ー理巧sideー
「っ! 理巧、見ろ!」
「っ! 新しい『ベリアル融合獣』か!」
霧夜先生(inゼロ)が指差すと、理巧は新たな『ベリアル融合獣』に向けて視線を鋭くした。
頭部と左半身はギャラクトロン、胸部と右半身はキングジョーのパーツで構成され、右腕にはペダニウムランチャーの強化版である『ペダニウムハードランチャー』を装備しており、ベリアル融合獣共通のカラータイマー部分を付けているキングジョーとギャラクトロン、2体のロボット怪獣が合体したような姿をした『ベリアル融合獣 キングギャラクトロン』である。
『ピィアアアアアアアアッッ!!!』
「皆! ここは頼んだ!」
『了解!!』
更に増えてきたバルタン星人と交戦している忍学生の皆とハルカとナリカとスバル、そして戻ってきたゼナと焔と雪泉と雅緋も頷く。
「・・・・ジーッとしてても、ドーにもならない!!(ドーにもならねぇ!!)」
理巧の言葉にゼロが重なると、理巧は『カプセルホルダー』から『ウルトラマン』のカプセルを取り出し、スイッチを押して起動させる。
「融合!」
ーーーーシャアッ!
『ウルトラマンカプセル』から青い光の線が幾つもの放たれ、『初代ウルトラマン』の姿が現れ、カプセルを装填ナックルにいれる。
「アイ・ゴー!」
『ウルトラマンベリアルカプセル』を取り出し起動させ、『ウルトラマンベリアル』の姿が出現した。
ーーーーウエェェッ!
『ベリアルカプセル』をナックルに装填し、ジードライザーのスイッチを押して起動させた。
「ヒア・ウィー・ゴー!!」
装填したナックルを取り外し、ジードライザーにスキャンさせる。
ーーーードクンッ! ドクンッ!
ジードライザーの中央のカプセルに、青と紫の光が交差するように交わる。
[フュージョンライズ!]
「決めるぜ、覚悟!! ハァアアアッ! ハァッ! ジイィーーーーード!!」
ジードライザーを掲げて、胸の前に持っていきスイッチを押し、ライザーのカプセルが回転し赤く輝き、理巧の身体が青く輝く。
[ウルトラマン! ウルトラマンベリアル! ウルトラマンジード!! プリミティブ!!]
ウルトラマンとベリアルの姿が重なり合い、理巧は2人のウルトラマンの姿を合わさり、光と闇の螺旋の中から、『ウルトラマンジード プリミティブ』となって飛び出す。
「シャアッ!」
ゼロは『ウルトラゼロアイNEO』を取り出して、目元に当ててスイッチを押すと、霧夜先生の身体がウルトラマンゼロへと変身し飛び出した。
『『シェァッ!!』』
プリミティブとゼロがキングギャラクトロンと対峙した。
『ーーーーピィァァァァッ!!』
『『ーーーーハァァッ!!』』
2人が駆け出し、同時にキングギャラクトロンを殴る。
『へへっ!』
『トリャッ!!』
『オリャッ!!』
プリミティブがキングギャラクトロンの足を腕で払って体制を僅かにズラさせると、空かさずゼロを上段蹴りをキングギャラクトロンの頭部に叩き込む。
『ピィァァァァ!!』
『『フンッ!!』』
キングギャラクトロンが両腕を広げてプリミティブとゼロに突っ込むと、2人はソレを受け止めるが、やはりロボット怪獣故に重量とパワーが凄まじく、2人は押し出されてしまう。
『『グゥゥゥゥ!! ハァッ!!』』
が、足を踏ん張って止めると、再び拳をキングギャラクトロンに叩き込んで後退させた。
『ハァッ!』
『ピィァァァァっ!』
『グゥッ!』
『ハッ! フッ! よっと!』
『そらっ!!』
『ーーーー!!!』
プリミティブが接近するが、キングギャラクトロンは左腕の鉤爪で払い、続いてゼロが攻めるが右腕の『ペダニウムハードランチャー』で殴ろうとするが、ゼロはソレを受け止め逆に払い、その場で屈むとプリミティブが馬跳びのようにゼロの背に両手を乗せ、キングギャラクトロンに両足蹴りを叩き込み後退させる。
『ーーーー!!』
『おっとぉ!』
『フッーーーーシュッ!!』
が、キングギャラクトロンもすぐに体制を戻して『ペダニウムハードランチャー』を思いっきり横薙ぎに振るうと、プリミティブとゼロは下がってから構えを取る。
ー飛鳥sideー
そして鷹丸が運転する車に乗り、元来た道を走っている飛鳥と石刈アリエ。
「大丈夫ですからアリエさん! 私達が守るから!」
「え、ええ・・・・」
飛鳥は石刈アリエの手を取って元気付ける。
と、その時。
ーーーーキキィィィィ!
