小説家になろうでも活動しているのですが、勝手がまだよく分かりませんね。
総合評価の計算の仕方もまだ曖昧ですし。取り扱い説明書を読み直すことにします。
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冷蔵庫を適当に漁り、コッペパンを発見したのでそれを取り出し、冷凍庫から冷凍ウインナーを発見した。
そんな訳で、ホットドックを作ろうと思った。
お湯を沸かし、沸騰した鍋にウインナーを入れる、茹で終わったら取り出し、水気を切り、パンに挟んで簡易ホットドックの完成。
マスタードはないが、トマトケチャップはあったのでケチャップをかけ、それをお皿に載せて男性の所に運ぶ。
男性は、ダイニングの六人掛けのテーブルに大人しく座っていた。
僕はお皿に載せたホットドックを男性の前に置く。
「食べていいですよ」
と僕は言うと、男性は、やはり無表情で、そのホットドックを掴み、食べようと口に運ぶ。
感情が表に出ない人なのか、ずっと無表情で、必要な時以外は石の様に動かない、そんな人だった。
そして、男性がホットドックを口に入れる瞬間、男性は、何かを思い出したようにそのホットドックを皿に戻した。
どうしたんだろう? と僕が思っていると、男性は両手を合わせ――
「いただきます……」
――と言って、再びホットドックを掴み、今度は口の中に入れた。
なんだか、その光景を見て、いい人なのかもしれないと、僕は思った。
男性はすぐにホットドックを食べ終え、皿に積んである二本目に食べかかる。
適当に茹でたから十本は作ってある。それを黙々と食べる男性の姿を見ると、拾った犬にミルクをあげてるみたいだ、という感情が芽生えてきた。
暫くすると、十本は作ったホットドックを全て食べつくし、皿の中は空っぽになっていた。
「ごちそうさま……」
男性は、再び手を合わせ、そう呟く。
僕は、沢山パン食べたから喉が渇いたろうと思い、パックで作っている麦茶を取り出しコップに入れて男性にあげた。
麦茶を一息で飲み干す男性。そして完全に満足したのか、再び石の様に動かなくなった。
そして、視線は僕に向けている。
あれ? 何? 次の僕の言葉を待ってるの? 何その関係怖い。
まさかこれは僕がこの男性をもてなして、満足させるゲームなのか?
そして満足させるまでこの人は家を出てってくれないルールなのか?
そんな訳無いか、うん、僕ってゲーム脳。
そしてこのゲーム案も今度兄に企画書として言ってみようと思ったが多分、いや絶対ボツだ。
次は……どうしよう?
あ、そうだ。
「えっと……随分と汚れているようですので……お風呂を貸しますので入ってください」
「分かった」
男性はそう、機械的に答えた。
風呂場に案内して、僕は男性を風呂に入れる。流石に常識的な事は覚えている様で、普通にすんなりと入ってくれた。
ま、「いただきます」と「ごちそうさま」言えてたしね。
男性が風呂に入っている間に、僕は、今は滅多に使われていない両親の部屋に入る。
綺麗に整頓されている部屋で、またに姉が溜まった埃を取り除いている事から、ホテルの一室のように綺麗な部屋だ。
僕はその両親の部屋に勝手に侵入し、クローゼットを開ける。
そこから適当に、父親の衣服を拝借しクローゼットを閉めて両親の部屋を出る。
あの暑苦しそうな汚い外套じゃあ入浴後でもさっぱりできなさそうだから、新しい衣服を用意してあげることにしたのだ。
いつの間にか知らない男性を家で世話することに違和感を感じてない僕が、いた。
洗面所に入り、父親の衣服を置く。隣の風呂場からはシャワーが流れてくる音が聞こえている。
「あのー。新しい着替え用意したので、上がったらそれを着てくださいねー」
「……分かった」
僕がそう言うと、一度シャワーを止めて、男性はそう短く答え、再びシャワーを流し始めた。
結構礼儀正しい人だった。記憶喪失だけど、そういう事は体が覚えているのかな?
まぁ、いいや、僕は男性が着ていた汚い外套を取り出し、それを洗濯する事にした。
中に何か入ってないか確認する――あれ? これは?
すると、中からなんと、紙の束出てきた。
紙の束。お札じゃあない。メモ帳でもない。
なんとその紙の束は、
「デュエルモンスターズ……?」
カードゲームのカードだったのだ。
三話目にしてようやく遊戯王に掠るという、凄いスローペースな物語。
あと、実際こんな物分りのいいホームレスはないので、倒れてるからって拾っちゃ駄目ですよ←今更忠告。