閃乱ジード   作:BREAKERZ

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お久しぶりです。


気合い入れようぜ、皆

ー理巧sideー

 

飛鳥が基地に持ち込んだ畳やクッションや理巧が持ってきたソファに座る一同。

飛鳥達善忍側は、改めて理巧が言った【・・・・伏井出ケイは、“善忍上層部と通じている”】と言う言葉を思い出し、少からずの動揺をした。

善忍上層部がウルトラマンベリアルの配下である伏井出ケイと手を組んでいる等と、そう簡単に受け入れられる事ではないので、当然とも言えるが。

 

「りっくん。どうして、伏井出ケイが善忍上層部と手を組んでいると思うの?」

 

「・・・・奴は、伏井出ケイは悪忍の道元と手を組んで、『コピークリスタル』の実験をしていた事は、皆も知っているよね?」

 

理巧の言葉に、全員が頷いた。

 

「伏井出ケイは善忍でもなければ悪忍でもない。つまり、僕のように両陣営に接触する事ができる。そして、道元にやったように、【『コピークリスタル』を譲渡するから、自分に協力しろ】って言っているのかも知れないな」

 

「成る程。『コピークリスタル』が手に入れば、怪獣の力が使える。悪忍の事を快く思わない善忍側からすれば、悪忍を始末する戦力が手に入るって訳ね?」

 

春花が理巧の言葉を紡ぐと、理巧は頷き、続ける。

 

「焔達で集めてくれた情報の中に、善忍側の一部には、悪忍側を潰したいと思っている『過激派』が動いているって情報があった。唯でさえ前回のーーーー道元の馬鹿がやらかした不可侵条約を無視した騒動で、悪忍側の立場が少し悪くなっている。『過激派』から言わせれば、これを機に悪忍側の力を更に削ぐ、あわよくば始末しようと考えるだろう」

 

「マウントを取ったら一気に攻め立てるのは、喧嘩の常套手段だな」

 

理巧の話に、焔が分かりやすく解釈する。

 

「そんな・・・・! 『クライシス・インパクト』を起こしたベリアルの仲間に、これまでの怪獣騒動を起こしてきた張本人に協力するだなんて!!」

 

「これは霧夜先生<おじさん>から聞いたけど、善忍上層部は、『怪獣騒動はあくまでAIBの領分であり、自分達が口を出す問題ではない』、と、上層部は怪獣騒動には関しては全くの無関心の態度のようだよ」

 

「・・・・私ら悪忍上層部もそうだったが、善忍上層部も、今現在の怪獣騒動よりも、お互いの長年の因縁にケリをつける方に躍起になっているようだな」

 

飛鳥が戸惑うような声をあげるが、理巧と焔は目の前の脅威よりも、長年の因縁を優先する両陣営の上層部に呆れたようなため息を漏らす。

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

その場にいる全員、ペガやレムですら、重い沈黙をしてしまっていた。

 

「ああ、くそっ! ここで上層部の不満を貯めて込んでも、ドーにもならねえだろっ!」

 

葛城が堪らず立ち上がり、全員に渇をいれる。

 

「葛姉ぇ・・・・」

 

「アタイらが今すべきは! あのムカつく伏井出ケイの野郎は見つけて、ぶっ飛ばすのが最優先だ! 上層部への不満や愚痴なんざは二の次だ! 腑抜けた態度をしたヤツは! アタイがお仕置きしてやらぁ!!」

 

すると葛城は、すぐさま近くにいた日影の後ろに回り込み、その85センチのEカップの胸を揉みしだいた。

 

「ちょっ、葛姉ぇ!」

 

「おおっ! 平均よりはやや劣るがやわらかく! そして肌にまとわりつくようなこの揉み心地!! これぞまさに人をダメにする乳!! ああ、いつまでも揉んでいても飽きがこない!! これはアタシの乳だ!!」

 

「ワシの胸はワシのものやろが・・・・」

 

日影が文句を言うが、葛城はそれを無視して、日影の胸をさらに揉みしだいた。

 

「ああ素晴らしい!! なんて素晴らしい!!」

 

葛城が腕を動かす度に日影の胸は、フニャリフニャリとと形を変えていく。男ならば鼻の下が伸びるか、鼻血で垂れ流しそうな桃源郷のような光景だが、理巧は何してんだか、と言わんばかりに呆れ、他の皆もそれに呆れたように半眼となっていた。

 

「いよしっ! ここはいっちょ景気付けに、模擬戦でもやって! スカッとしようじゃねえかっ!!」

 

「スカッとしたいのはアンタの方やろ」

 

ご満悦な顔となった葛城がそう叫び、日影が乱れた衣服を整える。いきなり模擬戦やろうと言われ、皆あまりやる気が出ないような態度だったが、次の葛城の発した言葉を聞くとーーーー。

 

「じゃ勝ったヤツは賞品として! 『理巧と二人っきりでデート権』をプレゼント!!」

 

