MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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色々あって、遅れました

今回は集会遅れながらサメ編です

ちなみにタイトルのSRSはシャーク・リアリティ・ショックの略です

そして、前半はうちの子いいとこ無しと例の彼女を間接的に登場させました


グリフィンの奇妙な航海:SRS

俺達を乗せた調査船団が幾度も海賊に襲われても協力して撃退しただよな

主に万能者さんやリバイバー、EA小隊の面々が大暴れしたんだよな……

あれは俺達も出る必要なかったよね……と思ったな、というか俺達が出る必要なかったよね?

本当に万能者は規格外だな……

 

〈あなたも戦闘に参加してください〉

 

「A4、しっかりしろ!!!」

「お兄ちゃん、しっかりして……に食べられちゃうよ!!」

「M16A4さん、正気に戻ってよ」

 

A1姉ちゃんとSOPちゃん、Sg550さんが何か言っているな……というか揺らさないでくれ

 

たしか、調査船団が海上プラントに到着した際に、異世界から迷い込んだという人達とであったんだよな

SFSや平行世界のグリフィン所属の戦術人形と指揮官、彼女らと敵対しているPMCレイブンとか聞くだけでも頭が痛くなる話だよね

過去に悪魔と対峙した事があるだから、平行世界の一つや二つあってもおかしくないか

しかも、バレッドさんの話によると彼女らとは以前に会ったことがあるという……すごいな

〈今はそんなことを考えている場合じゃありません」

 

なんだろう、さっきから幻聴が聞こえる……あぁ、ROさんとリーの声じゃないよね

だれだろう……というか、リー肩を揺らさないでくれ

 

「RO、完全に意識があっち側に持ってかれている!」

「しかたがありませんSTARは彼を後方まで引っ張ってください」

「分かった……手間がかかる義弟ね」

「こんな異常な光景、だれでもショックを受けま……危ない!!」

「くそ、……にしては連携がうますぎる!?」

「弾幕を絶やすな!!! 甲板に上陸されたら、船内に進入させるな!!」 

<このサメ達は明らかに異常だというのに……>

 

15姉ちゃんに体を船内へ引かれていくのを感じながら周囲を見るも甲板上に飛び乗ろうとするアレにG36Cさんが展開するフォースシールドに弾き飛ばされる光景が目に映った

その側では、ワカさんが戦闘ユニットに懸架したMK48機関銃二挺とグレネードを、アラマキ元指揮官がM2重機関銃を用いて海面を群がるソレに機銃掃射を浴びせていた

 

〈周囲への判断力は残っているようですね……〉

 

そう、海上プラントを発って一日が経った時、俺とリーが目的地の新島での班分けを考えてた時に非常警報が出て、甲板に出た瞬間にアレを見ちまったんだ

〈どうやら、少々手荒な方法を使うしかないようですね〉

海面を埋め尽くすほどのサメの群れが調査船団を迫ってくるのを……

オマケに異世界から来た人形やPMCの面々の常識外れの攻撃を目にして、俺の思考は完全に止まったのを感じた

 

(なんだよ……サメを踏み台にして飛び込んで、自爆するなんて……訳が変わらないよ)

〈は……これは少々手荒くやる必要があるようですね〉

 

余りに襲ってくるサメとそれに対抗する常識外れの行動の数々に異常な光景で半ば思考停止においやれていた

 

「なんだよ……B旧映画の世界に迷い込んだのか」

「いえ、これは現実ですよ」

「え……誰、どこだ?」

 

M4姉ちゃんに似ているようで、違う声が聞こえた

おれは声の主を探そうと視線を動かすも声の主はどこにもおらず、見えるのは海面に群がるおびただしい数の鮫の群れとそれと対峙する人形達や船員だけだたった

「見間違いの」首を傾げると同じ声……いやどこか苛立ちを籠ったソレがはっきりと俺の耳に飛び込んだ

 

「ルニシアの足を引っ張らないで。いい加減現実に帰ってきてください!!」

「はぎゃあ!?」

「きゃあ、!?」

 

