ージードsideー
暗雲に覆われ、昼なのに夜のような薄暗さに包まれた空から、突然の落下してきたキメラベロスとウルトラマンジードに市民は逃げ惑い、屋外ビジョンも非難を促す放送か流れ、人々は恐慌に駆られて逃げる。
しかし、その瞬間ーーーー。
[フュージョンライズ!]
『燃やすぜ! 勇気!!』
[ウルトラマンジード!! ソリッドバーニング!!]
『ハァァッ!!』
炎の中からソリッドバーニングが、蒸気を噴射しながら起き上がった。
その姿を見て、逃げ惑っていて人々が振り向き、その足を止めて、ソリッドバーニングの姿を見据えていた。
『フンッ!』
『ハァァァァ・・・・!!』
ソリッドバーニングがキメラベロスがカギ爪を受け止め、炎を纏った拳を叩きつけ、更に炎を纏った蹴りを叩きつけた。
ー飛鳥sideー
「りっくん・・・・!!」
飛鳥達が到着すると、勇猛に戦うソリッドバーニングの勇姿に、うっすらと涙を浮かべた。
そして、人々は逃げるのを止めて、ソリッドバーニングの戦いを見つめる。
ージードsideー
『『ソーラーブースト』!!』
胸部アーマーを展開させると、胸部アーマーに空いた6つの穴にエネルギーをチャージさせた青い光線をキメラベロスにぶつける。
『グゥゥゥゥ!!』
『ふん! 『ストライクブースト』ォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
必殺技を放ちながら背中のバーニアも火を吹かせ、キメラベロスを押し出していくソリッドバーニング。
『クハァァァァァァァァァァァァァァァ!!』
キメラベロスの叫びが上がる。
ー雅緋sideー
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
人々だけではない。建物の屋上から、ソリッドバーニングの戦いを新蛇女選抜メンバーである雅緋が。忌夢が。紫が。両備が。両奈が。その目に焼き付けようとせんばかりに見据えていた。
ージードsideー
[フュージョンライズ!]
『見せるぜ! 衝撃!!』
[ウルトラマンジード! アクロスマッシャー!!]
バク転しなから引いたジードは、すぐにアクロスマッシャーへとチェンジした。
『ハァァァァ・・・・!!』
『フゥゥゥゥ!!』
キメラベロスが両手の爪から三日月状の斬撃『ベリアルリッパー』を放った。
『フッ!』
が、アクロスマッシャーが軽やかに跳んで回避する。
ー飛鳥sideー
「・・・・ばれ・・・・頑張れ! ウルトラマンジード!!」
「っ!!」
近くにいた人々の誰かがそう叫んだ。
するとーーーー。
「・・・・頑張れ・・・・!!」
「頑張ってくれー!!」
「負けないでー!!」
「ウルトラマンジード!!」
人々が、ウルトラマンジードを応援した。
飛鳥はまた流れそうな涙を拭うと、同じように涙を浮かべてそれを拭っていた仲間達も頷いた。
「ジードーーーー!!」
「あなたなら大丈夫です!!」
「負けんじゃねぇぞ!!」
「勝ってみせろー!!」
「頑張ってー!!」
飛鳥が。斑鳩が。葛城が。柳生が。雲雀が声を張り上げる。
ーペガsideー
『・・・・理巧。皆の声が聞こえる? 皆が理巧を応援しているんだよ・・・・!!』
ペガが、理巧に呟くように言った。
ージードsideー
『ジードクロー! はっ!!』
アクロスマッシャーはジードクローを持って、高速に動きながらキメラベロスの身体を切りつけていく。
『ハァァ!! 『アトモスインパクト』!!』
『グゥゥゥゥ!!』
さらに必殺光線を浴びせる。
ー焔sideー
「良いぞジード!!」
「そのまま攻め立てますのよ!!」
「流れはこっちのもんや!!」
「やっちゃえやっちゃえ!!」
「負ける筈がないわ!!」
焔が。詠が。日影が。未来が。春花が、焔紅蓮隊が声を張り上げる。
ージードsideー
『ハアアアアアアアア!!』
『『コークスクリュージャミング』!!』
キメラベロスが放つ『デスシウムバースト』をジードクローに回転させた青いエネルギーで受け流し、辺りに爆炎が起き、ジードも呑まれた。
人々が不安そうに見つめるが。
[フュージョンライズ!]
『滾るぜ、闘魂!!』
[ウルトラマンジード!! リーオーバーフィスト!!]
