ビルド NEW WORLD~Masked Rider Lyricar Build~   作:ミノル

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戦「天っ才物理学者の桐生戦兎は時の庭園にてプレシア・テスタロッサとついに出会う。そこで俺はフェイトがプレシアの娘、アリシアのクローンであることを知る。プレシアのフェイトは娘ではないという発言に父、葛城忍のことを思い出しながら怒りを爆発。プレシアへの皮肉としてフェニックスロボフォームとなりこれを撃破するのでした。さあ、いったいどうなる第…」
龍「ちょっと待てよ!俺やすずかたちの話はどこ行ったんだよ!?すずかとアリサが誘拐されたり、すずかが吸血鬼だったりしたろ。」
戦「あんなの尺あわせの為にちょっと書いただけだろ?」
龍「ふざけんな!いいからちゃんと紹介しろ!!」
戦「はいはい、仕方ないから最後にちょっとだけ触れてやるけど…えー、万丈はすずかとアリサを助ける為に誘拐犯に立ち向かうのでした。さあ、どうなる第8話!」
龍「って本当にちょっとだけじゃねえか!!」



第8話 ロストした正義

「おらぁ!!」

 

俺は誘拐されたすずかとアリサを助けに来た俺は拳銃を持った連中に囲まれたけど、もうその連中は全部殴り飛ばした。

 

「嘘だろ…あの数をたった一人で、それも素手で…」

「万丈さんすごい…」

「どうしてこんな奴が格闘技界で無名なのよ…」

「おい、もうお前だけだぞ?」

 

俺は最後の一人にそう言って近づく。

 

「くそ、こうなったら御神の剣士用に取ってたがこいつで…」

 

そう言って男がなんかのスイッチを押すと男の後ろの方から何かが動き出して俺の前に現れた。

 

「…な!?嘘だろ!何でこの時代に、ハードガーディアンがあるんだよ!?」

 

俺の前に現れたそいつは旧世界で難波重工が西都との代表戦の後に使い始めたハードガーディアンだった。

 

「ハードガーディアン?何を言っている?こいつは俺が作らせた対御神用の兵器だ!!」

 

こいつが作らせた?確かによく見たらハードガーディアンに似てるけど所々違うな。

 

「こいつは生身の人間がどうにか出来る奴じゃないぞ、もうお前はおしまいだ!!」

「だったら、これしかねえか…」

 

2人の前だけど仕方ねえ…俺が腰にドライバーをつけるとドラゴンの奴が飛んでくる。

 

「ドラゴン?何でアイツが…」

「万丈さん…?」

 

やるか…

 

『Wake Up!』

『Cross-Z Dragon!』

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』

 

俺は2人の前で仮面ライダーに変身した。

 

「な、なんだその姿は…何なんだお前は!!」

「俺は…仮面ライダー…クローズだ!!」

「仮面ライダー…」

「クローズ…」

「いくぞ!!」

 

俺はそう言ってガーディアン擬きに殴りかかった。殴った感触は前の世界のハードガーディアンと大差ねえ…てことは…

 

「くそ、やっぱ普通のクローズで殴っても威力が足んねぇか…」

 

けれど無い物ねだりは出来ねぇ。スクラッシュドライバーは随分前に壊れたきりだし、マグマナックルもあの空間の裂け目の中でエボルトに体を乗っ取られる前に戦った時に壊れちまってる。エボルトから盗ったボトルも新世界になった途端に消えちまったしな。

 

「殲滅対象確認、排除シマス…」

 

そう言ってガーディアン擬きは取り付けられた銃を全部こっちに狙いを定めて撃ってきた。

ただの弾丸じゃクローズの体はびくともしないけどよ、こっちの攻撃も通じねぇ。

 

「それでも、負けられねぇんだよ!!」

 

普通に殴ったって効果がねぇならいきなり必殺技だ!!

