閃乱ジード   作:BREAKERZ

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さて、お次は叢と夜桜とデート。少しエロくなったかも・・・・。


連続デートだぜ、月閃女学館・叢と夜桜

ー理巧sideー

 

雪泉とデートして翌日。

 

「えっ? 今度は他の月閃の人達とデート?」

 

「え、ええ」

 

飛鳥達と焔達と基地に行こうとする理巧の前に、再び雪泉達月閃メンバーと現れ理巧は、また雪泉とデートかと思ったら意外な言葉を発せられて、少々面食らった。雪泉自身、歯切れの悪い上に、少々残念そうな言い様をしている。

 

「(・・・・『黒影』って人が、雪泉さんだけでなく、他のメンバーと交際させろって指示でも来たのかな?)」

 

理巧としても、デートを断る事はできるが、ここで伏井出ケイに繋がる唯一の手掛かりを失う訳にはいかない。

 

「雪泉さんは、納得しているんですか?」

 

「・・・・お爺様からの命令です。多少不満はありますけど、構いません」

 

「それで良いならいいですけど。それで、誰が」

 

「我だ」

 

ソコに現れたのは、長身に黒髪サイドポニーの般若面を被った少女、叢だった。

叢は何故か、斑鳩に対して敵意のような物を向け、詠も一瞥したように見えたのは、理巧だけだった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

そして、理巧が叢とデートする事に、雪泉は何故か、その豊満な胸がモヤモヤしているように感じていた。

 

 

 

 

 

 

そして理巧は今度は叢とデートする事になり渋谷に赴いた。のだがーーーー。

 

「・・・・それで、今日は君とデートする事になったんですけどね叢さん」

 

「・・・・・・・・何だ?」

 

「・・・・そのお面、外してください」

 

「な、何っ!?」

 

月閃の制服に般若面を被った叢を道行く人々が奇異な物を見るような目で見られスマホで撮影されそうになったり、さらには警察に呼び止められた回数6回、理巧は渋谷の公園にて、お面を外せと言った。

 

「(フルフルフルフル!!)」

 

叢がイヤイヤと云わんばかりに首を横に振った。

 

「あのね、流石に目立ちますよ。忍って目立たないように行動するんでしょう? こんな街中でそんな般若面被って歩いていたら、目立ちますよ悪い意味で」

 

「・・・・し、しかし、でも・・・・」

 

叢が両手の人差し指をツンツンと合わせながら気まずそうな様子になった。理巧の言う事が正しい事は叢自身も分かっている。が、それでも面を外す気はないようだ。

 

「それじゃーーーー実力行使ですね」

 

「?・・・・・・・・っっ!!?」

 

首を傾げた叢だが、理巧のその手にいつの間にか持っていた般若面を見ると、慌てた様子で顔に手を当て、自分の顔から般若面がなくなっている事に気づいた。

 

「あわ! あわわわわわわ!!」

 

叢は両手で顔を隠そうとするが、それより早く、背中に般若面を隠した理巧が叢の両手を掴んであげさせ、顔をジッと見つめた。

 

「わわわわ! み、見ないで、下さい・・・・!! ご、ごめんなさい! 我のような不細工な顔を見せてしまって! 本当にごめんなさい!!」

 

先ほどまでの威圧的な態度が消え、まるで怯えた子犬か子猫か小兎のように震えて謝罪する叢。これが彼女の本性なのだと、理巧は確信する。

力を込めて逃れようとする叢だが、理巧の腕はビクともせず、足で攻撃しようにも、爪先を理巧が踏んで動けなくした。

せめてもの抵抗で目を閉じて顔を背けるが、理巧はたっぷり見た後に口を開いた。

 

「・・・・・・・・何だ。顔に傷でもあるのかと思ったら、結構可愛い顔してるね」

 

「えっ・・・・?」

 

理巧に言われた言葉が意外だったのか、叢は目をパチクリさせて、自分の顔をジッと鼻の先がくっつくほどの距離で見つめる理巧を見た。

 

「ひょわっ!//////」

 

叢は理巧と目を合わせられず、ギュッ目を閉じるが、恐る恐ると僅かに目を開いて、理巧の顔と目を見る。

 

