「ん」と「ね」と「(単語)」しか言わないクラスメートの性欲がヤバすぎる件について   作:羽虫の唄

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感想についてですが、作者の語彙力や読解力が足らない為、頭のおかしな返信をしてしまうことから、今後は返信の方を控えようと思います。申し訳ありません。
感想自体はきちんと目を通し、ニヤニヤしたりしています。作者にとってのガソリンなので、いただけますと幸いです。


そして今話についてですが、

なんかもう、いろいろすいませんでした。




小大 唯:オリジン

 並木の大通り。端が剥げた横断歩道。歩道橋を渡り、次第に住宅街へと–––。

 

 何時もの、通い慣れた登下校道。

 艶やかに光るセミロングの黒髪。凛々しく整った美しい顔立ち。正しく美少女と呼ぶに相応しい少女・小大 唯。

 何時もの道を何時もの様に進む彼女は何時も通りで、しかしその手には、少々大きめのキャリーケースが引かれていた。

 

 アスファルトの上を転がる度、きゃらきゃら、と独特の音が奏でられる。その中身は側から見れば不確かだが、それなりの重量があるらしく彼女の顔には汗の粒が浮かんでいる。

 それすらも、彼女の美しさを引き立たせる要素の一つになっているが。

 

「ん」

 

 ガタコッ、と段差に差し掛かり音を鳴らす。

 

 

 

「んっ」

 

 

 

 カツカツ、と靴底を鳴らし、道を進んで行く。

 

 

 

 

 

「ん()

 

 

 

 

 

 曲がり角。

 僅かに早足となり。

 

 

 

 

 

 

 

()()()

 

 

 

 

 

 

 

 家まで、もう少し。

 ほら、遠くに屋根が見えて来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「–––んふはっ、えひ! ひ、うふぁは! ふへ、いひぇっ! んへへへへへへっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 心臓は爆発するんじゃないかと錯覚する程に早鐘を打ち、そこから送り出される血液はマグマの如く熱を持って全身を駆け巡る。

 全身が震え、汗が止まらない。他の誰かに聞かれるかも知れないのに、気色の悪いにやけ面と笑い声を止められない。

 

 

 嗚呼、やってしまった。やってしまった! もう後戻りなんて出来はしない! はなっからするつもりもない!! 

 

 

 

 –––ヤる。ヤり尽くす……! 

 

 

 

 既に目前となった我が家までの、数瞬と呼べる短い間。彼女は過去の情景を(おも)い出す。

 

 原点–––オリジンを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……物心付いた時から人見知りが酷く、会話をすることが恐ろしく苦手であった。面と向かい合うことが出来ず、言葉を発するのにとても労力を要してしまう。それが原因で一時期クラスメートから嫌がらせを受けていたこともあった。

 

 そんな彼女でも例に漏れず、当たり前の様にヒーローを目指した。

 

 –––とある日のこと。記憶が確かであれば、それはきっと、□曜日のこと。

 

 少女は1人ゴミ拾いに勤しんでいた。

 (ヴィラン)を倒し、災害から人々を守るプロヒーローに比べれば何とも地味な行為だが、割れ窓理論の事前防止に繋がる立派な行動である。昨今のヒーローは派手さばかり求めていけないとは、今朝のニュースの評論家の言葉だ。

 

 タバコの吸殻。空き缶。ペットボトル。よく分からない菓子袋か何かの成れの果て。

 軍手とトングを使い、乱雑に袋の中へと突っ込んでいく。分別は後ほど行う予定であり、取り敢えずゴミを拾う作業を黙々と続けていく。

 –––と。

 

 都内には珍しい雑木林。草陰に隠れた、少し大きめのゴミ……いや、本、だろうか? 

 

 誰かが読み終えたものを捨てたのだろうそれを、少女は深く考えずに引っ張り出し、そして–––。

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

 

 人間、不測の事態に陥ると息を吸いながら悲鳴(こえにならないこえ)をあげるのだと、この日彼女は知った。

 草陰の所為で不明瞭であったその本は、自分が引っ張り出したことでその全貌をはっきりと、見せつけるが如く曝け出す。

 

 

 

 乱れる体躯。

 迸る体液。

 余すこと無い一面の肌色。

 そう。–––エロ本であった。

 

 

 

 用が済んだか好みでなかったか、はたまたかつてお世話になった自身の様に、次の誰かに託したものか不明なそれは、網膜から侵入し、少女の頭の中でこれでもかと暴れ回る。

 まるで熱病に侵されたかの様に、顔が熱い。頭がクラクラする。気のせいか、鼻から何か流れている感覚もした。

 

