「ん」と「ね」と「(単語)」しか言わないクラスメートの性欲がヤバすぎる件について   作:羽虫の唄

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何 だ こ れ は 。


雄英体育祭 その⑤(心操 人使:イグニッション)

『–––オイオイどうした、大事な緒戦だしっかり盛り上げてくれよ!? 開始早々、弘原海(わたつみ)完全停止–––!!』

「ああああ弘原海! 忠告したじゃないか!!」

 

 プレゼント・マイクの実況の後に聞こえて来たのは、恐らくは同じB組であろう生徒の声。視線を巡らせれば…騎馬戦の際に()()した男子生徒が頭を抱えているのを認めた。

 

 視線を戻し–––目前へ。

 

「お前は…恵まれていて良いよな」

 

 思わず零れ出た言葉を覆い隠す様に、瞳に光の灯っていない対戦相手の少年へ命令を行う。

 

「–––振り向いてそのまま、場外まで歩いていけ」

 

 ふらり、と。

 その体が揺れ動くと背後に向き、そのまま歩を進め始めた。

 

「分かんないだろうけど。こんな個性でも夢見ちゃうんだよ…」

 

 誰に聞かせるわけでも無いその呟きは、今まさに果たされようとしている普通科によるヒーロー科への下剋上に盛り上がる歓声に掻き消される。

 

 心操 人使、〝個性〟「洗脳」

 自身の問いかけに応じた者を従順にさせる–––()()()()()()()個性。

 

「さぁ負けてくれ」

 

 場外ライン目前まで移動したその背中に向け、心操は言葉を発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実況席。1試合目からまさかの普通科生徒による、現役ヒーロー科生徒を完封と言う予期せぬ出来事にプレゼント・マイクは自然とその実況に熱を込めていた。

 …のだが。

 

「全っっっっっっ然目立ってなかったけど! ひょっとして彼やべえ奴–––ヒィ! ちょっと待てそれ以上にやべえ奴が俺の直ぐ横に! 落ち着けブラド、ヒーロースーツも相まって赤鬼(レッドオーガ)みてーになってるぜ!? 誰かイワシの頭と柊持ってきてェッ、それか炒った豆!!」

 

 そう叫ぶ彼の横では、シュゴォオオオオ…ッ! と謎のオーラを纏いつつ表情を険しく歪めているブラドキングが居た。更にその横に居るイレイザーヘッドは現在対戦している弘原海・心操2名の簡易データを取り出すと、それらを眺めながら鬱陶しそうに椅子ごと距離を取っている最中である。

 

「ぐぬゥ…! 冷静に対処出来ていれば勝てていた戦いだったぞ弘原海…ッ!」

 

 と、語るブラドは放っておき。

 

「……心操自身、体力テストの結果は『並』ってところだ。個性の攻略さえ出来ていりゃあ、確かに勝てていたな」

「ぐぬぬぬゥうっ!!」

「Hey イレイザー! 煽んな煽んな! これ以上はブラドが人間辞めちまう!」

「別に煽ってはいないだろ」

 

 吊り上がった目尻が輪郭からはみ出そうな勢いのブラドキングから距離を取りながら、実況に戻るマイク。触らぬ神に祟りなしである。

 

「ああーっと、弘原海ジュージュン! これは成ってしまうか下剋じょ…んん?」

 

 …と、その時。

 不意に、マイクが間の抜けた声を漏らした。それを訝しんだブラドとイレイザーの両名は視線を巡らせる。彼らの視線の先、ライン際。そこでは弘原海が最後の1歩を踏み出そうとしていた。

 

 –––片手の指先に、極彩色(どピンク)の焔を灯しながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な………ッ!!」

 

 –––その距離の為、観客席では轟音として認識されたそれは『衝撃』として心操に襲いかかり、彼は思わず踏鞴を踏むこととなる。

 

「体の自由は利かない筈だ、何したんだッ!!」

 

()()()()()()()()()()()–––その起点となるのは、焔が灯された指をデコピンの要領で弾いた少年。衝撃波だろうか。服はボロボロに崩れ、その足下の闘技場部分は砕け抉れていた。

 …心操の叫びに答える代わり、前を向いていたその顔がぐりんっと振り返る。

 

(〜〜〜〜〜ッ、答えない…! ネタ割れたか–––いや、個性については予め分かっていた筈。どうにかもう1度口を開かせるしか…!)

