時は少し遡る。数人の藍鷹騎士団員が
帰ってきて間もないというのに何かを作っている彼らに当惑していた藍鷹騎士団員だったがなんとかエルに状況を説明し、そこで彼らは2組に分かれた。
1組はリオタムスらに状況を報告するべくカンカネンへ戻り、もう1組はリオタムスから与えられた任務を連絡網で各地に届けるべく藍鷹騎士団員が詰めているであろう中継地点へと馬の頭を向けて走り出す。
一方で再び
どうすればいいんだとばかりにダーヴィドは渋い顔をしてエルと話していた。
「ウィングキャリアーは改修中、ツェンドリンブルも整備に時間がかかる。どうすんだ?」
「うーん、残タスクは……よし。ウィングキャリアーの残作業が外壁に細工をするのみなので、こうなったら移動しながら行いましょう」
「はぁ? 空を飛びながらレビテートシップの改修とかふざけてるのかい!?」
1個中隊分の整備台を船倉内の回転体と固定具にしっかり接続していたデシレアは、エルとダーヴィドの会話に口を挟む。空を往く
一考の余地もなく却下だろうとデシレアは叫ぶが、ここでダーヴィドはまさかの長考。最終的に『内壁に"当たり"を付けるぐらいで良いだろう』と危険性が皆無かつ次の作業がやりやすくなる作業を提案する。
その提案にエルも賛成し、作業中の危険性が限りなく低くなる提案をしたダーヴィドの機転にデシレアは口笛を吹いて賞賛する。
「流石だね、これで下に落ちることはないよ」
「気を抜くんじゃねぇぞ。こいつ、"とりあえず作りましょう"って思考だからこれ以上変なことを思いつかないように見張ってねぇといけねぇ。あの戦争の頃なんて、間に合わないって理由で銀色小僧に空飛んでる状態のレビテートシップの外壁工事を押し付けてんだぞ」
「失敬な。公正なるあっちむいてほいの結果、アルがやることになっただけです!」
「えぇい、喧しいわ! 人が出来るギリギリの難題を見極めたうえで赤子のように駄々をこねおってからに! 一番性質が悪いんだよ!」
不服そうな表情でダーヴィドに抗議するアルと似た騎士団長を前に、デシレアは
***
そして、時はエル達がカンカネンでアルを回収。補給の片隅でニキチッチ達に新たな改修を施してカンカネンを経った頃に戻る。
ヤントゥネンからツェンドリンブルという移動に秀でた
それぞれの肩装甲には異なったエンブレムが彩られていることから、多数の騎士団から集められたその集団は後方の簡易指揮所を中心に小隊に左右に長く広げた隊形に展開していく。
彼らの眼前にある森林地帯の奥からは乱立する木々よりも大きな魔獣が顔を覗かせながら向かってきており、その上空には1隻の
そんな戦いと呼んで良いのか分からない場に新たな
「すまない、遅参した! 道中、徒歩で歩いていた騎士団を見つけてな!」
「いえ、むしろ揃って参陣されてありがたいです」
複数の騎士団長の中から代表として一番位が高い貴族の騎士団長であるモルテンがアーニィスと話す。
「あのー、それぞれ随分特徴的な機体に乗っていらっしゃいますが?」
「そうか? 私のはアルフォンス副団長からもらった装備だが、他のは領地柄というものかもしれぬな!」
「あ、私もアルフォンス副団長からもらった設計図や構想を基に改造したものを……」
「自分もです」
「私もですな。昇降装置以外にも色々いただいたらしく、鍛冶師が嬉々として作っておりました」
ディスクゴード侯爵の朱兎騎士団、セラーティ侯爵の緋犀騎士団、ケルヴィネン伯爵の
『あなた方もですか』という言葉がハモり、そのハモった声にそれぞれが吹きだす。その彼──騎士団のアルフォンス・エチェバルリアという潤滑油もあってか、彼らはすっかり意気投合。本来は朱兎騎士団で行う手はずであった簡易的な補給/補修拠点の敷設を4騎士団合同で行うこととなった。
(すっごい珍しい現場を見てる気がする)
様々な思惑がある貴族間。当然そこに雇われている騎士団も例外では無い。