 

『Ready go!』

『ドラゴニックフィニッシュ!』

 

俺は後ろに出てきたドラゴンを右腕に取り込んでそのままその手でガーディアン擬きを殴る。

殴った箇所から爆発が起きてそのガーディアン擬きはバラバラになった。

 

「そんな…対御神の為に資金全てを注ぎ込んだ兵器が…」

「…2人は返してもらうぞ。」

 

俺は放心してる男をそのままにすずか達をつれて倉庫を出る。後は警察にでも任せればいいだろ…

 

 

 

 

「大丈夫だったか?」

「なんとか…」

「それより万丈!アンタ、あれは何よ!?」

 

俺は2人に確認するとアリサの奴が突っ掛かってきた。

 

「さっきも言っただろ?あれは仮面ライダークローズ。いわゆる正義のヒーローだ。」

「正義のヒーローって嘘臭いわね。」

 

アリサの奴…まあ俺も初めはそう思ってたけどな。

 

「あ、あの…」

 

すずかが声を出す。

 

「さっきの事なんだけど…」

「吸血鬼って奴か?」

「結局、あれって本当なの?」

「…うん。私もお姉ちゃんもお父さんもみんな夜の一族…吸血鬼だよ…」

「けど吸血鬼って日の光がダメじゃねえのか?」

「ううん。私達夜の一族はそういうのじゃないんだ。私達は人の突然変異みたいな物なんだよ、人によってはみんなが想像するような吸血鬼が出来ることが出来る人もいるけど、私とお姉ちゃんは無理…私の場合は運動が人より出来るぐらいかな…」

 

すずかは俯きながら話を続ける。

 

「けれど、夜の一族全員に共通した特徴はあるよ…一番有名なのは血を吸ったり、傷の治りが早かったり…処置しだいだと手が取れてもくっつくんだ…後すごく長生きで、最低でも200年くらいは生きるんだ。ごめんね黙ってて…もうアリサちゃんやなのはちゃんのお友達じゃいられないね…」

「な、何言ってんのよ!」

「だって私、化け物だもん!!」

 

すずかの奴が泣きながら叫ぶ。

 

「アリサちゃんが私のこと知っても親友って言ってくれて嬉しかったけど、それでも私は化け物だから…いつかはアリサちゃんも私のこと気持ち悪いって思うもん!!今はそうじゃなくても、先の事なんてわからないよ…」

「すずか…」

 

たく、こいつは…

 

「いいじゃないか、今は友達ならそれで。先の事はわかんねえんだろ?だったら考えてたってしょうがねえだろ?それに、人間じゃないからって、友達でいられない理由にはならないだろ?」

「…万丈さんにはわからないよ。化け物の私の気持ちなんて。」

「…わかるぞ。」

 

ああ、多分誰よりもわかる。

 

「俺も…人間じゃねえからな。」

「え?」

 

すずかがやっと顔をあげた。

 

「俺さ、妊娠2ヶ月目で生まれたんだ。体重3203gの元気な赤ちゃんでな…」

「はあ!?ちょっと待ちなさいよ。妊娠2ヶ月?それでそんな元気な赤ちゃんが生まれる訳ないじゃない!!」

 

アリサが突っ掛かって来る。そうなんだよな…

 

「だから俺の体は国の研究所で調べられてよ。そしたら、この地球にはいない生き物の…ようは地球外生命体の遺伝子が見つかったんだってさ。俺はその頃の記憶はよく覚えてねえんだけど。」

「万丈さん…」

「これ知った時は俺、動揺しちまってな。そんな筈ねえ、俺は人間だって…もう頭ん中ぐちゃぐちゃになっちまって、そんで飛び出してよ。さんざん悩んで…けど答えは簡単だった。」

 

ほんとに簡単な事だったな。

 

「その答えって何ですか。」

「俺が仮面ライダーってことだよ。例え人間じゃなかろうと俺は、愛と平和の為に戦う。それが、俺の信じた仮面ライダーだ。結局はな、お前が本当はどうしたいのかなんだよ。」

「…いいのかな?私、アリサちゃん達と友達のままで…」

「だからさっきからそう言ってるでしょ!!アンタが嫌だって言っても、アタシはあんたの友達をやめるつもりはないわよ。」

「うん…うん!」

 

すずかの奴は泣きながら何度もアリサに頷き返してた。

 

 

 

 

 

 

私は、今日は一人で学校から帰ってました。

 

「なのは。」

「ユーノ君?」

 

ユーノ君が迎えに来てくれました。首にレイジングハートを下げて。

 

「レイジングハート、治ったんだ。」

Condition green.(おかげさまで好調です)

「…また、一緒に戦ってくれる?」

All right, my master.(もちろんですよ、マスター)

「あっ…」

 

レイジングハート、今…

 

I was watching your efforts.(私は、あなたの努力を見てきました)|If you are a master I will do my best.《あなたがマスターでいてくれるなら、私は全力であなたの力になります》』