「(う、うわぁ~・・・・////// 改めて見ると、暁月さんって凄い綺麗な顔・・・・!////// 女の我ですら見惚れてしまいますぅ・・・・!////// 少女漫画のイケメンキャラみたいぃ・・・・!////// あぁ、こんな綺麗な顔をした殿方と、我みたいな不細工が一緒だなんて・・・・////// あっ、ダ、ダメ・・・・! 何か変な気持ちに・・・・//////)」

 

年下の美少年に無理矢理迫られている自分の状況に、叢は奇妙な動悸と、顔が茹で上がっていくのを感じた。

理巧は叢の心情なんて全く気にせず、あとほんの数センチで唇が重なってしまう位に顔を近づけると、さらに叢の心臓が早鐘のように動き、顔が赤く染まり、思考が段々と虚ろになっていく。

理巧はソッと、叢の首筋に小さく息を吹き掛けながら、耳元に囁く。息を吹き掛けた際、叢の顔はトマトもかくやと云わんばかりに真っ赤に染まり、身体をピクッピクッと身震いし、呼吸も荒くなり、太腿を擦り合わせる。

 

「それで、叢さんの行きたい所や、好きな物を教えてくれないかな?」

 

「(耳元・・・・らめぇぇぇぇ!//////) わ、われは、マンガをかくにょがしゅみれすから、アニメ系のおみしぇに・・・・しゅきなのは、おもち、れす//////(訳:我は、漫画を書くのが趣味ですから、アニメ系のお店に・・・・好きなのは、お餅、です)」

 

「了解。ありがとうございます」

 

理巧が顔と手を離すと、叢はすっかりヘロヘロになって、膝から崩れ落ちた。

 

「は、ぁ、ぁぁ・・・・//////」

 

「ほら叢さん。とっとと行きますよ。ここからなら池袋の『マンガイト』が近いですから」

 

「・・・・・・・・//////」

 

すっかり放心状態になった叢に、理巧は小さく息を吐くと。

 

「失礼」

 

「ふぇ・・・・? ひょわっ!?」

 

理巧が叢をお姫様抱っこすると、正気に返った叢は珍妙な悲鳴を上げて、顔処か全身が真っ赤に染まった。

 

「それじゃ、行きますよ」

 

「ひゃ、ひゃい・・・・//////」

 

そのまま般若面の事も忘れて、叢は理巧になすがままになったのであった。

 

 

 

 

ー飛鳥sideー

 

『はぁ~、はぁ~、はぁ~・・・・//////』

 

『あわわわわわわわ//////』

 

『皆、理巧達はどうしたの?』

 

「ねえ柳生ちゃん? 何があったの?」

 

「何も見えないよ夜桜ちゃん!」

 

その、何とも言えない過激な光景に、飛鳥達や焔達、雪泉達も顔を赤くして目を血走らせ、鼻息荒くしたり、両手で顔を覆いながら指の隙間から覗いたりしていた。

因みにあまりに過激な光景だったので、ペガの両目を飛鳥が、雲雀を柳生が、美野里を夜桜が塞いでいた。

 

「り、りっくんってあぁ言う処があるの?」

 

「アイツ今のうちに調教してとかないと将来トンでもねえ女誑しの女泣かせになるぞ・・・・!」

 

飛鳥に焔は、理巧に恐ろしさを感じていた。

 

 

 

 

ー雪泉sideー

 

「・・・・・・・・」

 

そしてその夜。

ホテルに戻った叢は、椅子に座り、漫画がビッシリと入った紙袋を何個も足元に置き、般若面を被ったまま虚空を見上げていた。

 

「お~い、むらっち~」

 

四季が声をかけても、眼前に手を振っても動かずにいたので、気付けに般若面を外してやると、頬をうっすらと赤く染め、まるで恋い焦がれる乙女のような目で何の反応もせず、それ処かーーーー。

 

「・・・・暁月・・・・理巧、様・・・・//////」

 

理巧の名を様付けで呟いて放心状態になっていた。

 

「あ、ダメだしこりゃ。籠絡するつもりが、逆に籠絡されちゃってるし」

 

「なんと言う事でしょう・・・・」

 

「叢ちゃん・・・・」

 

すっかり理巧に焦がれる叢を見て、雪泉と四季と美野里は小さく息を吐いた。

が、ただ一人、夜桜はーーーー。

 

