァァン!!!!
ジラフの絶叫を合図に大きな爆発音が鳴り響き、残虐なショーを楽しみにしていた観客達は一斉にパニックに陥った
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
「逃げろ!!!」
『違法カジノを制圧してイクゥイクゥ!!』
観客達は一斉に劇場から我先に逃げ出そうとする中で、モニターの中のGはおどけながら叫ぶとモニターは砂嵐だけを映した
支配人はすぐに我に戻ると手元の端末が鳴り出した事に気づいていた
『こちら正門警備隊、支配人応答をしてください!!』
「こちら劇場ホールの支配人、何事だ!?」
『正面ホールからグリフィンらしき人形部隊が襲来、おまけに裏方の撮影用の地下シェルター区画を警備していた連中との連絡が途切れました!!!」
「なんだと!?」
支配人は警備隊からの報告に言葉を失ったがすぐに頭を切り替え、彼らにも吠える如く指示を出した
「すぐに隠し格納庫からケビンとオートモを出し、グリフィンの連中を始末させろ!!!」
『りょ、了解しました!!』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダダダダダダダダダ!!!!!!
ウギャアアア!!!
Gの襲撃が予告されるのと同じ頃、地下のシェルターではワカと三体の人形達の耳にも無数の銃声と悲鳴がドア越しに聞こえていた
「な、なんですの!?」
「これは銃声……もしや、助けがきてくれたのかもな!!」
白いドレスを着た人形が無数の銃声に驚くのと対照的にワカの目に希望の色が浮かべた。
そして、黒髪の人形はワカの発言に言葉を失った
「こんなことが起こるなんて……誰も助けてくれるはずがないと思っていたのに」
「アタシは諦めていないわ……って、銃声が近づいていない?」
赤髪の人形が少し震えながら、シェルターの入口の方を向いた。
その瞬間、大きな銃声がドアの向こう側から響くと同時にドアが蹴り破られた。
そして、そこにはP228を手にし、腰に短めの日本刀型のブレードを提げた戦術人形――P228がシェルターの内部へ足を踏み込んできた
「皆さん、助けにき……ワカさん!?」
「P228じゃないか……ということはBB小隊が助けにきたのか?」
「と、とにかく皆さんの鎖を斬るので動かないでください!!」
P228はワカが捕まっていた事に驚くもすぐに頭を切り替え、手に持った拳銃をショルダーホルスターに納めた
そして、その手で腰のブレードを引き抜くとワカを拘束していた鎖を切断し、その後に三体の人形達の首についている首輪を切断していく
甲高い金属音がシェルター内に響くとワカは両ヒレを動かしたり、体をひねるなどして義体に異常が無い事を確かめると三人の人形達も自分の首の様子を確かめる
その間、P228は他の傭兵達が来るのを警戒して、ドアの方に銃を向けながら叫んだ」
「ワカさん、急いでここから脱出しましょう。ここの警備兵達は全員無力化しました!!!」
「そうだな、P228案内して……」
『こちら管制担当のWです。P228さん聞こえますか、緊急事態ッス!?』
「こちらP228、Wさん何があったんですか!?」
ワカの言葉を遮るように彼女の電脳内に通信が入ると同時に響くWと呼ぶ青年の声にP228が応じた
そして、Wは狼狽えつつも簡潔にこのように言った
『イージスやマンティコアにBB小隊が包囲されて苦戦しているッス!』
「え、どういうことですか!?」
『事前の情報よりもイージスやマンティコアにカスタマイズが施されていたようでヤバイッス』
「そちらのハッキングで無力化できなかったですか!?」
P228の質問にWは半ばあきらめたように言った
『奴らはメインのセキリュティーシステムと切り離されているみたいで……そうだ、囚われていた人形達、デキればRF型かMG型に協力してもらえることはできるっスか?』
「え……協力ですか?」
縋るように言うWの提案にP228は半ば不安げに金髪の人形に視線を向けるとが得意げに言う
「私達の力が必要のようですわね?」
「はぁ、仕方がないね……私も手伝うよ」
「オーケー、ここには他にも捕まった人形達がいるようだし……彼女達にも協力してもらいましょう」
「ありがとうございます、ワカさんもお願いできますか!?」
三人の人形達が協力の意志を示すのをみて、ワカはため息を小さくついた
「はぁ、仕方がない……でも、武器はどうするつもりだ?」
『それについては事前の情報で武器の保管場所は分かっているッス。P228さん、俺が誘導するので囚われた人形達を救出しつつ、保管場所まで向かってください』
「了解……皆さん、ついてきてください」
P228がそう言って、銃を構えながらシェルターを飛び出すとワカ達も彼女の後をついていく
今回の先行登場した『アヤルト』のGとWですが……とあるようつべのアニメチャンネルのキャラがモデルです
たぶん、Gの元ネタが分かれば自然とWの元ネタも分かるかと思います
ちなみにアヤルトのメンバーは後一人います