読み返すと本当こいつら正体ばればれだなぁ……と思いますよorz
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あれから更に一週間が経った。
シャレイが僕の家に寝泊りするようになって二週間が経過したという事だ。
相変わらず状況は停滞し続けており、僕が最近とても心配にしているレアカードの盗賊も未だ捕まっていない。
それ所か最近は更に情報が掴みづらくなっているらしい。
――で、その翌日。
日曜日。
『カードショップパンドラ』が開店する十時丁度に、僕とシャレイはカードショップに到着し、店内を見回っていた。
目的は――シャレイの新しいデッキを開発するため。
シャレイのデッキは、どういう訳が全部が全部、四十枚全て本物そっくりに作られたコピーカードだった。
一体どういう訳があってシャレイはコピーカードで作ったデッキを持っていたのかは分からないけど、この偽者だと分かってしまった今、コピーカードで作ったデッキをシャレイに使用される訳にはいかず、新しくデッキを作る事にしたのだ。
僕が持っているカードを全部引っ張りだして、シャレイにデッキを作って貰った。
もちろんだけど、僕は『エクゾディア』などという伝説のレアカードを持っているはずもなく、シャレイのデッキは至って普通のデッキ構築となった。
そして、更なるデッキ強化のため――というよりあまりカードで作ったために今のままじゃあ満足に闘えないから――カードショップで買い物という事となった。
僕が学校の休みの土曜、日曜。
しかし今週の土曜は六月の第四土曜日で、『カードショップパンドラ』恒例の月に二回の大会が開催される日だった。
もちろんその日は利用客が増える。それじゃあ満足に店を回れないので、その翌日の日曜に来たわけだ。
それでも休日なので、客足は頻繁になると予想して、開店直後の午前十時に店に来たというわけだ。
「シャレイ、必要なカードは見つかった?」
ノーマルカードの束が置かれている台で、カードを漁っているシャレイに声をかける。
「いや、まだ見つかってない」
視線をカードに向けたまま、シャレイは素っ気なく答えた。
うーん、予算として三千円程持ってきたんだけど、目的のカード全部買えるかな?
若干不安に思いながらも、僕とシャレイはカード探しを続ける。
ついでに、ガラスケースの中に入っている高額カードのエリアにある、必要なカードの場所はもう確認してある。
値段も合計しても予算内だ。あとはノーマルカードが見つかれば完成だ。
ううぅん……疲れた。
千枚単位で置いてあるノーマルカードの中から、あるかどうかも分からない目的のカードを見つけるというのは結構集中力を使う行為で僕は疲労が溜まっていた。
シャレイはそうでもない様子。いや、シャレイはあまり感情が顔に出ないからよく分からないや。
「僕ちょっとトイレ行ってくるね」
「分かった」
シャレイに念のためそう言って、僕はトイレに向かった。
ついでに、この店のトイレは設置されてないので――二階の店長が寝泊りしているエリアにはあるのだが、そこはもう店でなく店長の家なので借りるわけにはいかない、よって――カードショップの近所にあるコンビニまで行くことになる。
そうだ、帰りにジュースを買っていこう。
来週には七月だし、暑くなってきたから、水分補給はしないとね、うん。
だいたいの小説にはミッドポイントと呼ばれる、ストーリーの目的が変化する境目のようなものがあります。
初めは魔物を倒そうとしていたファンタジー小説だが、実は魔物は人間に操られていて、本当の黒幕は王国の人間だった! とか、
初めは初々しい恋愛小説だったのに、急に彼氏が転校していなくなっちゃう、とか、そんなやつです。
この小説もそろそろそのポイントを超えそうです。
次回……の次回ぐらい、ですかね?
いつも読んでくれている読者様には頭が上がりません。よろしければこれからもお付き合いお願いいたします。