閃乱ジード   作:BREAKERZ

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注意:蛇女子メンバーのキャラ崩壊有り。


探るぜ、蛇女

ー理巧sideー

 

理巧は手をパンパンと払い、衣服に付いた土埃も払っていると、春花と雲雀が修行場にやって来た。

 

「理巧くーーーーん!」

 

「あ、雲雀ちゃん。蛇女の制服、結構似合ってるね」

 

「ありがとう。理巧くんの方は・・・・」

 

雲雀が制服の事を褒められて笑顔を浮かべる雲雀が辺りを見回すとーーーー。

理巧にコテンパンに叩きのめされた焔、日影、未来、詠が死屍累々と倒れていた。

 

「アラアラ。全滅だなんて情けないわねぇ。相手はたった一人じゃない?」

 

「そ、そんな事、言われた、って・・・・」

 

「こ、こっちも、全力、だったの、ですのよ・・・・」

 

「ホンマ、敵わん、わ・・・・」

 

「く、クソ~~~~~・・・・」

 

息も絶え絶えの四人がそう言って、起き上がりたくても、疲労困憊で起き上がれない状態になっていた。

 

「・・・・・・・・仕方ない」

 

理巧が拳を握り、指の関節をゴキゴキと鳴らしながら、うつ伏せに倒れる焔の背中に手を置いてそのままーーーー。

 

「ふあっ!? な、なん、うあっ!? お、おう! な、何して! んああああああんっっっ♥️」

 

「ほ、焔・・・・?!」

 

「な、ななななな! 何してるんですの暁月さん!!?」

 

「えっ、マッサージですけど?」

 

「マッサージ・・・・?」

 

「ええ。流石にこのままじゃ他の忍生徒達の的になりますから、マッサージで疲労回復させようと思いまして」

 

「う、ウソをんあっ! や、やめあぁっ! や、やめへぇぇぇぇ・・・・♥️♥️」

 

最初は抵抗しようとした焔だが、段々全身の疲労処か、身体の力が抜けてしまうような、癒されるようなマッサージの快楽に、顔が弛緩し、舌をトロンッと出し、口元に一筋の涎が零れた。

 

「・・・・流石は暁月理巧様。私もあのゴッドハンドマッサージで陥落させられたわ・・・・//////」

 

「えっ?」

 

春花の言葉に、雲雀は首を傾げながら聞き返すと、春花は疼く身体を静めるように身体をさすりながら声を発する。

 

「そう。あれは私が半蔵学院の襲撃で暁月理巧様に拘束された後、私も全身くまなくマッサージされて、そのなんとも言えない痛みと快楽の奔流に敗北したわ・・・・!」

 

そして理巧のあの冷酷な眼差しにも、精神が屈服しかけたのは心の内に秘めておく。

 

「・・・・さて、次は日影さんかな」

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・んぁ♥️」

 

全身の疲労が抜けたと同時に、全身の筋肉の力まで骨抜きにされたように、息も絶え絶えの焔は、うつ伏せのまま火照った身体を静めようとした。

 

「ふん。焔さんは惨めな姿を晒したようやけど、ワシはそうはならんで・・・・」

 

~数分後~

 

「ん~~~~っ♥️♥️ ん~~~~~~っ♥️♥️♥️」

 

日影は目元に涙が溢れ、口元を両手で抑えて全身に走る強烈な快楽に必死に耐えており、普段の日影からは想像できないような姿を仲間達に晒した。

 

「う、ウッソ~・・・・!」

 

「あの日影さんが、あんな姿を見せるなんて・・・・!」

 

「暁月理巧様。本当に恐ろしいお方・・・・!」

 

「(理巧くんのマッサージって、そんなに気持ちいいのかな)」

 

「お、お前、どうやって、そんな技術を・・・・//////」

 

まだ火照りが抜けていない焔が、日影の肩を肘でマッサージする理巧に聞くと、理巧はなんでもないように話した。

 

「ん? ちょっと育ての親に教わってね」

 

 

* * *

 

 

【ちょっと理巧。全然効かないんだけど?】

 

【・・・・難しい】

 

【後でコツ教えてやるからな理巧】

 

【風呂、上がったぞ】

 

【もうすぐ晩ご飯ですよ~!】

 

ナリカとのゲーム勝負に負けてマッサージする事になったが、上手くできない理巧に夕刊を読んでいた鷹丸が苦笑いを浮かべ、スバルが風呂から上がって来て、ハルカが晩御飯を持ってきた。

