閃乱ジード   作:BREAKERZ

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さぁ、レムが遂に!


謎の少女だぜ・・・・え? レム!?

ー理巧sideー

 

転送エレベーターから降りた理巧達が見たのは、『秘密基地』がある天文台からかなり遠く離れた森であった。

 

「斑鳩さん、葛姉ぇ、柳生ちゃん、大丈夫・・・・?」

 

「問題ない。大丈夫ーーーーうぅっ・・・・!」

 

「痩せ我慢してんじゃねぇよ・・・・あぁ〜、まだ身体がビリビリしやがる・・・・!」

 

「スマホも基地に置きっぱなしにしてしまいましたわね。飛鳥さん、『ゼロカプセル』は?」

 

「・・・・ごめんなさい、さっきの騒動で基地に落としたみたい・・・・」

 

『焔達や雪泉達、雅緋達に、伏井出ケイを警戒して『ウルトラカプセル』を皆に渡しちゃったの、失敗だったかもね?』

 

「ああ。まさかヤツが直接乗り込んで来るとはね」

 

森の中を歩きながら、葛城の『コスモスカプセル』で負傷した身体を回復させたが、まだ痺れている柳生は雲雀とペガに、葛城は斑鳩と飛鳥に肩を貸して貰いながら歩いていた。

理巧は『装填ナックル』に手を置いてレムに連絡をする。

 

「ーーーーレム」

 

しかし、レムからの返答はまるで無かった。

 

「やはり駄目か・・・・」

 

「伏井出ケイは、何が目的で『秘密基地』に来たのでしょうか?」

 

「・・・・推測だけど2つ。1つ目は、基地を奪って僕達の活動を妨害、もしくは嫌がらせの為。2つ目は、基地にはまだ僕達の知らない機能があって、ヤツはソレを利用しようとしている?」

 

斑鳩の問い掛けに、理巧は指を2本立てて推測を口にした。

 

「っ! りっくん、アレ! 人が倒れているよ!?」

 

「えっ・・・・?」

 

飛鳥が指差す方向に目を向けると、広々と空けた原っぱに、1人の女の子が横たわっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー伏井出ケイsideー

 

レムを消去した伏井出ケイは、『秘密基地』にあった忍学生達の私物を退かし、空いたスペースから機械のベッドが出現した。

 

「ーーーーうぅ・・・・! ぐぅ・・・・! あ、あぁ・・・・!」

 

何とかベッドに横になった伏井出ケイが休むと、ベッドの上にあったライトが、伏井出ケイを照らすように光り輝く。

 

「・・・・コレで漸く、身体を休める・・・・」

 

伏井出ケイはそう言って、ゆっくりと目を閉じると、身体光に包まれ、身体の傷が徐々に癒えていった。

 

 

 

 

 

ー理巧sideー

 

理巧達は、原っぱに横たわる女の子に近付き、その容姿を見る。半蔵学院の女子生徒の制服に似た服装に身を包んでおり、水色の長髪を流し、顔立ちは人形のように端麗であった。

 

「う~む、身長154cm、B88のEカップ。W55。H80。中々のスタイルですなぁ」

 

「こんな時でもブレないのはある意味凄いな葛城」

 

『理巧、もしかして・・・・!?』

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

葛城が早速スリーサイズを言い当て、柳生と斑鳩が半眼で呆れ、ペガが死体なのかと思ったようで、飛鳥がその女の子に駆け寄り、手首を持って起き上がらせると、その女の子が目を開け、アクアマリンのような水色の瞳を開いた。

 

「どうやら、生きているようですわね・・・・」

 

「でも・・・・」

 

「どうしたの、飛鳥ちゃん?」

 

「この子、手が冷たいんだ・・・・」

 

『えっ・・・・?』

 

その言葉に、全員が目を見開いた。そして理巧は警戒しながらその女の子に問いかける。

 

「君は、一体誰なんだ・・・・?」

 