「「「「「「「「「っ!」」」」」」」」」

 

「他に、『理巧と一緒にお食事権』!」

 

「「「「「「「「「っ!」」」」」」」」」

 

「『理巧と一緒にお風呂!』」

 

「「「「「「「「「っ!」」」」」」」」」

 

「『理巧を抱き枕にして夜一緒にお寝んね権』!」

 

「「「「「「「「「っ!」」」」」」」」」

 

葛城が出す理巧を賞品とした権利に、善忍組も悪忍組もピクッ! と肩を揺らした。

 

「最後に『理巧との模擬戦する権利』なんてどうだっ!?」

 

「「「「「「「「「いや、それは別にどうでも良い」」」」」」」」」

 

「て言うか、僕聞いてないけど?」

 

「固い事言うなよ理巧~。皆に気晴らしの為に、ちょ~っと協力してくれよぉ~」

 

「いや、それで誰が喜ぶ訳?」

 

『理巧、理巧』

 

「ん?」

 

拝むように手を合わせて懇願する葛城に、半眼になって呆れる理巧にペガが飛鳥達と焔達に向けて指差し、理巧も目を向けると。

顔を赤らめてニヤけたり、涎を垂らしたり、鼻血を垂らしていたりする一同の姿があった。

 

 

ー飛鳥sideー

 

「(り、りっくんと、デート・・・・!!////)」

 

飛鳥の脳裏に、一緒に街を歩き、動物園や遊園地を行ったりする光景が目に浮かぶ、理巧は女性をリードするタイプじゃなさそうだし、ソコは自分がエスコートをすれば、と考える。

 

ー日影sideー

 

「(暁月さんと、デートな・・・・なんやこれ? 顔が熱いわ・・・・////)」

 

日影は理巧と二人っきりでのんびり過ごす事を考えると、顔が凄まじく熱くなっているのに戸惑った。

 

ー未来sideー

 

「(理巧と、デートか・・・・////)」

 

未来は理巧とデートをしている光景を考え、子供の頃に読んだ少女漫画のような展開を想像して、顔を赤くして頬を緩めていた。

 

ー焔sideー

 

「(・・・・まぁ模擬戦も捨てがたいな。蛇女にいた時は敗けっぱなしだったし。それに、模擬戦の後に一緒に風呂に入って、飯を食べて、その後は、一緒にーーーーベッドの中で・・・・////)」

 

焔もプランを考えながら段々顔を赤くしていった。

 

 

ー詠sideー

 

「(理巧さんと、お食事をして、モヤシの素晴らしさをもっと知って貰うチャンスですわ!・・・・そしてその後は、デザートとしてわたくしを・・・・!////)」

 

理巧と食事で、さらにモヤシの良さを伝えようと考える詠。お食事の後の事まで考えていた。

 

 

ー雲雀sideー

 

「(理巧くんとお風呂!)」

 

雲雀は前からやりたかった理巧と背中の洗いっこをやりたいのか、嬉々とした様子だった。

 

 

ー柳生sideー

 

「(理巧と雲雀とお風呂・・・・! いや、雲雀も入れて、さらに理巧と雲雀とベッドの中で・・・・!!////)」

 

柳生も、理巧の他に雲雀も入れて三人でお風呂に入り、さらには三人でベッドで川の字となる姿、勿論真ん中は自分で左右に理巧と雲雀をはべらせている光景を想像し、さらにその先まで考えていると、顔を赤くして鼻血を両方の鼻の穴からドクドクと流していた。

 

ー斑鳩sideー

 

「(り、理巧さんと、二人っきりでお風呂! さらにベッドで・・・・!//// い、いけませんわ! わたくしはは委員長で理巧くんのお姉ちゃんなのです! そのようなふしだらで破廉恥な事を・・・・! で、ですが、お姉ちゃんとして、“色々なお世話”をするのも必要でしょうし・・・・!!////)」

 

柳生と同じくらいに顔を茹で蛸のように赤くし、鼻血をドクドクと垂れ流し、はぁっ、はぁっ、はぁっと鼻息荒くしていた。

 

 

ー春花sideー

 

「・・・・・・・・・・・・ウフフフ」

 

春花は脳内で、ベッドに横たわった理巧の身体をどうやって味わうか、はたまたベッドの上で荒縄で縛られた自分の身体を、理巧にどうやって弄んで貰おうかと考えていた。

 

 

ー理巧sideー

 

「・・・・ねぇペガ。これって、僕が賞品にならないといけない流れ?」

 

『・・・・理巧がそう思うなら、そうなんじゃない』

 

『状況を解析すると、そうしなければ暴動が起こります』

 

ペガとレムの言葉に、理巧は小さくため息を吐いて肩を落とすと、後ろから葛城がニヤニヤと笑みを浮かべて、『賞品』と書かれたタスキを付けられた。




次回、半蔵学院VS焔紅蓮隊の勝負です。
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