MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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外伝集第三弾は、oldsnake氏の破壊の嵐を巻き起こせ! との大型コラボです
https://syosetu.org/novel/180532/

ちなみに、NTK氏の『人形達を守るモノ』主催のコラボで話題にも触れています

作中の時間軸は坑道突入からアサルターと会敵するまでの間をM16A4視点で描いています


S10地区R&H社制圧作戦2

作戦(ミッション)開始!! BB小隊、坑道内に突入しろ!!』

「了解、みんな行くわよ!!」

 

指揮官と小隊長のM14さんの号令で、俺達BB小隊はR&H社が不法に占拠しているという薄暗い坑道の入り口へ足を進める。それと同時にEA小隊とDG小隊から派遣された世にも珍しい男性型鉄血ハイエンドのリバイバーも一足先に坑道へ入っていく

 

それを見たスコーピオンさんが面白そうに先に進む彼女達の背後を見ながら口を開いた

 

「さすが、規格外の16lab製戦術人形と鹵獲鉄血ハイエンド達で構成されたEA小隊とDG小隊のリバイバーだね。あんな重武装であたし達とほぼ同じスピードで動けるんだから、驚きだよね」

「……そうですね」

 

スコーピオンの軽口に元気なく答えるP228さんに、隣のG36Cさんが心配そうに見ていた。何か気になる事でもあるのか?

 

「どうしましたか、P228?」

「いえ……DG小隊の一人が参加すると聞いていたので、スミスさんと一緒と思っていました。まさか、リバイバーさんの方が来るとは思いもしませんでした」

「私はウェイターさんがくるかと……Warum(なんで)?」

「皆はバレッドさんが来ると思っていました……」

「あはは、あたしは9A-A1(ノア)が来ると思っていたけどね、M16A4もそんなに怖い顔をしないの」

 

P228さんの言葉にスコーピオン以外のBB小隊の面々が暗い顔をする中でスコーピオンだけが振り返って俺に微笑みをかけた。

きっとBB小隊の爆弾や鹵獲ハイエンドの中でもヤバイと噂されているEA小隊のマーダーや寝返るまでの経緯で不信感しか持てないリバイバーと共闘することになり、俺が荒れていると心配してくれたんだろう

 

けど、今は任務中だ……任務に集中させるためにBB小隊の皆に向かって声をかけた

 

「今は任務中だ。任務が終わった後で、本部でサインでも、握手でも頼めばいいでしょう」

「そうで……皆さん、警戒! 前方でリバイバーさんが何かに気づいたようです」

 

突然、P228が片腕に広げて静止させると俺達もその場で足を止め、俺達のダミー達に全方向に銃口を向けさせる。

ちなみに俺もダミーも愛銃には共同と言う事もあって、共に銃剣のみを取り付けたシンプルな仕様だ。

 

そしても、俺達BB小隊よりもすぐ前を進んでいたEA小隊も彼女達の先頭を進んでいたリバイバーによって静止させていた。彼も何かに気づいたのか?

そして、EA小隊の隊列で後方のバルカンさんがリバイバーに対して問いかけた

 

「どうしたリバイバー?」

「……何もなさ過ぎる。ここから先に罠がある可能性があるな。見ててくれ」

 

そういって彼は近く壁を殴って砕いていくつか破片と手に取った。それを投げたり、転がした瞬間、投げた破片が壁から現れたターレットに砕かれ、転がした破片は床に触れると爆発した。予想はしていたが、罠だらけだな

 

「なっ…!? マジかよ…!」

「これじゃまともに進めませんよ…」

 

バルカンさんと赤毛の戦術人形……M2A1火炎放射器、通称フレイムさんが驚く中、P228さんが無言で両脇のホルスターからP228を抜くと彼女のダミーも続く用に銃を構える

 

「私とダミーの目で地雷の……リバイバーさん!?」

「おい、リバイバー、何をするつもりだ!?」

 

P228さんが前に出ようとした瞬間、リバイバーも一歩に前に出るのを見て俺が問いかけると彼は俺の方を見て疑問に答えた

 

「簡単だ。今から罠を壊すから、頭上に気を付けろ。一応電磁フィールドを張っておくがな」

「おい!?」

 

リバイバーはそう答えると両肩甲骨から伸びるアームに接続された盾に取りつけたから円盤場のユニットを8個ずつ切り離すとちょうど俺達全員の頭上に浮かべると電磁フィールドが張り、一見すると巨大な電磁フィールドの傘が出来上がる

 

そして、俺が静止を無視して、奴は両腰に接続された大型レーザー砲、VSLCを構えると坑道内の壁や天井、床にレーザーを照射した。

その直後に坑道内仕込まれたであろうターレットや地雷の爆発音が坑道内に響き渡った後には、坑道内はボロボロになった

 

