さて、一話載せようとしたはいいがこのサイトは最低1000字から投稿可能らしいので今回は二話連続投稿です。ゆえにちょっとだけ長いです。
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いつまでも、この記憶喪失の男性を、『男性』『あの人』『ホームレス』等の呼び方で呼ぶのはなんだか面倒だし失礼だし色々と不便だと思ったので、僕は彼に名前をつけることにした。
それに、僕はこの人を暫く実家に住ませるつもりなので、はやり名前は必要だろう。
姉に反対されそうだけど、僕は何がなんでも押し通すつもりだ、姉にこの人は害のない可哀想な人なんだと説得すれば姉も納得してくれるはず。
「そんな訳で、名前が思い出せないみたいですけど、名前がないのは不便なので、何か名前を付けようと思います」
「そうか」
男性はやっぱりと言うべきか、素っ気なく端的に答えた。
「何か希望の名前とかありますか?」
「いや、特にない。君が決めてくれ。俺は、随分と幸運な事に君の世話になるようだしな。身元も記憶も曖昧な俺にそこまでしてくれて、俺は凄く君に感謝している」
そうは見えないのですが……。
凶悪そうな目に像のような無表情、そして石のような微動だにしない体制で言われても……。
しかし、元々表情が表に出ない人だと思うので、そういう事にしておく。
さて、そうと決まれば早く名前を付けた方がいい。
なんて名前をつけようか? と僕は考える。
暫く考えた結果、僕は彼にこう名づけた。
「シャレイ……ってどうですか?」
「シャレイ……うむ、それでいい」
「それで、漢字だとどう書くんだ?」と聞いてきたため、僕は答える。
「
蛇見たいな目付きの人だけど、礼儀が正しく、お礼の言葉――謝礼が言えるから――シャレイ。
言葉を掛け過ぎたかな? でも、反対はしなかったみたいで安心だ。
「では、俺の事はこれから『シャレイ』と呼んでくれ」
「分かった、シャレイさん」
「さんは必要ない。俺は君に世話になる身だ。敬語は必要ない」
「わ、分かったよ。シャレイ」
ついでに、第一案が『スネーク』だったのは秘密だ。
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ホームレスの男性――改めシャレイ。
シャレイと僕は、二人で早速シャレイの記憶を取り戻す作業に取り掛かっていた。
「まずはね、シャレイはどうやら『デュエルモンスターズ』をやっていたようで、そのゲームに関する記憶に何故か敏感らしい。そんな訳でこれからカードショップに行こうと思う」
シャレイから、敬語は止めろと言われたため、僕は敬語を止めてシャレイに話す。
「そうか……俺の記憶の為に、わざわざすまない」
「近所に、僕がよく行くカードショップがあるから、そこに行こうと思う」
「そうか、では早速行こう」
僕とシャレイは、家を出て、カードショップを目指した。
実家から徒歩で十分程度の場所にあるカードショップ。
近所ではここぐらいしかカードショップがなく、地元民の
あんまり客足は少ないようだけど、周りに競争相手がいないため、細々とだが続いている。
店の名前は『カードショップパンドラ』。
二階建ての建物で、一階はまるまるカードショップ、二回は店長の住まいとなっている。
数年前に貯金を全部使って土地買って建てた店みたいで、店長のカードゲームにおけるやる気が覗える。
「お邪魔しまーす」
僕とシャレイはカードショップに入る。
中は店長が几帳面なのか綺麗に整えられていて、ガラスケースの中には綺麗に整頓された売り物のカードが並んでいる。
「おや、いらっしゃい」
レジカウンターに座っていた店長が、僕が入店した事に気づいたのか腰を上げて声をかけてくる。
優しそうな風貌で、手足が物凄い細い男性。手先が結構、というよりかなり器用で、手品が得意だったりする。
カードゲーム関係ないじゃん。
ついでに、カードショップの経営が思わしくないときは、駅前まで出向いてマジックショーを開催する。
最後に集まったお客さんからお
だが、カードショップに魂をかけているようなので、本業はカードショップの店長だ。
「おや、君か。今日は何か買いにきたのかい? それとも
店長は優しい口調で僕に尋ねる。僕は結構この店に足を運んでいるので、一種の常連客のような扱いになっており店長にも顔を覚えられている。
というより、ここら辺に住んでる
ついでに、
だから「
「えっと、今日はカードを適当に見に来ました」
「そうか、この時間はあまりお客さん来ていないけど、デュエルスペースには何人か来てるから、なんだったら
「はい、ありがとうございます」
この店は、一階を全てカードショップにしてるけど、そのうちの半分はデュエルスペースという
だから
大抵は顔見知りだから、お互い顔を合わせると
ポケモントレーナーみたいなものだ。
まぁ、ポケモントレーナー程見ず知らずな人といきなり
「あれ? その後ろにいるのは君の連れかな? 初めてみる顔だね」
僕の後ろに隠れていた――隠れていた訳ではないが――シャレイに、店長が気づいたのか、その事について話題を付いてくる。
「ああ。そうです」
ついでに、シャレイの身長は百八十を超えており、僕より頭二個分は大きい。しかも細身なの更に大きく感じる。
「へぇ…………ま、ゆっくりしていきなよ」
そう言って店長は再び腰を下ろし、雑誌を読み出した。
なんだか、シャレイの事を胡散臭そうな、怪しそうな、苦そうな顔で見ていた。
確かに、外見による第一印象は悪いかもしれないな。この顔だし。目だし。
僕はシャレイとカードショップを回り、カードを適当に見回る。
ガラスケースの中のレアカードを見たり、台に大量に置かれているノーマルカードの束を色々漁ってみたりしながら、色々と散策した。
「どう? 何か思い出した事あった?」
「い、いや…………残念ながら、思い出せない」
「そっか、まぁ、大丈夫だよ、少しずつ思い出していけばいいよ」
「ありがとう」
シャレイは頭を下げる。
「いいよ、わざわざそんな事言わなくて」
「君は……何故俺の為にそこまでしてくれるんだ?」
今まで疑問に思っていたようで、シャレイはそんな事を言ってくる。
「うーん……面白そう……だから、かな?」
「ごめんね、そんな理由で」としょうもない理由だったので一応謝るが。
「構わない。それでも十分だ。そして、わざわざそんな事で謝る必要はない」
なんだか、だんだんシャレイと仲良くなってきた感じがした。
ホームレスと友達になりました。
やっぱり、人は見た目で判断しちゃだめだね。
一日三度更新を目安に投稿中。
ついでに僕の使用デッキもエクゾディア(笑)
悪シノビによるドロー加速デッキです。
どう回すの!? って普通は思いますよね。案外回ります。
でも実際エクゾディアそろえる前に魔法の筒でLP削りきりますww
ネタデッキですけれど^^
本命は暗黒界。にじファン時代からずっと暗黒界←お金ないのよ、学生だから☆
助言、批判、質問など、一言でもなんでもいいので……感想募集ちゅー