サンズ君にセーブ&ロードによって起こる時間軸のズレに対しての理解者が、モンスター側に居れば面白いんじゃないかと思って書いたものです。
そういう設定の物が無いような気がしたので、自己供給がてら投稿してみました。
文才もセンスも無いので駄文注意です。
後、過去捏造や本編のネタバレもあると思います。
※こういうのが読みたい!というだけなので、オチもこの後の展開も考えていません。
追記
お気に入り登録が増えていることに驚きが...
感謝と共に震えが止まらないぜ...!!
駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
妄想に妄想を重ねて最終話的なものは浮かびました。
需要があるなら書くかも?...です。
自分の読みたい設定の二次創作が見当たらなかったので、書いてみました。
もっと増えてもエエんやで(震え声)
というかもっと増えて下さい。
そして駄文なので、クオリティには期待しないでください。
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普通に生きて、普通に死んだら、転生?していました。
神様転生とやらではどうも無いっぽい。
だって神様とかに会っていないんだもの。
気がついたらここに居たってだけ。
しかも周りはなんか雪だらけだし、寒い。
状況説明ぷりーずと言いたいところだが周りには誰も居なかった、悲しい。
自分の状態を確認してみる。
なんかべしゃっとしてるような液体?
あっ、これ動かせられる、ちょっと1ヶ所に集める感じで。
おっ、なんか良い感じに纏まったけど、球体かな?これは。
丸っこいぷにぷに。
丸っこいぷにぷにに液体状とは、何となくだけどスライムだと思うんだ。
某国民的RPGのスライム的なフォルムはしていないけど、どことなくRPGとかの1面とかに出てきそうな弱そうな見た目をしているんじゃないかなと思う。
ハマってたゲームやら漫画の知識は残ってるし、一般常識とかもそんなに困らないと思う。
でも、スライムボディは可能性の塊だから!
きっと魔法的な要素があるって、多分。
でもなー、本当何処なんだろうかと思いつつ、寒さに軽く震えながら回りを見渡しても雪と木しか見えない。
でも、今の自分に何ができるのかを把握するのは大事だって誰かが言ってた気がする。
軽く身体を動かしたら暖まって周囲の探索も出来るだろうし、周りは平和っぽいし大丈夫だろう。
そうしてしばらく、自分の身体で遊んでたら誰かが来る気配を察知した。
というか、雪を踏みしめる音が聞こえてきたってだけだけど。
少し考え、木の陰に隠れて誰が来たのかを確認してみる。
白い山羊っぽい姿、紫の服.あっ。
トリエルさん!トリエルさんじゃないか!
ん?でも雪道を急ぎ足で来ているいうことは別居したてなのかな?
よく見たら荷物も持っているし、今から遺跡に住むのかな。
ということは、原作開始まで大分先じゃないですかー!
大分先なら取れる行動はまあまああるハズということで、取る行動は1つ。
ハッピーエンドを目指すしか無いよね!
でも7人目がGルート行ってたらどうしよう。
その時はその時か、やれる範囲で出来ることをするのが最善だと思う。
所詮、自分は名も無きモブよ!!
だからこそやれる範囲をやる。
今やるべき事はトリエルさんが来た方向に、恐らくスノーフルの町が有るだろうということ。
そっちに向かって、住民から情報を集めるついでに住居を確保、住居の方は最悪無くても良いけどね。
.今、町に行ったらあの兄弟は居るんだろうか。
その確認もやらなきゃなーと考えながら歩を進める(というか跳ねて移動する)。
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ドリーマー夫妻別居からあの後、数年位経ったんじゃないかな?