『ーーーー『ブラザーズインパクト』!!』
爆炎の中から、リーオーバーフィストが飛び出し、炎を纏った、両拳のラッシュの嵐をキメラベロスに叩きつける。
『イヤァッ!! イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ、イヤァァァァッッ!!』
『グゥゥ!!』
が、キメラベロスもその両腕を掴んで止めた。
『クフフフフ(バキッ!!)グハァッ!?』
勝ち誇ったようなキメラベロスの顎に、下から蹴りを叩きつけるリーオーバーフィスト。
『ハァ! イヤァーッ!!』
そして一瞬キメラベロスの腕が緩んだ隙に離脱し、そのまま連続で炎を纏った蹴りを叩きつける。
『ーーーー『バーニングオーバーキック』!!』
『グハァァァァァァ!!』
その蹴りの威力に、キメラベロスの巨体が後ろに吹き飛ぶ。
ー雪泉sideー
「あなたの正義を見せて下さい!!」
「ジード! ヒーローは必ず勝ちます!!」
「儂に勝ったのだから、負けるでない!!」
「テンション爆上げで行ったれ!!」
「頑張れ頑張れジード!!」
雪泉が。叢(仮面外し)が。夜桜が。四季が。美野里も声を張り上げる。
ージードsideー
[フュージョンライズ!]
『飛ばすぜ、光刃!!』
[ウルトラマンジード!! トライスラッガー!!]
『シャァァァァッ!!』
トライスラッガーとなり、三本のスラッガーをキメラベロスに向けて飛ばした。
『『スラッガーダンシング』!!』
『ぐぅ! フッ! ヌァァァァ!!』
小さく速いスラッガーの動きに翻弄され、身体を切りつけられる切りつけられるキメラベロス。
『クァァァァ!!』
『ベリアルリッパー』をスラッガーに向けて放つが、リッパーの隙間から避けるスラッガーに、トライスラッガーが必殺光線を放つ。
『『リフレクトスラッガー』!!』
拳から放たれた光線がスラッガーで反射し、キメラベロスの後ろに撃ち込まれた。
『グワァァァァァァァァ!!』
前のめりに倒れるキメラベロス。
ー???sideー
『・・・・・・・・・・・・』
ジードとキメラベロスの戦いを、ドローンから映し出される映像で真っ直ぐに見据えるのは、〈基立星十字学院〉の『ゾディアック星導会』であった。
その目は、まるで見定めようとしているかのようにーーーー。
ージードsideー
[フュージョンライズ!]
『挑むぜ、神秘!!』
[ウルトラマンジード!! ムゲンクロッサー!!]
『フゥッ!!』
ゼロツインソード・ネオを構えたムゲンクロッサーは、摺り足のように地面を進む。
『ウェェェェェ!!』
『ハァァァァァ!!』
キメラベロスが『ベリアルリッパー』を連続して放つが、ムゲンクロッサーはゼロツインソード・ネオを振って斬撃を切り裂きながら突き進むと、キメラベロスに向かってゼロツインソード・ネオを唐竹割りに振り下ろす。
『フンっ!!』
が、キメラベロスは白刃取りでゼロツインソード・ネオを止めた。
『ハハハハハハ!(ザシュザシュ!) グハァァッ!? 何っ!?』
左右からの斬撃を受けて、ゼロツインソード・ネオから手を離して後退する。
すると、ムゲンクロッサーが三人に分身していた。
『『マジカルトライデントスラッシュ』!!』
三人のムゲンクロッサーが摺り足で高速移動すると、キメラの身体に『G』の文字を刻み付けた。
『グォォォォ!? ハァァァァ!!』
『『ウァァァァ!!』』
傷口を抑えるキメラベロスは、両手から黒いプラズマを二体のトライデントスマッシャーに放ち、二体は消滅すると、そのまま本体のトライデントスマッシャーにもプラズマ攻撃を放った。
『シュッ! オォォォォ・・・・!! ハァッ!!』
ゼロツインソード・ネオを盾にして防ぐと、ゼロツインソード・ネオが砕けた。
ー???sideー
『・・・・・・・・・・・・』
その光景を、数人の女子達が建物の屋上からジードの戦いぶりを見ていた。その先頭に立つのは、以前貧民街でムゲンクロッサーの戦いを見据えていた漆黒のドレスの少女がいた。
ージードsideー
[フュージョンライズ!]
『進むぜ、彼方!』
[ウルトラマンジード!! マイティトレッカー!!]