「・・・・私です。理巧」

 

「?」

 

「『レム』です。伏井出ケイに消去されそうになり、緊急避難しました」

 

『!?』

 

『えぇっ!? でも、その身体!?』

 

自らを『レム』と名乗る女の子に、理巧達は目を見開くと、ペガが指差した。

 

「この姿は、私の音声を元に肉体を形成し、プログラムを移植したものです」

 

「ーーーー本当に、レムなの? 証拠は?」

 

飛鳥が聞くと、レムと名乗る女の子はニッコリと笑みを浮かべてから口を開く。

 

「飛鳥が参考書の中に交えて隠している『過激な少女漫画』」

 

「えっ!?////」

 

「葛城がトレーニング器具の裏に隠している『過激なハーレム漫画』」

 

「なぬっ!?////」

 

「柳生が海洋生物のぬいぐるみの中に隠している『過激な百合小説』」

 

「なっ!?////」

 

「斑鳩がカバーを付けて本棚の奥に隠している『姉弟相姦の過激な小説』」

 

「っっ!!?////」

 

レムと名乗る女の子が次々と告げる言葉に、飛鳥と葛城と柳生と斑鳩はビクッも身体を震わせ、頬処か、顔全体を真っ赤に染める。

 

「ーーーー内容も全部知っていますが・・・・ここでお話しましょうか?」

 

「「「「レムです(だ)っ! 間違いなくレムです(だ)っ!!」」」」

 

『「「・・・・・・・・・・・・」」』

 

4人は即座にレムだと断じ、理巧と雲雀とペガはやれやれと肩をすくめた。

 

 

 

 

 

ー伏井出ケイsideー

 

そしてその頃、伏井出ケイの身体は徐々に傷が消えていき、伏井出ケイの顔色の血色も良くなっていく。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ーーーー悪意の怪物が目覚めるのも近い。

 

 

 

 

 

 

ー理巧sideー

 

レムから、『秘密基地』が完全に伏井出ケイに奪われた事を伝えられた。

 

「・・・・ヤツの目的は、僕らの基地を奪う事だったのか?」

 

『そうなのレム?』

 

「理巧を追ってこないので、その可能性が高いです」

 

「伏井出ケイを放っておけば、ヤツはまた怪獣を使って暴れる筈ですわ!」

 

「あの野郎! 人ん家を奪いやがって! 絶対許さねぇぞ!」

 

「もうあの基地は雲雀達のお家だもん!」

 

「飛鳥。ヤツが次に何をするのか、分からない訳はないよな?」

 

「っ・・・・」

 

理巧は冷静に頷き、ペガとレムがそう話し、斑鳩と葛城が怒りを顕にし、雲雀ですら決意をする中、柳生が飛鳥に釘を刺す。飛鳥自身も分かっている。伏井出ケイをこのままにしては、また自分達と何の関係もない人達が巻き込まれる。ソレは、絶対にさせてはいけない事なのだ。

 

「飛鳥さん。もしもあの男とまた対峙したら・・・・」

 

「う、うん。分かって、いるよ・・・・」

 

斑鳩も釘を刺すように言い、一応飛鳥は頷くが、その貌には確かな『躊躇い』があった。

が、今は飛鳥の心情に時間をかけている場合ではないので、理巧がレムに話し掛ける。

 

「・・・・レム。『転送エレベーター』は?」

 

「完全に乗っ取られましたので、何も使用できません。データベースへのアクセス権限も無くなりました」

 

つまり、完全に手詰まり状態となってしまった。どうしたものかと全員が考え込む。

 

「・・・・っ! 隠れて!」

 

『っ!』

 

レムがある方向に目を向けてそう言うと、ペガは理巧の影に『ダークゾーン』を作って隠れ、理巧達もレムを連れてシュンッとその場から消えた。

すると、理巧達がいた場所に、『戦闘用ユートム』が飛んできた。その球体の機体を360°回転させながら飛び、まるで捜索をしているようであった。ユートムが飛び去ると、茂みの中から理巧とペガとレムと飛鳥、木の上から斑鳩と葛城が、『隠れ身の術』で隠れていた柳生と雲雀が出てきた。