「うわっ!? た、鷹丸さん、どうしたんですか!?」
「ヤバい奴が現れた・・・・!」
鷹丸の言葉を聞いて、飛鳥が身を乗り出して前を見るとソコには。
『ケケケケッ! 見つけたぞ! 『最恐の怪獣カプセル』!!』
大きな丸い頭に鳥のようなくちばしを持ち、身体にはノコギリの歯のようなギザギザとした形の縞模様を持つ宇宙人『分身宇宙人 ガッツ星人』であった。
「ーーーー飛鳥ちゃん! コイツは俺が何とかするから、石刈アリエさんを連れて逃げるんだ!」
「で、でも・・・・!!」
鷹丸は光線銃を取り出してアタッシュケースを持ち、車から出ると、光線銃でガッツ星人を撃つ。
『ケケケケッ!』
しかし、光線が当たった瞬間、何とガッツ星人が左右に別れる様に分身し、光線を回避した。
「早く行くんだ飛鳥ちゃん!!」
「〜〜〜〜、はい! アリエさん! 急ぎましょう!」
「え、ええ」
飛鳥は石刈アリエの手を引いて、この場から離れていった。
「2人は追わせないぞ。ガッツ星人!!」
『ケケケケッ、あんな女共なんてどうでも良い! 伏井出ケイとバルタン星人がウルトラマンと地球人共に気が向いている内に、その『怪獣カプセル』は俺が貰う!』
『漁夫の利』を得ようとするガッツ星人は、鷹丸に目から放たれる捕縛光線『ビームバインド』で拘束しようとするが、鷹丸はアタッシュケースを持ったまま光線を回避して光線銃の光線を撃ち放つ。
ージードsideー
『ーーーーフッ!』
ゼロが『ゼロスラッガー』をキングギャラクトロンに向けて投擲し、キングギャラクトロンの両肩を切る。
ーーーーザシュンッ! ドドドドドドドドォォォンン!!!
『ピィァァァァァァァァ!!』
『シュワッ!!』
ジードが飛び掛かるが、キングギャラクトロンは身体を屈め、ジードを背中に乗せて放り投げる。
『グッ!』
『ーーーーオラッ!!』
ゼロがキングギャラクトロンに拳を繰り出すが、左腕でソレを防ぐが、ゼロがその大きな左腕を抱き止める。
『ーーーーフッ!』
『ピァァァァ!!』
『ウァッ!!』
ジードはキングギャラクトロンの右腕を取り押さえようとするが、『ペダニウムハードランチャー』の砲身で殴り飛ばし、ジードを振り払うとゼロの殴りつけ地面に倒した。
『ウァーーーーグハッ!!』
『ーーーー!!』
『おっと!!』
キングギャラクトロンは倒れたゼロを踏みつけようとするが、ゼロは転がって回避した。
『ハァアッ!!』
ジードがキングギャラクトロンの腹部に蹴りを叩きつけ、キングギャラクトロンが腹部を抑えて屈むと、ジードがヘッドロックを仕掛けるが、キングギャラクトロンは『ペダニウムハードランチャー』で殴って振り解きジードが後退する。
『ハァっ!!』
『ピィイイイイイイイイ!!』
後退したジードに代わるようにゼロが突っ込むと、キングギャラクトロンは左腕に虹色の魔法陣を形成し、素早い連続パンチ『ペダニウムパンチング』をゼロに叩き込んだ。
『ーーーーウアッ!! グゥウッ!! ダァアッ!! アアァッ!!!・・・・ウゥッ・・・・!!』
『ゼロ!!』
その威力に吹き飛んだゼロをジードが支え、地面を削りながら後退する。
『・・・・・・・・』
ーーーーグワン、グワン、と駆動音を鳴らしながら、キングギャラクトロンがガッツ星人と戦う鷹丸に向けて『ペダニウムハードランチャー』の砲身を向けた。
『っ! 鷹丸さん!!』
カプセルホルダーから『ウルトラの父カプセル』を取り出し、スイッチを押して起動させる。
「融合!」
ーーーーダァッ!
