閃乱ジード   作:BREAKERZ

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飛ばせ光刃 トライスラッガー

ー理巧sideー

 

「(・・・・見つけた!)」

 

タイラントの体内に潜り込んだ理巧は、今にも奥深くに堕ちていきそうな焔を見つけると、その手を掴み、掴んだ手の逆の手に、詠や日影、未来と春花がいたのを確認した。後、未来の足首を掴んでいる“ゴミ”がいたが。

 

「(レム。あーちゃんに合図)」

 

《了解》

 

装填ナックルにトンツーでレムに指示を出した。

 

 

ー大道寺sideー

 

斑鳩達は必死に足止めをするが、まるで相手にされず、バーニング・ベムストラは口から渦を巻くように回転する青い光線を口から『ペイルサイクロン』を放った。

 

ガリガリガリガリガリガリ!!

 

光線が大地を抉るが、全員雲雀の忍兎に乗ってギリギリ回避し、バーニング・ベムストラの頭上を跳んでいた。

 

「し、死ぬかと思ったぜ!」

 

「実際、死にそうだったがな」

 

「1分でも良いから時間を稼いでくれと言われましたが、このままでは・・・・!」

 

「容易く弱音を吐くな後輩達!」

 

「「「「大道寺先輩!?」」」」

 

いつの間にか忍兎の頭の上に立っていた大道寺に、斑鳩達は驚くが、大道寺はそれを気にせず、忍兎から降りるとチャクラを全力で込め螺旋回転した蹴りを繰り出すーーーー。

 

「『秘伝忍法・天地鳴動螺旋脚』!!!!」

 

ドゴォォォォンッ!!

 

『ギュワアアアアアアアアアッ!!』

 

全身全霊渾身の一撃をバーニング・ベムストラに叩き込むと、流石に脳震盪でも起こしたのか、その巨体をふらつかせる。

 

「今だ!!」

 

「「『秘伝忍法!!』」」

 

「「『合体秘伝忍法』!!」」

 

斑鳩と葛城が鳳凰と龍の一撃を、柳生と雲雀は烏賊と兎の合体技を、それこそまさに全力全開で、ふらつくバーニング・ベムストラにぶつけた。

 

ズシャァアアアアアアアアアアアンン!!

 

「よし! よくやったぞ!」

 

「「「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」」」」

 

大道寺も斑鳩達も、力を大半にまで注ぎ込んだ攻撃で肩で息をするほどに消耗していた。

バーニング・ベムストラが暫くは起き上がれないようだった。

 

《全員、聞こえますか?》

 

「レム?」

 

大道寺を除いた一同の通信インカムに、レムからの交信が届いた。

 

《現在、理巧が蛇女子の忍5人と他1名を救助しているのですが、飛鳥1人では引き上げられないので、応援を要請します》

 

「後輩達、融合獣は我が引き受ける! 主らは蛇女の者達を救いに行け!」

 

「大道寺先輩!」

 

「早く行け! あの者達を助けたいと望むならば!」

 

「「「「(・・・・コクン!)」」」」

 

大道寺の言葉に頷いた斑鳩達は、ゼロが押さえつけているタイラントに向かって、忍兎を走らせた。

 

「さて、と」

 

『グルルルルルル・・・・!』

 

大道寺が振り向くと、バーニング・ベムストラが目を覚まし、唸り声を上げながら起き上がってきた。

 

「後輩達にああ言ったのでな、相手をしてもらうぞ!」

 

その時、大道寺の黒い長髪から、金色の髪が見えていた。

 

 

 

ー飛鳥sideー

 

「お、重い~~!!」

 

『飛鳥、頑張って!!』

 

レムから合図を受けた飛鳥は、理巧達を引き上げようとするが、6人半の人数分の重量(未来は体型が小柄だから半分扱い)と首を振るタイラントの動きに邪魔され引き上げられずにいた。ペガも一緒に引っ張っているが、それでも引き上げられず、逆にタイラントの体内に引き込まれそうになっていた。

 

「「「「飛鳥(ちゃん/さん)!!」」」」

 

そこに斑鳩達が駆けつけ、それぞれの召喚獣達が、タイラントの首を固定させ、斑鳩達が飛鳥とペガと共に縄を握った。

 

「一気に引っ張りましょう!」

 

「気合い入れろよお前ら!」

 

「言われずとも!」

 

「絶対に助けよう!」

 

「皆・・・・うん!」

 

『それでは! 皆声を合わせて、せ~の!!』

 

『よいしょー!! よいしょー!! よいしょー!!』

 

全員が呼吸を合わせて縄を引いた。

 

 

 

ーゼロsideー

 

