戦姫絶唱シンフォギア 転生をしたらアダムになっていた\(^o^)/オワタ   作:桐野 ユウ

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覚醒の時

アダムが響と出会って二年がたった。彼は今もノイズを倒す為に二課と協力をして倒していた。

 

【スキャニングチャージ!!】

 

「せいやあああああああああああ!!」

 

オーズタトバコンボのタトバキックが発動をして上空へとびノイズ達を吹き飛ばした。そのそばをミサイルが飛んで行きオーズめがけて走っていたノイズに命中をした。

 

「ナイスだよクリス君!!」

 

オーズは後ろを振り返ると赤いギアイチイバルを装着をしたクリスが腰部のミサイルポットから小型ミサイルを発射させてアダムに向かっていたノイズ達を撃破した。

 

『あらあらお疲れ様ね。』

 

そこにメズールとガメルが現れる。なお彼女達がグリードという怪物ってことは知られておりクリスたちは最初は驚いていたが二年も共に戦っているため慣れてきた。

 

「メズールさんにガメル。」

 

「やぁ二人ともノイズは倒したのかい?」

 

「もちろん。俺頑張った!!」

 

「そうかよく頑張ったねガメル。」

 

オーズはガメルの頭を撫でて彼は照れていた、その様子をクリスは見ていて羨ましいと思った。

 

「あらあらねぇアダム、クリスちゃんにも助けてもらったんだから撫でてあげたら?」

 

「ちょ!!」

 

メズールの言葉にクリスは慌てているが彼はそうだねといいクリスに近づいて彼女の銀色の髪を撫でている。

 

「ありがとうクリス、君がいなかったら僕がやられていたね。」

 

「・・・・・・(〃´∪`〃)ゞ」

 

そして二課のメンバーが後処理をしている中アダムは変身を解除をして緒川と話をしていた。

 

「ではノイズは何者かが?」

 

「あぁ弦十郎君はおそらく二課の誰かがやっている可能性があるといっていてね。僕もその通りじゃないかなと思ってきたんだ。あの時盗まれたネフシュタンの鎧・・・・・・さらに10年前に盗まれたはずのイチイバルがクリスちゃんが持っていたことなど・・・・・・それを含めてもね。」

 

「そうですね・・・・・・それとアダムさん、翼さんが最近あなたと話をしていないとブツブツ言い始めまして・・・・・・」

 

「あははははすまないね、僕も忙しい身だからね。奏ちゃんと翼ちゃんのCDなどは買ったりするけどね(笑)」

 

彼はツヴァイウイングのCDを買ったりしているファンの一人で響とはツヴァイウイング同盟を組んでいるほどである。

 

あれ?どうして響の名前が出てきたのかというと彼女がリハビリが終えてからも交流を続けておりそこからツヴァイウイングの話となりそれから彼女とは同士とお互いに手を組むほどである。

 

アダムは緒川と少しだけお話をした後にガメルたちを連れて総社へと戻っていく。転移石を割り魔法陣が発生をして彼らは戻ってきた。

 

「お帰りなワケダアダム。」

 

「あぁプレラーティありがとう。それから何かあったかい?」

 

彼女は首を横に振ったので彼はそうかいといい両手を組んでいた。二年間で発生をしたノイズの数が増えてきていることに加えて彼自身も探しているがまだ見つかっていないのだ。

 

(やはりシェムハの遺体などは簡単に見つかったりしないか・・・・・・いずれにしてもあれは厄介な存在だからね・・・・・・)

 

アダムは考えながらも局長室へと戻っていき疲れているとサンジェルマンが入ってきた。

 

「失礼します局長。」

 

「やぁサンちゃんどうしたんだい?」

 

「局長が戻ってきたと聞きましてそれでやってきました。」

 

「はははそういうことか、なら今の僕は局長じゃなくてただのアダムおじさんになるね(笑)」

 

「もうおじさまったら・・・・・・しかし最近はノイズの数が増えて来ましたね。」

 

「あぁそれは僕も思っていたところだよ。敵の数は僕が予想をした以上になってきているね。あるところでは完全聖遺物の研究をしているところがあったりしているから油断ができない。」

 

「わかっています。聖遺物はきちんとした方法で使わないと危険なもの・・・・・・それを回収をするのが私たちの使命でもあります。」

 

「そのとおりだ。さて僕はお風呂に入るとするかな。」

 

アダムはお風呂場に移動をするがサンジェルマンも一緒にいる。

 

「あれ?」

 

「その・・・・・・わたしもよろしいですか?」

 

「・・・まぁいいけど。」

 

彼女は服を脱ぎだして大きなものが出てきた。彼はそれを見ないように脱いでいき二人でお風呂に入っていく。

 

「いい湯ですねおじさま。」

 