『ハァっ! 『ルナビームスライサー』!!』
ゼロツインソード・ネオが砕けるのと同時に大きくジャンプしながらマイティトレッカーに変わり、三日月状の光の刃を飛ばし、それを受けて怯んだキメラベロスの後ろについた。
『ハァァッ!!』
キメラベロスはマイティトレッカーの動きを察しており、その大きく太い尻尾で薙ぎ払おうとした。
『デュゥッ!! ジュワァァァァ!!』
『ヌォォッ!?』
しかし何と、マイティトレッカーはその尻尾を受け止めて捕まえると、その尻尾を振り上げてキメラベロスの巨体を持ち上げた。
『ジュワァァァァァァァァァッッ!! ハァァッ!!』
『ヌァァァァ!』
そしてそのままジャイアントスイングして振り回すと、上空に向けて投げ飛ばし、
『『フレイムコンプレッションウェーブ』!!』
上空のキメラベロスに向けて、収束した火炎光線を放ってキメラベロスを圧縮し、異空間に飛ばそうとする。
がーーーー。
『な、めるなぁぁぁぁぁ!!』
何とキメラベロスも、超圧縮を打ち破り、異空間から脱出して、その大きな翼を広げて、マイティトレッカーに突っ込む。
『ハァっ!!』
しかし、マイティトレッカーも光り輝き、キメラベロスが急降下突撃すると、花弁となって消えた。
『何!?』
『ハァァァァ・・・・!』
『っ!?』
空中を飛んで驚くキメラベロスの背後に気配がして振り向くと、別の姿となったジードがいた。
ー霧夜先生sideー
地球に戻って来ていた霧夜先生とゼロも、ジードの戦いと、それを見て応援をする人々の声を聞いて、笑みを浮かべる。
「・・・・良かった。良かったな。ゼロ?」
《ああ。そうだな》
今二人の目には、暁月理巧は、ウルトラマンジードは間違いなくーーーー『真のウルトラマン』として映っていた。
ージードsideー
[フュージョンライズ!]
『咲かすぜ、騎士道!!』
[ウルトラマンジード!! フォトンナイト!!]
『『フォトンビームブレード』!』
フォトンナイトとなったジードは、マントを翻すと、両腕から光の刃を生み出す。
『ハァァァァ!』
キメラベロスがプラズマを放つが、フォトンナイトは身体から花びらを大量に、まるで吹雪のように吹き荒れると、キメラベロスと自分を包み込むように、花びらを舞わせて球体状の結界を作る。
『っ!?』
キメラベロス中心に、フォトンナイトが円を描くように高速移動しながら、突き攻撃を繰り出してくる。
そのあまりの手数の多さに、まるでフォトンナイトが分身したように見えた。
『『ナイトストリーム』!!』
そして、最後にフォトンナイトの光線技が、惑わされていたキメラベロスに当たった。
『グォォォォォォッ!!』
そしてキメラベロスは花びらの結界から飛び出し、地面に盛大に落下した。
『ウゥッ』
ーーーーピコン、ピコン、ピコン・・・・。
フォトンナイトのカラータイマーが点滅を始め、フォトンナイトがよろけた。
連続のフュージョンライズに、大技の連続、これだけの要素があれば、制限時間もあって、とっくにエネルギー切れを起こしてもおかしくない筈だ。
しかしーーーー。
ーーーーピコン、ピコン、ピコ・・・・。
『フッ!』
カラータイマーの点滅が消え、フォトンナイトが再び立ち上がる。
『んん・・・・?』
それを見て、キメラベロスは何かを察したように声を発する。
『ーーーーほぅ、考えたな。フュージョンライズに使えない『ウルトラカプセル』に内包されたエネルギーで、消耗したエネルギーを回復させているのか?』
『っ・・・・』
インナースペースの中にいる理巧は目を鋭くしながら、『ストロングコロナゼロカプセル』を起動させ、内包されたエネルギーを使って、回復し、変身時間を延長させていたのだ。
既に『80カプセル』も使用し、補充を終えている。
しかし、カプセルのエネルギーを全て使うので、一度エネルギー補充の為に使われたカプセルは半日以上は使えなくなってしまう。
残ったカプセルは『オーブ スペシウムゼペリオン』と『メビウス』と『ゾフィー』のウルトラカプセル。これら三本を使って、“まだ使っていないフュージョンライズがあるが”、これまでの戦闘でキメラベロスに確実にダメージを与えているが、『決定打』にはなっていない。このままではいずれジリ貧になるのはこちらである。
理巧は今なれるフュージョンライズの中で、『最強の姿』へと変わり、一気に勝負を付けようと考えた。
『シュッ!』
ー鷹丸sideー
『・・・・・・・・・・・・・・・・!!』
そして、瞑想する鷹丸達の胸元に、『リトルスター』の輝きがより一層強くなる。
ージードsideー
[フュージョンライズ!]