今回はアルヴァンズが王族代表の存在として纏め上げているのでなんとか体裁は整っているが、本来はセラーティとケルヴィネン間のような婚姻関係を結んだ貴族の騎士団や領地が隣り合った貴族がたまに共同戦線を張ったりするのがほとんどで、それ以外は領地も戦力も異なった他の騎士団が集団で何かをするのはレアケースである。
それが1つの騎士団──否、1人の人間の存在でこうも作用するとは思わなかった。改めて銀鳳騎士団の有用性を垣間見たアーニィスは、一旦緋犀騎士団で『手を用いた作業が出来ない』機体だけを防衛役として前に出すよう指示をしながら拠点の敷設を終えた後の配置について頭を悩ませ始めた。
「ほほう、そのハンマー。アルフォンス閣下製だとお聞きしましたが、なにやら仕込んでいますな?」
「うむ、柄のボタンを押すとマギウスジェットスラスタによる加速で威力を上げるのだ。他にもうちの騎士団は多かれ少なかれ彼らの影響を受けて多少なりとも改造を施してある」
「こちらも似たようなものですな。ツェンドリンブルも有用性を間近で見て急遽騎士を増やして対応したものです。他にはボキューズも近いので、修理や補給を簡潔にする良い案はないかといったところで"武器腕"なる技術がアルフォンス閣下から送られてきたらしく。主には申し訳ないが、積極的に使わせてもらっています」
「うちも似たようなものだ。主は渋い顔をしておられたが、使えるものを有効的に使うのが騎士というものだ」
指揮所から少し離れた場所に投下されていく建築物資が詰められたコンテナを一箇所に集める傍らで、モルテンと緋犀騎士団長がそれぞれアルが(特に連絡もなく)渡してきた装備についての感想会を展開している。
モルテンの最も得意としているハンマーに
そして、『ある』意味ではディクスゴード公爵と深い繋がりを持つセラーティ領。こちらも本人から(勝手に)もたらされた技術によって独自の
ボキューズの近くという悪立地。魔獣との連戦も日常茶飯事ゆえにこの地を守護する一部の鉄の巨人は武装を握ることを放棄し、腕そのものを武器へと変えた。
俗にいう『武器腕』と呼ばれるこの腕は、腕自体が1本の
また、攻撃を受けた際の故障や武装自体が喪失した際には、肩ごと武器腕を入れ替えるだけといった通常の腕に比べると格段に早い修理作業で戦闘が再開できるため、『戦う』という一点だけに置いては非常に心強い。
残念なことに建築や手を使った作業は出来なくなったが、それは騎士団長のような手を持つ
そんな感想会の最中でも彼らは話すことに集中せず、ずっと手を動かし続けている。周りを見ても同じように自身の装備がどのような物か、自分はどういった役割でそのためにどういった戦い方をするのかなどを作業をしながらも紹介をしている朱兎騎士団と緋犀騎士団所属の
(見るからにあの副団長は早々に禁を破っているな)
周囲の有様を見てかなり前に話したとされる『他の騎士団に謝礼代わりに新技術を渡すな』という禁を早々に破っていることをモルテンは察するが、これ以上は元主の血管が損傷しないように。なにより、魔獣相手に役に立ちそうなのでこのことは自身の心の内に隠すことに決めた。
「そちらも……アルフォンス閣下とはお知り合いなんですね」
そして、錬度や装備の目新しさにかけては彼らよりかは小規模ながらも、伯爵位としてはかなりの戦力を保有する緑貂騎士団や紫馬騎士団も例外ではなかった。朱兎騎士団の
「以前、私どものところから銀鳳騎士団に引き抜かれたものがおりましてな。その縁で閣下には便宜を図ってもらえてます。あの方は私のような戦場での槍働きしか出来ぬ者に再び力を取り戻させる神ではないかと思いましたよ」
「いやー、単純にやりたかったことをやったら偶然助けられる人が居たからじゃないですかね。…………それにしても、随分と大掛かりなオプションワークスですね」
「えぇ、引き抜かれた者と閣下から送られた"ナンブ"なるものを見た鍛冶師達が喜びのあまり数日で実用化しましてね」
紫馬騎士団長は自身の
最初にアルがフロイド経由でリテイラー家にもたらしたのは、ナンブの情報であった。元々