「これで奥のゲートまでは平気だ。一応まだ罠があるかも知れないから俺の後ろを一列についてきてくれ」

「あ、あぁ…」

「私の出番はなさそうですね……」

 

やり終えた顔で俺達を見たリバイバーが先に進む姿を遠い目で見るP228さんを見つつ、俺達は隊列を整え直して坑道内を進む。

けど、スコーピオンさんは少し顔を青くして、焼け焦げた坑道の天井を指差しながら呟いた

 

「これ、途中で崩れたりしない?」

「まだ、大丈夫そうですが……これが何度も続くなると崩壊するかもしれない」

 

M14さんの言葉に俺達は顔を青くした。ここで落盤で生き埋めなんて、ごめんだぞ

 

 

 

 

 

しばらく、坑道内を進んで最初のゲートを通ると再び先ほどの罠だらけと似たような坑道が続いていた。

 

けど、今度はバルカンさんの提案で床の罠だけをリバイバーのレーザー砲で一掃した後に天井や壁に隠されたターレット等はこちらで対処する作戦で坑道のダメージを最小限にしつつ、俺達は坑道内を進んでいた。

 

(もし……同じようにリバイバーのVLSCで罠をすべて薙ぎ払っていたら、俺達生き埋めになっていただろう…ん?)

 

俺が坑道が落盤するかもしれないという事に寒気を感じたのと同時に、マーダーが俺の方に笑みを浮かべていた

 

「マーダー、俺の顔に何かついているのか?」

「今気づいたんだけど、あなたが放っている殺気に混じって、焦りのような物を感じたけど、何か不安な事でもあるの?」

「!?」

 

マーダーの言葉に俺は言葉を一瞬、言葉を失った。まさかこいつ、BB小隊の爆弾プラグラムの事に……

 

「マーダー、挑発するな!!!」

「だって、レストの殺気と違って焦りのような物を感じたの。それに憎しみの焦点も彼と違ってブレているのも気になってね」

「……どういうことだ?」

 

バルカンさんの静止も無視して、ニタニタ笑うマーダーは俺を半ば嘲笑うように言葉を続けた

 

「彼には明確な復讐相手がいた。けど、あなたの復讐相手は鉄血と曖昧よね。じゃあ、明確には誰を殺したいの?」

「……マーダー!!!!」

 

マーダーの言葉にカッとした俺は思わず、手にしたM16A4をマーダーに向けようとした。

だがその瞬間、俺達の電脳内にカスミ指揮官の凄まじい怒号が響き渡った。

 

そこまでだ、お前ら!!!

「指揮官!!!」

「あら……指揮官さん、ちょっと邪魔しないでよ」

 

それを聞いた俺は思わず体を硬直させるが、マーダーはどこ吹く風と言わんばかりに口を開くも指揮官は言葉を続けた

 

『お前ら、仲間割れをする暇があったら、先を進め!! それ以上言うとこっちにも考えがあるぞ』

「……ッ、分かったわ。指揮官の言う通りに先を進みましょう」

 

マーダーが舌打ちすると先を進むのを見て皆は再び坑道内を進み始めた

俺も皆についていこうとした瞬間、個人回線で指揮官からの通信が電脳に届いた

 

『M16A4、お前の気持ちは分かるが……バレッドとM82A1の信用を裏切るなよ。もし撃っていたら……分かっているな?』

<分かっていますよ。指揮官>

 

俺はそう言って、通信を切るとBB小隊の隊列に戻って坑道を進み始める。

それと同時に一人の無表情で一人の戦術人形の言葉が電脳内に浮かび上がった

 

 

 

それはバレッドさんからリバイバーの事を教えられて、通信が切った直後にM82A1さんが俺に通信をいれたのだが………その時の通信内容と表情が忘れられなかった

 

 

『バレッド……愛しい弟の信用を裏切らないでくださいね。もしも、ペイロード――顔も知らない私の妹に何かあったり、弟の言葉を無視して味方のハイエンド達を後ろから撃つような真似をすれば……ワカリマスネ?』

『……アッハイ

 

 

M82A1の言葉に背筋がゾッとするも冷静さを取り戻して、M16A4を構え直しつつ、先の見えない坑道を俺達は進んだ




すいません……マーダーの煽りにうちの子がキレました
パラレル時空はネームレスの因縁が存在しないので、鉄血その物を憎いんでいるのですが、殺意の焦点が若干ぶれているのです
本編だと鉄血……特にネームレスが復讐相手に認識しているですが、ここだとその認識が鉄血その物に変わっています

ちなみに、例の一件はカスミ指揮官はペルシカさんに報告するつもりです

リバイバー……M16A4以外のBB小隊員達が面食いでごめんなさい
NTKさんの所でファンクラブがあると知ったら書きたくなりまして
ちなみに、P228ちゃんはスミス派です

そして、バレッド……姉者さんを暴走させて、ほんとにごめんなさい!!!orz
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