『守るぜ、希望!!』
[ウルトラマンジード! マグニフィセント!!]
『シュワァァァァ・・・・!!』
ーーーーワァァァァァァァァ!!
ーーーーキャァァァァァァァ!!
マグニフィセントが、ズシン、ズシンと地響きを上げながらキメラベロスにゆっくりと近づいていく姿を見て、人々が歓声を上げる。
『フンッ!』
『ウルトラの父か!? 『ケン』には怨みがある! 容赦せん!』
キメラベロスがプラズマを放った。
『『メガエレトリックホーン』!!』
ウルトラホーンから発せられる鞭状の電撃でぶつけ、爆裂が起こる。
『ハァァァァ!!』
『フンッ!!』
爆裂が収まると、両者は近づき、マグニフィセントが踏みつけるように蹴ると、キメラベロスが尻尾を振るい、マグニフィセントが片腕で防ぐ。
『ハァァァァ!! 『メガニストラトス』!!』
右肩と肘の間に光の回転ノコギリを生み出し、キメラベロスを斬り裂こうとする。
『ウェェェェ!!』
が、キメラベロスはその腕を掴んで止めると、マグニフィセントの脇腹に拳を何発も叩きつける。
『グゥゥゥ!! オォォォォォ!!』
マグニフィセントは掴まれていない左腕で拳を止めると、そのまま腕の差し合いとなり、アスファルトを砕きながら押し合う。
『シュァァァァァァァァ!!!』
『ウェェェェェェェェェ!!!』
差し合った両手を逆手にすると、キメラベロスがマグニフィセントの巨体を持ち上げ投げ飛ばした。
『フンンッ!!』
が、マグニフィセントは体制を整えて、アスファルトを砕きながら着地する。
『ウェェェェ!!』
キメラベロスは両腕を振って、『ベリアルリッパー』を幾つも放つ。
『『メガスライサークロス』!!』
マグニフィセントは左の手に手裏剣状の緑の光輪を出現させると、右腕の『メガニストラトス』を使って暗黒色の刃を逆に斬り裂いていく。
『ウエエエエエエエエエエエッ!!』
キメラベロスは口から三色の大火炎『ベロスインフェルノ』を放った。
『っ! 『アメイジングジードバリア』!!』
マグニフィセントは周囲の被害を考え、アレイの形をした光を高速回転させて、三色の火炎を防ぎつつ突き進んだ。
『っ!!』
『『メガボンバーダイナマイト』!!』
『グワァハァ!!』
そして『アメイジングジードバリア』を砕きながら、マグニフィセントは両腕のパンチをキメラベロスに叩き込んだ。
あまりの威力に退くキメラベロスは、再び尻尾で攻撃しようとした。
が、マグニフィセントは尻尾を掴み、キメラベロスの巨体を持ち上げ、振り回した。
『ーーーー『メガスウィングホイッパー』!!』
そして、そのキメラベロスの巨体を難なく投げ飛ばした。
『ウェェェェ!!』
『フンっ!!』
キメラベロスはすぐに起き上がり、カギ爪の両手に闇色のエネルギーを纏わせ、マグニフィセントも緑色のエネルギーを両手両足に纏い、『メガボンバーパンチ』と『メガボンバーキック』を構えた。
『ウェアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
『シュワァアアアアアアアアアアアアアアア!!』
それからはまさに、血湧き肉躍る格闘戦を繰り広げていく。
ー雅緋sideー
「頑張れー!!」
「負けるなー!!」
「ウルトラマンジードー!!」
「頑張ってー!!」
建物の下から聞こえる人々の声援を聞きながら、雅緋達はジードの戦いを見ていた。
「っ・・・・ぁ・・・・」
紫が口を開けて声を上げそうになるが、姉や仲間達の様子を見て、口を開きそうなった。
「ーーーーお前達は、何も言わないのか?」
後方からそんな声が聞こえてきて、雅緋達が後ろを振り向くと、鈴音先生と大道寺先輩がいた。
「・・・・・・・・」
リーダーである雅緋は応えず、ジッとマグニフィセントの、暁月理巧の戦いを見据えていた。
無視されたようなものだが、それでしつこく聞きに行ったり、キレて怒る程、鈴音先生も大道寺先輩も、空気の読めない人間でも、大人げない器の小さな人間でもない。
フッと笑みを浮かべて、鈴音先生は新選抜メンバーに向けて声を発する。