「不甲斐なし・・・・! 全く以て不甲斐なしなんじゃ!! 『忍転身』!!」

 

夜桜が忍転身すると、両手の手甲を叩き合わせてホテルから出ていこうとする。

 

「よ、夜桜さんどちらへ?」

 

「もうこんなまどろっこしいやり方なんぞしてられん! ワシが叩きのめしてくれるっ!」

 

「えっチョイ待ちなって夜桜ちん! アタシら五人がかりでアッサリのされちゃったのに、一人で勝てる訳無いじゃん!!」

 

「あの時はヤツの力を侮り、見誤っただけじゃ! ヤツの動きは既に見切った! ワシは負けとらん! 必ず勝つ! これ以上仲間を椨らかされてたまるかっ!」

 

「た、椨らかされてません!//////」

 

顔を真っ赤にした雪泉が説得力皆無な顔でそう言うと、夜桜は部屋を出ていった。

 

「どうしよう雪泉ちん?」

 

「と、とりあえず、暁月さんに連絡を! 夜襲だなんて正義とは言えません!」

 

「あ、じゃ美野里が理巧くんに連絡するね。えっと・・・・・・・・あっ、理巧くん?」

 

「「いつから番号交換してたん(ですか)!?」」

 

美野里が理巧の番号を知ってる事に、雪泉と四季は驚愕した。

 

 

 

 

 

ー理巧sideー

 

「ふぅん。成る程。ありがとう美野里ちゃん。此方で相手をして、明日の朝には帰らせるから、安心して待っててよ」

 

理巧はスマホの通話を切ると、男子寮の自室の窓から外に出ようとする。

 

『理巧。行くの?』

 

「ああ。軽く運動してくるから、先に寝てて良いよ」

 

ペガにそう言い残し、理巧は窓から飛び出て、周りの家々の屋根を跳んでいると、後ろから追っている人間の気配を感じる。振り向くまでもない、夜桜だ。

 

「・・・・・・・・」

 

理巧は夜桜が追い付くくらいの速さに速度を緩めながら、町外れの廃工場の中へと入っていく。勿論、中や周囲に人の気配はない。

 

「ここならいいでしょう。出てきなよ」

 

「・・・・・・・・」

 

理巧が呟くと、自分の正面数メートルの地点に、転身姿の夜桜が降り立った。

 

「夜分の突然の訪問、改めて失礼する」

 

「あのさ。僕を始末するつもりのようだけど。この間負けたんだし「負けとらん!」・・・・ん?」

 

「ワシを殺さなければ負けと認めんっ! ワシはまだ生きておる! じゃからまだ、負けとらんのじゃ!」

 

夜桜が全身から闘気を放出し、そしてーーーー。

 

「『命駆』!!」

 

転身していた着物が弾け飛び、純白の下着姿となった。防御を捨て、攻撃と速さを重視した『命駆』モードである。

B90(Hカップ)・W53・H82。手足に無駄な脂肪が欠片もなく、腰回りも括れており、胸とお尻の豊かさをより強調しているようにも見えた。

並の男ならばこの姿に鼻の下を伸ばすか、鼻血を噴いて倒れるか、前屈みになる処だが、ソコは理巧である。夜桜でそうなるなら、とっくに飛鳥達や焔達の『命駆』でそうなっている。

 

「・・・・・・・・」

 

平然とし、軽い柔軟をしていた。

 

「・・・・行くぞ」

 

「(スッ・・・・クイクイ)」

 

構える夜桜だが、理巧は片手を上げて手招きするだけだった。

 

「っ! はぁぁっ!!」

 

舐められてると思った夜桜が一瞬で理巧に近づくと、その顔面に手甲を乱打を叩きつけようとした。が。

 

「(ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイ・・・・)」

 

理巧は紙一重で回避(無論余裕)していた。

 

「くぅ! あぁああっ!!」

 

夜桜が乱打のスピードを上げるが、理巧は後ろにステップしながら回避を続ける。

 

「お前! ワシを舐めているのかっ!?」

 

「先ずは君から攻撃してきて良いだけだよ」

 

「己ぇっ!!」

 

夜桜が乱打のスピードを上げるが、その拳が理巧に僅かに届かなかった。

そして理巧は考えていた。

 

