最初はそうでもなかったのに……という遊戯王と全然関係ない話をしてみた。
日夜、この小説に来た感想を読み直しにやにやしている変態です。軽く蔑んであげましょう。
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電話の相手の要求はこう。
シャレイが持っている、伝説のレアカード、エクゾディアを奴等に渡す事。
指定された場所は、ここから歩けば二十分程度で付ける、雑貨ビルが並ぶ通り。
いや、その通りは、もはや人が一切寄り付かない、いゆる人が住んでいない通りだった。
数年前から、そこには誰も寄り付かなかったようだ。
いや、不良とか、暴走族とか、そういう類の人たちはそこを溜まり場しているみたいだが――むしろ――それが原因で、その通りには一般人は寄り付かない。
建物を取り壊して、更地にして別の建物を建てるという建設工事が数年前にあったのだが、同じ時期に起きた大地震が原因で、その建設計画は後回しにされ、今もまだ、忘れ去られたように、ビルだけが建ちそびえる。
そんな場所だった。
そこに、来いと言われた。
エクゾディアを持って来いと言っていた。
たしかに、このカードは売れば数千万、下手すりゃ億単位にもなりかねない価値を持つカードだ。
でも、それはそのカードが本物ならという条件つきだ。
しかし、シャレイが持っているエクゾディアは、その条件を満たしてない。
本物そっくりに作ったコピーカード。違法カードなのだ。
つまりこのカードに実質的な価値などない。
ただの紙だ。
でも、奴はそれを知らない。
何処で知ったのかは分からないが、伝説のレアカードエクゾディアを持っているという一部分しか奴は知らない。
つまり、もしそれが偽者だとバレた場合、僕は確実に奴等に消させる。
いや、それがもし本物だったとしても、人間を誘拐するという犯罪を犯している奴だ、カードを渡して返してくれるわけがない。
つまりこれは完全に積んでいるのだ。
警察を呼ぶか? いや、そしたらシャレイの存在が警察にばれてしまう、そして、違法カードの存在も、ばれてしまう。
それはやばい、本物そっくりのカードを作るというのは、本物そっくりのお札を作るのと同じ行為であり、つまりは犯罪なのだ。
使える
バッドエンドしかないのだ。
「それは違うな」
「え?」
シャレイが、否定する。
最後の、僕に残された
「諦めるのか?」
「だって、それしかないじゃん」
「いや、他にまだ何か手があるはずだ」
「そんな訳ない! もうおしまいだ! 僕もネェちゃんも」
僕は、泣きそうになる。
いや、もう半分ほど泣いている。
「大丈夫だ」
でも、シャレイは、記憶喪失の
長い腕を伸ばし、僕の頭の上に手を置く。
「君は、
「それが……どうしたの?」
「決闘者(デュエリスト)同士が出会ったら、理由など関係ない。理屈など関係ない。法律とか、犯罪とか、不条理とか、暴力とか、裁判とか、そんな物、全部関係ない――決闘(デュエル)が全てだ」
「…………」
「大切な物を取り返したいのならば……
「俺に出来る事なら、なんでも手助けしよう」と、シャレイは、その強面からは考えられないような、優しい言葉で泣いている僕をあやす。
「今度は俺が――君を助ける番だ」
次回、もはやする必要のない伏線が回収されます。
鼻で笑ってあげてください。はっ。