「ん」と「ね」と「(単語)」しか言わないクラスメートの性欲がヤバすぎる件について 作:羽虫の唄
今回峰田氏の扱いがあれですけど、まぁ…原作でもあれだし皆許してくれるでしょう。(適当)
蹴り。
腹部に受けた鋭い一撃に小柄な体は容易く転がるも、ダメージなど感じさせない勢いで峰田は立ち上がる。闘志の宿るその瞳を見て、目前の人物は静かに訊ねた。
──まだやりますか?
当たり前だろう。
彼もその言葉に短く返し、構える。
「
ともすれば、最早殺気すら感じさせる峰田の呟きに、そうですか、とぶっきらぼうに返された直後に、相手が動く。
きっとこれまでとは比べ物にならない暴力がこの身に襲いかかると峰田は理解した。それでも構えを解かない彼は、その姿勢と同じく一切闘志を鎮めることをしない。
ヒーローは諦めない。
先の戦いで散ったMt.レディの言葉を胸に、彼は一歩を踏み出した。
「──ヘーイそこまでにしときませんか、もう葡萄頭と言うか葡萄顔になっちゃってますから、ヘーイ! ちょ、ヘーイ!!」
街路の中心で叫ぶのは、必要最低限の局部をギリッギリで遮っているスリングショットと袖を通しただけのサマーコートと言う痴女まっしぐらの格好をした女性である。顔面に備えた態とらしいマスクの呼称をそのまま自身の名前としたヴィラン・パピヨンマスクの視線の先には2人の少年。
…まぁ片方は現在は少女ではあるが。
1人は…個性なのだろう、掌より少し大きめの球体を頭部に備えた小柄な少年。もう1人はその豊満な体で纏うジャージに悲鳴を上げさせている少女。そして現在、前述の少年は後述した少女によって顔面へ硬く握られた拳をひたすら振り下ろされている最中である。
逃げたくとも胸ぐらを掴まれているのでそれも叶わずな状態に陥っている彼だが、つい先程まで自身の端末で──尻を突き出す形で──拘束されたミルコと力尽きて喘ぐMt.レディの撮影を試みていたりした。プロヒーロー2名を戦闘不能にしたパピヨンマスク側もこれには「えぇ…」とドン引き。そして直後に少女が攻撃に移った感じである。
「オレたちまだ卵だけどヒーローじゃん? だったらヴィラン前にして逃げたりしちゃダメじゃん? プロヒーローでも敵わなかったけど被害出てるじゃん? 真剣に臨まなきゃダメじゃん?」
じゃん? じゃん? と、パピヨンマスクの静止の声を無視する少女──
さてそれから暫く。制裁を加え終えた弘原海がパピヨンマスクの方へ向き直る。…かっ開いた瞳孔を向けられたことでパピヨンマスクはちょっぴり肩を跳ねさせたりしていたが、弘原海が腰を低く──クラウチングスタートじみた体勢を取ったことで気を引き締めた。
自身の頭部に生えた『もぎもぎ』を峰田がもぎ取ると同時、両脚に青い焔を灯した弘原海が駆け出した。
「ウエダ!(^p^)」
足払いを跳ぶことで躱したパピヨンマスク。その着地地点に向けて峰田がもぎもぎを予め投げつけるも、触手に変換させた片腕をガードレールに巻きつけ、空中に居た自身を引き寄せることで冷静に対処するパピヨンマスク。
「シタニイルゾ!(^p^)」
先に倒すべきは峰田と判断したらしい。
追撃に移る弘原海へ、制御下に入っていた数名の異形をぶつけることで時間を稼いだパピヨンマスクは次弾を装填していた峰田に向けて一息に駆け出していた。頭上へ跳躍することで包囲網を突破した弘原海がそんな彼女に向けて突撃をかます。
「コウゲキー!(^p^)」
前方から拘束に長けた粘着球、後方からは並大抵の増強型に匹敵するであろう体当たり。挟撃の中心点に位置するパピヨンマスクは隠すことなく苛立たしげに舌打ちを行い、そしてその直後、容赦なく襲いかかった拳と球体を彼女は甘んじて受け
「
ぱっ、とその姿がかき消え、確実に捉えた筈の両者の攻撃は自滅の為の物へと切り替わってしまう。
「くそっ!!」
「