 お父さんとお母さんの不思議な力で赤ちゃんは生まれてくると信じ、男子の下着(シャツ)姿を見ただけでオーバーなリアクションを取る、そんな年頃の少女が成熟した男女の裸を見てまともで居られるはずも無く–––。

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 直前まで行っていたゴミ拾いなど既に頭から抜け落ち、小大少女は軍手に包まれたその小さな手で……あろうことかエロ本を読み進めていってしまったのだ。

 ページを捲る度、その肌色を刮目する度、彼女を猛烈な衝撃が蹂躙していく。一体この男女が何をしているかなど、一欠片も理解は出来ない。それでもページを捲る手は止まらず……どころか早まってさえ居た。

 

 そして『その時』は訪れる。

 

「–––––––♡ッ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………その後のことは覚えていない。

 気づけば自分の部屋にいて、ベッドの上で目が覚めた。

 

 –––ポケットの中に、個性で小さくなったエロ本と共に。

 

 それからと言うもの、少女は取り憑かれた様に日々を生きていく。

 勉強に勤しみ、運動に励み、言葉を発せずとも苦手だったコミュニケーションに尽力していった。委員会などの責任者に率先して立候補し、学校行事があれば徹底して参加し、人一倍どころか、二倍三倍と働いた。

 そんな一生懸命な彼女を見て、周囲は次第に輪となり繋がっていく。小学校を卒業する頃には、性別クラス、果てには学年生徒教師問わずの人気者となっていた。

 

 そして中学校。変わらずの人気者はここでもその力を遺憾無く発揮し、本格的に身なりにも気を使い始め、洒落っ気が出たこともあり、とうとう男子生徒間で非公式のファンクラブが出来上がる始末である。

 

 何故そうまでするのか、彼女の原動力は一体なんなのか。

 ……それは決して、人々を救う最高のヒーローになるとか、そんな高尚なモノでは無い。

 

 

 

 

 

 –––モテたい。

 –––エッチなことがしてみたい! 

 –––どろっどろで濃厚なドスケベなことをしたい! 

 –––あの本みたいに! 

 

 

 

 

 

 小大 唯の行動理念は、ただひたすらにそれだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっふへ、うひひ……」

 

 込み上がってくる笑いを彼女は堪えることが出来ない。

 

 

 ……ついに念願が、悲願が成就する……! この日、この場所、この時ッ! 

 ヒャアもう我慢できねえ! 小大の小大は既にコダイマックス! 小大 唯、イキまァ〜す! 

 

 

 意気揚々、ガチャリと玄関を開け–––

 

「あら唯、お帰り」

「んふぉ!?」

 

 ……思わず変な声が出た。

 何時もならばまだ仕事で帰宅していない母に出迎えられた彼女は、危うく心臓発作を起こすところであった。

 

 

 危ない、母の存在を忘れていた……! 

 

 

「何だか随分と大きな荷物ねえ」

「ん」

「……お母さん手伝う?」

「ん!」

 

 よいしょよいしょと2階の自室を目指し、キャリーケースを運ぶ。その最中心配そうに訊ねられるが、生憎とコレは母と言えども触らせられない大切なもの。

 

 

 母者よ驚くな、コレには私の彼ぴっぴが入っている。そしてこれから彼ぴゅっぴゅしてもらうのだ。

 

 

 そんなことを考えながら奮闘し、漸く到着。しかしこの疲労感ですら今は心地が良い。

 部屋に入った彼女は滝の様な汗を拭いもせず、緊張と興奮で震える指でキャリーケースを開k

 

「–––それじゃあお母さん行ってくるからね」

「んん゛っ!」

 

 今度こそ心臓が破裂したんじゃないかと思いながら飛び上がる。戸締りよろしくね、という母の声は次第に遠ざかっていった。

 

 

 あ、危ない……! また母を忘れていた……! 

