MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

5 / 75
外伝第二弾も白黒モンブラン氏のDevils front line 主催の大型コラボ企画です
主人公はMALE DOLLSとはIF世界線の未来のM16A4です

さて、今作のM16A4ことツクモは、戦術人形に改修されたタイミングが蝶事件から数か月後となっている事と本編で因縁となる???が存在しない点は本編と同じ境遇です

さて……本来なら、彼も小で出撃するはずだったが……そこにはある事情が関係していまして


Devil shall perish

 BB小隊全員ではなく、俺とM14さんとの二人だけでS11後方支援基地の制圧支援に参加することになったのは他の小隊員達が修復中であることがと俺達の指揮官、サクラ・カスミが例の支援要請に不信感を抱いていたからだ

 

「S11地区特定基地制圧及び対象指揮官の排除」を目的とした特殊作戦――の協力要請と作戦内容を見た指揮官はただ一言だけ

 

「貴様らの汚れ仕事に私と私の部下達を巻き込むな」

 

その時、副官当番だった俺はその時の指揮官の顔が嫌悪感全開に歪む光景に、震えが止まらなかった。

 

作戦名は確かにかっこいいけど、早い話がグリフィンでバカをやらかした指揮官に対する内部粛清である……指揮官の言う通り、完全に汚れ仕事と言われても仕方がない内容だ

おまけに、その基地には悪魔の巣になっているという正気を疑いたくなる事も事柄まで書かれていた

 

だが、俺はこの作戦に参加する事に嫌悪感は感じず、むしろ積極的に参加するつもりだった。制圧対象のS11地区基地は俗にブラック基地と呼ばれる基地で、かつて俺が民間人形だった頃に所属していたF02地区基地を彷彿させたからだ

ちなみに、M14さんもS11地区にブラック基地が存在する事を噂で知っていたらしく、作戦に参加する事を伝えたら、二つ返事で俺に付き合うと言ってくれた

 

けど、俺達が作戦に参加したい事を伝えると指揮官は猛反対した

 

「お前とM14しか動けないBB小隊が出たところで、S10地区の連中の汚れ仕事に巻き込まれるだけだ」

「それでも……俺はこの作戦に参加したいです。もうF02前線基地のような事を見て見ぬフリなんかできません」

「皆もM16A4と同じよ……指揮官、参加の許可を出して!!!」

 

俺の必至の説得の末に、指揮官はS07基地所属のBB小隊ではなく、俺とM14個人による義勇兵という形で作戦に参加するという条件で作戦に参加する事を許可してくれた。

 

そして、指揮官が用意してくれた輸送ヘリに俺達が使役できる最大数のダミーと共に作戦領域であるS11地区へ向かった

 

すべては悪い指揮官とそれに手を貸す人の皮を被った悪魔達に虐げられた人形達の怒りの鉄拳を叩き込みためのお手伝いをするために

 

――――――――――――

 

作戦開始時間まで後30分を切った頃、俺とM14さんも指定位置で、突撃の合図を待っていた。俺とM14さんのダミー達もメインである俺達の号令でいつでも攻撃できるように手にした銃を構えている。

 

「見かけは典型的なグリフィンの基地に見えるよね」

「でも……何か嫌な予感がしますよ。肌が震えるような……この世の常識や法則が歪める何かが潜んでいるような」

 

M14さんが指差す方向を見ると今回の制圧対象であるS11地区後方支援基地が見えた。それと同時にそこから得体もしれないナニカの気配を感じずにいられなかった

それは、蝶事件……鉄血が反乱を起こした時に、人間や鉄血以外の人形を襲う鉄血製戦術人形達を目撃した時に感じた感覚に近い物だった

 

(鉄血人形達は、エルダーブレインの命令で反乱を起こした……じゃあ、シーナ指揮官達が呼ぶ悪魔を操っているのは誰?)