『ウルトラの父カプセル』から緑色の光の線が幾つもの放たれ、『ウルトラの父』の姿が現れ、カプセルを装填ナックルにいれる。
「アイ・ゴー!」
『ウルトラマンベリアルカプセル』を取り出し起動させ、『ウルトラマンベリアル』の姿が出現した。
ーーーーウエェェッ!
『ベリアルカプセル』をナックルに装填し、ジードライザーのスイッチを押して起動させた。
「ヒア・ウィー・ゴー!!」
装填したナックルを取り外し、ジードライザーにスキャンさせる。
ーーーードクンッ! ドクンッ!
ジードライザーの中央のカプセルに、緑と紫の光が交差するように交わる。
[フュージョンライズ!]
「揮うぜ、豪力!! ハァアアアッ! ハァッ! ジイィーーーーード!!」
ジードライザーを掲げて、胸の前に持っていきスイッチを押し、ライザーのカプセルが回転し赤く輝き、理巧の身体が青く輝く。
[ウルトラの父! ウルトラマンベリアル! ウルトラマンジード!! ダンディットトゥルース!!]
ウルトラの父とベリアルの姿が重なり合い、理巧は2人のウルトラマンの姿を合わさり、凄まじい黒雷と共に、巨大な巨人が現れる。
ウルトラの父の身体の赤と黒の配色の身体は筋肉が凄まじく盛り上がってジードの体格一回り大きく逞しくなり、頭のウルトラホーンは悪魔の角のように湾曲し、片手には巨大で、ウルトラの父の武器『ウルトラアレイ』に似た武器が握られていた。
『ピィイイイイイイイイッッ!!!』
キングギャラクトロンは黄色の強力なビーム『ペダニウムハードランチャー』を放った。
『ヌゥウンッッ!!!』
ダンディットトゥルースがそのビームの前に立ち、巨大なアレイでそのビームを受け止めた。
『!!』
『ムゥゥゥゥ・・・・!!!』
必殺のビームを簡単に受け止めたダンディットトゥルースに、キングギャラクトロンは身体を驚いたように機体を動かすが、ダンディットトゥルースはゆっくりとキングギャラクトロンに近づき・・・・。
『ハァアアアアッッ!!!』
ーーーードゴォオオオオンン!!
『ピィイイイイイイイイイイイイッッ!!』
その豪腕を振りかぶり、キングギャラクトロンの鋼鉄の巨体を殴り飛ばした。
『ふぅぅぅぅ〜・・・・!!(ゴキッ、ゴキッ・・・・)』
ダンディットトゥルースは軽く首を動かして関節を鳴らす。
ーゼナsideー
『フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ!』
「だぁっ!! うるせぇなコイツら! フォッフォッフォッフォッってよぉ!!」
「しかも、分身は消えるどころか増える一方です!」
「宇宙忍者の異名は伊達ではないな!」
バルタン星人の分身が更に増え、ゼナ達は苦戦を強いられていた。
・・・・シャーーーー・・・・!!
『フォッフォッフォッフォッ・・・・!!』
ノイズ音のような音を鳴らすと、バルタン星人の1体がウルトラマン位の巨体となった。
「うわぁっ!!」
「巨大化ぁ!?」
突然巨大化したバルタン星人に、雲雀と美野里が声を上げた
ージードsideー
『ーーーーフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ!!』
『っ! バルタン星人! 先ずは俺達を始末しに来やがったか!』
『ゼロ、バルタン星人は僕がやる。キングギャラクトロン‹アレ›を任せるけど、大丈夫?』
『へっ! 誰に生意気言ってんだよ!』
突然巨大化して現れたバルタン星人に、ダンディットトゥルースが相手をしキングギャラクトロンはゼロに任せて良いか問うと、ゼロは片腕をブンブン振り回しながら、ダンディットトゥルースの胸板にもう片方の腕の裏拳でトン、と叩いた。
『ふっ。ならーーーー任せたぁ!!』
ゼロにそう言って、ダンディットトゥルースはバルタン星人へと向かった。
ーゼロsideー
『さて・・・・本気出すぜぇ! 霧夜!!』
『「ああっ!」』
インナースペースの霧夜先生(inゼロ)が、『ニュージェネレーションカプセルα』と『β』を起動させた。
『ギンガ! オーブ!』
[ニュージェネレーションカプセル!α!]
『ビクトリー! エックス!』
[ニュージェネレーションカプセル! β!]
霧夜先生は、合体させたジードライザーとウルトラゼロアイNEOで装填ナックルを読み込む。
[ネオ! フュージョンライズ!]