「良く見ておけ。あれがお前達のーーーー『主』になるかも知れない男なのだからな」
『・・・・・・・・』
その言葉に、五人はそれぞれ複雑な貌をしたり、不安そうな貌をしたり、何故か興奮している貌をしていた。
ージードsideー
『シュァァァッ!!』
『グェッ!! ウエェェェェ!!』
『ウァッ!! シャァッ!!』
マグニフィセントが『メガボンバーパンチ』をキメラベロスの顔面に叩きつけると、キメラベロスは『ベリアルリッパー』を纏ったカギ爪でマグニフィセントの身体を引っ掻き火花を散らせる。
しかし、マグニフィセントも『メガボンバーキック』で返すと、キメラベロスは『ベロスインフェルノ』を放とうとし、それをマグニフィセントが『メガボンバーパンチ』のアッパーで口を無理矢理閉じさせると、ガラ空きになったボディに、もう片方の腕の『メガボンバーパンチ』を叩き込んだ。
『シュワァァァァァァァァァァァァァ!!!!』
『ウェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!』
マグニフィセントとキメラベロスの戦いはヒートアップしていき、空が、大地が、建物が、その衝撃でビリビリと震えていった。
『ハァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!』
『『ビックバスタウェイ』ーーーーッ!!!!』
ーーーーバシュゥゥゥゥゥゥゥゥンン!!!!
キメラベロスが『デスシウムバースト』を、マグニフィセントが『ビックバスタウェイ』を、お互いにゼロ距離で放つが、お互いの光線がぶつかり合い、その衝撃でお互いに吹き飛ぶ。
『ヌァァァァァァァァァァァ!!』
『グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!』
キメラベロスは倒れたが、マグニフィセントはギリギリ踏ん張りながら後ろに飛ばされる。
ー鷹丸sideー
『・・・・・・・・・・・・!!』
そして、カッと目を見開いた鷹丸達から金色の粒子、カレラン分子が立ち昇ると。
コーーーーン・・・・!
鷹丸とハルカ、ナリカとスバルの胸元から、それぞれの『リトルスター』が輝き、鷹丸達の身体から離れると、宙を飛んでいった。
その行先は、鷹丸達には分かりきっていた。
ージードsideー
マグニフィセントはまたカラータイマーが鳴りそうになり、エネルギー補充をしようとしたその時、自分に向かって飛んでくる、『四つのリトルスター』を見つけると、リトルスターはカラータイマーから入り、理巧はカプセルホルダーにいつの間にか入っていた『四つのウルトラカプセル』を手に取った。
『「これは・・・・!」』
ーーーーダァァッ!!
ーーーーシュワッ!!
ーーーーヘヤッ!!
ーーーージュワッ!!
「ウルトラマン、キング・・・・! それに、『ウルトラフォース』の三人!?」
そう。『伝説の超人 ウルトラマンキング』と、『ウルトラマンスコット』と『ウルトラウーマンベス』と『ウルトラマンチャック』の三人のウルトラチーム『ウルトラフォース』の『ウルトラカプセル』だった。
「ハルカさん・・・・! ナリカさん・・・・! スバルさん・・・・! 鷹丸さん・・・・!!」
理巧は理解した。キングは鷹丸の、そしてウルトラフォースはハルカ達のカプセルだと。
ウルトラフォースのカプセルが独りでに起動すると、三つのカプセルからエネルギーが放出され、マグニフィセントのエネルギーを満タンにした。
『フンンッ!!』
マグニフィセントが立ち上がると、同じく立ち上がったキメラベロスを真っ直ぐ見据え、マグニフィセントは・・・・ジードは・・・・理巧は宣言する。
「ベリアル・・・・僕はーーーーアナタを超えてみせるっ!!」
次回、刮目せよ! 王者の力を!!
鷹丸だけでなく、ハルカとナリカとスバルにも『リトルスター』を入れたかったので、三人組ウルトラマンの『ウルトラマンUSA』にしました。
ジードはフュージョンライズに使わない『ウルトラカプセル』のエネルギーを使う事で、変身時間を引き伸ばす戦術を編み出しました。