その声と同時に俺の電脳に凄まじい衝撃いや、頬をはたかれたような痛みと主にと共に俺の意識ははっきりとし、周囲の状況をはっきりと認識できた

それと同時に俺の身体を引っ張ていた15姉ちゃんは驚き、俺から手を放してしまった

そして、俺の身体が甲板に倒れこむと同時にはっきりとした痛みと共に現実へと戻った事を認識した

 

「ちょっと、呆然としていたかと思ったら、今度は叫ぶなんて……どこまで私を振りますつもりなの?」

「ゴメン……もう大丈夫だから、皆の加勢しにいこう!!」

 

俺は立ち上がると提げていた愛銃のM16A4を構えると甲板を乗り越えようとする比較的小柄のサメに向けて引き金を引いた

 

その時にはつい先ほどまで聞こえていた声は聞こえなくなっていた

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

サメの襲撃から数時間後

 

「まさかこのようなサメに出くわすとはな……」

「このサメたちは一体なんだ?」

「わからん……少なくとも自然界じゃ存在しない種なのは確かだ」

 

アラマキは船内に侵入したサメの遺骸の一つを興味深く見ていた

その側では作業用ユニットを装着したワカが船内に転がるサメの遺骸を掴んではコンテナに放り込んでいた

それを見たアラマキは手を顎に当て、考え始めた

そして、数分後に彼の脳内に一つの仮説が浮かび上がった

 

「もしや……群生していた海域こそがサメ達の本質なのかもしれん」

「どういうことだ?」

「簡単に言えば、あのサメの群れは海の地雷原だよ」

「は、そう言う事か!?」

 

アラマキの言葉を耳にしたワカは彼の言葉の真意を理解した

 

 

「つまり、あのサメ達は俺達を新島に近寄らせないために誰かが作り出したといいたいのか?」

「そうじゃ……だとすれば、あの新島にはナニカがある。ワシ自身が乗り込むべきじゃろう」

「じゃあ、予定通り……俺とSG550が海上班、他は上陸班だな?」

 

ワカの提案にアラマキは首を横に振った

 

「いや、M16A4とSG550、それとワカが海上班に回す予定だ」

「え、どういうつもりだ?」

 

アラマキの答えに首を捻るワカに彼は静かに話し始めた

 

「おそらく上陸班も海上・海中班もこのサメと同等かそれ以上のナニカと遭遇する可能性が高い」

「確かに、あのサメだけとは限らない」

「それと……途中で合流した面々で頭数は増えた分、海上班に人員を回せる余裕あるからな」

 

アラマキは少し歯切れが悪いように言うとナニカを思い出したように手を叩いた

 

 

「そうじゃ、ワカよ……サメを調理するから回収し終えたら調理場までコンテナを運べとのお察しじゃ」

「はぁ? このサメ……食えるのか?」

 

予想外の指示に呆然とするワカに対して、アラマキは肩をすくめた

 

「先ほどの調査でサメに有毒な成分は含まれていないのは分かっている」

「だが……味はどうなんだ?」

「食っても死にはしないのは確かじゃろうな」

 

ワカの疑問にアラマキは投げやりに答えるしかできなかった

 

 




前半に登場した声だけの彼女……分かる人は分かると思いますが例の彼女です
ここまで様々な色々な経験したなら、彼女も出しても問題ないかな?とも思いまして……

そして、班分けですが以下の通りです
海上班にはM16A4、SG550,ワカ
上陸班にアラマキ、リー、G36


オマケ:1
サメの襲撃があった日の夜
M4の船室にて

M4「ねぇ……A4が正気に戻ったのは貴方の仕業?」
??「えぇ、あのままカカシになってもあなたの足手まといにしかならないから」
M4「例の大規模作戦の時も最悪の夢まで見せて、あなたは何が狙いなの?」
??「このままあなたの中に引きこもっているわけにもいかないと思ったからよ」
M4「どうこうこと?」
??「いずれわかる事よ……もうすぐ朝よ」
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