閃乱ジード   作:BREAKERZ

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分断されたぜ、皆!

ー理巧sideー

 

「(身体の状態を確認。右手、異常なし。左手、異常なし。右足、異常なし。左足、異常なし。頭部及び胴体、共に異常なし。周囲状況を感知・・・・・・・・敵対対象の存在、無し)」

 

気がついた理巧は身体が負傷していないのを確認し瞼を開き、周囲を見回すと。

 

「ふむ。分断されたか・・・・」

 

雪女のような異形が放った猛吹雪により吹き飛ばされ、気がつけば理巧は鬱蒼とした森の中にいた。圏外になっているスマホの時計を見ると、異形達との戦いから吹き飛ばされるて気がつくまで、およそ数分しか経っていないと確認できた。

 

「ペガ。レム。聞こえる? 現在位置と皆の居場所は?」

 

装填ナックルで通信するが返事がない。それどころか、ノイズが響いていた。基地で何かあったか、落下の衝撃で不具合が起きたか、通信を妨害されているのか、判断の難しい処だが、ここで大人しくしている訳にはいかない。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

理巧は身を屈め、片膝をついて瞑目し、自分の感知能力の範囲を地下にまでギリギリ広げ、全員の居場所を探る。

 

「・・・・・・・・っ」

 

理巧は近くにいる人間達と、その人達と交戦する先ほどの異形達の気配を探知した。

また地面からの奇襲を警戒して、木の枝に跳び、枝を足場にしながら駆け出す。

森の樹々を通り抜ける理巧が見つけたのは、十数体の蜘蛛の異形達に囲まれ、襲われている月閃女学館の面々だった。

 

「あっ!」

 

雪泉達も気づいたようで理巧に顔を向けると、理巧は一本の木を足場にして強く踏みつけて蜘蛛達に奇襲を仕掛け。

 

ーーーーシュバッ!

 

『ギィィィィィィッ!?』

 

すれ違い際に、クナイ二本で蜘蛛達を一気に二体も細切れにする。

 

「暁月理巧・・・・!」

 

『っ!』

 

月閃の一同が目を見開くが、それに構わず理巧は、一瞬で姿が消え、また姿を現したら、残り蜘蛛達を一掃された。

 

「ふぅ~・・・・」

 

自分達が苦戦した蜘蛛達を一瞬で全滅させた理巧の実力に、雪泉達は息を呑んだ。

 

「月閃の皆だけ、か。あーちゃん達と焔達は?」

 

「・・・・私達も、 気づいたらこの森に吹き飛ばされていました」

 

「ふぅん。・・・・それにしても、あの程度の蜘蛛の怪物達に苦戦するのはおかしい、よね?」

 

理巧は雪泉の左腕を抑えているのを見て、一瞬でその腕を掴み袖を捲ると赤く腫れていた。ソッと優しく押してみると、

 

「っ!」

 

雪泉は顔をしかめたのを見て理巧は確信した。

 

「雪泉さんは左腕の骨にヒビが入っているね。後はーーーー」

 

理巧が他の月閃の子達を見ると、叢が顔を両手で隠すのを見て、一瞬でその手を掴んでどかすと、素顔が晒されていた。

 

「ひょわっ!?ーーーーり、理巧さ、いや、あ、暁月、さん、み、見ないでくだしゃいっ!////////」

 

「ふむ。お面は?」

 

「落下の際に太い木の枝にぶつかっちゃってさ。割れちゃったっぽいよ」

 

四季が四つに割れた鬼面を見せた。それを見て理巧は、赤く腫れている叢の左足を見て優しく押す。

 

「つぅ~っ!」

 

「叢さんは左足にヒビか」

 

「お面が壊れちゃってテンパってさ~、叢っちったら着地に失敗したんだよねぇ~」

 

「あぅぅぅ~、面目ないです・・・・」

 

「お面が無くなったし、これが本当の“面目ない”ってか?」

 

「誰が上手い事を言えと?」

 