 

 

 性格はおっとりこそしているものの、娘のプライベートを考え閉じたドア越しに会話を行った母に、彼女はただただ安堵する。これがノックも無しに開け放たれ様ものならば第一次小大家家庭内戦争勃発は必至だ。

 

 駄目だ、一旦落ち着こう。

 そう考え、汗を拭い呼吸を整え、母を玄関まで見送る。–––その姿が目視出来なくなったと同時、亜音速で玄関を施錠。

 冷静に、努めて冷静に。彼女は家中の鍵という鍵を閉め、火の元を確認し、全てのカーテンで窓を遮蔽。

 最後に自室のドアを閉じ、鍵を回して。

 

「……ん、ん♡」

 

 嗚呼、長かった–––いよいよこの時が来た。

 

 どろりと熱の篭った、妖しい双眸の先。

 部屋の中央に鎮座する、キャリーケース。

 震え、言うことを聞かない指を駆使し、何とかソレを開くことに成功する。

 

 –––まるで溢れる様にして中から現れた、自身のクラスメート。その表情は安らかなもので、まるで、眠っているかのよう。

 ……まぁ実際に眠らせたわけなのだが。思いっきり一服盛ったのだが。

 

 自分がしたことを思い出した彼女と言えば、だってしょうがないじゃない、と誰に聞かれたわけでもなく、心の内で言い訳を始めていく。

 

 

 そもそもが、このクラスメートが悪いのだ。

 そうだ! 私は悪くない、全部悪いのはこの淫魔なのだ! 

 隙あらば何かと豊満なドスケベボディで挑発し、常日頃から人を誘惑し続けて来たこの淫魔が悪い! ムラムラさせやがってよぉ! 

 その上媚薬かと思ったら普通の香水だったし、勘違いさせるだけさせといて挙げ句の果てには「別れましょう」「その気は無かった」だぁ!? 逃がすわけねぇだろ、小大 唯からは逃げられないんだよ! 私をママにするんだよっ!! 

 

 

  お 前 は 何 を 言 っ て い る ん だ 。

 ……その一言を発する人間は、残念ながらこの場に居ない。

 最も、居たとしても今の彼女にはきっと届かないのだろう。それ程まで貪欲に、目前の男体へと彼女の意識は集中していた。

 

「ん、んっ。んぅ……っ」

 

 緊張と興奮からか、小刻みに震える指先は言うことを聞かず、だが焦る様子は無い。

 時間ならたっぷりと有る。普段から出張の多い父に加え、母も都合で明日の昼まで帰ってこないのだから。なんら焦る必要はない。寧ろ、楽しまなくては。

 

「ん……っ」

 

 暫くして、少年が雄英指定の制服の上から着ていた、オーバーサイズのパーカーを完全に脱がし終える。さも当たり前の様に彼女はそれに顔を埋めた。そこに一切の迷いは無い。

 

「–––ふぁ♡」

 

 ()ぅ、と鼻孔を優しく刺激する仄かな匂い。だらし無く表情を崩した彼女は彼シャツならぬ彼パーカーと洒落込んでから、今度は制服を脱がし–––先程同様に顔を埋める。

 

「ふあぁ–––♡」

 

 とろんと瞳は力無く虚空を見つめ、紅潮した顔はだらし無く緩み切り、口の端からはよだれを一筋垂らす始末。恍惚、とはこの様な状態を指すのだろう。

 ふんすふんすと鼻を鳴らし、匂いに惚けること数度。彼女は次のフェーズへと移った。

 

「……ん、んん」

 

 ボタンを1つ外し、都度その露出面積が増していく肌色に、思わず悶えから声が漏れる。もじもじと体を忙しなく動かしながら手を動かし、ようやっとの思いで脱がす頃には、すでに息も絶え絶えであった。

 荒く息を繰り返し、上を下着一着のみの格好になった少年を視姦しつつ、これまでの様に顔を埋め–––

 

「ッ♡?!」

 

 瞬間、衝撃。

 

「–––ッ♡! –––♡ッ!!」

 

 キャリーケースの中で篭った熱でかいた汗の匂い。肌着に近いこともあってか、先2つとは比べ物にならない程刺激が強い。鼻孔から全身を巡り、そうして満たされた体は内側から痺れに似た感覚を発した。

 

「–––––ぶはっ! はぁ、はぁ、んくっ、はぁ……」

 

 一体何時までそうして居たのか、酸素を求めた体が意思に関係なく強制的に行為を中断させる。

 ……荒く乱れた呼吸の最中、どろりと濁った視線が未だ眠りに在る少年を凝視した。舐る様なねっとりとした視線が這い、僅かに思考。

 

 

 –––どうなっちゃうんだろう。

 

 

 それは少しの恐怖と、それを遥かに上回る期待。

 シャツだけで『これ』だったのだ。直接肌に接していた下着では、一体自分はどうなってしまうのか? 

