強いままニューゲーム!リザードンも一緒!   作:氷結アイスブリザード

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リザードン無双!

「サトシ、ピカチュウが一番のパートナーなのはわかるが、せめて手持ちに一匹ひこうタイプのポケモンを常に持っておくのじゃ」

 

オーキド博士が言うにはもしピカチュウのストーカー三人組にピカチュウを気球で持ち逃げされたら大変だというのだ

そのときひこうタイプのポケモンがいれば気球を追跡や撃破もできるからだという

せめてその地方のひこうタイプのポケモンゲットするまでは手持ちに入れとくよう注意された

 

 

「ここがイッシュ地方か!」

 

「ピッカ!」

 

初めて訪れた地域。初めて見るポケモン

サトシは相棒ピカチュウと一緒に新たな旅をすごく楽しみにしていた

マメパトやシキジカ、イッシュではどこにでもいるポケモンでもサトシたちにとっては初めて見るポケモンなのだ

 

「あ!あの人の持っているポケモンも初めて見るポケモンだぞ!」

 

「ピッピーカ!」

 

同じ飛行機から降りてきた人に近づくサトシ

 

「こんにちは!そのポケモンなんていうんですか?」

 

「このこはニャスパーていうのよ。カロス地方のポケモンよ」

 

「パニャパーニャ」

 

「へえーすごくかわいいポケモンですね」

 

「ピカピカ」

 

「ありがとうそのピカチュウもかわいいわよ」

 

「………」コクリ

 

「そのポケモンは?」

 

「ニュオニクスよ。ニュスパーの進化系でオスとメスでは色も覚える技も違うのよ」

 

(カロス地方か…)

 

かわいらしく鳴くニャスパーと落ち着いた物腰をしているニャオニクスを見ていつかカロス地方も行ってみたいなと思うサトシ

そのとき

 

ゴロゴロ…

 

「なんだ…このすごい雷の音は」

 

暗雲が空に広がっており、バリバリと電気が漏れている

 

「よし!いって見ようぜ!ピカチュウ!」

 

「ピッカ!」

 

「あっ!きみ危ないわよ!」

 

「ニャパー」

 

ニャスパーを連れた観光客は止めるが猛スピードでかけていったサトシには聞こえていなかった

 

 

 

「このあたりか…一体あのポケモンはなんだ」

 

「ピーカ?」

 

いつ落ちてくるかわからないほど雷鳴を響かせる暗雲を見上げるサトシとピカチュウ

そのとき、強烈な雷が暗雲から降り落ちてきた

 

「ピカチュウ!」

 

それはピカチュウめがけて落ちてくる

しかし

 

 

 

 

 

「あれ?」

 

「ピカ?」

 

その雷は有り得ない方向にねじ曲がった

その先には

 

「サイドーン!」

 

なんとサイドンがいた

 

「どうしてこんなことろにサイドンが?でも助かったぜ

危なかったなピカチュウ」

 

「ピーカ」

 

そのサイドンはサトシと同じ飛行機に乗っていた観光で来たカントーのトレーナーのものだった

サトシと同様雷を見に来たのだ

偶然とはいえピカチュウはサイドンの特性ひらいしんのおかげで弱体化をまねがれたのだった

 

「ひどいよ…こんなの…あんまりだよ…」

 

せっかくの出番をモブトレーナーのポケモンに台無しにされて落ち込むゼクロムさんであった

 

 

 

 

すっかり快晴になった青空の下、サトシはカノコタウンを歩いていた

 

「それにしてもどのポケモンも知らないポケモンだな。さっきのサイドン以外」

 

「ピカピカ」

 

「くぅ~楽しみだぜピカチュウ!今度こそリーグで優勝しような!」

 

「ピィーカ!」

 

まだ見ぬポケモン。まだ経験したことのないバトル

シンオウリーグではベスト4で終わってしまったが今度こそはベスト2いや優勝だ

ピカチュウも戦闘意欲を高め、電気袋から電気を漏らしていた

 

「ふん。君のような余所者が出られるほどイッシュリーグは甘くないよ」

 

見下したような発言が聞こえ、ムッとしながらサトシとピカチュウが振り返る

 

「だれだおまえ?」

 

「イッシュリーグは田舎地方のトレーナーが戦えるほどレベルは低くない。万が一出られたとしても予選敗退がオチさ」

 

「そんなのやってみなきゃわからないだろう!」

 

「ピカー!」

 

初対面の相手に完全になめた態度をとる少年に頭にきて怒鳴るサトシとピカチュウ

 

「ふん。威勢だけはいいね。まあ、その元気がいつまで続くことだろうね」

 

全く気にせず小ばかにしながら持っていたカメラで無断で写真を撮る

 

「おい、なに勝手にピカチュウを撮ってるんだよ!」

 

「ビカーピカチュウ!」

 

「旅の記念さ、基本だろ?ましてイッシュにいないポケモンだしね」

 

そんな基本誰が決めた

 

「きみ、そこらへんにいるポケモンではしゃいでいるとこ見ると新人トレーナーだろう。それに進化してないピカチュウといい」

 

少年のあまりの見当違いの推理に怒りを忘れ、呆れる一人と一匹

 

「決めた。僕の最初の対戦相手は君だ。いま僕はここでポケモンバトルを挑む」

 

「ここでか?周りの他の人やポケモンがいるからもっと広い場所がいいんじゃないか?」

 

「フン、君みたいな田舎者相手にそんな心配いらないと思うけど

まあいいさ、すぐ近くに広場がある。そこでやることにしよう」

 

もはや怒る気にもなれないサトシとピカチュウ

やれやれと思いながら少年に案内されフィールドに向かうサトシとピカチュウ

近くで話を聞いていた人達もピカチュウのバトル見たいようでついて行く

 