四季がカラカラ笑い、叢は少し情けない顔になり、理巧がツッコム。

そして、人の顔くらいの大きさの葉を見つけ、それを取り、木に巻き付いた蔦を少し取り、目の穴を作って葉っぱのお面が出来上がり、お面の端に蔦を付け、お面を叢の顔に被せると、後ろで蔦を結んで固定した。

 

「急場しのぎだけど、これで我慢してくれ」

 

「あぁ。これで大丈夫(スポッ)はぅぅっ! 四季さん、止めてください!/////」

 

「良いじゃん、叢っちこんなに可愛いのに隠すなんて勿体ないじゃん」

 

「四季さん」

 

お面を付けて落ち着いた口調になるが、四季がお面を外すとまた子犬のようになるが、見かねた雪泉がお面を取り上げて、叢に渡し、再度お面を付けた叢は四季を睨む。そして理巧は次に、夜桜に近づく。

 

「く、来るな!」

 

が、夜桜は敵意むき出しで理巧に向かって手甲を突き出そうとするが、理巧は構わず尻餅をついている夜桜の右足を掴み持ち上げた。

その時ーーーー。

 

「くぅぅぅぅぅぅっ!」

 

夜桜が痛みに悶えていた。

 

「夜桜さんは右足の骨にヒビか」

 

「夜桜ちゃん、美野里を庇って、地面に落ちちゃったの・・・・! その時に足を・・・・!」

 

泣きそうになる美野里を慰めるように、理巧は美野里の頭を優しく撫でる。

 

「兎にも角にも。ここにいても仕方ないし、とりあえず歩こう」

 

「歩こうって、道は分かるんですか?」

 

「探知した際、僕達の他に何人かの気配がした。おそらくあーちゃん達だろう。先ずは皆と合流する事を先決にしよう(・・・・それに、あーちゃんに渡した『ゼロカプセル』を使えば、帰れる可能性がある)」

 

理巧の言葉に、月閃の皆が頷き、足を負傷した叢と夜桜を他のメンバーが支え、理巧が先導した。

 

「(っ、何人かの気配が消えた。早速、あーちゃん達も動いたかな?)」

 

 

 

 

 

ー飛鳥sideー

 

「うぇ~、びしょびしょ~・・・・」

 

理巧が月閃の忍達と合流したのと同時刻、飛鳥と焔、斑鳩と詠の四人は運が良いのか悪いのか、大きく深い川に落下しており、ずぶ濡れになりながら全員が川岸に這い出た。

特に忍装束がドレス姿であった詠は、ドレスが濡れてすっかり重くなったのか、特に疲れたようだ。

 

「落下先が川だったのは、不幸中の幸いでしたわね」

 

「だが、完全に理巧達と分断されてーーーークシュン!」

 

「それよりも、早く転身を解除しましょう。ずぶ濡れの服よりはマシですわ」

 

濡れた装束の水分を絞る斑鳩と焔、季節は夏だが、突然水に叩き込まれた焔が小さなくしゃみをし、装束を解除しようと詠が言うと、四人は周囲を警戒しつつ転身を解除し制服に戻るが、濡れた身体が制服を濡らしてしまい、張り付いてしまう。しかし、先ほどよりはマシと思い、四人は改めて状況を確認した。

 

「吹き飛ばされながら周囲を見ましたが、どうやら皆、バラバラになってしまったようですわね」

 

「飛鳥。通信機はどうだ?」

 

「・・・・ダメ。レムと連絡が通じないよ」

 

「スマホもーーーー圏外ですわね」

 

「このまま何もしないでいられませんわよ。何とか基地に戻る事はできませんの?」

 

詠がそう言うと、斑鳩は顎に手を当て思考すると。

 

「・・・・あっ! 飛鳥さん。理巧くんから『ゼロカプセル』を渡されていましたよね?」

 

「あっ、そうか!」

 

飛鳥が胸の谷間から『ウルトラマンゼロカプセル』を取り出すと、基地の指令室をイメージし、カプセルを起動させる。

 

「・・・・・・・・見えた!」

 

ーーーーセャァッ!!