驚異的吸着力を誇るもぎもぎだが、例外として峰田本人と液体や気体などの流体に関してはその限りではなかった。拳に張り付いたそれを粘液を生成することで解除した弘原海だが、既に敵は目前へと。
ゴっ! と繰り出された鋭い蹴りを喰らい、「ワアー!(^p^)」と悲鳴を上げながら峰田の小柄な体が吹き飛んでいく。
「峰田ク──ッ」
「おや、他人を心配する余裕がお有りで?」
鼓膜を震わせた声に慌てて身を屈めれば頭上を掠めていく触手の群れ。
後方に転がることで距離を取る弘原海は、荒く乱れた呼吸を整え様と、苦しげに声を発した。
「な…──にが、目的、なんだ」
途切れ途切れのその言葉に、「はい?」と口にするパピヨンマスクはにこにこと微笑みながら首を傾げる。
「ここまで…アンタが
赤の他人を傀儡にすることも厭わない。プロヒーローであろうとも全力で叩き潰す。
そこまでして彼女が成したいこととは一体何だと言うのだろうか。疑問を持った弘原海に、意外にもパピヨンマスクはすんなりと答える。
「息を整えたいのは分かりますけど、もう少し上手くやらないとダメですねー」
苦笑いを浮かべつつ、そう始めに付けてから。
「私がここまでする理由──ま、早い話が
〝個性〟「エロゲーム」
成人指定されたゲームに登場する要素・設定を現実に引き起こす…詳細に言えば『自身で作った』『ある程度の人気が必要』などが付属するその能力が、パピヨンマスク…改め、誤井 漆度が持つ個性であった。
使い様によってはこの通り、ミルコであろうとMt.レディであろうと戦闘不能に引き込む強力なものてある。
が。
そんな強力な個性を持っていたとしても、彼女がこれまで向けてこられた周囲の
その答えはきっと容易に想像出来てしまう。そしてそんな想像とは遥かに比べ物にならない辛く苦しい日々を彼女は送って来た筈。
パピヨンマスクの『恩返し』と言う言葉に、誰に、と弘原海が疑問を消化するよりも早く彼女は言葉を紡いでいった。
「言ったじゃないですかー、私の個性は世間に受け入れられ辛いものだって。まぁ、実際に体験してもらえたので理解できたとは思いますけどねー」
眉根を下げて苦笑いを浮かべながら、
「下卑た言葉や評価に、軽蔑侮蔑は当たり前。周囲に馴染めずずうっと独りで生きてきましたよー」
…痛いほどに
「ずっと独りで誰にも受け入れられず、そんな自分の境遇を個性と周囲の所為だと言い聞かせて…仕方のないことなんだから、と、言い訳を続けて毎日を生きてました」
独白は続く。
そして。
「
笑みが浮かべられる。
確かにここまでの彼女の言葉を信じるならば、その動機は個性故に受け入れられなかった世間への復讐だと理解が出来ただろう。
だが、それでは始めに彼女が語った『恩返し』が意味を成さなくなる。
彼女がここまでする理由、とは。
「ああ、そう! 個性なんて関係が無いんだと、周囲からの評価なんてどうだっていいんだ、大切なのは自分がどうしたいかなんだって、
──まるでその表情は、砂漠を彷徨い続けた最中で水を恵まれたかの様な。
「痺れましたよー、あれだけの大衆の前で笑っていろと叫ぶ君の姿。あの言葉に、どれだけ救われたことか。独りだった私を、君だけが救ってくれた!」
或いは、何日も飢えに苦しめられた中で一切れのパンを恵まれたかの様な。
「だからこれは恩返しなんです。私と似た個性の君はきっと世間に受け入れられることが難しい。…だったら話は早いでしょう? ミルコでもMt.レディでも無い、君だけが、君だけの個性が唯一問題を解決出来る様に状況を整えてしまえば──」
詰まるところ、それは。
「
…一呼吸挟む。
「──ありがとうヒーロー! 君のおかげで元気が出ました!」
そのやり取りを後方で見ていた峰田は、体の芯が冷えていくのを確かに感じていた。
独白を終えたパピヨンマスクの狂気じみた笑顔を見たから、ではない。