『ヒャァアアアアア!!』

 

ピコン! ピコン! ピコン!・・・・

 

『この! 大人しくしてやがれ!!』

 

ゼロは暴れるタイラントの両手を押さえて動きを止めるが、カラータイマーが点滅を始め、徐々に力が抜けていった。

 

『くそっ! 後少し! 後少しだ!』

 

『「このままでは!《力を貸すわ。先生》・・・・っ! あれは!」』

 

霧夜先生に呼び掛ける声と共に、教え子達の元へ向かう影があった。

 

 

 

ー飛鳥sideー

 

「あ!」

 

理巧達を引き上げようとする飛鳥達だが、さらに引き込れる力が強くなり、タイラントの体内に呑まれようとしたその瞬間ーーーー。

 

ガシッ!!

 

「っ!」

 

誰かが縄を掴んだのを感じた飛鳥達が後ろを振り向くと、ソコにはーーーー。

 

「す、鈴音先生!?」

 

凜こと、鈴音先生が縄を掴んでいた。

 

「・・・・今さら、善忍と仲良くするつもりはないわ。でも、あの子達は私の生徒達。先生として、あの子達を助ける事には協力するわ!」

 

「はい!」

 

『それではもう一度! せ~の!!』

 

『よいしょー!! よいしょー!! よいしょー!!』

 

ペガの号令で、6人は呼吸を合わせて縄を引っ張ると、タイラントの傷口から、理巧の背中が出てきた。

 

「りっくん!!」

 

「プハッ! 皆!! ラストスパートだっ!!」

 

『せーの!! よいしょーーーー!!!!』

 

理巧の声でさらに力を入れて引っ張ると、焔達5人(+ゴミ)が勢い良く出てきて、理巧がゼロに剥けて声を発する。

 

「ゼロ!!」

 

 

 

ーゼロsideー

 

『よっしゃ!! 『エメリウムスラッシュ』!!』

 

『ヒャァアアアアアアアアアア!!!!』

 

ゼロは理巧達が焔達を救出し、召喚獣達が消えたその瞬間、『エメリウムスラッシュ』をタイラントの顔面に放ち、タイラントは後方に吹き飛んだ。

 

『「ゼロ!」』

 

『おっとぉ!!』

ゼロはタイラントから振り落とされた一同を空中でキャッチすると、優しく全員を地上に下ろしーーーー。

 

『ぐぅあっ!』

 

エネルギーが限界となり、変身が解除され、霧夜先生に戻った。

 

 

 

ー理巧sideー

 

「おじさん・・・・!」

 

「くっ、すまん、ここまでのようだ・・・・!」

 

ドゴォンッ!!

 

『っ!?』

 

すぐ近くに、何かが落下してきたようでそこに目を向けると、大道寺が倒れていたが、“髪の毛が金色になっていた”。

 

「だ、大道寺先輩!?」

 

「金髪になった!?」

 

「いや、今はそれどころではない」

 

驚く一同に大道寺が親指で差すと、バーニング・ベムストラが、ヨロヨロと起き上がろうとするタイラントから“灰色のエネルギーを吸収していた”。

 

「あれって、何をしているの?」

 

「分からんが、今にも奴らは動きだすぞ」

 

「・・・・レム。カプセルの回復率は?」

 

《後2分と52秒です》

 

差し引き3分。しかも一同の後ろには気を失っている蛇女子の生徒と教官達がいるので逃げ回れない。

しかもーーーー。

 

「ぁ・・・・!」

 

「くっ・・・・!」

 

「身体が、思うように・・・・!」

 

「動けない・・・・!」

 

「ど、どうして?」

 

「飛鳥は『超秘伝忍法書』の力を使った反動だろう。他の者達は『秘伝忍法』の乱発で、もう力が残っておらん(かく言う我も、今の状態では少し厳しいか・・・・!)」

 

飛鳥達もそうだが、焔達もかなり消耗しており、霧夜先生もゼロも戦うエネルギーがほとんど無い。大道寺も直ぐには戦えない。マトモに戦えるのは余力の残っている理巧と鈴音のみ。

ついでに未来の足を掴んでいた『ゴミ』こと道元は地面に降りる際に未来に蹴られて離れ、気を失っており問題外。

 

「・・・・やるしか、ないか」

 

理巧が2体の怪獣に向かって歩き出そうするのを焔が声をかける。

 

「暁月、お前、戦うのか?」

 

「それしかないでしょう。鈴音先生。みんなの事、頼みますよ」

 

「変身できないのに、戦うと言うの?」

 

「変身できなくても、できる事をやりますよ。今僕にできる事をね」

 