 

起動させると同時に、飛鳥の前にワームホールが形成された。

これで基地に戻る事ができると安堵した。その時にーーーー。

 

『ギィィィィィィィッ!!』

 

「「「「っ!!」」」」

 

不気味な、そして人間とはとてもじゃないが思えない声が聞こえて四人が振り向くと、先ほどの蜘蛛の怪物達が雄叫びを上げて向かってきていた。

 

「うわあぁっ! 出たぁっ!」

 

「ここで無駄な戦闘をする訳には参りません! すぐに退避しましょう!」

 

「くそっ!」

 

「焔さん、行きますわよ!」

 

詠に引っ張られ焔がワームホールを潜ると、斑鳩は谷間から『ヒカリカプセル』を取り出して起動させる。

 

ーーーーデャッ!

 

「ーーーーはあぁっ!!!」

 

すると、納刀されていた飛燕が淡く光り、斑鳩が抜刀すると、光の斬撃が放たれ、先頭にいた何匹かの蜘蛛を切り捨てると、蜘蛛達は霞となって消えた。

 

「斑鳩さん!」

 

「ええ! 飛鳥さんも!」

 

斑鳩がワームホールに飛び込むと、空かさず飛鳥も飛び込み抜けると、見慣れた基地とペガとレムがいた。

 

『飛鳥!? 斑鳩!?』

 

「飛鳥! すぐに閉じろ!!」

 

「う、うん!」

 

驚くペガを気にする余裕なく、焔が叫ぶと飛鳥はワームホールを閉じようとした。

 

『ギィィィィィィィッ!』

 

『うわぁぁぁぁっ!』

 

が、小さくなっていくワームホールから、蜘蛛の怪物の前足をネジ込んで、無理矢理入ろうとしてくる。

 

『飛鳥。ワームホールを閉じてください』

 

「う、うん!」

 

飛鳥がワームホールを完全に閉じると、蜘蛛の怪物の足が千切れ、基地の床に落ちると霞となって消える。

 

『換気システム、フル稼働』

 

レムがそう告げると、基地の換気システムが起動して、霞を基地から吸い出された。

 

『ふぅ~・・・・』

 

まるで怪獣・アクション映画のキャラのような体験をし、飛鳥達は基地に戻れた安心感から、少し安堵の息を吐いた。

 

『皆! 無事だったんだね! 理巧は?』

 

「ゴメン。バラバラになっちゃって、私達四人だけだったの」

 

『そっか・・・・でも、飛鳥達だけでも無事で良かったよ! 今レムが、皆が吹き飛ばされたコースから、落下地点を割り出していたんだ!』

 

「そうですか。ではペガくん、悪いのですが、温かい飲み物とタオルをお願いできますか? 川に落ちてしまって冷えてしまって・・・・」

 

『うん!』

 

ペガが元気良く返事をすると、すぐにタオルを持って来て、温かい飲み物を持ってこようとキッチンに向かった。そして飛鳥達はとりあえず、基地に置いてあるジャージを取りだし、少し濡れた制服を脱いでペガが持ってきたタオルで身体を拭き終えると、ジャージに着替えた。

 

「それでレム。理巧や他の皆からの連絡は?」

 

『現在、妨害信号により全員の居場所は分かりません。ですが、バイタル状態は正常のようです。しかし、月閃女学館のメンバーの様子は確認できません』

 

焔の問いにレムがそう応え、空中モニターに地図が表示され、理巧や飛鳥達や焔達のアイコンが表示されていた。吹き飛ばされる途中で全員のアイコンが消えてしまった。おそらく敵の妨害範囲に入ってしまったからだろう。

今は吹き飛ばされたコースと雪女の異形の息吹きと本日の天気の風圧から、全員の位置を計算している最中だったようだ。

 

「・・・・・・・・わたくし達が川に飛ばされましたから、おそらくこの地点でしょうね」

 

「と言う事は、皆も同じ風圧で吹き飛ばされて、近くにいた人達が固まったとしたら・・・・」

 