「レイジングハート…ありがとう…」

 

やっと、レイジングハートが認めてくれた…

嬉しくて笑顔になっていると、

 

「なのは…」

「うん、わかってる。」

 

ジュエルシードの気配…

 

「いくよ!レイジングハート。」

『Stand by ready,Set Up.』

 

私はバリアジャケットを展開してそのままジュエルシードの反応の場所まで飛んで行きました。

 

 

 

 

 

 

 

「フェイト、もう大丈夫なのか?」

 

俺は時の庭園で気を失って、今起きてきたフェイトに体の調子を訪ねる。

 

「うん、大丈夫。バルディッシュも行けるね?」

Recovery complete.(修復は完了しています)

 

フェイトと修復されたバルディッシュが答える。まあ、バルディッシュは俺も修理に手を貸したから問題ないのはわかってたけどな。

さて…

 

「感じるね、アタシにもわかる…」

「俺のビルドフォンもジュエルシードのエネルギー反応をキャッチしてる。」

「うん、近くにある。」

 

とりあえずジュエルシードを集めないとな。プレシアの目的に関係無くあれはほっといていい物じゃないし…フェイト達にはアリシアの事は言えないな、きっと今のプレシアに依存してるフェイトじゃ耐えられない。

 

「いくよ。アルフ、戦兎。」

「「ああ。」」

 

俺達はジュエルシードの反応がある場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「万丈様。この度はアリサお嬢様とすずか様が大変お世話になりました。」

「いや、俺は別に…」

 

俺は2人を迎えにきた執事の鮫島さんにそう答えた。

 

「よろしければなのは様のお宅までお送りいたしますが?」

「いや、俺まだやることがあるんで。」

「そうですか。それではお嬢様、すずか様参りましょう。」

「万丈さん、ありがとうございました。」

「ありがとね、万丈。」

「おう、またな。」

 

2人は鮫島さんの車で帰って行った。

 

「さて、俺も行くか!」

 

俺はまたジュエルシードを探す。俺の勘が正しけりゃ、ジュエルシードは…

 

「こっちだ!!」

 

俺は近くの廃工場まで走って行った。

 

 

 

 

 

 

フェイト達と一緒にジュエルシードの反応のある廃工場に来た。

 

「あっ…フェイトちゃん。」

 

そうしたら反対側からなのはが来た。

しばらくその場で沈黙が流れる。

 

「おかしいな?ここにあると思ったんだけどよ…おっ、なのは!」

 

その空気を遅れて来た万丈が破った。

 

「龍我さん!?どこに行ってたんですか!?連絡出来る方法がないから困ってたんですよ!!どうやってここが?」

「決まってんだろ?俺の第六感。」

「ま、またですか…」

 

悪いな、なのは。万丈のそれにはもう慣れてくれ。

 

「ところで、ジュエルシードはどこだよ?」

「それがどこにも…」

 

なのはが万丈にそう言おうとしたところですごい物音がした。全員でそっちを見ると機械の塊のようなのが現れた。

 

「何、これ?」

「多分、ジュエルシードの異相体。」

「そいつがこの辺りの機械を取り込んでんだよ。」

 

なのはの疑問にユーノが答えてそれにアルフが補足する。するとその異相体が体からなのはとフェイトに向かって機械の腕を伸ばす。

 

「え?キャー!」

「フェイトちゃん!レイジングハート。」

『Protection』

 

フェイトは吹っ飛ばされてなのはは防御魔法を張る。だけど…

 

「そんな!?キャー!」

 

防御魔法は砕かれてなのはまで吹っ飛ばされる。

 

「なのは!」

「フェイト、大丈夫かい!?」

 

ユーノはなのはに、アルフはフェイトに駆け寄る 。

 

「だ、大丈夫だよ。アルフ…」

「私も、大丈夫…ユーノ君。」

 

まずいな、動きが速いし攻撃も重たい。フェイト達だと荷が重いな。

 

「フェイト、アルフ…下がってろ。」

「なのは、ユーノ…お前らもだ。」

 

俺と万丈が異相体の前に出る。

 

「戦兎?」

「龍我さん?」

「俺達がこいつの相手をする!」

「お前らはその後2人でこいつを封印しろ!」

 

俺達はそう言ってドライバーを着けてボトルを取り出す。

 

「さあ、実験を始めようか?」

 