 

『・・・・『戦闘用ユートム』だ。伏井出ケイがペガ達を探しているんだ・・・・!』

 

「どうしますか理巧?」

 

「先ずは焔達と雪泉さん達、雅緋さん達に連絡をして合流しよう。後、おじさんにも連絡を取って、コチラの戦力と作戦を整えてからだ。ーーーー絶対に、『僕らの家』を取り戻すよ!」

 

『(コクリ!)』

 

理巧の言葉に、全員が力強く頷いた。

 

 

 

 

ー霧夜先生sideー

 

霧夜先生はその頃、最近の怪獣騒ぎの被害に最も多く遭ってある『半蔵学院』の取材にやって来た女性記者の相手をしていた。

 

「ーーーー石刈アリエです。よろしくお願いします」

 

「こちらこそ。霧夜と申します」

 

お互いに名刺を交換した霧夜先生と石刈アリエ。

 

「霧夜先生。お話は色々と伺っていますよ」

 

「私の? 色々とお話と言うのは?」

 

「とても素晴らしい先生であると。アナタにお会いすれば、面白い取材ができると思います」

 

「怪獣騒動についての取材に、私のような普通の教員がお役に立てるとは思えませんが」

 

「そんな事ありません。とっても・・・・有意義な取材になると思いますから♪」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

石刈アリエのその素敵な笑顔に、何故か霧夜先生は訝しそうに目を細めるのであった。

 

 

 

 

 

ー理巧sideー

 

理巧達は取り敢えず焔達がバイトしている場所を目指し、漸く普通の道に辿り着き、東の方角に歩き出そうとしていた。

が・・・・。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「レム」

 

「はい?」

 

「東はこっちだよ」

 

「了解しました」

 

レムがボォーっとしていたので、理巧が声をかけると振り向き歩き出そうとした。

 

「あっ・・・・」

 

「危ない!」

 

しかし、足を踏み外し転んでしまいそうになったが、飛鳥が支えてくれた。

 

「大丈夫レム?」

 

「まだ人間の身体に馴れていないようだな。気をつけろよ」

 

「・・・・今の私では、皆さんの役に立てませんね・・・・」

 

雲雀と柳生に言われ、無力感を感じてしまうレム。

 

「ーーーー良いんじゃないの」

 

「えっ・・・・?」

 

「レムは、僕達の『仲間』だろ? 僕との付き合いの長さで言えば、ペガの次に長いんだ。いつもサポートしてくれるレムに、たまには僕達にサポートさせてよ」

 

「理巧・・・・」

 

「そうだよレム。私達を頼って!」

 

『うん!』

 

「雲雀達に任せてよ!」

 

「お役に立ちたいと言うならば、アタイのフラストレーション解消の為にその見事なオッパイを(ドゴンッ!!)ごぶふっ!!?」

 

理巧の言葉に飛鳥とペガと雲雀が頷き、葛城が両手をワキワキさせながらレムの88のEカップに手を伸ばそうとするが、斑鳩と柳生がクロスボンバーを叩き込み地面に沈めた。

 

「お、お前ら・・・・ホントにアタイに対して、容赦がなくなってんな・・・・!」

 

「さ。早く行きましょう」

 

「確か焔達がティッシュ配りのバイトをしているのは・・・・」

 

地面に沈んだ葛城を無視し、一同は焔達を探しに歩み出した。

 

 

 

 

 

ー伏井出ケイsideー

 

そして、伏井出ケイの身体を癒していた光が収まると、傷も汚れも全て無くなった伏井出ケイが、目を見開いて起き上がる。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ベッドから起き上がった伏井出ケイのその背中には、闇を纏った目映い光が放たれている。

 