 

 

* * *

 

「(こ、これ、何やねん、ワシ、こんなん、知らん・・・・うぅ♥️♥️♥️//////)」

 

日影は全然知らない快楽に戸惑いながら、地面に顔を突っ伏した。

 

「さて、次は・・・・」

 

「よ、詠お姉ちゃんよ! お姉ちゃんから先にお願い!!」

 

「ちょっと未来さん! 何て事言うんですの!!」

 

「私よりお姉ちゃんの方が胸やらお尻やら色々大きいんだから! 私より疲労が凄いはずでしょ!!」

 

「そんな事をおっしゃって! 本当は未来さんだってボロボロでしょうに!!」

 

「それじゃ詠さんで・・・・」

 

「えっ!? あ、暁月さん! そんな事いきなり! わ、わたくしにも心の準備が・・・・!! あ・・・・ッッ、ふぁあああん! ら、らめぇぇぇぇぇ!♥️♥️♥️」

 

詠も嬌声を上げて、理巧の手管に身悶えた。

そして最後に未来。未来の方は靴を脱がせて足つぼマッサージを行った。

 

「ひゃぁああぁっ! しゅ、しゅごいっ!! こ、こんなのはじめてぇぇぇっ!!♥️♥️♥️」

 

全員のマッサージを終えた理巧は、一仕事終えたように額の汗を拭うと、雲雀と春花と合流する。

 

「それで、何かあったの?」

 

「え、ええ。これから私達の先生に二人を紹介しようと思ってね・・・・」

 

「そうですか。じゃ行きますか?」

 

「ええ」

 

「うん!」

 

春花に案内されながら、理巧と雲雀は歩き出した。

 

「あの理巧くん、今度雲雀にもマッサージして・・・・//////」

 

「良いよ」

 

「あ、それなら私もお願いするわ♪」

 

「別に良いですけど」

 

「「「「・・・・//////」」」」

 

焔達がようやく身体を動かせるようになるまで、十数分かかってしまい、それまで他の生徒達が襲撃してこない事を柄にもなく神に祈った。

 

 

 

 

「お待たせ」

 

それから燭台の蝋燭が薄く照らす薄暗い部屋で、上座のような場所に春花が『鎧武者』を連れてやって来た。

上座に座り、理巧と雲雀を見据える。

 

「『鈴音先生』よ。私達の教官様」

 

「・・・・暁月理巧です」

 

「ひ、雲雀です!」

 

『半蔵学院から寝返るとは、にわかに信じられんな』

 

「前例が、無いわけではありませんわ。寝返ったことで、優秀な忍になる可能性だってあるでしょ?」

 

春花は理巧と雲雀の肩に手を置いて、自分の胸元に引き寄せた。

 

『・・・・・・・・暁月理巧』

 

「はい」

 

『貴様は『オーナー』が所望しているが、今は引き渡す事はしない。だが、貴様の行動しだいでは・・・・分かるな?』

 

「・・・・肝に命じておきます」

 

『鈴音』と呼ばれた鎧武者は、目線を鋭くして理巧を睨む。

 

『その眼、似ているな。“あの忌々しい3人に”・・・・!』

 

「(ピクッ)」

 

鈴音の言葉に理巧は僅かに眉を動かした。

 

『・・・・春花。その二人はお前に任せる』

 

「御意」

 

『雲雀と言ったな?』

 

「は、はい!」

 

突然声をかけられた雲雀は緊張する。

 

『善忍から悪忍になるには『覚悟』が必要だ。“身も心も捨て去る覚悟がな”』

 

「身も、心も・・・・?」

 

そう言って、鈴音は部屋から退室すると、春花が口を開いた。

 

「鈴音先生も、元は善忍なの」

 

「えっ!?」

 

「元善忍?」

 

「これはトップシークレット。あなた達に教えるのは、そう言う人もいると言うのを知って欲しいからよ」

 

雲雀は鈴音先生が元善忍と聞いて、以前島で見つけた単語が過った。

 

「(元善忍・・・・まさか、あの人は・・・・?)」

 

理巧も理巧で、鈴音先生に対して、心当たりがあった。

 

 

ー???sideー

 

鈴音先生は、御簾の向こうにいる『オーナー』に報告をしていた。

 

『編入生? こんな時期にか?』

 

『生徒からの推薦です。忍としての能力も認められます。ただしその生徒は・・・・』

 