違う、逆なのだ。パピヨンマスクは狂気なんて孕んではいない。だからこそ恐ろしかった。
(これは、駄目だ………っ)
どこまでも正気。その瞳は暗く濁ってなどいない。笑みは感謝からくる柔らかなもの。
だからこそ峰田は理解した。
駄目だ。彼女は誰にも救えない。
それはきっとオールマイトでも、エンデヴァーでも、ミルコでもMt.レディでも──そして弘原海でも救えない。
──当たり前だ。
至近距離で彼女の独白を聞いた弘原海。彼が取った行動は、ひどくシンプルであった。
それは拒絶でも
きゅっ、と。
その腰まで届く長髪で、弘原海は己の首を締め上げる。
「「待て待て待て待てッッッ!!」」
さて叫んだのは峰田とパピヨンマスクだ。唐突な絞首行動に慌てて駆け寄った彼らは迅速にその行動を阻止するが、抵抗らしい抵抗が無いのが却ってホラーである。まだ高速で謝罪の言葉を繰り返された方がマシなのだろうが、それすら無い。
「あれー、思ってた反応とちがーう! もっとこう、否定とか諭されたりとかヒーローらしさに溢れる発言が貰えるかと思ったのにー!?」
あれぇー!? と叫ぶパピヨンマスクの目前では糸の切れたマリオネットの様に力尽きる弘原海と、それを見てなんと声をかけるべきかとオロオロする峰田が。
体育祭であれだけやらかし、臨んだ職場体験ではコスチュームを開発バカに魔改造され現場では周囲からこれでもかと向けられまくる欲まみれの視線思考。そんな最中にあんなにも暖かい言葉を貰えた弘原海がどれほど救われたか、そしてその暖かい言葉を送った人物から向けられた先程の言葉でどれ程のダメージを受けたのか、は、今の彼を見れば一目で理解出来るだろう。
しかしながらそんな事情を知らないパピヨンマスクからすれば、予定と違った展開にパニックに陥るのは必然だった。恩人をしっかりとヒーローにする為に、ヴィランである彼女は大慌てで早速ムーブを行うのであった。
手元のスマートフォンを操作し、クリーチャーと化していた1人の異形を解除。操られている間の意識は不確かな物だったらしく、彼女の制御下から外れた男性は惚けた様子で暫しその場に立ち続けており、そんな男性をパピヨンマスクは触手の群れと化した腕で拘束する。
「はぁーっはっはー! ほらほら人質ですよー、人質! ほらほらヒーロー立って! 立って早くヴィラン倒して、ほらぁー!(切実)」
半ばヤケクソ。ひぃ痴女!? と状況把握をする間も無く人質にされた男性の叫びなど意にも介さず叫ぶパピヨンマスクは、その行いが
「………ぅ」
声はか細く、介抱に当たっていた峰田ですら辛うじて聞き取れるかどうかと言ったものだ。
「──自分、を。
──世界が凍りついた。
正解が分からずどうすればいいのかと途方に暮れた様なその発言の意味を理解するのに、たっぷり10秒。そうしてパピヨンマスクは引き攣った笑いを発する。
「は…はーっはっはーっ。にゃる、にゃるほどぉ! サキュバスだもんね! エロいことならなんだって出来るんだ、そりゃあ自分が何回オカズにされたかどうかなんて分かって当然ですよねー!!」
…ぐしゃ! と、直後に男性を拘束していた触手の群れに凄まじい力が込められた。
「オイこら相手は未成年の高校生だぞー? 妄想相手にマスカキは気持ちよかったか? あ゛ァ゛…ッ!!?」
無数に青筋を浮かべるパピヨンマスクに慌てるのは男性である。今まさに飲み終えたアルミ缶みたいになろうとしている彼は纏まらない言葉をその口から何とか吐き出そうとするも、否定をする間も無くどんどんとその体が畳まれていく。
どこからか「最低…!」と非難の声が。未だに逃げていなかったのか(…と言うよりミルコやMt.レディ辺りを撮影しようと)いつの間にか出来上がっていた野次馬の輪を構成している誰かが声を発したらしい。
…と、
「…」
─────じいぃぃぃいいい、と擬音が付きそうな。