「・・・・・・・・・・・・力が、溢れるぅうううううううっっ!!!」

 

完全回復した自分の身体を見て、伏井出ケイは声を張り上げて嗤い出した。

 

「ーーーーアァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハっっ!!!」

 

悪意と狂信の怪物が、今完全に蘇った。

 

 

 

 

 

ー焔sideー

 

「はいティッシュどうぞ〜!」

 

「どうぞどうぞ〜!」

 

「はいティッシュ配りでぇ〜す♡」

 

「ん」

 

「どうぞ〜!」

 

焔、詠、春花、日影、未来が朝からティッシュ配りのアルバイトをしていた。大半が焔達の容姿(主に胸、未来は除く)に鼻の下を伸ばした男性陣ばかりであるが、ソコは御愛嬌。

こうして町を見回して伏井出ケイの捜索と、理巧や鈴音先生からの仕送りだけでなく、自分達で生計を立てようとアルバイトをしているあたり、焔達も根は真面目な性格をしているのが見受けられる。

 

「ふぅ。あとちょっとで終わるな」

 

「今日はバイト代が出るから、帰りに何か買ってく?」

 

「私、ケーキとか久しぶりに食べたい」

 

「儂、肉が喰いたい」

 

「もうすぐお昼時ですものね」

 

「理巧やアイツらにも何か買ってくか」

 

ティッシュを配り終えたら上がって良いと上司に言われ、更に今日は給料が出るから、バイトを終えて『秘密基地』に帰ったら、理巧達の所に行こうと話し合っていた。

と、その時ーーーー。

 

「お~い、焔〜、詠さ〜ん、日影〜、春花〜、未来ちゃ〜ん!」

 

「ん?」

 

急に声をかけられ振り向くと、先程話し合っていた理巧や飛鳥達。そして、見知らぬ女の子が近づいてきた。

 

「おい、理巧。誰だその女? まぁた新しい女の子かよ」

 

半眼になる焔達に、理巧達は苦笑する。すると、その女の子が会釈する。

 

「焔。詠。日影。春花。未来。私です、理巧の『秘密基地』の管理コンピューターのレムです」

 

「「「「「・・・・・・・・は??」」」」」

 

「あぁその気持ちは分かるけど、取り敢えず焔、スマホ貸して。雪泉さん達と雅緋さん達、後おじさんにも連絡したいから」

 

目を点にした焔達に構わず、理巧は焔からスマホを借りて、雪泉達と雅緋達に連絡を入れた。

 

 

 

 

 

 

ー理巧sideー

 

そして、30分後。

昼食も兼ねてドーナツの店に来た一同は、雪泉達と雅緋達とも合流し、全員でドーナツを食べた。特に半蔵学院組はトレーに溢れる程に山盛りにドーナツを乗せていた。

 

『モグモグモグモグ! ハグハグハグハグ!』

 

「お前ら滅茶苦茶喰うな・・・・」

 

「ずっと山道を歩いていたから! 身体が糖分とカロリーを求めているの!」

 

「私達のバイト代、コレで消えそうね・・・・」

 

「安心しろ! 後で斑鳩が倍にして返すから!」

 

「何でわたくしなんですか!? 払いますけど!」

 

「ソレで、一体何があったんですか理巧様? 突然『基地に寄らないで集まってくれ』、だなんて」

 

「ングング・・・・(ゴックン)うん。実はね・・・・」

 

物凄い勢いでドーナツを食べる半蔵学院組に、焔達紅蓮隊と雪泉達月閃組と雅緋達蛇女組が呆れると、理巧もある程度ドーナツを食べてから、何が起こったのか話した。

するとーーーー。

 

『はぁああああああああああああっっっ!!????』

 

周りの客やスタッフがビックリする程の大声を発した焔達と雪泉達と雅緋達。他の人達が目を向けているが、そんな事些末と言わんばかりに詰め寄る。

 