 

俺はあの基地を事実上占拠している悪魔を操っているのは誰なのかを考えてみる。だ

が、電脳に浮かぶ候補のどれもがしっくりこないというよりも悪魔を使ってまで何がしたいのかが全く分からない。

 

「M14さん……あの指揮官は悪魔を使って何がやりたいんでしょうね?」

「う~ん、見当もつかないわ……あっギルヴァさんが演説が始まるわ」

 

M14さんがそう言った瞬間、俺達の電脳内の通信モジュールが今回の作戦の要といえるグリフィンの協力組織の一つである便利屋「Devil May Cry」のギルヴァさんの演説が始まり、俺とM14達は彼の言葉に耳を傾けた。

そして、彼の演説には男性型戦術人形と半ば強調しつつも他の基地から増援として来た協力者と同じように扱ってくれた。

どうしても男性型である俺や修復中でこの場にないリーがイロモノ扱いされた事は一度や二度でもない。

 

(そういえば、S10地区基地のシーナ指揮官も女性型と同じように接してくれたな……S09P基地のユノ指揮官やノアちゃん、それにナガン婆ちゃん達もか)

 

よくよく考えてみると指揮官が汚れ仕事と呼んだように、S10前線基地に協力を要請した人形達も普通とはちょっとズレた面々が集まっている。そもそもDevil May Cryのメンバーには、鹵獲(?)され、魔改造がされた鉄血のエージェントもいるのだ……類は類を呼ぶとはこの事だろう

 

そして、S10地区基地の協力要請に

 

まず、呪われた人形のお姫様こと、ユノ指揮官が率いるS09P基地の面々。

特にナガン婆ちゃん達は俺とは別の男性型戦術人形とも共闘した経験があるのですぐに打ち解ける事ができた。けど……ヤークトフントのイングラムが俺を見て舌なめずりしたよのは気のせいだと思う……思いたい

 

次にG01基地のアラマキ元指揮官曰く「生存のために精神の根本が変質した人間や人形達が住んでいる」という人類生存圏外からやってきたハンターチームが率いるU05地区前線基地部隊。

ハンターチームのリーダーの笹木さんはこの手の怪物と戦ったことがあるというが……あのメイド服をきた人形達は彼の趣味だろうか?

 

そして、俺達がグリフィンとは別のPMCから協力者であり、反対側に陣地を構えているH&R社とその社長で人形でもあるリホ・ワイルダーさん。

彼女とは無線越しでしか会話してないが……ナニカを隠している気がする。それに俺達との野営地と反対側に陣地を構えるという点でもどこか不自然……信用できないな

 

おれがギルヴァさんの演説(ついで、ブレイクさんのチャチャも)聞きながら、思考の海に浸っていた

そして、作戦時間まで後2分を切った瞬間、シーナ指揮官からの号令が俺達に下った。

 

『パーティクラッカー、用意』

「M16さん、ダミーの皆、攻撃用意!!!」

「了解、ダミー達構えろ!!」

 

シーナ指揮官の号令と共にBB小隊、今は義勇小隊長であるM14さんの合図で俺や俺とM14さんのダミーが突撃体制を取る。今回俺の愛銃には銃剣だけを取り付けているが、ダミー達のM16A4にはフェアグリップとホロサイト――弾幕を張って、後衛のM14さんと俺の突撃を支援するための仕様にしている。

 

そして……一瞬の静寂が永遠に感じた瞬間、開戦の火ぶたを切る号令がシーナ指揮官から発せられた

 

『パーティクラッカー、鳴らして』

 

彼女の号令と同時に俺達の背後から水色の一閃が伸びた瞬間、S11地区基地の上空に浮かぶソレを撃ち抜くと同時に大きな爆炎と閃光が夜空を照らした

 

それと同時に黒いフードを被った死神のようなナニカ……悪魔が闇が湧いてくるように現れた

だが、俺達はそれに怯むどころか逆に悪魔を威嚇するかのように叫んだ

 

「攻撃開始、悪魔は地獄に帰りなさい!!」

「ワッショイ!!!!!!!」

 

その叫びで己の恐怖を忘れさせたのか、一切の躊躇なく俺達は手にした愛銃の引き金を引き、弾丸を迫りくる悪魔達に叩き込む




さて……自分が投稿できるのはここまでで後はコラボ企画に参加している皆さまにお任せします(オイ

後作中で、名言されている所属している基地や小隊名は本編でも登場する

本編では指揮官代理というポジだったサクラもこの世界線の時間軸では立派な指揮官の一人としてM16A4を指揮しています

気になる点や感想があれば、どうぞコメントやメッセージでどうぞお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。