『Kaizoku!』『Densya!』

『Best match!』

『Wake Up!』

『Cross-Z Dragon!』

『『Are you ready?』』

 

「「変身!」」

 

『定刻の反逆者、カイゾクレッシャー!イェーイ!!』

『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』

 

変身した俺達は異相体に向かって行く。

 

『カイゾクハッシャー!』

『ビートクローザー!』

 

俺は海賊ボトルと電車ボトルの弓型武装、カイゾクハッシャーを取り出して牽制として放ちながら近づきカイゾクハッシャーのカトラスアンカーエッジで、万丈はビートクローザーで異相体に斬りかかる。

 

「硬っ!?また硬い奴が相手かよ!」

「また?」

「ここに来る前にちょっとな…こうなったら…」

 

『ヒッパレー!』『ヒッパレー!』

 

万丈はビートクローザーのグリップエンドを2回引っ張って斬りかかる。俺はカイゾクハッシャーのビルドアロー号を引き絞る。

 

「おらぁぁっ!」

 

『ミリオンヒット!』

『各駅電車~、急行電車~』

 

「はぁ!!」

 

ビートクローザーの直接攻撃からそのままミリオンヒットの斬撃を飛ばす事で攻撃が多段ヒットする。

万丈の攻撃に合わせて俺もカイゾクハッシャーをチャージ2段階目で放つ。そのチャージショットが当たり異相体の外装は吹っ飛ぶ。

けれど…

 

「嘘だろ!?吹っ飛ばした鉄屑がまた一つに…」

 

吹っ飛んだ外装はすぐにもと通りになる。

 

「だったら、最大攻撃を同時に叩きこむぞ!!」

「おっしゃあ!!」

 

『各駅電車~、急行電車~、快速電車~、海賊電車~』

 

俺はビルドアロー号をまた引き絞りカイゾクハッシャーをフルチャージ状態にする。

 

『スペシャルチューン!』

『ヒッパレー!』『ヒッパレー!』『ヒッパレー!』

 

万丈はロックフルボトルをビートクローザーに装填してグリップエンドを三回引っ張ると次にドライバーのボルテックレバーを回す。

 

『Ready go!』

『ドラゴニックフィニッシュ!』

『メガスラッシュ!』

 

万丈は炎のドラゴン型エネルギー、クローズドラゴン・ブレイズを左腕に取り込み、次にビートクローザーから鍵状のエネルギー刃を生成して飛ばし、そいつに左腕に取り込んだドラゴン

のエネルギーを放つ。ドラゴンは鍵状のエネルギーを咥えて異相体に突っ込む。

 

『ボルテックブレイク!』

 

それに合わせて俺もカイゾクハッシャーのフルチャージショットを放つ。

この同時攻撃に今度こそ異相体の体が全部吹っ飛ぶ。

 

「よし、今度こそ…」

「いや、なんかおかしいぞ?」

 

よく見たら外装どころか異相体の本体やジュエルシードもいなくなってた。

そして、吹き飛んだ外装の残骸がまるで意思があるように俺達に飛んでくる。

 

「うわ!?」

「万丈!ぐはぁ!?」

 

残骸は俺達を吹き飛ばすとまた一つに纏まる。

 

「龍我さん!」

「戦兎!」

「外装が吹き飛ぶと同時に自分から分裂したんだ。外装に守られてる限り封印魔法は届かないのが本能みたいのでわかってるんだよ。」

「なんとか外装越しでもダメージを届かせて自分から分裂する余裕をなくせばなんとかなるんだけどね…」

 

ユーノとアルフがそう分析するのが聞こえる。外装越しにダメージを届かせれる攻撃。ベストマッチ以外の強化フォームならおそらくそれが可能だ…けれど、現状それに変身出来る強化アイテムは一つしかない…万丈が昨日起動させたハザードトリガー…けれど、これは…

俺の中でかつて暴走して青羽を殺してしまった事が思い起こされる。ハザードトリガーは万能強化剤『プログレスヴェイパー』を体内に浸透させてハザードレベルを上昇させる事で高い戦闘能力を引き出す。けれど、この強化剤は全身…つまり脳まで浸透し、脳がその負荷に耐えれなくなると自我を失い、ビルドを目の前の敵を殲滅するまで止まらない殺戮兵器に変えてしまい自力での変身解除が出来なくなる。