 

 1歩。

 こちらに近づいた少年の頭髪が艶を帯びると同時に腰付近までの長さとなり、その相貌は傾国と評するに相応しい美しさへ、肉体は性差関係無く万人を虜にするであろう魔性のものへと切り替わり、次いで翼や角・尾と言った異形の部位が出現を始める。

 

「指動かすだけでそんな威力かァ、羨ましいよ…!」

 

 その個性の関係上『反応させれば』良い為に相手の神経を逆撫でる言動に自然となりがちであったが、口から発せられたのはどこか自虐の感じられる嫉妬を含んだ言葉だった。

 

「俺はこんな個性のおかげでスタートからすっかり遅れちまったよ」

 

 発現してから今日に至るまで、悪事に有効利用が出来る個性として間接的に、時には直接的に評価を下されて来た。…ヴィラン向きの個性として。

 

「…何とか言ったらどうなんだ」

 

 それでも諦め切れない夢があった。手から炎は出せず、空も飛べないし、岩をも砕く超パワーだって無い。

 それでも。例えどんなに無様だとしても、ヒーローになりたいと言う夢は諦められなかった。諦めたくなかった。

 

お前みたいな(恵まれた)奴には分からないだろ!!」

 

 …だけど結局は、こんな結末(このザマ)で。

 

「誂え向きの個性に生まれて、望む場所へ行ける奴らにはよッ!!!」

 

 

 

 直後、目前の少女の服が弾け飛んだ。

 

 

 

「えっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 纏っていた雄英指定のジャージは大小様々な大きさの布切れと化して少女を中心にドーム状に展開。A組の観客席から上がった『神よ感謝ァッ!!』と言う叫びと同時にそれらは少女に向けて収束し、目にも留まらぬ速さで互いが互いと組み合わさることで衣服を形成していく。

 

 出来上がったのは、黒を基調としたエナメル質の衣服に加え白で統一されたカフスや襟の装飾…いわゆる、バニースーツと呼ばれるものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 但し、頭に『逆』の一文字が付くタイプの。

 

『『『ぶふぉッ!!?』』』

 

 と、実況席の3名が噴き出すのを皮切りに、会場は一気にパニックとなる。

 

『『生きてて良かったァーッ!!』』

 

 と、A組の観客席から2人分の歓喜の声が上がる一方。

 

『ん(ブバハァッ!)』

『唯ィァアッ!!?』

 

 B組では凄まじい量と速度で鼻血を噴出した美少女にクラスメートが悲鳴を上げていた。

 もちろん報道機関の人間も、

 

『ちょ、カメラ! カメラ止めろォ!!』

 

 …と言った具合で慌ただしい。

 至近距離でそれを眺めることとなった心操やミッドナイトは逆にリアクションらしいリアクションを取れず、石像の様に体を硬ちょk「え。言う程かしら…?」硬直させている。

 

 確かに界隈で有名な逆バニーであるが、少女の場合は紐に近いとは言えパンツも履いているし胸にもハートマークのニップレスもしっかり付けている為、辛うじて今回の雄英体育祭の映像が成人指定される心配は無い…と、思われた。

 ………………ご丁寧に下腹部には()()()()()()()()()()()()()()()()()がオマケで描かれてはあるものの。

 

「な、なん…っ」

 

 漸く反応を見せることの出来た–––とは言っても、ろくに意味を持たない音の様な言葉を吐き出すだけの心操。その目前の少女はバニー耳の代わりに悪魔じみた双角を生やした頭を数度振る。首からこきりっ、こきりっ、と小気味の良い音が発せられた後に、すぅと息が吸い込まれた。

 それから–––。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「–––オレの〝個性〟は「サキュバス」!! エロいことなら何でも出来るッ!!」

 

 声が、轟いた。

 

「発情効果の有る媚薬の生成も! 一瞬で眠らせる睡眠ガスも! 相手を意のままに操る催眠術だって!!」

 

 お、おう。とどこからか声が発せられる中で、もう一度、より深く長く息が吸い込まれる。

 

「時間停止ッ!!」

 

 叫びながらどこからか–––本当にどこから取り出されたのか、頭上へ放られた剣が秒針が鳴る様な音と共にその場に縫い付けられる。

 

「ラブドールッ!!」

 

 ズニュルリンっ、と下腹部の淫紋から、ケモミミと尻尾を生やしたバニラホワイトの毛髪の少女–––を、模した精巧な人形が()()()。生まれたそれは、地面に落ちるとその衝撃によって関節を折り曲げた不気味な姿勢のまま放置された。

 

 その意図が読めずに硬直していた実況席のプレゼント・マイクがこの辺りで漸く意識を取り戻し、慌てた様子で声を発する。

 

『ぉ…! OK、OK リスナー! ナイスな自己アピールサンキューな! でも世間の目ってモンがあるからその辺にしとこか! 一応コレ全国放送だか「◯ックスしないと出られない部屋ァッ!!」お願いやめてェ!!

 

 ガゴンっ! と重厚な音を立てながら巨大な立方体が出現。「◯ックスしないと出られない部屋」と言う文字群がその壁面を電光掲示板の様に流れていく。

 

 さて。

 唐突に始まった個性アピールであるが、それを間近で見せられている心操はと言うと。

 

(お、俺はこんな奴に負けたのか…ッ!?)