タイラントとバーニング・ベムストラに向かおうとする理巧の手を焔が握った。

 

「暁月・・・・」

 

「焔さん?」

 

「お前、何で戦うんだ、あんな怪物達と・・・・」

 

理巧から聞いたが、理巧はまだ正式に善忍と言う訳ではない。なのに、悪忍である自分達を助けたり、あんな怪獣達と戦おうとするのが、焔には分からなかった。

 

「・・・・ジーっとしてても、ドーにもならない」

 

「え?」

 

「まぁ僕の座右の銘みたいな物ですよ。ジーっと大人しくしてても、状況はドーにも変わらない。ならば、自分で行動する。これを曲げたくないから僕は戦うんだ」

 

「りっくん」

 

「暁月・・・・」

 

「ま、信じてみてくださいよ。ドーにかしてみるからさ」

 

「暁月、私はお前に助けられた。お前なら、信じて見ようと思う」

 

かつて初恋の人に裏切られた。それでどこか他人を信じられなくなった焔。

だが、目の前の少年なら信じられると心から思った。その時ーーーー。

 

コーーーーン・・・・!

 

焔の胸元に光が溢れた。

 

「ほ、焔!」

 

「焔さん、胸に光が!」

 

「えっ?」

 

「ほ、焔ちゃんまさか!?」

 

焔の胸元の光が焔から離れると、理巧の元に向かい、理巧はその光を手に取った。

 

シュワッ!

 

額に縦長の水晶、胸元にO字のカラータイマーを付けたウルトラマンオーブのような姿に、ウルトラマンセブンとウルトラマンゼロを合わせたような姿をした智勇双全のウルトラマン。

 

《『ウルトラマンオーブ・エメリウムスラッガー』のウルトラカプセルを確認しました》

 

「『ウルトラマンオーブ・エメリウムスラッガー』?」

 

「(デュォン!) 成る程、ソイツか・・・・」

 

霧夜先生と交代したゼロがそう言い、一同はゼロに向く。

 

「ゼロ、これは?」

 

「ソイツはお前と同じように、二人のウルトラマンの力を融合させる。『ウルトラマンオーブ』が、俺と親父の力を融合させた姿だ」

 

《スキャン完了。『ベリアルカプセル』とのフュージョンライズが可能です》

 

「オーブと親父と俺、そしてベリアルの力を融合させた。新たな力だ!」

 

「よし。ありがとう焔さん」

 

「・・・・さん付けは止めろ。呼び捨てでいい////」

 

『(あっ、あれは落ちたな・・・・)』

 

頬を赤く染める焔を見て、理巧を除いた一同は察したように半眼となった。

 

『ギュグワァァァァァッ!!』

 

『ヒャァアアアアアッ!!』

 

なんて少し和んでいる一同は、2体の怪獣の雄叫びで現実に戻る。

 

「さてそれじゃ、ジーっとしてても、ドーにもならない!!」

 

理巧が2体の怪獣を見据えて、『ジードライザー』を構えると、その手に持った『ウルトラマンオーブ・エメリウムスラッガーカプセル』のスイッチを押して起動させる。

 

「融合!」

 

シュワッ!

 

カプセルから空色の光の線が幾つもの放たれ、『ウルトラマンオーブ・エメリウムスラッガー』の姿が現れ、カプセルを装填ナックルにいれる。

 

「アイ・ゴー!」

 

カプセルホルダーから『ウルトラマンベリアル』のカプセルを持って起動させると、『ウルトラマンベリアル』の姿が出現した。

 

ウエェェッ!

 

『ベリアルカプセル』をナックルに装填し、ジードライザーのスイッチを押して起動させた。

 

「ヒア・ウィー・ゴー!!」

 

装填したナックルを取り外し、ジードライザーにスキャンさせる。

 

ドクンッ! ドクンッ!

 

ジードライザーの中央のカプセルに、空色と紫の光が交差するように交わる。

 

[フュージョンライズ!]

 

「飛ばすぜ、光刃!! ハァアアア・・・・っ!」

 

理巧はジードライザーを掲げて胸の前でスイッチを押した。

 

「ハァッ! ジイィーーーーード!!」

 

ライザーのカプセルが回転し赤く輝き、理巧の身体が青く輝く。

 

[ウルトラマンオーブ・エメリウムスラッガー! ウルトラマンベリアル! ウルトラマンジード!! トライスラッガー!!]