 そんなことを考えながら、ゆっくりゆっくり、震える手が少年をあられもない姿に変えていく。

 1分、5分、10分……長い長い時間をかけて行われた脱衣により、彼女の手元についぞその1枚が降臨した。

 

「……」

 

 ……逡巡。その後、意を決した表情を見せた彼女は決行する。恐怖など既に無い、壁は超える為に在る。

 いざ、Puls Ultra–––! 

 

「あ」

 

 一息に吸い込んだその匂いはやはり比べ物にならず、彼女の想定を遥かに超えて衝撃を与えた。強すぎた刺激に反応らしい反応を見せることが出来ないまま、硬直。

 そして彼女は徐に右手をパンツ

 

 

 

 

 

 〜〜〜不適切な表現が御座いました。しばらくお待ち下さい〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 –––んほおおぉお゛っ♡♡♡♡♡!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜〜〜我々は何も見ていないし聞いてもいない。いいね?〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小大家で火災報知器の警報とスプリンクラーが誤作動を起こしてから少し。妙にツヤっとした小大少女は、今までが嘘だったかの様な落ち着きを見せていた。

 

 

 –––今ならなんだって出来る気がする。もう何も怖くない–––! 

 

 

 世間一般ではこれをフラグと呼ぶ。

 

 若干内股気味な彼女は這々の体で少年へと寄ると、迷うことなくベルトへと手を伸ばした。……伸ばしたものの、言わんこっちゃない、ピークに達した震えは高周波ブレードもかくやと言う程のものと化している。

 

「ひぃっ! へひっ! ひぃっ……!」

 

 悲鳴にも近いおかしな呼吸を繰り返しながら、必死の形相でベルトを緩め、ボタンを外し、極度の緊張からトイレに駆け込んで胃の中身を全て吐き出し、ファスナーを下げ、またトイレへ。

 彼女が部屋に戻り少年を–––所謂、半脱ぎの状態にする頃には既に日は完全に落ちていた。パチリ、と照明が灯される。

 

 幾らか華奢ではあるが引き締まった異性の肉体。処理をしているのかそれとも個性の影響か、その体には体毛と呼べる体毛が一切なく、それが逆に肌色の面積を多くすることにより、返ってエロスさを醸し出していた。

 

 ……腰を覆う、ボクサータイプの、最後の一枚。

 

 ゴギュリ。……どっか骨折れた? と心配になる大きさの音を鳴らしながら、生唾が飲まれる。

 

「ふー……ッ! ふー……ッ! ふー……ッ!」

 

 野良猫の様に音を立て、にじり寄っていく。

 指先が、パンツと肌に隙間を作る。

 ……えぇい間怠っこしい! 臆するな、()け–––っ! 

 

 がばっ! と凄まじい勢いでパンツが剥がれ、当たり前のことだが、露わになったその下が彼女の目前に現れた。

 

「……」

 

 硬直。

 

「……」

 

 滝の様に発汗。

 

「……」

 

 最早その色は赤を超え、黒さを帯び始め–––。

 

「…………おッ、おち、おちん(ブバハァッ)」

 

 禁断の一言(ラスト・スペル)を自身の鼻血の噴出音でセルフモザイクをかけるという器用な芸当を見せた少女。乱雑に拭われた赤は随分とワイルドな跡を残した。

 アドレナリンの放出により即座に止血がなされ、どこぞの天才少年もびっくりの速度である。ある程度、熱と一緒に血が抜け出たことで意識はクリアなものとなり、彼女に冷静さを齎した。

 

 

 –––ヤる。ヤり尽くす。

 

 

 改めて、決意を胸に。

 そうして彼女は自らの衣服に手を伸ばし–––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 –––小大 唯は目を覚ました。

 

「…………」

 

 目 を 覚 ま し た 。

 

「んん!?」

 

 文字通り、ベッドから飛び起きる。

 

 

 馬鹿な、あれが全て夢? あんなにもリアルだったのに? 

 そ、そんなことあっていいはずが無い! 許されるはずが無い!! 

 

 

 彼女は嘆き、怒り、そして絶望した。

 予てより思い描いていたどろっどろで濃厚なドスケベでエチエチのエチな高校性活の始まりは、ただの淫夢だったのだから。今でもありありと思い出される、匂い、色、感触、全てが虚しい幻想へと変わり果ててしまったことで、ただ静かに涙を流す。

 

 ピピピ、と目覚ましのアラーム。

 何とも生気の感じられないゾンビ染みた動作でそれを止め、彼女は学校へ行く為の準備を始める–––。

 

 

 

 

 …………まぁでもエロかったことに変わりはないので、催した彼女は取り敢えずいっぱt[運営パンチ]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「唯、おは–––どうしたの? 元気ないね」