実際にナンブを作りながら運用する中で彼らはナンブの利点や弱点といった物を協議を重ね、『配線が弱いのなら巨大な
「学生上がりの時分からやる気があるのは良いんですがね、バランスとか行軍速度も考えてもらえるとね」
「あれを徒歩で行軍はきついですね」
どうやらあれでもサイズダウンしていたらしい。なまじ卒業後に来てくれた人材だからキツく言い過ぎて辞められても困るのか、紫馬騎士団長は日ごろの苦労を濃縮したようなため息をつく。
しかし、バランスも多少改善されたこの
巨大な
魔力が続けばという枕詞が付くが。
「そちらも……たしかトゥエディアーネの装備ではありませんでしたか?」
「次期当主様と奥方様が閣下と仲が良くて……なんやかんやありましてね。ショートスピアを絶え間なく飛ばすようになりました」
そう言う緑貂騎士団の騎士団長機や緑貂騎士団所属のカルディトーレのサブアームは一般的なカルディトーレと比べてかなり長く、五指を備える握り手にはトゥエディアーネの装備である
ただ、その
「操作には慣れが必要ですが、近づかないのが一番の安全策なのでね。そのおかげでうちもかなり魔獣被害が減りました」
「どの領地も工夫してるんですね。なにぶん規模が小さい騎士団なので、こうやって別の騎士団の方々と交流というものがないので」
「どこかの誰かのおかげですかね」
今もどこかで『そちらにとっても悪い話ではないと思いますが?』と言ったような提案を囁いているのだろう笑いつつ、しっかりと仕事も果たす騎士団員達。建築がしやすいようしっかりと土地を均した上に簡易的な
ひとまずの拠点が完成したことで防衛戦の安定性が増した──と、思いきや。
「鍛冶師と騎乗していない騎士はそれらの運用をせよ」
「それは……なんでしょうか?」
「臼……でしょうか?」
下ろされた物体に隣で見ていた緋犀騎士団長が疑問の声を上げる。
農村によくある臼を連想させる短くて肉厚な砲身。ただ、火薬技術があまり発展していないセッテルンド大陸では見慣れないものだったため、
「いや、俺も詳しくは分らんのだがな。なんでも瓦礫やらを中に込めてから魔力を流すと、大気系の魔法によって込めた物が押し出される……んだったか?」
どうやら持ってきた本人も詳しい仕組みはわかってないらしい。ただ、試射した感じだと広範囲に攻撃を加えることが出来、今回のことに使えそうだからとモルテンは恥ずかし気に言う。
結局、モルテンの『使えそう』と発言した砲は延べ30門が指揮所近くに並べられ、それぞれに連れてきた
すると、建築物資や砲を吐き出した
これは事前に決められていたことで、カルダトアと比べると法撃のしやすさも相まって燃費が少々上がったカルディトーレの魔力の補給場所だ。
ようやく防衛戦も磐石になりだしたところで遅参してきた4騎士団の
「朱兎騎士団は中央に布陣。紫馬騎士団は我々の後ろで法撃による支援を頼む」
「緋犀騎士団は左翼あたりに布陣。緑貂騎士団と合わせれば十分な火力になるだろう」
アーニィスから具体的な布陣位置が各々の騎士団長に共有され、それぞれの騎士団は
万が一にもこの防衛線が抜かれかけても、後方には
しかし、魔獣というものはいくら知恵や策を練っても人間よりもはるかに優れた膂力と獣特有の規格外な行動によって策をたやすく食い破る恐ろしい存在だ。現に──。
「なんだ!? レビテートシップが!」
突如、大気を引き裂く音を引き連れたナニカが、森の上空で
しかし、そんな悠長な進路転換を見過ごすほど魔獣は人類に優しくない。
突然の被弾に緑貂騎士団は慌てて森の中に
ここ数年の幸運を全て使い果たしたかのような九死に一生を得た
「信号法弾を上げろ! 戦闘準備!」
アーニィスの声に近くのカルディトーレの
無論、未だ敵の姿は見えていない。しかし、森の中から
だが、このまま素直に滅ぼされる
「ガッ」
「棘が飛んできた! 散開しろ!」
木々の合間から