「あのピカチュウのレベルの高さに気づかないなんて…あのシューティーってガキ負けるな」

 

一人の目の腐った(ように見える)男がそんなことをつぶやいていたことを誰も気づかなかった

 

「まあ、暇だしマックスコーヒー飲みながら見物するか」

 

男はそのまま他の見学者と同じようにサトシたちの後ろについていった

 

 

 

 

 

「勝負は一体一!先にポケモンが戦闘不能になった方が負けだ」

 

「ああ、それでいいぜ!」

 

「ピカッ!」

 

「いけ!ツタージャ!」

 

「タージャ!」

 

「あれは…」

 

ポケモン図鑑でスキャンするサトシ

そのデータを見て

 

「へえーイッシュ地方の最初の三体のポケモンのうち一体か」

 

「さあ君はどう戦う?基本がなってない君はくさタイプのツタージャに対してそのピ「いけ!リザードン!」えっ?」

 

「グルゥ」

 

なんとサトシがバトルに出したのはリザードンだった

そうオーキド博士に言われて手持ちに入れたひこうタイプのポケモンはリザードンだったのだ

ヨルノズクやオオスバメにしようかとも思ったがスズラン大会に呼んでもらえず里帰りしていたリザードンは少しだけ拗ねていた

その気持ちを理解したサトシはリザードンを手持ちに選んだのだ

修行先には許可をとっている。知らないポケモンとバトルするのもいい修行になるだろうと

 

「なっ!?そんなポケモン持っていたのか!ピカチュウが出てくるとばかり…」

 

「なにいってんだ?くさタイプに相性がいい炎タイプを選ぶのは基本だろ?」

 

「っ!?」

 

サトシの皮肉にシュータロウは苦虫つぶしたような顔をする

それを見て、してやったりと表情を浮かべるサトシ

ピカチュウも黒い笑みを浮かべていた

 

(なんで田舎者の初心者トレーナーがこんなポケモン持っているんだ!見たところ炎タイプだけでなく、ひこうタイプかドラゴンタイプのどっちかのタイプを持っていそうだ…

どっちにしたってめちゃくちゃ不利じゃないか!)

 

大見得きって勝負挑んだシューティーは動揺していた

ここであっさり負けてしまったらとんだ赤っ恥だ

 

(いや、そうだ!あのポケモンは親の物に違いない!そうだ!そうに決まっている!だったら初心者トレーナーの指示はきかないはず!仮に聞いたとしてもあのトレーナーが的確な指示を出せるとは思えない!よし!勝てる!)

 

ムリヤリ自分の都合のいい解釈をするシュータロウ

それが幻想であったことをこのあと彼は知る

 

(リザードン!前いっていた戦い方やってみようぜ!)

 

「グルゥ」

 

「マサラタウンのサトシ対カノコタウンのシューティのバトルをはじめる

はじめ!」

 

モブの開始と合図と共にシューティーが速攻かけてきた

 

「ツタージャつるのムチだ!」

 

「タージャ!」

 

「リザードンそのままむかいうて!」

 

「グル」

 

なんとリザードンは攻撃しようともよけようともせずつるのムチをそのまま受ける

その出来事に見物人も不思議に思い、シューティーはやっぱり初心者だと口元をニヤリと吊り上げていた

だが

 

「なっ!?全くきいてない!」

 

「タ、タジャ…」

 

効果いまひとつとはいえ リザードンはケロリとした表情を浮かべていたのだその光景にサトシとピカチュウ以外驚いていた

 

「グルグルゥ」(いいマッサージだ。もっと右肩を頼む)

 

「タ、タジャ」(レ、レベルが違いすぎる…)

 

主人と違い、戦う前からとても勝てる相手でないとわかっていたツタージャも想像以上だったようだ

 

「くっ、こうなったらグラスミキサーだ!」

 

しびれを切らしたシューティーが大技で決めようとツタージャに指示を出した

無駄とわかりつつツタージャは指示に従って技を放つ

 

ドカーン

 

またも正面から技を受けたリザードンを見て安堵するシュークリーム

 

「フッ、これでどうだ…」

 

勝ち誇った表情を浮かべるが

 

「なに勘違いしているんだ?」

 

「えっ?」

 

「まだバトルは終了していないぜ」

 

煙が晴れたそこには

 

「グルゥ」

 

「なに!?」

 

「タジャ!?」全く無傷なリザードンが立っていた

 

そのときツタージャはこう聞こえた気がした

 

「グルゥグルル」(いまなにかしたか?ククク…)

 

「………」

 

「グルァ」(そろそろ死ぬか?)

 

「タージャ!」

 

「お、おい!どうしたツタージャ!」

 

恐慌状態になるツタージャ

リザードンの名誉のために言っておくと「もうやめとけ」と言っただけである

 

「よし!いけリザードン!」

 

「グルゥ」

 

リザードンから放たれた巨大な炎がツタージャに命中し、ツタージャはそのまま目を回して倒れた

 

「勝者マサラタウンのサトシ」

 

モブが試合終了の合図した後シューティーは( ;゜Д゜)な顔をしていた

 

「な、なんだ今の炎は…まさか噂に聞くブラストバーン!?そんなバカな…」

 

「えっ、ちがうぞ」

 

違うのか!?だったら、だいもんじかオーバーヒートか

見学者もザワザワする

そんな人々にサトシが一言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いまのはブラストバーンではない…ひのこだ」

 

 

「「「なっ!?」」」

 

そんな人々を満足げにピカチュウは眺めているのだった

 

 

 




一話目なので文章多目に投稿しました
次からは量を減らします
人気や気が向いたら続き投稿するかも
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