「あぁ・・・・・・」

 

「どうしたのですか?」

 

「ちょっとだけね考え事をしていただけだよ。僕たちは随分長い生きをしてきたなと思ってね。この日本だって前に来た時よりも発展をして驚いているぐらいだよ。」

 

「おじさま日本に来たことがあったのですか?」

 

「といっても古代時代になるけどね・・・・・・そこで僕は親友と呼べる男と出会っている・・・・・・だけど彼はもういない・・・・・・でも彼は僕の中で生きていると信じている。」

 

『アダム・・・・・・』

 

「おじさまが言っていたリクさんって人ですか・・・・・・どういう人なんですか?」

 

「・・・・・・リクは本当は戦いなど好きじゃない男だった。彼はこういっていた戦いは憎しみを生むものだから僕は戦うだけにクウガの力を使いたくないとね・・・・・・この力は妹や仲間を守るための力だって言っていたのを思いだすよ・・・・・・だからこそリクは大いなる闇に勝てたんだと思っている。」

 

(それは違うよアダム、確かに僕は戦いは嫌いだよ?最初は戸惑ったよ・・・・・・この力で次々に襲い掛かる怪物に僕は疲労などがたまっていた・・・・・・いつまで一人で戦い続けるのかって・・・・・・でもそこに現れたのは君たちだった。アダムたちの協力がなかったら僕はおそらく逃げだしていたかもしれない。感謝をするのはこっちだよアダム。)

 

リクはアークル内で彼に感謝をしながら力を貸そうと決意を固めるのであった。

 

「・・・・・・サンちゃんは今も後悔をしていないのかい?僕についてきてお母さんと永遠の別れをしてきたじゃないか・・・・・・」

 

「・・・・・・いいえ私はおじさまについていくことに後悔など一度もありません。錬金術やカリオストロやプレラーティたちとの出会いなど私にとっても長い歴史をおじ様たちと廻れたので満足しております。母のことは・・・・・・永遠に忘れません。アダムおじさまがリクさんの魂が心の中で生きているように私の心の中に母は生きております。だから後悔などありませんよ。」

 

「サンちゃん・・・・・・そうだったね。」

 

二人はお風呂で色々と話をして上がった後は各自の部屋へと戻っていく、部屋へと戻ったアダムは錬金術で作った電話機を出して電話をする。

 

「やぁ弦十郎君僕だよ。」

 

『アダムかどうした?』

 

「なにそちらの状況は進んでいるかなと思ってね。」

 

『・・・・・・こちらも間抜けではないからな・・・・・・ある人物を怪しんでいるところだ。』

 

「その人物は僕もあったことがある人物で間違いないか?」

 

『・・・・・・なら答えを合わせてみるか?』

 

「いいだろうせーの」

 

「『櫻井 了子(君)』」

 

二人は同時に答えたのでふふふとお互いに笑っていた。

 

「やはり君も彼女が怪しいと見ているわけだ。」

 

『あぁだが確実とは言えないからな、もう少しだけ泳がせてみる。』

 

「わかったよ。何かあったら協力をさせてもらうよ。」

 

『感謝をする。』

 

「すまないねではお休み。」

 

『あぁ・・・・・・』

 

アダムは電話を切り布団の中に入り眠ることにした。

 

アダムside

 

次の日僕は外に出ていた。そばにはティキが一緒で車で移動をしていたところ木が動いているのが見えた。

 

僕たちは車を止めて降りてその木のそばへとやってきた。

 

「マスター上に生命反応が二名確認できます。」

 

「了解だ。」

 

下の方でスタンバイをしていると上から女の子が落ちてきたので僕はキャッチをした。その髪など見たことがあり僕は名前を出す。

 

「響ちゃんじゃないか。」

 

「アダムさん!?はわわわわわわわわ!!」

 

彼女は顔を真っ赤にしているが一体どうしたのだろうか?ティキの方は頬を膨らませているし・・・・・・とりあえず僕は彼女をゆっくり降ろして話をすることにした。

 

「響ちゃんとりあえずなんで木の上にいたのだい?」

 

「えっとですね。『にゃー』あららら。」

 

なーるほどね、猫を助けるために彼女は木に登って助けようとしたのか、だが彼女は制服を着ているけど・・・時計を見て僕は苦笑いをする。

 

「響ちゃん時間は大丈夫かい?」

 

「・・・・・・ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!どうしよううううううううううううううううう!!」

 

「仕方がないティキ。悪いけど車をリディアン音楽学園に向かってくれないか?」

 

「了解しました。」

 

「えっとなんかすみません。」

 

「気にすることはないよ。」

 

響ちゃんを無事に学校まで送った僕たちは学校を離れて移動をする。さて今日はツヴァイウイングの新曲の発売日でもあるからね。予約をしたお店に向かっていた。

 

彼女達は一時的に休止をしてからの発売になるので僕としては楽しみなんだよね?