「私達の『基地』が伏井出ケイに奪われただぁっ!?」

 

「しかも奴は『怪獣カプセル』を使って、『リトルスター』のような能力を使えるようになったですって!?」

 

「更に今やシステムが全て掌握されて、『基地』に行く事すら出来ないだとっ!?」

 

「アンタら! 揃いも揃って何やってんのよっ!?」

 

「だ、だって、雲雀達もいきなりあの人が乗り込んで来たからビックリしちゃって・・・・!」

 

「あのまま奴とやり合っていたら、『基地』に置いてある皆の私物や基地内部が破壊される可能性もあったからね。先ずは態勢を立て直しも必要も思ったんだ。でも、まさかレムの人間の姿が見れるとは思いもよらなかったけど」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

焔と雪泉と雅緋が大声を張り上げ、未来も怒鳴ると雲雀は柳生の後ろに隠れてそう返し、理巧がドーナツをジィーっと見つめているレムに視線を向けてからそう言った。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

レムは未だにドーナツを手に持って見据えるだけである。

 

「レム」

 

「っ、はい理巧」

 

理巧に話し掛けられ身体をビクッと震わせたレムに、理巧はフッと笑みを浮かべて声を発する。

 

「レムも始めての人間の身体で長距離を歩いたから疲れただろう? 疲れた身体には甘い食べ物が1番だ。早く食べなよ」

 

「は、はい・・・・・・・・」

 

理巧に言われて、レムは再びドーナツに目を向ける。人間の身体を得て始めて食べる食べ物であるドーナツに、若干緊張しているようである。飛鳥達や焔達、雪泉達に雅緋達も、レムの動向を黙って、固唾を呑んで見ていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・はむっ!」

 

レムは意を決して、ドーナツを口に頬張った。

 

「(モグモグモグモグモグモグ・・・・ゴクンっ!)」

 

ドーナツを口の中で咀嚼して喉に通した。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

 

「ぁ・・・・」

 

『(グッ!!)』

 

そしてその時、始めてレムが笑みを浮かべ、理巧達はコッソリとガッツポーズを取った。

しかし、その時ーーーー。

 

『っ! 理巧! 『ユートム』が!』

 

『っっ!!??』

 

ペガの叫びと同時に一同が振り向くと、店の中に『戦闘用ユートム』が入り込み、レムに向かって赤いレーザーを発射し、レーザーはレムの目に入っていった。

 

 

 

 

ー伏井出ケイsideー

 

『戦闘用ユートム』がレーザーを発射する寸前、完全完治した伏井出ケイは空中モニターに『戦闘用ユートム』からの映像を、理巧達の姿を見ていると、見慣れない小娘がいた。スキャンして見るとソレは、この『基地』の管理コンピューターが入った肉の容れ物であった。

 

「上手く逃げたものだ」

 

嘲弄の笑みを浮かる伏井出ケイは、空中に操作パネルを表示して操作する。

 

「だが所詮ーーーー私の『駒』に過ぎない! はははははははは!」

 

そして、『戦闘用ユートム』が近づかせ、レーザーを管理コンピューターへ発射した。

 

「ソイツを抹殺しろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

ー理巧sideー

 

「うっ!・・・・うぅっ・・・・!?」

 

「レム!」

 

理巧が空になったトレーで『戦闘用ユートム』を叩き飛ばすが、レムが苦しそうに頭を抑える。そして、スンと顔が無表情になると理巧に目を向けて。

 

「ーーーーウルトラマンジード。“お前を消去する”」

 

そう機械的に呟くと同時に、レムは貫手を理巧の鳩尾へと放ったーーーー。




『レム・人間体』
『リゼロのレム』を閃乱カグラ風のプロポーションにし、髪を長くした容姿。忍である理巧達の足手まといにならないように身体能力は雲雀や美野里くらいはあり、飛鳥達の組み手などから戦闘技術も学んでおり、チンピラ数人ならば制圧できる。
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