「ん……」

 

 声をかけて来た、スパンキングされたい女子No. 1改めクラスメートの拳藤 一佳に俯き加減で挨拶を返す。

 聞いておくれよマイフレンド、と思いながら溜息を小さく吐いた彼女は–––

 

『弘原海、おはよ……っ!?』

 

 教室、後方。

 そのざわめきは先ず小さなもので、男子生徒の1人が息を飲んだことから始まった。近くの者がそれを聞くと何事かとそちらを視認し、同じ様に息を飲み、それがまた–––と教室内に伝播していく。

 

「え……?!」

 

 もちろん彼女たちも例外では無く、周囲と同じ様に『そちら』を見て、そして同じ様に驚愕した。

 隣のサイドテールが似合うクラス委員長が声を漏らす。

 

 

 

 夜空の星々の様に細かな煌めきを放つ漆黒の髪。

 照明の光を返し艶やかな光沢を見せる柔和な肌。

 服の上からでも見て取れる、豊満な極上の女体。

 返ってその蠱惑さを引き立てている異形の部位。

 

 

 

『今まで』と比べることすら烏滸がましい、格段に、格別に、桁外れに淫猥さを増した淫魔(サキュバス)の肉体。

 いや、肉体だけではない。纏うオーラ、放たれる色香全てが遥かに進化している。

 

「えあ、わた、弘原海……?」

 

 目を反らせない、反らすことが許されないクラスメートたちは揃って魅入り、その中で震える声が隣から放たれれば。

 

「拳藤サン、おはようございます」

 

 ニコリ、と微笑み。

 ひらり、と手を振り。

 

 ……たったそれだけの動作で彼の周囲数名の男子が力尽き、女子でさえも胸を押さえ苦しみだす始末。それ程までに美しく、そして淫らであった。男子生徒指定の制服で露出度は抑えられているのに淫とは、これ如何に。

 

「ん……っ!」

 

 気付けば彼女は駆け寄っていた。特に理由などなく、本当に気づいたら、と言った具合である。

 その美しさに惹かれたのか、はたまた、堪え切れずにむしゃぶりつきたい欲求から無意識に動いてしまったか。

 

「–––ん?!」

 

 さて。そんな彼女に対して弘原海少年と言えば、微笑みを浮かべたまま徐に屈み混み、彼女の片足を掴み取ったではないか。

 突然のことに驚いたのは小大少女の方である。

 

 

 ……まさかヤっちゃいますか? 

 皆が見てる前でI字バランスでヤっちゃいますか? もう常識改変でクラスメートは手中に収まっちゃってる感じですかご主人様ァはあん♡!! 

 

 

 高鳴る鼓動、紅潮する頬。

 そして–––。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パァンっ、と言う肉がぶつかる音。

 

 その動作に無駄は1つとして存在せず、素人目に見て分かるレベルで洗練されていた。

 感嘆から、誰かが息を飲んだのが聞こえる。

 

 

 

 捲れるスカート。乱れる制服。

 

 

 

 本当にそれは、とてもとても見事な–––

 

 

 

 

 

 –––––ドラゴンスクリューであった。

 

 

 

 

 

「唯ィイーッ!??」

 

 某アニメなんて目じゃない回転数と跳躍を見せたクラスメートに委員長の悲鳴が放たれ、頭部から角を生やした留学生も続いて「What the f◯ck!?」と思わず叫ぶ始末。

 

「唯が、唯がァー!」

「ゆいゆい大丈夫!? 返事して!」

「んほぉ……」

 

 ダメだこりゃ! と女子数名から声が上がる一方。

 

「と、突然何てことをするんだ弘原海!」

「女子相手にかけていいレベルの技ではなかったですぞ!?」

「五月蝿え、捨て置けそんな変態女」

 

 DV彼氏だあー! と今度は男子から声が上がる。

 

 その後、ホームルームの為に現れたブラドキングの指示の元、小大少女は保健室へと運ばれた。

 

 

 

 

 

 迫る開催日。それは雄英体育祭まで残り僅かとなった、☆曜日の出来事である。




Q.何があったの?
A.意識を失う(前話参照)直前に個性を発動。睡眠薬をある程度分解し、小大さんが行為に及ぶギリギリで意識を取り戻し、睡眠ガスでHENTAIを撃退。+α、危機的状況に陥ったことで個性がパワーアップ。


アンケートありがとうございました。
主人公がんほる方もある程度形になっていますので、今後、タイミングを見て投稿したいと思います。


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