『『リン』。生徒の管理はお前の仕事だ』

 

『承知しました・・・・』

 

『不満か? 私がお前に相談もせず独断でコレ<秘伝忍法書>を入手した事が?』

 

『その事ではありません。前にも申し上げた通り、ただ入手するだけでは無意味。愚行にしかなりません』

 

『勘違いするなよ鈴音。貴様誰のお陰でここにいられると思っている? 善忍として忍務に失敗し、死にかけていた貴様を拾い、ここまで取り立ててやったのは私だ』

 

『心しております・・・・』

 

『分かっているなら良い。では、半蔵学院にいる標的の少年、暁月理巧の捕獲の方も任せるぞ。何しろあの少年、貴様にとっては忌々しいあの『閃忍』達が手塩にかけた愛弟子だからな?』

 

『・・・・・・・・失礼致します』

 

鈴音先生はそう言うと、その場から消えた。

 

『あの雌狐め。段々反抗的な態度が露になってきたな』

 

鈴音先生に毒づく『オーナー』の近くに、異形の生命体が現れた。

 

『あの女。裏切るんじゃなイカ?』

 

『あり得るな。その時は頼りにさせてもらおう。『イカルス星人』よ』

 

『くくく。任せて貰おうじゃなイカ。あぁそれと、『AIB』がコソコソと動き始めている。奴らの目を逸らしておいた方が良いんじゃないイカ?』

 

『そうだな。あの『閃忍』共も相当に目障りだからな。・・・・イカルス星人、奴らへの対処は・・・・?』

 

『すでに始めているに決まっているじゃなイカ』

 

イカルス星人は、笑いを堪えるように呟いた。

 

 

 

 

 

ー鈴音先生sideー

 

鈴音先生は、塔の天辺から細い三日月を見上げていた。

 

『この私を利用し、今の地位を得たのは貴様ではないか・・・・! もはや猶予は有らんな。この月下を、血に染めなければならぬ時が来たようだ・・・・』

 

そう言って、鈴音先生はその場から消えた。

 

 

 

ー柳生sideー

 

ようやく落ち着きを取り戻した柳生は、霧夜先生に謝意をのべ、霧夜先生は「飛鳥達に感謝しろ」と言いながら、地図を広げて蛇女の居場所を模索しながらお茶と煎餅を頬張る飛鳥達を見据る。

柳生も飛鳥を見て口を開く。

 

「あの時のオレは、頭に血がのぼって手加減できなかった・・・・。そのオレの本気の突きを、飛鳥にかわされた。蛇女の悪忍でもかわせなかった突きを・・・・」

 

「飛鳥の腕も飛躍的に向上している、と言う事か?」

 

「そう言う事になると思う」

 

霧夜先生は、以前大道寺から言われた『飛鳥の潜在的な強さ』が頭に過った。

 

「諸刃の剣、か・・・・(チリ~ン・・・・)っ!」

 

そう呟いた霧夜先生の耳に、鈴の音が聞こえた。

 

「どうした?」

 

「いや、用事を思い出した。俺が戻るまで待機だ。“基地に籠っている理巧達にも伝えておけ”」

 

“理巧達は雲雀の行方を探すために基地に籠っている”、と霧夜先生は斑鳩達に聞かされていた。

霧夜先生が忍教室から去るのを確認すると、柳生は飛鳥達に近づく。

 

「・・・・霧夜先生の様子、どうでしたか?」

 

「・・・・理巧の見立て通り、何か隠してるな」

 

理巧の置き手紙に、霧夜先生が隠し事をしている事が記されており、理巧が雲雀と一緒に蛇女に行っている事も伏せるように書かれていた。

 

「それで、レムからの連絡は?」

 

「うん。ペガ君が送ってくれた蛇女の写真だよ」

 

飛鳥がスマホを取り出して画像を見せると、時代劇に出てきそうな城塞と、和風の城内、そこで修行する悪忍らしき少女達と、理巧と模擬戦をしている焔達の画像が送られていた。

理巧のスマホは既に蛇女に奪われ飛鳥達と連絡は取れないーーーーと見せかけて、実はペガに、蛇女の内部情報を飛鳥達に教える為に『ダークゾーン』で潜入調査をして貰っているのだ。

 

「しっかし、ペガにこんな危ない役割をさせるとはなぁ」

 