 

 その反応も至極当たり前であった。

 当時の雄英高校入試試験の際、戦闘能力重視の試験内容に彼の個性は全く通用せず…いや、逆になんでコイツはここまでふざけた個性で合格したんだ…?と、憤怒に駆られつつ内心で首を傾げる。

 

「–––今。ふざけてるって思っただろ」

 

 –––そんな彼に、静かな声が発せられた。

 目前の、凄まじい恰好の少女だ。吸い込まれそうなその瞳にパステルカラーに輝くハートマークを浮かべた彼女は、心操が何かしらの反応をする前に続ける。

 

「ああそうだよ、オレの個性はふざけてる。自分でだってそう思うよ」

 

 けどな、と。

 

「◯ックスしないと出られない部屋はこんな脱出条件だ、単体のヴィランの捕縛にゃ持ってこいだ。催眠術ならヴィランだけじゃなくてパニックになった人の避難にも使える」

 

 –––その言葉を聞き、ピクリと反応を見せる心操。

 

「ここに居る全員、本気でやってる…!」

 

 きっとその『全員』は、体育祭に臨む雄英生だけでは無く、観客席に座るプロヒーローたちも含まれているのだろう。個性の種類は千差万別。その中には様々な扱いや評価を受けるものがある。

 

「どんなに見映えが悪くても、どんなに馬鹿にされても、–––何度()()()()()()って言われてもッ!!」

 

 ………あ、と。

 心操の口から、自然と声が零れ落ちる。

 

 

 

 

 

「ふざけてるって、腹ァ抱えて笑ってろ。…お前らが嗤う()()()()で! オレはヒーローになるッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 歓声は無い。拍手も無い。そんな静寂の中、握り締めた拳に焔を灯しながら少女は声高らかに宣言をして見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 –––手とは不思議なもので、握ればそれは誰かを傷つける為の拳となり、開いた掌では誰かを優しく包むことが出来る。とは言っても…その握った拳は誰かを守る為に振るうことも出来れば、逆に開いた掌で人を傷つけることも可能だろう。要は、使い方である。

 握れば拳開けば掌。個性だって、きっとそうだ。

 

 こんな個性のおかげでと心操クンは自分の力を卑下に扱ったが–––オレから言わせれば、十二分に素晴らしいものである。

 その初見殺し具合から対ヴィランとしてもそうだし、オレが言った催眠術の様にパニックに陥った際でも役立てることが出来る筈だ。返答さえさせれば良いのだから。

 …でもきっと。それを言ったところで聞き入れられることは無いのだろう。…彼はオレの言葉を受け入れることが出来ない。

 

 だって彼の言うとおり、オレは恵まれた人間だから。

 

 ヒーローになれると、無個性でも笑わずに夢を聞いてくれた誰かが居てくれた。

 頑張れよと激励を添えて、個性(チカラ)を渡してくれた先代が居てくれた。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 だから。

 …………だから。

 

 オレに出来ることなんて、1つだけなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すいません救けて下さァい口と体が勝手に動いてんですけどォぉおおおおおおおおおおッッッ!!!??

 

 

 

 

 

 いや知らねえから時間停止とか! 何時の間にオレは石仮面で吸血鬼になったんだよ! シないと出られない部屋とか何さ!? 全部肉体改造の範疇超えちゃってるでしょーがァあああアあ!!!

 

 

 

 

 

 *心操 人使:性欲 17/100*

 *感度「良」*

 *状態「興奮(弱)」*

 *性感帯「特筆点無し」*

 *開発可能部位「乳首・首筋・左耳」*

 

 

 

 

 

 視 界 が 喧 し い !!

 知りたくない、知りたくないからそんな情報! 見せられても困るから!! どうなってんの本当!!

 

 …い、いや、心当たりはある。試合開始直後に心操クンの個性にまんまとかかって残り1歩で場外判定を食らおうしていた、正にその時だ。

 –––なんか来る時に通った通路に、無数の人影が居て。その内の1人と目が合った瞬間に…こうである。

 こ う で あ る 。

 

 何だこれは? 何だこれは?? なん、何だこれは!?

 

 誰だったのあの人たち!? 大半は分からなかったけど目を合わせたの見覚えあったよ、先代だったよね!? え、何!? 歴代「サキュバス」の継承者? 先代死んでるのに!!?

 や、やめてくれよ柳サンに勧められてよくホラー映画は見てるけど、あくまでフィクションだから楽しめるんだよああ言うのって。リアルはダメだって! お願いだからオレに今取り憑いた霊的サムシングは今直ぐ体の主導権返して天に昇ってくれ!! 早よッ!!

 

『ふざけてるって、腹ァ抱えて笑ってろ。…お前らが嗤うこの個性で! オレはヒーローになるッ!!!』

 

 おう感動的な台詞ありがとうな! だが無意味だ!!