斑鳩が僅かな記憶から自分達の落下地点を示すと、飛鳥が他の皆の地点をおおよそに表示すると、理巧と月閃の忍達は近くに、柳生と雲雀、未来と春花が一組となり、その少し離れた位置に葛城と日影が一組で、理巧と月閃の忍達は葛城と日影から少し離れた位置にいると表示された。

 

『皆ぁ! ココアが入ったよ!』

 

丁度ペガが暖かなココアを淹れて持ってきた、四人は礼を言いつつココアを飲むと、冷えた身体が温まるのを感じた。

 

「ふぅ・・・・人心地つきましたけど、他の皆さんが心配ですわね」

 

「あぁ。だから今は、皆の落下予想地点を早く掴まないとな。アイツらも大人しくしていないで、もう動いているだろうし」

 

詠と焔が、表示された地図を見据えながらそう言った。

 

「斑鳩さん。霧夜先生に連絡を入れた方が良いかな?」

 

「そうですわね。連絡しましょう」

 

飛鳥と斑鳩は、霧夜先生に連絡を入れた。

 

 

 

 

 

 

ー柳生sideー

 

飛鳥達が川から這い出た頃、柳生達は。

 

「・・・・・・・・どうやら、止まったようだな。雲雀、大丈夫か?」

 

「う、うん・・・・らいひょうふ・・・・」

 

「やれやれ、だわ・・・・あら、未来は何処かしら?」

 

「ここ。ここよ」

 

並んでうつ伏せに倒れていた柳生と雲雀と春花の下から未来の声が聞こえ、視線をそちらに向けると、丁度三人の豊満な胸に潰される形で未来が倒れていた。

 

「あら未来。私達のおっぱいが恋しいの?」

 

「バカ言ってないでささっと退いてよ! その無駄にデカい脂肪の塊! もぎ取ってやるわよっ!?」

 

頭に大きな血管を浮かばせながら未来が怒鳴ると、三人がヨロヨロになりながら起き上がり、まだグルグルする頭を振って元に戻そうとしていた。さて、なぜ四人がこうなっているのかと言うと。

雪女のような怪物の息吹きで吹き飛ばされた直後、柳生は隣にいる雲雀を抱き寄せ、すぐさま『セブンカプセル』を起動させ、球体状のバリアを張った。ギリギリまでバリアの範囲を広げ、仲間達も救出しようとしたが、近くにいた未来と春花しか助けられず、そのまま吹き飛ばされ、山の急斜面に落下し、球体状になったバリアが急斜面で転がり、そのまま四人はバリアの中でシェイクされながら転がっていった。そして漸く木々の間にバリアが挟まって止まり、現在に至ったのだ。

柳生がバリアを解除すると、転がって破壊した道が無惨に残り、後は鬱蒼とした森であった。

 

「・・・・ここって何処だろう?」

 

「未来」

 

「ああもう、分かってるって!」

 

春花が豊満な胸の谷間から望遠鏡を取り出して渡すと、未来が忍装束のゴスロリドレスのスカートを捲ると、未来が馬乗りできるくらいの大きさのジェット機が現れて跨がった。

 

「秘伝忍法! 『ラントクロイツアー』!!」

 

未来がジェット機・ラントクロイツアーに乗って上空に飛び、旋回しながら周囲を見回すと、三人の元に戻る。ラントクロイツアーはスカートにすっぽり入ると、手品のように消えた。

 

「東に二キロの地点に、観測所みたいな物があったわ。それとーーーー小さくだけど、基地のある天文台も見つけたわ」

 

「と言う事は、ソコまで遠くに吹き飛ばされていなかったっと言う訳か・・・・」

 

「ここから南南東に向かって八キロ~十キロの距離ね」

 

「私達の足なら、走れば二十分で到着できるわね」

 

「あっ、そう言えば観測所の辺りで、葛城と日影っぽい人影があったわ」

 

「えっ!? 葛姉ぇに日影さんがっ!?」

 

「本当に二人か?」

 

「あんな派手な金髪と緑髪、そうそういるようなもんじゃないでしょう?」

 

仲間の二人だけでも見つかって、少し安堵する四人。

 

「それでどうする? 先に二人と合流する?」

 

