<雨が降るクリスマスの夜>
僕、雨宮雪奈は今までの自分のことを思い出しながら歩いていた
僕は男なのに髪は、銀髪で長く瞳は森林を思わせるような緑色
ほんの少しだけ他人とは違う。たったそれだけなのに僕は「気持ち悪い」や女の子達からの嫉妬、軽蔑の眼で見られ周りの男子からはこれまた「気持ち悪い」や「気色悪い」などなど言われ女の子からも男の子からもいじめられて家の中でもお姉ちゃんから「うざい」や「男のくせに…」とか言われて殴られたり蹴られたりされて昨日ついには「お前みたいなゴミ二度と帰ってこなくていいから」と姉は言い放ち僕を家から文字通り引きずり出し、追い出され今に至ると言うわけだ
僕は「はぁ」とため息をつき空を見上げると雨はさらにひどくなり雷の音も聞こえ始め時々どこかに落ちているのか音はだんだん大きく近くなってなっていた
僕はそんな音を聞き流しながらふと「こんなことになるくらいなら僕は生まれない方が良かったのかな」と呟いた
黒い空はまるでその呟きに答えるかのように雷の音を近く大きく響かせやがてその雷の音は物凄く大きな音と共に何かの漫画で見るような魔法陣を纏いながら僕へと降り注ぎそこで僕の意識はふっと途切れた
僕は病院のような消毒薬の匂い…ではなく、ポコポコと言う何が沸騰するような音とパチンっと言う指を鳴らす音で目を覚ました
目の前には少女のような雰囲気を持った(少年?)がいた
少女(少年?)は、ほわんほわんした笑顔を僕に向けながら「良かった。どうやら霊魂自体には傷が付いてないみたいで」と言い「とりあえず何が何だか分かんないだろうからここに座って」と言い少女(少年)
は自分の前の簡素な椅子をぽすぽすと軽く叩いたのでそこに座ったら少女?は急に真剣な表情になって「この度はこちらの不手際によってあなたを殺めてしまいました。本当に申し訳ありません」と言ってスッと頭を下げてきたので僕は少し焦りながらも「別にあんなとこもういたくなかったしこっちにとってはむしろ得だったから、謝る必要はないと思うけど…」と言うと「……っでもでもでもでもあなたを心配している人もいるかもだよ」と言うので「僕の容姿は普通じゃないだからいろんな人に拒絶されてた。だからみんな僕が居なくなって得だと思うけど…」と僕が言うと少女は「うー…ん…でもなぁ……」としばらく考えてから勢いよく「良し!決めたボクが今から君のこれからを選ばせてあげる」と言いとりあえず僕と少女は自己紹介を始めた