未だ敵と殴り合ってもいないのにここで無駄な損害を出せないと判断したそれぞれの騎士団は盾を持った
しかし、再び森の奥から例のナニカが空高く打ち出された。打ち上げられたナニカは、次第に重力に従って左翼に集まった部隊の下へと落ちていく。
「落ちてくるぞ! 走れ、走れ!」
「撃ち落そうとするな! 走れ!」
その存在に気付いた
直後。凄まじい地響きと共にナニカが地面に突き刺さる。落ちた周囲から既に退避していた部隊は
先ほどから
「棘だ。でかい個体でも居るのか?」
「団長、あれを!」
騎士団長の言葉に被せるように騎士団員が
「いかん! 部隊に連絡しろ!」
信号法弾による合図が空を彩る。そして、その報告を皮切りに展開していた部隊のあちこちからも同じような色の信号法弾が上がり、各騎士団は密集した状態から散開し始める。
すると、またもや大気の切り裂く独特な音が聞こえる。今度はどこからなにが来ていたのか観測していた騎士団が多々あり、やはり
しかし、落ちてくる速度や破壊力はたしかに脅威だが、
問題は射程範囲だが、未だ指令所や臼砲部隊が狙われていないことからそんなに射程がないと判断した各騎士団は、山なりに飛んでくる棘に注意しながら前方に火力を集中させるように指示する。
ただ、その指示には落とし穴があった。
「くそっ、火力が!」
「こっちにもっと法撃をよこせ! 抜かれるぞ!」
「おい、誰かクィーンの攻撃をみた"ッ」
次々と森を抜けて侵攻して来る
それでも必死に法撃を放つナイトランナー達。しかし彼らは今、『こちらに向かってくるシェルケースへの法撃』、『
なお、それらのタスクを一度でも誤った場合。
「緑貂騎士団、左翼の援護に回る! 付いてきてくれ!」
「朱兎騎士団は右翼だ! 紫馬騎士団も手伝って欲しい!」
そんな戦場の最中、中央や中央寄りの左翼に布陣していた4騎士団は最低限の機体を中央に残してそれぞれの方向に動き出す。
ただ、遠距離に重きを置いた機体のため、緑貂騎士団は予備の
だが、左翼の損耗は緋犀騎士団の想定よりも酷いものだった。集中的な曲射攻撃によって部隊間の連携が取りづらく、魔獣らも1匹がやられても一切萎縮することなく死骸を押し潰しながら突っ込んでくる。小型種のみに集中していると、遠距離から棘の集中砲火や堅牢な甲殻に守られた大型種の攻撃で操縦席ごと機体が破砕される。
そんな酷い有様に緋犀騎士団の戦闘を走る1個小隊──バルトサールの隊のカルディトーレが首を縦に動かしたかと思うと一気に増速する。
「バルトサール、隊を乱すな!」
「ですが、ここからでは法撃が届きません! 俺の……いえ、俺達だけでも行かせてください!」
バルトサールの隊は全員、バルトサールと似たような年齢の者で構成されている。おそらく救援と言う気持ちが先走ったのだろう。
ただ、ここで諌められるほど左翼の形勢は良くない。むしろ、カルディトーレだからこそあそこで持ちこたえていられる有様だ。苦渋の決断に迫られる騎士団長に、バルトサールは少しだけ速度を落として騎士団長機の横につく。
「先に仕事しやすいように整地をしてくるだけです」
「…………許可する」
落ち着いた声量のバルトサールに騎士団長は許可を出す。許可をもらったバルトサールは先に行かせた小隊に追いつくと、さらに速度を上げた。受けるよりも回避が得意な彼らが扱いやすいよう軽量化が図られた機体はぐんぐんと食い破られそうな地点に近づき、持ち前の機動力を活かした法撃戦を仕掛けていく。
こうして、左翼の戦線は一時だが安定する。右翼側も数が多い朱兎騎士団の活躍により、多少の被害は出たがなんとか落ち着きを取り戻しつつあった。
***
「騎士団長、そろそろ戦闘域に入ります」
「先ほどすれ違ったレビテートシップから長距離攻撃が報告されていますので、もう一度森へは近づかないように連絡をしてください。ニキチッチを出撃させた後は予定通り、指揮所周辺で部隊を展開します」
ようやく戦場の端に到着したイズモとアサマ。周囲には近衛騎士団や紫燕騎士団所属の