「そうだな。あの二人ならば大丈夫だとは思うが・・・・」

 

「っ! 皆!」

 

「「「っ!」」」

 

雲雀が脅えた声をあげると、柳生と未来と春花は、雲雀もいれて四人で背中合わせになって周囲を警戒すると。

 

『キィィィィィィ・・・・!』

 

蜘蛛の怪物達がゾロゾロと沸いて出てきた。

 

「・・・・この分だと、葛城達の方にも現れていそうだな?」

 

「そうね。未来、ここから二キロに日影達がいるって言ってわね?」

 

「うん」

 

「このままオレ達でコイツらを蹴散らしながら十キロ近くの基地に戻るか。近くにいる葛城達と合流し、戦力を増強してから進むか・・・・ま、それならばーーーー」

 

『ギィィィィィィィッ!!』

 

柳生が言い終わる前に、蜘蛛の怪物達が襲いかかってきた。そしてーーーー。

 

ーーーードガァァァァァァァァンンッ!!

 

「『秘伝忍法 忍兎でブーン』!」

 

雲雀が召喚した忍兎に四人が乗り込み、春花が全員が離れないように指先の糸で身体を忍兎に固定させ、未来が後方の蜘蛛達に傘のマシンガンで迎撃する。

 

「雲雀! このまま葛城達と合流だ!」

 

「うん!」

 

四人は忍兎に乗って、森の中を駆け巡った。

 

 

 

 

ー葛城sideー

 

「おいててて、たくっ、ヒデぇ目にあったぜ・・・・」

 

「どうやら観測所のようやなぁ」

 

未来がラントクロイツアーで空を飛ぼうとするのと同時に、鬱蒼とした森から漸く出られた葛城と日影は、丘の上にある観測所を見つけた。

人がいるならば助けを呼べるかもしれないし、無人だったとしてもここが何処だか分かる情報があると考え、観測所に向かおうとした。

がしかし、その瞬間、二人は足をピタッと止める。

 

「・・・・・・・・どうやら」

 

「簡単には、いかへんようやなぁ」

 

グリーブとナイフを構える二人。

 

「「っ!」」

 

『ギィィィィィィィッ!!』

 

二人が跳ぶと同時に、二人がいた地点の地面から蜘蛛の怪物が飛び出る。

 

「「はぁっ!!」」

 

が、葛城は蜘蛛の怪物に急降下キックを、日影がナイフを突き立てて蜘蛛の怪物を消滅させた。すると今度は周囲の地面から無数の蜘蛛の怪物達が出てきた。

二人は背中を合わせながら迎撃態勢をとる。

 

「やれるかよ、この数?」

 

「あと一体増えとったら、少しキツいな」

 

「はっ、そん時はアタイがその一体をやってやるよ」

 

「何や? それまで体力持つんか?」

 

「試して、見るか!?」

 

「見せて、貰うわ!」

 

二人はバッと飛び出すと、それぞれの秘伝忍法を繰り出した。

 

「『秘伝忍法 クロスパンツァー』!」

 

「『秘伝忍法 おおよろこび』!」

 

葛城がグリーブで一体の蜘蛛に踵落としを繰り出し倒すと、その衝撃で周りの蜘蛛が吹き飛ぶ。

日影がナイフを大振りに振ると、広範囲の斬撃で切り裂いていった。

 

 

 

 

 

ー伏井出ケイsideー

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

そして、何処かの場所で、空中ウィンドウに映された理巧と月閃達、葛城と日影、柳生達の様子を不気味な笑みを浮かべて見ていた伏井出ケイは、二つのコピークリスタルに『甲殻類の怪獣の怪獣カプセル』と『翼竜の怪獣の怪獣カプセル』を装填した。

 

ーーーーピャァァァァァッ!

 

ーーーーキシャァァァァッ!

 

そして、二つのコピークリスタルがグネグネと動くとその形を変貌させていく、伏井出ケイはパチンっと指を鳴らし、二つのコピークリスタルは別の場所へと、転送された。




分断された理巧達、そして葛城と日影はどうなるのか!?
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