 

エメリウムスラッガーとベリアルの姿が重なり合い、2人のウルトラマンの姿を合わさり、その姿を変えた。

 

『シュゥァッ!!』

 

青と赤の光の螺旋の中から、『ウルトラマンジード トライスラッガー』が飛び出した。

 

 

 

 

 

 

大地に降り立ったその姿は、全身アーマー状だが、腕と足にはセブンやゼロのようなプロテクターを装備し、頭部や胸部は赤で、体は青を基調とした姿、頭部には三本のスラッガーを装備した姿。

 

光の刃の戦士・『ウルトラマンジード・トライスラッガー』。

 

 

 

ー飛鳥sideー

 

「新しいジードの姿だっ!」

 

「ちょっと恐いけど、カッコいい!!」

 

「理巧とベリアル、ゼロとその父親の融合した姿か・・・・」

 

「さらにウルトラマンオーブの力が加わっている姿ですね」

 

「計5人分かよ、コイツは強力だぜっ!」

 

『理巧! 行っけーーーー!!』

 

「あ、アイツが、理巧が、ウルトラマンジードっ?」

 

「暁月さんが?!」

 

「うっそ~ん!」

 

「ホンマかいな・・・・」

 

「どうりで私達が怪獣を出すと、タイミング良くウルトラマンが現れると思ったら」

 

「これが、ウルトラマンジード」

 

「新たなる力か・・・・」

 

「理巧。頼んだぞ」

 

≪コイツは半端じゃねぇぞ!≫

 

一同は新たに現れたジードの姿を見て、勝利を確信した。

 

 

 

ー理巧sideー

 

『ジュゥワッ!!』

 

『ヒャァアアアアアッ!!』

 

『ギュグワァァァァァッ!!』

 

構えるトライスラッガーのジードにタイラントとバーニング・ベムストラは襲いかかるが、ジードはタイラントの鎌の攻撃を回避すると、連続で拳をタイラントに叩き込んだ。

 

『シュワッ!』

 

『ヒャァアア!!』

 

『ギュワァッ!!』

 

拳による攻撃で倒れたタイラントと入れ替わるように、バーニング・ベムストラが赤く大きな角でジードに向けて振り下ろすが、ジードはその角を掴み、

 

『オオオオオオオオ!!』

 

『ギュグワアアアアアッ!!』

 

なんとバーニング・ベムストラの身体を持ち上げて投げ飛ばし、その巨体は土煙を上げて倒れる。

 

『ヒャァアアアアアッ!!』

 

『ギュグワァァァァッ!!』

 

タイラントは口からの火炎放射・『デスファイヤー』を放ち、起き上がったバーニング・ベムストラも『ペイルサイクロン』を放った。

 

『シュ! シャァッ!!』

 

ジードは、頭に装備した3本のスラッガーを射出させると、2本のスラッガーが火炎放射と光線の前で高速回転すると、まるで小さな盾のようになる。2体の怪獣の攻撃がスラッガーに当たると、『デスファイヤー』は塞がれるが、『ペイルサイクロン』はまるで反射されたように屈折し、残った一本のスラッガーに向かうとスラッガーが高速回転して反射し、『ペイルサイクロン』をバーニング・ベムストラに跳ね返った。

がーーーー。

 

『グワァァァァァッ!!』

 

バーニング・ベムストラが倒れると、ジードは二本のスラッガーを操作して、タイラントに切りつける。

 

『ヒャァアアアアアッ!!』

 

怯んだタイラントが火炎を止めると。

 

『ジードクロー!』

 

ジードはジードクローを片手に、三本のスラッガーをもう片方の手の指に挟めると、タイラントに切りつける。

『『スラッガーダンシング』!!』

 

踊るような動きでタイラントを切り裂くと、さらに攻め立てる。

 

『見よう見まね! 『魁』!!』

 

『ヒャァアアアアアッ!!』

 

指に挟めたスラッガーで突撃し、タイラントを吹っ飛ばすと、タイラントの背後に一瞬で回り、ジードクローでその背面を突き刺した。

 

『ヒャァアアアアアッ!!』

 

『見よう見まね、『ぶっさし』!』

 

 

 

 

 

ー飛鳥sideー

 

『やった! 凄いパワーだ!』

 

「あのスラッガーの持ち方、焔ちゃんみたい!」

 

「ちょっと! それにあれって焔と日影の『秘伝忍法』じゃない!」

 

「理巧さん、いつの間に・・・・!」

 

「もしかして、焔ちゃん達と模擬戦している内に覚えちゃったのかしら?」

 

「あんにゃろ! アタイらとはのらりくらりと模擬戦拒否していたくせに! 何と言う浮気行為!!」

 

「浮気とは違うでしょう」

 

「暁月さん・・・・」

 

「理巧・・・・」

 

周りが騒ぐ中、焔と日影はジード<理巧>をに熱を帯びた視線で見上げる。

 

