それでは本編どうぞ!
「母さん!なんで俺が日本に!」
「どうやら、F.I.S.は貴方の制御をしきれないから物理的に飛ばすようね」
「ちっ!」
「こ〜ら、そんなドスのきいた舌打ちしな〜いの!」
「でも…」
「決まったものはしょうがないわ。それに日本に着いたら私のツテで住まいを用意するわ」
「分かった…」
正直、マリアとも調や切歌やセレナとも離れたくはなかった。それにネフィリムの実験までまだ数年あるのに、ここはもう原作ではない平行世界のはずなのに、原作は変えられないとでも言うのか…
「くそっ!」
翌日、俺は皆に別れを告げぬまま日本に飛び立った。母親の形見であるヴァイオリンと共に…
「たのも〜」
俺は今母さんに手を引かれ、バカでかい日本家屋の門の前に来ていた。
「こんな朝早くからいったい…おお、了子君か!」
そこに現れたのは服の上からでも筋肉の位置がわかる、巌のような人だった。見ただけでわかる、この人は強い。
「ん〜、ちょっとね、弦十郎君、この子預かってくれないかしら?」
「それは構わないが、君はこれからどうするんだ?」
「私はもうちょーっと残ってるからまた戻るわ」
母さんとこの人はとても仲が良さそうだ
「それじゃ、真。母さんもう行くわ。あまり無茶はしないのよ」
「分かったよ、母さんも気をつけて」
母さんはまた空港の方へ向かった。さて、俺はこれから…
「さて、先ずは自己紹介からだな。俺の名前は風鳴弦十郎。よろしくな」
「初めまして、獅子神真です。」
「そうかしこまるな、これからここは君の家だ。さぁ入ろうか」
そういい俺らは家に入っていく。暫くすると、トテトテトテと可愛らしい足音共に青髪の女の子が弦十郎の脚にしがみつく。
「お、ちょうど良かった。この家に住むもう1人の住民で俺の姪だ。翼、自己紹介しなさい。」
すると彼女は弦十郎の脚から少しだけ顔を出した。
「かざなりつばさです。よろしくね」
「獅子神真だ。よろしくな」
手を差し出して、握手しようと思ったら、翼は弦十郎の脚に隠れた
「コラコラ翼。握手してやりなさい」
また翼は弦十郎の脚から出てきて握手をしてきた。その手を握ると、とても小さい手だった。こんな小さな手が防人として剣を握るのか…
「あ、あの…」
「ん?」
翼は頬を赤く染め少しモジモジしてる。手の方を見ると無意識に翼の小さな手の甲を親指で撫でていることに気がついた。
「すまん。」
俺はその手を離す
「し、失礼します!」
そういい翼はまたトテトテトテと屋敷の奥に行ってしまった
「すまんな、翼は人見知りでな。そのうち慣れるはずだ、許してくれ」
「別に怒ってないですよ」
「そうか、すまんな」
さっきから弦十郎は謝ってばかりだな。そんなことを考えながら屋敷の中を案内された
〜side翼〜
私はあの人から恥ずかしさのあまり逃げ出してしまって今は部屋にいる。叔父様から自己紹介をするように言われ、お互いに自己紹介をした。
「獅子神真…」
あの後握手を求められた、握ったのはいいが唐突に手の甲を撫でられた。最初はびっくりしたけどだんだん心地よくなって、それでいて少し恥ずかしくて…それで逃げ出しちゃって、ちょっと後悔してる。
あの人に撫でられるのはとても優しくて、叔父様とは違った優しさを感じた。手の甲だけど…
「また…逢えるかな?」
私はあの人のカッコよくて優しい顔を思い出し、また顔が熱くなるのを感じた
〜to be continued〜
ここまでのご視聴ありがとうございます。ちょっと雑になってしまいましたかね?それでも読んでいただけると嬉しいです。
それではまた次回!
まだ全然先の話だけどG編の話します
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キャロルに記憶を取られFISと合流
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そのままFISと合流