非殺傷設定を追加した今なら確かに死なせる事はないけど、それは同時に殲滅対象がいなくならないから永遠に相手をなぶり続ける事となり、前より凶悪さが増している。

制御装置であるフルフルラビットタンクボトルが修復出来てない今、どうしても易々とは使えない。暴走したら万丈やフェイト達を巻き込んでしまう。

今の万丈は通常のクローズにしかなれない。いくらハザードレベルが互角でも、それじゃあハザードフォームを止める事はできない。

こんな事ならスパークリングの修理を早く済ませておけばよかった、多分こいつをどうにかするのはそれぐらいで十分な筈なんだ。

 

「…使え。」

 

悩んでる俺に万丈がそういう。

 

「何言ってんだよ?」

「だから使えよ、ハザードトリガー。暴走しても絶対に止めてやる!」

「ふざけんなよ!今のお前は通常のクローズにしかなれないんだぞ!?それで暴走してオーバーフローモードのハザードフォームを止めれる筈が…」

「それでも止めてみせる!今あのジュエルシードをほっといたら大変な事になんだぞ?今、出来ることをするしかないだろ!!」

「万丈…」

 

そうだ、今はあのジュエルシードを止めれなかったら…あれを野放しにしたら大変な事になる。

俺は意を決してハザードトリガーを取り出す。

 

「万丈…頼んだぞ…」

「ああ、まかせろ…」

 

俺はハザードトリガーのセキュリティクリアカバーを外すとBLDハザードスイッチを押す。

 

『Hazard ON!』

 

そして、俺はビルドドライバー上部にあるBLDライドポートにハザードトリガーを刺すとボトルを活性化させてツインフルボトルスロットに刺す。

 

『Rabbit!』『Tank!』

『Super best match!』

『ドンテンカン!ドーンテンカン!…』

 

スーパーベストマッチの音声の後にいつもと違う待機音声が鳴ると、俺はボルテックレバーを回した。

 

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!…』

 

何かを建造するような音声と共に俺の前後にいつものスナップライドビルダーとは違う、真っ黒な金型状ハザードライドビルダーが形成される。

 

Are you ready?(覚悟はいいか?)

 

「…ビルドアップ…」

 

俺はハザードライドビルダーにプレスされる。金型が開かれるとそこには…

 

『Uncontrol switch!Black hazard!』

『ヤベーイ!』

 

全身真っ黒で他の色は複眼部分のラビットの赤とタンクの青のみの仮面ライダービルド、ラビットタンクハザードフォームに変身していた。

 

「勝利の法則は…決まった…」

 

俺はそう言って異相体に殴りかかる。俺の今のハザードレベルならすぐには暴走状態にはならない。だから一気に決める!

俺のパンチやキックの一発一発で外装が剥がれて中の異相体本体にダメージが通る。

 

「これで…終わりだ!」

 

再びボルテックレバーを回す。

 

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!…』

『Ready go!』

『ハザードアタック!』

 

俺は右足に紫のオーラを纏ったライダーキックを異相体に放つ。ライダーキックが当たると異相体が吹き飛び、本体のジュエルシードが露になる。

 

「今だ!」

 

俺はそう言って2人に封印を促す。

 

 

 

 

 

 

戦兎の合図と同時にバルディッシュを構える。

 

「ジュエルシード、シリアルVII…」

「封印!!」

 

白い女の子と一緒に封印する。

同時に封印したからかジュエルシードがその場に留まる。これからこの子とジュエルシードを賭けて戦わないといけないけど今は…

 

「戦兎、やったよ!!」

 

私はそう言って戦兎に近づこうとしたら、もう一人の仮面ライダー、戦兎の仲間の万丈がそれを手で制して来た。

 

「…今のアイツに近づくな…」

 

そう言われてまた戦兎の方を見ると。戦兎は静かにその場でただ立っていた。

なんだろう?いつもの戦兎じゃない…というより、今のビルドからは戦兎を感じない…なんだかとても…怖い…。

 

『MAX Hazard ON!』

 

ビルドがドライバーに着けた装置のスイッチを押してまたレバーを回し始めた。それと同時に万丈は戦兎に向かって走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!…』

『Ready go!』

『Over Flow…』

 

戦兎の奴が暴走して身体中から紫のオーラを吹き出したオーバーフロー状態になる。

 

『ヤベーイ!』

 

俺はそんな戦兎に…ビルドに殴りかかるけど俺の拳をあっさり掴んでビルドは俺の腹を殴りつける。

 