 

ー理巧sideー

 

『フッ!』

 

理巧は3本のスラッガーをタイラントに投擲すると、スラッガーは回転しながら、タイラントの周りを旋回して切りつける。

 

『『ファントムスラッガーダンシング』!』

 

そして右拳に赤黒い稲妻が迸り、スラッガーに向けて放った。

 

『ハァァァァ・・・・『リフレクトスラッガー』!!』

 

スラッガーに当たった光線は3本に拡散し1本はタイラントに、2本は他のスラッガーに当たり反射してタイラントの身体を貫いた。

 

『ビャァアアアアアアアアアアッ!!』

 

ドガァアアアアアアアアアアアアアンン!!

 

3本の光線に貫かれたタイラントはそのまま爆散した。

 

『ギュワァァァァァッ!!』

 

そこにバーニング・ベムストラも起き上がってきた。

 

ピコン! ピコン! ピコン!・・・・

 

ジードのカラータイマーが鳴り響く。

 

《理巧。全ての『ウルトラカプセル』のエネルギーが回復しました》

 

『「良し、一気に終わらせる! 燃やすぜ! 勇気!」』

 

[ウルトラマンジード! ソリッドバーニング!!]

 

ソリッドバーニングへとチェンジした。

 

『フンッ! 『ストライクブースト』ッッ!!』

 

『ギュワァァァァァッ!!』

 

ジードは右腕部アーマーを展開して、バーニング・ベムストラに近づくと、体制を低くして、拳を上げて『ストライクブースト』を放つと、バーニング・ベムストラの巨体が空に吹き飛ぶ。

 

『「見せるぜ、衝撃!!」』

 

[ウルトラマンジード! アクロスマッシャー!!]

 

バーニング・ベムストラを追って、アクロスマッシャーにチェンジすると。

 

『『スマッシュビームブレード! ジードクロウ!』』

 

ジードは2つの武器持って、高速で空中のバーニング・ベムストラを斬りつける。

 

『グゥウワアアアアアッ!!』

 

『『アトモスインパクト』!!』

 

『アトモスインパクト』でバーニング・ベムストラをさらに上空に吹き飛ばす。

 

『「決めるぜ! 覚悟!!」』

 

[ウルトラマンジード プリミティブ!]

 

プリミティブにチェンジしたジードは地面に着地すると、赤黒いスパークを発生させて力を込める。

 

『フゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・!』

 

『ギュグワァァァァァッ!!』

 

バーニング・ベムストラが落下してくると、両腕を十字に組んで、赤黒い稲妻をスパークさせて放つ必殺の光波熱線。

 

『『レッキングバースト』ォォォォォォォッ!!』

 

『ギュグワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!』

 

最大までチャージされて放たれた光線を浴びたバーニング・ベムストラの身体を吹き飛ばし。

 

ドゴオオオオオオオオオオオオオオンンッッ!!

 

爆散し、夜空に大きな花火となった。

 

 

ー飛鳥sideー

 

「やったぁ!!」

 

「凄い理巧くん!」

 

「当然だがな」

 

「派手に決めたな!」

 

「流石です」

 

「さらに強くなったな」

 

「うむ。見事なウルトラぶりだ!」

 

≪なんだよそのウルトラぶりって・・・・≫

 

半蔵学院側はジードの勝利を喜ぶ。

 

「あれが、ウルトラマンジード・・・・」

 

「それに変身する、暁月理巧さま」

 

「アタシ達、凄い奴を狙ってたのね・・・・」

 

「ホンマに、敵わんなぁ」

 

「そうね、本当に惚れ惚れしちゃうわ~♥️」

 

「・・・・ウルトラマンジード、暁月理巧、か」

 

蛇女子学園側も、ジードの勇姿をあげていた。

 

『・・・・シュウワッ!』

 

ジードはそのまま空高く飛んで行った。

 

「・・・・わざわざ飛んで行かなくても良いと思うけど」

 

「(デュォン!) まぁあれはウルトラマンのお約束みたいな物だな」

 

飛んで行ったジードを見上げて飛鳥が呟くと、霧夜先生と交代したゼロがそう言った。

すると、霧夜先生の懐から、バイブ音が聞こえてきた。

 

「おっと・・・・ん? 『ゼナ』か。こちらゼロだ。どうした?・・・・そうか、なるべく早く来てくれよ」

 

「どうしたんですかゼロさん?」

 

「ああ。宇宙人問題の専門組織が、ようやく重い腰をあげたんだよ」

 

ゼロは意味深な笑みを浮かべていた。




次回。第一章完結。
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