それでは本編どうぞ!
「安心してください、身体に異常は見られないので大丈夫ですよ。五感は日が経てば自然と元に戻るでしょう。落ちた筋肉や体力はリハビリが必要となりますが…」
どうやら俺は1年間も眠ってたらしい。目が覚めると周りの音はほとんど聞こえず、目も掠れてほとんど見えなかった。けど、ボヤけた目から奏の明い髪と翼の落ち着いた青い髪が見えた。
「リハビリはこちらで何とかします。」
「そうですか、分かりました。とりあえず今日はこの辺で診察はおわりです。お疲れ様でした。」
女医さんがそういい俺の診察が終わった。帰りは奏に車椅子を押してもらい自分の病室に戻った。
「なぁ、真?」
「どうした、奏?」
「さっき、リハビリはこっちで何とかするって言ってたけど、どうするんだ?」
「あぁ、その事なら…」
コンコンコン
病室の扉からノックが聞こえてくる。
「どうぞ」
俺の声が聞こえたのか、数人のOTONAが入ってくる。
「真が目を覚ましたと聞いてな。」
「父さん、仕事はいいの?」
「ああ、早めに切り上げてきた。」
入ってきたのは父さんを入れて5人、1人は母さん、もう1人はたしか翼のマネージャーの…
「初めまして、翼さんのマネージャーをやらせてもらってる緒川慎次と申します。」
そうそう思い出した、NINJAでOTONAは緒川さん。あと2人が…
「そうだった、まだ自己紹介がまだだったな。」
そう言い初めましての2人が前に出る。
「初めまして、藤尭朔也です。」
「友里ゆうりです。」
「初めまして、風鳴真です。」
ん、待てよ?今思えばここにいるの特異災害対策機動部二課の主要メンバーじゃないですか。まぁいいや。
「俺のことは母さんや奏から聞いたんでしょ?」
「ああ…」
「俺のリハビリ付き合ってよ。緒川さんも。」
「え、僕もですか?」
「うん。俺、緒川さんに教えてもらいたいこといっぱいあったんだ。」
忍術ってかっこいいよな、影縫いとか最高じゃん。
「その前に真。」
「ん?」
「お前は、なんのために戦う。」
父さんの言葉に俺は少し驚いた。単純に、奏や翼を護りたい…だけじゃないんだと思う。いや、多分…根本はそこじゃない。
「ノイズという歪みを断ち斬る為に俺は戦う。」
「そうか……」
父さんは腕を組み、暫く静まる。
「よし、わかった!お前のリハビリに付き合おう。緒川!」
「はい、僕も未熟ながら真君のリハビリをお手伝いしましょう。」
そういうことで、俺のリハビリと言うなの武者修行が決定した。
「奏さん、すみませんが暫く翼さんのマネージャーを変わってはくれませんか?」
ん?奏がマネージャー?
「ああ、いいぜ。そのために緒川さんにマネージャーの仕事教わったんだし」
「奏?ツヴァイウイングは?」
「ん?辞めたんだ。色々あってな…」
奏は少し寂しそうな顔をする。
「そうか、お前が決めたなら俺は何も言わないよ」
「ん、ありがとな」
俺が奏の頬を触れると奏は擽ったそうに俺の手に擦り寄せて来る。
「さて、後のことは2人に任せよう。真、退院したら俺のところにこい、リハビリと言う名の修行をつけてやる」
そう言いOTONA達は病室を出て行く。
「真兄様?どうして叔父様に修行を?」
「父さんはあぁ見えて結構きっちりしてんだよ。病院でリハビリするより多分、父さんのところでリハビリした方が早いと思ってね」
「頼むから1年前のあんな無茶はもう辞めてくれよ?」
「わかってるよ」
それから1年、父さんと山篭りをしたり、緒川さんに忍術を教わったり、母さんの個別授業を受けたりと、各1人、1ヶ月事に3回行った。お陰で肉体も知識も2年前より更に着いた。
あの事件から2年……
「奏!何時まで待たせんだ!翼はもうとっくに行ったぞ!」
「ふぁ〜…起こしてくれても良かったじゃん」
「俺は起こしたぞ、それでも二度寝したのは奏だろ?」
「あっははは…」
「笑って誤魔化すな…ったく、ほらヘルメット」
「サンキュ…」
奏はヘルメットを被らずにこちらを見つめて目を閉じる
「はぁ…帰ったらな。」
「やだ!帰ったら翼いるじゃん!」
「ヤダって言われてもなぁ…俺はもうヘルメット被ってるし…」
「んじゃ脱がす」
そう言い奏は俺のヘルメットを外す。
「全く…ワガママなお姫様だ。」
「えへへ…んっ」
そんなこと言いながらもキスする辺り俺も焼きが回ったかな?
「ほら、ヘルメット被って」
「ん」
「後ろ乗って、ちゃんと掴まってろよ」
「ん、ふふっ」
「なんだよ」
「いや、真の背中、大っきいなって」
「全く、行くぞ」
「おう!」
あの事件から2年が経ち。春、それは新たな出逢いの予感。
〜to be continued〜
はい、シンフォギアライブ行けなかったんで、自分で自給することにします。
それではまた次回!
まだ全然先の話だけどG編の話します
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キャロルに記憶を取られFISと合流
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そのままFISと合流