『「俺に限界はねぇっ! ハアァッ!!」』
[ニュージェネレーションカプセル! α! β! ウルトラマンゼロビヨンド!!]
『ハァァァ・・・・! ハァっ!!』
ウルトラマンゼロはゼロビヨンドへと変身し、キングギャラクトロンへ走り出した。
『ーーーー!!』
キングギャラクトロンが『ペダニウムハードランチャー』で殴ろうとするが、ゼロビヨンドは身体を屈めて回避し、背後から振り向いたキングギャラクトロンの腹部に膝蹴りを叩き込む。
『ピィァァァァ!』
『ハァァァァッ!!』
キングギャラクトロンが『ペダニウムパンチング』を放つと、ゼロビヨンドは『ゼロ百裂パンチ』で応戦した。
『「ーーーーそんなものかぁ? もっと・・・・もっとだぁああああっ!!」』
すると、キングギャラクトロンのインナースペースにいる伏井出ケイの背中の『ストルム器官』から緑色の光が溢れ、伏井出ケイの目が真っ赤に染まる。
『ピィァアアアアアアアア!!』
キングギャラクトロンの目も光り、ズシン、ズシンと『ペダニウムパンチング』を放ちながらゼロビヨンドを押していく。
『グゥゥゥゥ・・・・何だこの力は!?』
『「今までと、何かが違う!!」』
ーーーーピコン、ピコン、ピコン、ピコン・・・・。
力を増しているキングギャラクトロン、否、伏井出ケイに、ゼロビヨンドと霧夜先生は戦慄した。
ー鷹丸sideー
『ーーーーソコだぁ!!』
「うわっ!?」
鷹丸が交戦していたガッツ星人が両手から怪光線『フェードアウェイ』を放つと、鷹丸のアタッシュケースを弾き飛ばした。
『ケケケケッ! コレで宇宙はこのガッツ星人の・・・・』
そしてガッツ星人はテレポートして、地に落ちたアタッシュケースを拾い開けた。
が・・・・。
『ななななっ!? 何だぁっ!? 無いぞぉ!?』
ガッツ星人が慌ててアタッシュケースを逆さにして振るが、ソコにはカプセルを固定するクッションしか出てこなかった。
『おいお前ぇ! 『怪獣カプセル』を何処にやったぁ!?』
「(ニヤリ・・・・)さぁね」
アタッシュケースを乱暴に投げ捨てたガッツ星人が怒鳴るが、鷹丸はしてやったりと笑みを浮かべた。
ー飛鳥sideー
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・・ぁっ、ウルトラマンジードにウルトラマンゼロ! 石刈アリエさん! もう大丈夫だよ!」
「あ、ありがとう・・・・ふぅ、あなた、名前は?」
「あっ、私飛鳥って言います!」
「そう。飛鳥ちゃん、ね・・・・」
ガッツ星人から離れた飛鳥は石刈アリエを連れて逃げると、キングギャラクトロンと戦うダンディットトゥルースとウルトラマンゼロビヨンドを見て、安堵したように石刈アリエに話し掛け自分の名前を教えた。
「・・・・それにしても、あの男の人大丈夫かしら? カプセルがどうのとか言ってたけど?」
すると石刈アリエは、ガッツ星人と戦っている鷹丸は気にしているように言った。
「大丈夫です! カプセルはーーーーここにありますから!」
飛鳥は笑顔で石刈アリエに応えながら、自分の90センチのFカップの谷間から、『6本の怪獣カプセル』を取り出して見せた。
「あら。随分とマセた所に隠したのね?」
「えへへ。鷹丸さんが車から降りる寸前に任されたんです! 胸の中‹ここ›なら隠して行けるんで!」
飛鳥は後頭部に手を当てて笑うと、ダンディットトゥルースとゼロビヨンドの戦いを見ていた。
「ーーーー飛鳥ちゃん、アナタ・・・・ウルトラマンの事が好きなの?」
「はい! 『光の戦士ウルトラマン』は、私達の『英雄‹ヒーロー›』ですから!」
「そう」
石刈アリエの言葉に、とても純粋な瞳で飛鳥は応え、再びダンディットトゥルース達を見上げた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ニヤリ)」
飛鳥が意識が自分に向いていないと確信し、石刈アリエも胸の谷間から・・・・『小型スタンガン』を取り出し、飛鳥の背後に回ったーーーー。
次回、飛鳥は絶望する・・・・。