コールタールもびっくりな、ドス黒い血涙を流す弘原海はしっかりと先程男性を非難した人物──キャスケット帽の女性──へその恐ろしい視線を向けていた。
彼に続き、パピヨンマスクが。続いて峰田が。最後に拘束が緩んだことで酸素を吸えた男性が。
4人分の視線を向けられた女性は、赤なのか青なのか白なのか微妙な顔色で愛想笑いを浮かべた後、そそくさとどこかへと消えていった。…女性に続き、数名もチラホラと消え始め、最後にはギャラリーはすっかりと居なくなってしまう。
…さてこの状況、サキュバスのクオリティの高さを褒めればいいかどうすればいいのか。不用心な言葉を述べれば今度こそ目前の恩人はぼっきりイきそうで戦々恐々のパピヨンマスクである。
「え、ええっと………」
どうするんだこの状況、と声を発した男性を苛立たしげにスマートフォンを向けることで物言わぬ傀儡に変えるパピヨンマスク。状況解決と現在の空気を払拭する為、峰田が両手にもぎもぎを握り構えを取っているのが非常に痛々しい。…いやあれかな、もしかしたら
(………こ、こうなったら強硬手段に出るしか無いかッ!?)
未だ力無く横たわっているヤムty弘原海を見て、パピヨンマスクは頭をぐしゃぐしゃと掻きむしりながら内心で1つの決意を固めていた。
言わば、今から彼女がしようとしているのは世間一般で『奥の手』に分類されるものである。最後の最後に取っておいたそれを、しかし彼女は苦渋に塗れた表情で使用することを決した。
「ぬ、ぬぐゥ。出来ればこれは使いたくは無かったのですがねー…ッ」
などと、使い古された月並みなセリフの後に。
「改めまして、私の個性は「エロゲーム」に出てくる設定・要素を現実に引き起こす個性。──つまりは、こう言うことも出来る訳でして…」
言いながら重心を下に。クラウチングスタートじみた体勢を取るパピヨンマスク。
「ほら、あるでしょう? ──
秒速換算で数百メートル。
弾丸の様な速度に加え、砲弾の様な大きさ。スリングショットとサマーコート姿のパピヨンマスクは、文字通り必殺の蹴りを放つ。
人質の時には動
いかんせん、殺傷能力が高すぎるが故に奥の手中の奥の手として控えていた手段を取ったパピヨンマスクだが、こんなところで恩人に折れてしまって欲しく無い彼女は迷わず一直線で向かって行った。
「え」
轟音と共に掻き消えたことに、峰田が惚けた声を発したのを運動能力と一緒に強化された感覚器官で拾うパピヨンマスク。1歩目で彼我との距離を目前まで縮めた彼女は、片足を前方に向けて突き出す形を取りつつ2歩目を踏み出した。
ゴッッッ!!! と凄まじい音が周囲に炸裂する。
…轟音。
その命を奪うつもり迄は無くとも、かと言って無傷で済ませるつもりもなかったパピヨンマスク。この程度は乗り越えてくれる筈だ、と思考を巡らせていた彼女は、見る。
不自然極まり無い奇妙な光の線で局部こそ遮られているが、それ以外は比喩表現でなく文字通り裸となり瑞々しい肌を晒す弘原海。峰田だろう、ぶっ、と言う鼻血の噴出音らしきものを耳にするパピヨンマスクは突然のことで静かにパニックに陥り、
立て続けに起きた現象によって混乱の最中にあるパピヨンマスク。…そんな彼女が聞いたのは……、
「よ〜く〜も〜……」
それこそまさに、地の底から響く声。
「──公衆の面前で乙女の尊厳乏しめてくれたなァあああああっっっ!!!」
ぐわしぃっ、と体を
「えっ、なッ!? どうしてMt.レd………うぅおおおおおおお!!!??」
轟! と巨大化したMt.レディに掴まれたパピヨンマスク。ほんの数メートルとは言え地面に叩きつけられそうになった彼女は慌ててその身体能力で脱出を図った。少し離れたところに着地したパピヨンマスクは額に流れる冷や汗を拭う。
(どうして動ける! まだ媚毒の効果は残っている筈だぞッ!?)