 

「すまない予約をしていたアダムですが。」

 

「はいはいアダムさんいらっしゃい!!いつものだよね?」

 

この人はマスター、僕がいつも予約をしているショップ屋の店長である。最初のころからの付き合いでいつもこうして予約をしたCDを買っている。

 

「ふふーん」

 

「好きだねアダム君。」

 

「まぁね。」

 

僕はCDをもらって車に戻って車を走らせていると誰かが逃げているのが見えた。

 

「響ちゃん?追いかけているのはノイズ!?」

 

僕はいそいでティキに車を止めてもらいオーズドライバーを装着をして変身をする。

 

「変身!!」

 

【シャチ!ウナギ!タコ!シャシャシャウタ!シャシャシャウタ!】

 

シャウタコンボへと変身をして液体状となり僕は彼女たちのところへと急ぐ。

 

アダムside終了

 

現在響は女の子を連れて逃げていた。彼女はツヴァイウイングの最新曲を買いに行くときにノイズが現れて泣いている女の子がいたので一緒に救助をしたのだ。だがノイズ達はそれでも彼女たちを追いかけており現在追い込まれていた。

 

「お、お姉ちゃん・・・・・・私たち死んじゃうのかな?」

 

「大丈夫大丈夫・・・・・・そう最後まで生きなきゃ・・・・・そうあの時の奏さんのように!!なに?歌が聞こえる・・・・・・Bilwisyall Nescell gungnir tron」

 

響の制服が敗れていきインナースーツが創成され装着されて行き最後はヘッドギアが装備されて彼女は着地をした。

 

目を開けた彼女は一言。

 

「なにこれえええええええええええええええええ!!」

 

「お姉ちゃんかっこいい!!」

 

響に装備されているのはガングニール、奏が装着をしているのと一緒の物だ。ノイズ達は響に襲い掛かってきた。

 

「うわわわわわ!!」

 

響は殴るとノイズが炭化していきだが彼女は一般人である。襲い掛かるノイズに苦戦をしていると。

 

【スキャニングチャージ!!】

 

「せいやああああああああああああああ!!」

 

そこにオーズシャウタコンボの必殺技オクトパニッシャーが命中をしてノイズ達が粉砕されていく。

 

「え?」

 

「仮面・・・・・・ライダー?」

 

オーズはちらっと彼女たちの方を見てから振り返りメダルを変えてオースキャナーをスキャンさせる。

 

【タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バタトバタ・ト・バ!】

 

タトバコンボへと戻り地面からメダガブリューを抜いてノイズ達を切り裂いていく。

 

「すごい・・・・・・」

 

すると上空からミサイルが飛んできてノイズ達に命中をして三人が着地をした。

 

「ええええええええええええ!奏さん!!翼さん!!クリス先輩!?」

 

「あ、響じゃん。」

 

「あーあたしのせいか・・・・・・」

 

「二人とも今はオーズの援護を!!あなたはその子を守っていて!!」

 

「えっとはい。」

 

一方でオーズはメダガブリューにセルメダルをセットをしてバズーカモードにしている。一応ファイナルステージでタトバコンボで使おうとしていたが暴走をしたという結末に(笑)

 

【タ・ト・バ―の必殺!!】

 

「は!!」

 

トリガーを引き赤と黄色と緑のオーズランクが発生をして砲撃が命中をして撃破した。オーズは振り返るとノイズ達の数が多くて翼たちも苦戦をしていた。

 

「仕方がない。四人とも離れろ!!」

 

オーズは右手に火の錬金術を発動させてそれをノイズ達に投げつける。その火球がノイズたちに命中をして燃えていった。

 

だがオーズ自身は膝をついてしまう。確かに錬金術は使うことが可能だが彼の姿を維持をするためにはあまり大きく錬金術を使うわけにはいかないのだ。

 

「「「アダムさん!!」」」

 

「え!?アダムさん!!」

 

三人がオーズのところへ走ってきたが彼は左手を前に出す。

 

「大丈夫だ。」

 

彼は立ちあがり変身を解除をした。先ほどの疲れはなくなったが・・・・・・おそらく原因は自分自身わかっている。

 

(やはり僕自身のメンテナンスが必要になってきている。ティキたちの調整などは僕がしているが・・・・・・だけど僕自身の体はほかのみんなとは違うからね・・・・・・)

 

アダムは一度目を閉じてから自身の体の調整が必要だなと考えるのであった。




次回 アダムはこっそりとある場所へとやってきた。一度逃げだした場所でもあり彼の思い出の場所でもある月に。

「・・・・・・・・・またここに来ることになるなんてね。」

次回「アダム再び月に。」

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