ちょくちょく遺跡の扉近くまで行って、扉から出てきたニンゲンに餞別的な意味も込めてバビコ渡したり、ウォーターフェル手前まで見送ったりしてとうとう原作開始近くまできちゃったよ。
流石に6つのソウルを揃える事の妨害は出来なかった。
別にしようとも思わなかったわけだけど。
罪悪感は勿論あるし、自分ならもっと何か出来たんじゃ?とかも思ってたよ。
一応やれるだけの事はやったし、後は7人目だけ。
Gルート以外なら傍観に徹しようとは思っているけど、無理だろうなーと少し遠い目になる。
あっ、友達というか、悪友が出来ました。
あの怠け骨かつ、最弱で最強なサンズ君です。
原作よりは怠け癖が少しマシだと思う。
どこぞのお花ちゃんがセーブとロードしまくっていた時期に、お花ちゃんを殴り込みに行って仲良くなりました。
少し目を離した瞬間にさっき作ったばかりの物が消えたり、跳び跳ねて移動してたら元の場所に戻されてたり。
別に作っていたやつはまた作れるから良いんだけど、移動は本当に困ったから、つい殴り込みに行ってしまったんだ。
でも自分にセーブとロードの記憶が残ると思っては居なかったから、本当驚いた。
これ、7人目が落ちてきたらセーブ&ロード地獄になるんだろうか。
殴り込みの結果、原作よりはやる気をちょっとは維持してくれているよ、やったね。
とりあえず、盛大に巻き込んでしまえと思って自分の目的に巻き込んでいる。
弟のパピルス君とは友達というか、兄の友達という感じで接してくれてる。
もう少しで(多分だけど)君に友達が出来るからな、リアルスター。
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遺跡から出るとそこには雪景色が広がっていた。
寒っ、と思いながら足を前に進めていく。
重そうな枝を通りすぎ、少しして後ろから何か音が聞こえた。
振り返って音の正体を確認すると、先程の枝が半分に折れていた。
(枝が折れた音?しかもさっきから、誰かが後ろを着いてきてる気がする。)
振り返っても誰も居ないのを確認したのに、確実に誰かが自分の後ろを着いてきてる感覚。
そして、橋の前に辿り着くと急に声を掛けられた。
「おい、ニンゲン。ここでの挨拶を知っているか。」
まさかさっきから後ろに居た誰かなのか?
「こっちを向いて握手しろ。」
意を決して振り返り、言われた通り握手をする。
そして、周りに気の抜けた音が響いた。
「......えっ?」
「手にブーブークッションを仕込んでいたんだよ。笑えただろ?...いや、笑ったのはお前だけだろって?お前さんも笑っただろ。」
目の前に居るのは、何だろう。
小柄な青いパーカーを着ている骨と、その頭の上に乗っている球体状の生物。
しかも小柄な骨と球体状の生物は意志疎通が出来ているらしい。
不思議そうにその光景を眺めていると、こちらの視線に気付いたらしい小柄な骨が話し掛けてくる。
「オイラはサンズって言うんだ。この上のは...まぁ不思議生物だよ。オイラたちみたいなモンスター以上のな。って、失礼なって?怒るなよ。本当の事だろ?」
頭の上でぺちぺちと触手?手?を伸ばして上下に振り下ろして、抗議をしている姿を見て微笑ましくなる。
「はいはいスマンスマン、と。あ、この柵の間通れるだろ?これは弟のパピルスが作ったんだけどさ、間が広すぎて柵の意味を成してないんだよな。」
柵の間を抜けて少し先に進む。
「パピルスはな、生粋のニンゲンハンターで...と噂をすれば。アンタ、このランプの裏に隠れてろよ。」
ランプの裏に隠れて、やり取りが終わるまでじっとする。
声が大きいのが弟のパピルス?というモンスターなのだろうか。
やり取りを聞いていると、彼もあの不思議生物と話が出来ているようだ。
よく思い返せば、遺跡にもあの不思議生物みたいな子が居た気がする。
(でも色とか大きさが違うような。親戚?みたいなものなのかな。)
考えている間に話が終わっていたらしい、サンズに「もう出てきて大丈夫だ」と声を掛けられる。
途中から話を聞いては居なかったが、彼の頭の上に乗っていた子がリラックスしたように伸びている(というか溶けている?)。
オイラの頭の上でリラックスするな、と指でつついていたりと、溶けるのは日常茶飯事らしい。
その光景に思わず笑みが零れた。
一人で不安だったけれども、もしかしたら次の場所も優しいモンスターしか居ないのかもしれないと安心できた。
それからパピルスと友達になったり、ウォーターフェルに行ったり、ホットランドに行ったり、新しい友達が出来たりするけど、その話はまた追々。
何でって?
楽しみは取っておいた方が、次の楽しみが大きくなるよね。
そういうことで、またね。