「(さてと、下手に攻撃して怪我されるのはダメだし。かといってわざと負けるのも彼女は納得しないだろうし、勝っても負けを認めないだろうな。・・・・となれば、手段は1つ・・・・)」

 

「はあっ!!」

 

「っ!」

 

夜桜が地面を殴ると、小さなクレーターが生まれ、足場が一瞬で無くなった事でほんの少しだけ無重力が発生し、理巧はバランスを崩す。

 

「貰ったぁっ!!」

 

夜桜が手甲を振りかぶり、理巧の顔面に叩きつけたーーーーかに見えたが、理巧の姿はまるで陽炎のように消えた。

 

「っ! 残像じゃとっ!?」

 

「その通り」

 

「はっ!」

 

夜桜が背後から声が聞こえ、顔だけ向けると理巧が背後にピッタリと付いていた。

 

「しまーーーー(ドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュ!) ぬぁっ!」

 

理巧が夜桜の背面を貫手で突くと、夜桜はクレーターの底に俯せに倒れた。すぐに身体を動かそうとするが、身体から力が入らない。

 

「こ、これは・・・・!?」

 

「身体の神絡系とツボを突いた。暫くは指一本も動かせないよ」

 

「くっ、くくっ・・・・!」

 

「さて、僕がここでとどめを刺せば君は死ぬ。だが、降参するなら、見逃して「舐めるなっ!」ん?」

 

「ワシは正義の為に戦う月閃の善忍! そのような脅しに屈したりせん!!」

 

「・・・・・・・・」

 

と、勇ましい夜桜に理巧は少し困った。ここで彼女が気絶するほど痛め付けても、彼女は敗北を認めないだろうし、下手に怪我でもさせたら雪泉達からの心象も悪くなるし、かと言って放置もない。折角来た伏井手ケイの手掛かりなのだ。どうにか彼女が敗北を実感するように精神を屈服させる方法は無いものかと思考を巡らせていた時。ふと、酔っ払った鷹丸が言っていた事を思い出す。

 

【良いか理巧ぅ、男だろうが女だろうがなぁ、共通するものがあるんだよ】

 

【ん?】

 

【それはなぁーーーーーーーー】

 

鷹丸がそう言った後、ナリカに殴られたが、理巧はそれを利用しようと考え、夜桜の背中に馬乗りする。

綺麗な曲線を描く背中に地面に付いて潰れてはみ出る横乳、キュッと引き締まったウェストと小柄な桃のようなお尻、並の男ならばこれだけでも興奮するだろうが、理巧は至って平然だった。

 

「(ゴキッ! ゴキッ!)」

 

「な、何をするつもりじゃっ!?」

 

「知ってる? 人間ってさ、恐怖や苦痛に耐える精神力を持ってるけど・・・・快楽には抗えないってさ」

 

「っ!?//////」

 

夜桜は理巧の言葉に何を想像したのか、戦慄した顔を真っ赤に染めた。

 

「や、やめろっ! やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

夜桜の叫びを無視して理巧は夜桜の背中に手をのばしたーーーー。

 

 

 

 

 

 

「んぁっ! あぅ! はっ! はぁぅ! んん! んぁあああっ!!//////」

 

夜桜は艶っぽい嬌声を上げる夜桜は、理巧にマッサージを受けていた。背中や肩や太ももと言った箇所に指を這わせ、揉むようにこねる度に、夜桜は何とも言えない快感が全身の細胞から神経にまで響く。

 

「や、やめぇ・・・・////// やめ、る、のじゃぁ・・・・!////// お、おかひく! おかひくなりゅぅっ!!///////」

 

呂律が回らなくなりそうになる夜桜に、マッサージをしている理巧が、耳元で囁く。

 

「やめて欲しかったら、参った、私の敗けですって、言えば良いけど?」

 

「(フルフルフルフル!!)」

 

夜桜はギュッと瞼を塞ぎ、目元に涙を溜め、下唇を噛みながら快楽に耐え、首を横に振って拒否する。

 

「んじゃ。次はこっちかな?」

 

理巧は夜桜の靴と靴下を脱がし、素足の裏に人差し指を立てて、押し込んだ。

 

「ひぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!///////」

 

