ホームレス拾いますか?《YES/NO》   作:御伽辰巳

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 毎日投稿とみせかけて昨日更新を休んだ作者……。
 ちょっと「僕からネットを取り上げたらどうなるか?」という実験をしていまして。
 ええ、発狂しました。
 そんな訳で本編どうぞ。
 主人公がホームレスとホームレスになります←嘘


ホームレス同棲しますか?《YES/NO》

-12-

 

 

 シャレイは、思ったよりも早く見つかった。家からそう離れていない場所にただポカンと突っ立っていたからだ。

 あの長身は目立つ。

 

「シャレイ!」

 

 僕はシャレイを見つけて、走ってシャレイの下に行く。

 

「…………」

 

 シャレイは、なんだか申し訳なさそうに、僕を見下ろす。それだけで、何も、喋ってくれない。

 いざ、シャレイを追いかけてきたはいいが、僕は、このタイミングでシャレイに言える言葉を知らない。

 なんて言えばいいのか、どんな言葉をかければいいのか? 分からない。

 まずは、家に住んでいいよと言ったはずなのに、姉に反対されて約束を破ってしまったから……謝る必要があるのかもしれない。

 

「すまない……」

 

 だが、僕がシャレイに謝る前に、シャレイの方が僕に謝ってきた。

 

「え……?」

 

「迷惑を掛けてしまった。君達姉弟の絆にもひびを入れてしまったし……」

 

「そんな……」

 

「一日だけだが、君と一緒にいれて俺は……楽しかった。こんな俺に付き合ってくれてありがとう」

 

「ちょっと待ってよ!」

 

 僕は、今にも去ってしまいそうなシャレイを引き止める為に、大声を上げる。

 

「もう一度、もう一度ネェちゃんを説得する! だから、家に帰ってきて。もし、それでもネェちゃんを説得出来なかったら」

 

 出来なかったら?

 出来なかったらシャレイは家に住めない。

 でも、僕は約束してしまった、シャレイの記憶を取り戻す手助けをすると。だから――

 

「もし説得出来なかったら……僕はあの家を出てシャレイと二人で生きる!」

 

 そう、言ってしまった。

 一人じゃまだ何も出来ない中学生が命知らずな事にも、そんな事を言ってしまった。

 でも、その言葉を今更取り消す事は出来ない。

 僕は本気だ。無謀だって事は分かってる。でも、僕はシャレイを一人に出来ない。

 

「何故……俺のためにそこまでしてくれるんだ?」

 

「…………理由が、必要?」

 

「…………」

 

 それ以降、二人は何も喋らなかった。ただ黙って、お互いに何かを疎通して、僕らは一言も喋らず、家に戻った。

 

 

 家に戻ると、家の前には姉がいた。帰ってきた時と同じ格好をした姉が、家の外で、立っていた。

 どうやら、僕の帰りを待っていてくれてたみたいだ。

 

「ネェちゃん……」

 

 姉の前まで歩き、僕は、呟いた。

 

「ネェちゃんに心配かけさせんな。ばーか」

 

「ねぇ……ネェちゃん。シャレイを、家に暮らさせてあげてよ」

 

 僕は、もう一度、姉にそう頼む。

 結果は分かっている。許可が下りる訳が無い。常識的に考えれば間違っているのは僕だ。

 僕だけが間違っている。

 反対したネェちゃんは正しい。

 納得して家を出て行ったシャレイも正しい。

 僕だけが間違っている。

 でも、でもでも、それでも……間違っていても、僕は自分が決めた道を歩みたいんだ。

 

「…………」

 

 ネェちゃんは暫く黙っていたけど、さっきのように、僕とシャレイの顔を見合わせて――はぁ――と、ため息を吐いた。

 

「もう、好きにしなさいよ」

 

 結果は、僕の予想外の物だった、いや、自分で頼んどいてOKが降りて予想外とか言うのはちょっと間違っているかもしれないけど。

 ネェちゃんは、僕の願いを聞いてくれた。

 

「どうせ、私が駄目だ、と言ったら弟はこの家を出てこのホームレスと一緒に公園で暮らすでしょ?」

 

 思考が完全に読まれていた……。

 

「えっと……シャレイだっけ?」

 

「…………」

 

 シャレイは、何も言わずに首を縦に振る。

 

「私の弟が必死に人生賭けて、あんたの為に頑張ってくれてるんだから。弟を裏切るような真似は絶対にすんなよ」

 

「ありがとう……ございます」

 

 そんな訳で、シャレイは僕の家の居候になった。

 僕は間違っているネェちゃんに感謝した。




 ここのサイトの小説を読みましたが、やはりデュエルが熱くていいですね!
 この小説? いや、キングクリムソンなんで←元ネタ分かるかな?

 「伏線が隠れない小説(ポロリとデュエルはいよ!)」をもっとーにしている小説です;;
 ま、まぁ終盤になればデュエルしようかな、と思っています。
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