「ぐふぅっ!」

 

俺の体はくの字に曲がってそこをさらにビルドは殴り続ける。俺も負けずに殴り返すけど全部受け止められる。

 

「戦兎!?どうしたんだい!!そいつはアンタの仲間じゃ…」

「何言っても無駄だ!!今のこいつは自我がねぇ、暴走してんだ!!うわぁ!?」

「暴…走?」

 

俺が犬の使い魔にそう言ってるところをビルドは俺を殴り飛ばした。そして、ビルドは俺を殴り飛ばした後にフェイトの声に反応してフェイトの方を向くとゆっくりと歩いてく。

 

「お願い…やめて…」

 

ビルドは構わずフェイトに近づく。まずい!!このままだとアイツが!!俺は立ち上がるとビルドに殴りかかる。

 

「お前の相手は俺だ!!」

 

ビルドは俺の攻撃を避けるとまた俺に標的を移した。そして俺はビルドとの殴り合いを続ける。そして、殴り合いながら隙があればハザードトリガーを外そうとした。けれど、ハザードトリガーに伸ばした腕を捕まれてそのまま投げ飛ばされる。

 

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!…』

 

ビルドは投げ飛ばした俺を見るとレバーを回し始めるから俺も立ち上がってレバーを回す。

 

『『Ready go!』』

『ハザードフィニッシュ!』

『ドラゴニックフィニッシュ!』

 

そんで俺とビルドは互いにライダーキックを打ち合う。

 

「ぐわぁ!!」

 

俺のライダーキックはビルドのライダーキックに打ち負けて、俺は変身を強制解除されながら吹っ飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

「龍我さん!!」

 

暴走してる戦兎さんは龍我さんを吹き飛ばすと一番近くにいたフェイトちゃんに振り返って歩き出しました。

 

「フェイトちゃん!!」

 

私は飛んでフェイトちゃんの前に庇うように立ちました。

 

「止まってください、戦兎さん!」

『Divine Shooter』

 

私は戦兎さんに向かってディバインシューターを何度も撃ちます。けれど、それを戦兎さんは手で弾きます。

 

「そんな!?」

 

私は何度も打ち続けるけど戦兎さんは止まりません。そんなとき…

 

「はあ!」

 

フェイトちゃんの使い魔さん…確かアルフさんだったかな?…が、戦兎さんに殴りかかりました。

 

「戦兎、しっかりしな!!」

 

そう言って戦兎さんに掴みかかるけど、そんなアルフさんを戦兎さんは容赦なく殴り飛ばします。そしてまたこっちに歩いて来るけど、今度は緑色の魔力の鎖が戦兎さんの手足を縛ります。

 

「なのは!!今のうちに逃げて。」

 

ユーノ君が戦兎さんにチェーンバインドをかけてそう言って来るけど…

 

「ダメ!このままだと戦兎さんが暴走したままだよ!!」

 

私がユーノ君にそう言ってるうちに戦兎さんはそのバインドを引きちぎって私の目の前に向かって来ます。

 

「なのは!!」

「止まってぇぇ、戦兎ぉぉっ!!」

 

ユーノ君とフェイトちゃんの声が叫んでる間も戦兎さんはその手を振りかぶります。そのとき、何かが戦兎さんに飛んで来て当たりました。それは、龍我さんの武器ビートクローザーでした。それが飛んできた方を見ると生身の龍我さんがたってました。

 

 

 

 

 

 

俺が少し気を失ってる間に不味いことになってた。犬の使い魔は吹っ飛ばされてて、ビルドはなのはに殴り掛かろうとしてたからすぐにビートクローザーを投げた。ビルドはまた俺に狙いを変えた。

 

「戦兎、約束通り絶対止めてやる…」

 

俺はドラゴンボトルを振る、そしたらボトルの色が紺色から銀色に変わる。俺はそいつをドラゴンに刺した。

 

『Wake Up!』

『Cross-Z Dragon!』

 

俺はそのドラゴンをドライバーに入れてレバーを回す。

 

『Are you ready?』

 

「…変身…」

 

『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』

 

そして、俺はいつもと違う銀色のクローズに変身した。




次回予告

「今の俺は…負ける気がしねえ!!」

銀色のクローズ!?

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。」

動きだす管理局

「私達に力を貸して頂けないでしょうか?」

第9話 ガーディアンが動きだす

「条件がある…」
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