「ペガ君自身も承諾したようですし、それにこの内部調査は『ダークゾーン』が使えるペガ君にしか頼めないのも仕方ないでしょう」

 

「敵の城内の見取り図が『解る』のと『解らない』のとでは、襲撃作戦の成功の確率が違うからな」

 

「でも、もし蛇女が怪獣を持ち出したらどうしよう? 理巧君、“ジードになれないんだよ”」

 

飛鳥の言葉に、斑鳩達も渋面を作った。なぜなら理巧は、“ジードライザーと一本だけ抜かれたカプセルホルダーと装填ナックルを半蔵学院に置きっぱなしにしてきたからだ”。

 

「とりあえず今わたくし達は、ペガ君から送られた写真から、城内の見取り図を作っておきましょう」

 

斑鳩が地図を裏返しにして、写真から見取り図を書き記した。

 

 

 

ー霧夜先生sideー

 

霧夜先生は、音を追っていると、夜の人気のない五重の塔へとたどり着いた。

 

「音はこの辺りからだ・・・・」

 

≪おい霧夜。これは罠かもしれないぞ≫

 

「分かっている。だが・・・・」

 

ーーーーチリ~ン・・・・。

 

鈴の音に振り向くと、鎧武者姿の鈴音先生が立っていた。

 

「っ、貴様は?!」

 

『蛇女子学園忍講師、鈴音・・・・』

 

「鈴音・・・・?」

 

『半蔵学院、忍学科教師霧夜。手合わせ願おう・・・・!』

 

「っ!」

 

鈴音先生が刀を持ち出すと、霧夜先生も刀を逆手に構えた。

 

「ふっ!」

 

『はっ!』

 

二人は空を跳んで交差し、そのまま地面に着地した。

 

「くっ! あえて、俺に太刀筋を見せたか・・・・!」

 

霧夜先生は左肩を抑えて、背後にいる鈴音先生に視線を向けた。

 

ーーーービキビキ・・・・ガシャァン! たゆん・・・・。

 

鈴音先生が起き上がると、胸元の鎧が音を立てて砕けると、その豊満な胸元が揺れ、頭の鎧も砕け、その素顔が露になった。

 

「『凛』!」

 

そこにいたのは、紫色の髪の毛をアップさせ、かつての教え子の少女が妖艶な大人の美女になった面影があり、赤い縁なし眼鏡をかけた、『凛』だった。

 

「うふふ。顔を見たら、ちょっと試してみたくなったの。たった一太刀でばれてしまうだなんて。フフっ、流石は私の師匠」

 

「『教え子』の太刀筋を忘れる物か・・・・」

 

「くっ・・・・!」

 

≪ん?≫

 

『教え子』と霧夜先生が言うと、鈴音先生、いや凛は口元をギリッと、不愉快そうに歪め、ゼロだけがそれに気づいた。

 

「そうそう! 『教え子』と言えば、あなたの『教え子』は蛇女子学園のお預かりの身となりました」

 

「っ! 雲雀は、やはり蛇女に・・・・!?」

 

「お互い今は責任者同士。報告するのが筋ですから」

 

「何故だ凛!? 何故お前が悪忍に?!」

 

「その答えは・・・・!」

 

凛は紙を巻き付けたクナイを霧夜先生に投げつけると、霧夜先生はそれを二本の指で掴んだ。

 

「そこで教えてあげる!」

 

「・・・・蛇女の地図?」

 

「待ってるからね。霧夜先生・・・・!」

 

凛は煙玉を使って、その場から消えた。

 

「凛・・・・!」

 

霧夜先生の声は、夜の暗闇に虚しく消え、辺りには静かな鈴の音だけが残響を響かせた。

 

 

 

ー理巧sideー

 

「あひぃぃぃぃぃぃんん♥️♥️♥️ り、理巧様♥️ もっと、もっとしてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!♥️♥️♥️」

 

その頃理巧は、春花の自室で、うつ伏せになった春花に

かなり強烈な全身マッサージを繰り出して身悶えさせていた。

 

「これ以上は結構痛いですけど?」

 

「いいの♥️ 痛くしていいの♥️」

 

「痛いのがいいんですか? それならおもいっきり・・・・!!」

 

「あぅうううううんんんんん♥️♥️♥️♥️」

 

「~~~~~//////」

 

春花は顔が蕩けるような笑みを浮かべた。その淫らに悶える姿に、雲雀は顔を赤らめて手で顔を覆い隠すも、指の隙間からジ~っと見つめていた。

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