………ぶぶぶッ、と。
混乱の最中にあったパピヨンマスクは、そこで虫の羽音を聞いた。視線を巡らせ捉えたのは、蜂の様な蠅の様な奇異な昆虫である。…パピヨンマスクの個性によって生み出されたそれであるが、奇妙なことに、その体には小さな羽が突き刺さっていた。
スモールフェザーらしきそれが突き刺さったその個体だが、どうにもパピヨンマスクの制御下から外れているらしい。
原理は不明だが、どうやらあの個体が原因でMt.レディは媚毒の効果から脱出したらしい。…そしてそれを行ったのは…。
(なる、ほど…ッ!)
半ば睨む様にして視線を恩人へ。
先程までの消沈具合が嘘の様に立ち上がっている弘原海──未だすっぽんぽん──は、同じく羽の刺さった数匹の虫を周囲に集めており、そしてそれらは彼女の目から流れているコールタールもびっくりなドス黒い血涙、
どこに、など考えるまでも無い。
(ま、ずい…ッ!?)
視線を弘原海から外したパピヨンマスクだが、触手によって拘束されているミルコを視界に捉えることは出来なかった。
ピンと立った耳。褐色の肌。シルクの様な長髪。
ダンッ!! と、彼女の目と鼻の先で復活したミルコがその一撃を喰らわせる為に、力強く踏み込む。
「お……、おおォ───ッッッ!!!??」
最早、悲鳴。
個性で跳ね上がった身体能力であってもミルコの攻撃は洒落にならないものだ。どこと言わず全身から滝の様に汗を吹き出すパピヨンマスクは、叫びながら全力で身体を捻る。
直後。
耳を
…、
………、
……………、?
「──ごく、さい、しき?」
──回避に成功したパピヨンマスクが疑問の声を上げ、それと同時に彼女の肩にポンと背後から手が置かれる。
振り返った彼女が見たもの。それは…、
ピンと立った耳。褐色の肌。シルクの様な長髪。
「よォ」
放った方と、放たれた方。
双方、人体が発してはいけない音を辺りに響かせた。
〜今回発動した主人公の能力一覧〜
『紳士枠』
透過率99.999…%の板状の物を出現・操作する能力。間に挟んで特定方向から人物を見た場合、対象の衣服が消失して見える。
そこそこの硬度を持っており、今回はこれを何枚も重ねて防御に利用した。
『光渡し』
地点Aから地点Bに向かう形で局部を遮る謎の光を作る能力。
『
小さな白鳥の羽を生み出す能力。羽が突き刺さった対象の制御権・命令権・支配権が弘原海にチェンジされる。ただし対象がその命令等に『自分の意思で従っている』場合はその限りではない。
※例…常闇の黒影には効果がないが、心操の洗脳にかかっている場合は効果を発揮。
基本的に自我のある生物・生命体には効きづらい。
このまま行くとこいつドラえもんみたいに咄嗟に応用が出来なくなるんじゃないか…?