なぜ彼らが森からの脅威を把握しているのか。それは、先ほど損傷があまりにも酷い
「了解です。あちらにニキチッチを出撃させるよう伝えます」
エルの指示に
アサマの艦橋ではその符号を素早く解読したアルが同じく艦橋に居たエドガーらに出撃を宣言し、4人は揃って降下甲冑を纏うと揃って船倉へと向かう。船倉にたどり着くと、デシレア含む出向組やデュフォールから共に移動してきた
「いくら"色々"馴染みの物を突っ込んだからといっても過信はダメだよ」
「分かってます」
そう言って彼らはニキチッチに乗り込む。カンカネンを訪れた時と異なり、ニキチッチの操縦席には前方180度に
さらにアルの機体は心臓自体も積み替えているのだが、それは後ほど話すことにしよう。
「アディ、僕達が発艦したら艦橋の指示に従って高度調整をしてください」
「分かった」
各ニキチッチの後ろに鎮座しているエクスワイヤ・チックをクレーンで引き上げている最中、アルは船倉の再奥に座り込んだカルディトーレに声を掛けると、カルディトーレからアディの返事が聞こえる。
そのカルディトーレには
それもそのはず──。この機体は魔力をエーテルに再変換して
無論、非常時に備えてエーテライトも半分ほど貯蔵しているが、今は
ちなみに、イズモの方は
「エクスワイヤ・チック接続完了。制御をナイトランナーに移譲します」
エクスワイヤ・チックの補助腕がニキチッチの背を掴む。これによりニキチッチとエクスワイヤ・チックは物理的に連結を果たした。連結を成した際に生じた振動と
それぞれの強化魔法の範囲を同期し、連結することで
無事に合体を果たした4機のニキチッチはエクスワイヤ・チックの
「昇降機を上げな! ニキチッチのお披露目だよ!」
昇降機の上がる振動と音を感じながらニキチッチは甲板に出ると、十分なエーテルが
「テストの時も思ったが、これは2機分の資材を使うことになるんじゃないかね?」
「そうですね。ですが、こうやって飛ぶだけでも価値はあるかと」
エクスワイヤ・チックにも
ただ、今はこうして悠長に機体の所感を話し合っている場合では無い。離れていくイズモとアサマの背を見送りながらどこの戦線がマズいのかアルは戦場を見回す。
「偵察装備をつけてこなかったのが痛いですね。……っと、なんかヤバげな物が着弾しましたし、あそこに行きますか」
遠い戦場の風景を見ても状況がよく分からず、アルは途方に暮れる。すると、森から半身見えている
後ろで待機していた3機もそれに倣って左翼の地上目指して一斉に
というわけで2度目のクィーンシェルケースです。
巣分けがある以上、巣に残ったやつが強いということからデッドリーシェルケースのように棘を飛ばす。所謂迫撃砲染みた攻撃を付与しました。
対する騎士連合側はアルフォンスという原作主人公と似た存在による影響で様々な武装やクリスタルプレートを用いた補給所の概念が生まれましたが、それでも現状は戦況次第で如何様にも転んでしまう危うさを持っています。
ニキチッチ(フルミッションモード)
従来のニキチッチの性能をそのままに、エクスワイヤ・チックによる飛行能力の付与と攻撃手段の増加を目的に改修した機体。
頭部にはカササギのスナイドルで用いられたスクリプトを従来の頭部兵装に移し変えた物、両肩部にはトゥエディアーネのアトラトルポッドが装備している。
また、操縦席は近衛騎士団所属のナイトスミスによって前方180度が見える『視界改善型』に調整されており、その関係で眼球水晶も2つほど追加されている。
エドガー、ディートリヒ、ヘルヴィ機は上記の改修が成されたが、アルのだけはエーテルリアクタをパッチワーク、黒騎士、トイボックス・ハーミットと受け継がれていった専用のリアクターを使っている。
ある意味では実家の母ちゃんに会いに行っている最中なのかもしれない。
イズモの改修
Reactor Online. Sensors Online. Weapons Online. All Systems Nominal.