痛みと共にくる気持ち良さに、夜桜は動けず、身体を身悶える。

理巧が指を離すと、漸く終わったのかと一安心しそうになる夜桜(だが、何故か残念な気持ちがあるように感じた)。

 

「さて。準備運動はここまでにして、本番といくか」

 

「・・・・・・・・え?」

 

理巧の発した言葉に、夜桜は絶望(そして何故か期待)が混ざった複雑な顔になる。

 

「(ゴキゴキッ! ゴキゴキッ!)焔達にもやったけど、三分で気を失っちゃったんだよねぇ~。日影さんですら八分で気を失ったけど。・・・・夜桜さんは、何処まで耐えられる、かな?」

 

拳を握り、関節を鳴らしながら凄絶な笑みを浮かべる理巧に、夜桜は恐怖(そして何故か期待)が過り、必死に逃げようとするが、身体はピクリとも動いてくれず、理巧が手を伸ばすと、これから起きる凄まじい快感に耐えるように下唇を、それこそ唇を噛みきるつもりで噛んだ。

その瞬間ーーーー。

 

「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!////////////」

 

想像以上に強烈な快感に、夜桜は声にならない悲鳴を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

「ほい。終了っと」

 

理巧が手を離して夜桜の背中から離れる。そして夜桜の状態を見てみると。

 

「・・・・ぁ・・・・んぁ・・・・////////(ビクッ、ビクッ、ビクッ)」

 

僅かに潤んだ瞳は虚ろで半開きになり、声も発せず、口の端からは涎が一筋垂れており、完全に骨抜きにされているのが分かった。

 

「お~い」

 

「・・・・・・・・////////」

 

返事がない。ただの屍のようだ。みたいな事を考えているが、ちゃんと生きている。

 

「日影さんでも八分は耐えられたけど、彼女は五分か。存外大した事ないな、と」

 

理巧が夜桜を仰向けにすると、気を失ったせいか『命駆』モードが解除され、月閃の制服に戻り、理巧はお姫様抱っこをして跳んでいった。

 

 

 

 

ー夜桜sideー

 

「・・・・・・・・はっ!」

 

夜桜がガバッと跳ね起きると、ソコはホテルの部屋ではなく、何処かの部屋のベッドだった。

 

「ここは・・・・ん?」

 

ふと、身体に違和感を感じてベッドから降り、少しストレッチをすると、いつも90センチ(Hカップ)で悩んでいた肩こりが無くなり、肩が羽のように軽くなっていた。さらに身体の端々の疲労まで無くなったかのように感じた。時間は午前五時。理巧との戦いが午後八時頃だったから、どうやら一晩寝てしまったようだ。

 

「何が起こったんじゃ? むっ!」

 

ベッドの近くのソファでは、異星人っぽい見た目の生物が鼻提灯を出しながら寝ており、そのすぐ近くでは、標的の暁月理巧が座って寝ていた。

 

「はっ!」

 

そして夜桜は思い出した、あの屈辱と快楽が混ざった体験を。

 

「くぅっ・・・・!//////」

 

顔を赤らめ、弱冠内股になりながら、理巧は恨めしそうに睨み、寝込みを襲おうかと思ったが、善忍のプライドがソレを赦さなかった。

 

「・・・・・・・・」

 

夜桜は近くの机の上に置かれたメモ帳を見ると、ボールペンで丁寧な字を書く。

 

【ベッドをお借りして申し訳ありませんでした。よく眠れましたありがとうございます。しかし、ワシはまだ敗けた訳ではないのであしからず。追伸 今度は絶対ワシが勝つからなっ!!】

 

そう書き残すと、夜桜はベッドを敷き直し、理巧に一礼してから、窓から朝日が昇り始めた外に出ていった。

 

「・・・・・・・・」

 

理巧も、夜桜が起きた瞬間に目を開けて律儀な人だと思いながら苦笑した。

 

 

 

 

 

 

ホテルに戻った夜桜は、自分を待っていて寝てしまった雪泉達に小さく微笑み、毛布をかけながら、雪泉達の朝食を作る。

 

「・・・・んんっ///////」

 

と、その途中、理巧のマッサージの感覚を思い出し、身体に起こった奇妙な疼きに悩むのであった。




次回は四季と美野里です。
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