 …ちょ、やめろ拳を構えるな! よく分かんないけどその炎みたいなの纏った超パワー怖いんだよ! 絶対反動的なのあるやつじゃん!

 この、クソ…ッ! 唸れオレの精神力! 幽霊なんかに負けてんじゃねえぞ!! 左手(だけでも良いから)動けェ–––ッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「–––––心操君場外、弘原海君2回戦進出!!」

『…緒戦からナントモ濃いぃ試合になったが、これだけは言わせてくれ! –––色々ゴメン弘原海! そうだともここに居る全員が本気で戦ってる、戦って来た! 皆さんどうか両者を称えてクラップユアハーンズ!!』

 

 …主審ミッドナイトの声に遅れて訪れたプレゼント・マイクのハイな声により、心操の揺れていた意識が次第に定まったものとなっていく。

 ハッと慌てて起き上がれば…自分は場外、残った対戦相手は抱き抱えた精巧な人形を()()()()つつ、己が纏っていた衣装を剣で切りつけ元のジャージに戻している最中であった。

 

 試合終了の決め手となった凄まじい拳…が、放った『衝撃』を思い出しつつ、闘技場に戻りお互いに礼をすると–––そのまま観客席に戻る為に通路へ向かった心操は背後から声を聞く。

 

「………–––––、–––」

 

 聞き取れなかったその言葉に足を止めて振り返り。

 

「…何?」

「–––心操クンはさ。どうしてヒーローに…?」

 

 …実際は今の今まで奪われていた体の主導権が戻ったことで思わず声が漏れただけで、今の質問も咄嗟に捻り出しただけなのだが…そんなことは露知らず、心操は憮然と答えた。

 

「………憧れちまったもんは、仕方ないだろ」

 

 その言葉を最後に、彼は今度こそ後にしようとして–––。

 

 

 

「かっこよかったぞ心操!」

 

 

 

 ふと、頭上から声。

 観客席から身を迫り出した普通科の生徒たちがクラスメートの彼を褒め讃えた後、あちらこちらからチラホラと、プロヒーローたちが心操の個性の素晴らしさやそんな彼を普通科に編入させた雄英に対する評価などが発せられ始めた。

 

「…結果によっちゃ、ヒーロー科編入も検討してもらえる」

 

 覚えておけよ、と彼は背中を向けて続ける。

 

「今回は駄目だったとしても、絶対に諦めない…! ヒーロー科入って資格取得して…、絶対お前らより立派なヒーローやってやる…!」

 

 その力強く決意に溢れた宣戦布告に、傍で聴いていたミッドナイトは恍惚の表情で身を震わせたりしていて…。

 実際、その言葉に少女もうかうかしていられないと気を引き締める部分が有ったのだろう。表情を引き締め、返事をしようと

 

 

 

 –––ビュゥと、風が吹いた。

 

 

 

「おわぶっ」

 

 突如吹いた風は勢いが強く、思わず心操は体勢を崩しながらおかしな声を出す。

 

ひ–––––っ

 

 …気のせいか、何か聞こえた気がしたので彼は背後へ視線を運んだ。そして、見た。

 見てしまった。

 

 

 

 

 

 何かこう、顔を真っ赤にして涙と鼻水と涎と汗を流している淫魔を。

 

 

 

 

 

「はびゃああああああああっっっ♡♡♡♡♡!!!??」

 

 

 

 

 

『………え。何今の』

 

 悲鳴を上げてドサリと倒れた淫魔を見て、プレゼント・マイクのその言葉が発せられた。




〜今回発動した主人公の能力一覧〜

『時間停止』
そのまま。多分11秒くらいの間で時間を止められる。

『淫紋』
凝ったデザインのハートマークが下腹部に出現する。
だけ。

愛玩人形(ラブドール・レトリーバー)
犬っぽい擬人化美少女…の、人形を生み出す能力。

◯◯しないと出られない部屋(プライベートボックス)
条件を満たさない限り脱出不可能な巨大な立方体を出現させる。因みに内部は外部の影響を受けず温度・湿度が一定に保たれ、ベッド、エアコン、冷蔵庫、携帯充電器、テレビ、トイレ、バスルーム、その他諸々が完備されている。

『欲視の魔眼』
欲視が強化された状態のもの。
視認出来る対象のエロステータスの項目が大幅に増し、その見た目にも変化が現れ、瞳の中にパステルカラーのハートマークが浮かび上がる。
神様だって殺して見せる人は関係がない。

感度6000倍(オーバードウェポン)
岩をも砕くスーパーパワーを手に入れる。
発動後は、全身性感帯化+感度6000倍+強制発情のオマケ付き。

第2回戦の対戦相手は?

  • 小大 唯
  • B組からランダム
  • A組からランダム
  • if A組21人目
  • 発目 明

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