『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』外伝   作:ドラゴンネスト

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京矢が雫を助けに行くと決めて動いたからでは無いが、香織に対して義理を果たしに行くと言うことで、ハジメ達も動く事になった。

 

正直、勇者が死ぬ事には別に何とも思わないが、敵側には地球人と思われる仮面ライダー達がいる以上、光輝達は単なる狩の獲物だろう。

 

国の上の連中から無条件で助けるなどと思われない為の伏線として、ロア支部長からの依頼と言う形で纏められたそれを受け、浩介を引き連れて一行は迷宮へと再度足を踏み入れる事となった。

 

だが、迷宮の深層まで子連れで行くわけにも行かないので、ミュウをギルドに預けていく事にする。

その際、ミュウが置いていかれることに激しい抵抗を見せたが、何とか全員で宥めすかし、ついでに子守役兼護衛役にティオとエンタープライズとベルファストも置いていく事にして、ようやく一行は浩介の案内で出発することが出来た。

 

「おら、さっさと案内しやがれ、遠藤」

 

「向こうも動いてるだろうが、急ぐぞ。……えーと、遠藤? で、良かったか?」

 

「うわっ、ケツを蹴るなよ! っていうかお前いろいろ変わりすぎだろ! ってか、鳳凰寺、クラスメイトの名前くらい覚えとけ!」

 

「やかましい。さくっと行って、一日……いや半日で終わらせるぞ。仕方ないとは言え、ミュウを置いていくんだからな。早く帰らねぇと。ベルファストさん達がいるのは兎も角、変態が一緒にいるというのも心配だし」

 

「いや、あの二人がいるし、中身はああでも、そうなってない時は頼りになるんじゃねえか?」

 

「まあ、変態の監視に二人には残って貰ったから大丈夫だろうな。特にベルファストさんなら」

 

「ああ、ベルファストなら」

 

信頼の厚いベルファストである。

 

「……お前、本当に父親やってんのな……しかも、二人とも美少女ハーレムまで作ってるし……鳳凰寺なら分かるけど、一体、何がどうなったら、あの南雲がこんなのになるんだよ……」

 

「お前らがアホかバカなだけだろ?」

 

「馬鹿言うなよ!?」

 

迷宮深層に向かって疾走しながら、ハジメの態度や環境についてブツブツと納得いかなさそうに呟く浩介。

強力な助っ人がいるという状況に、少し心の余裕を取り戻したようだ。しゃべる暇があるならもっと速く走れと遅いぞとつつかれ、敏捷値の高さに関して持っていた自信を粉微塵に砕かれつつ、浩介は親友達の無事を祈った。

 

「少しペースを上げてくぞ」

 

「ああ」

 

「ん」

 

「はいです」

 

そして、一番余裕のある京矢が更に加速を早めると浩介の自信が砕ける所か消えていくレベルだった。他のメンバーは普通について行けている。京矢も浩介以外が余力を残して進めるペースを見切って走っているのだろう。

 

迷宮内も現れる魔物を先頭を走る京矢が一瞬でバラバラに切り裂きながらノンストップで進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……勇者達にとって幸運だったのは魔人族の女が目を覚ました事だろう。

風魔達がダークネス四体と量産型檜山ギアを彼女に預け、新たに呼び出した量産型檜山ギア達を連れて迷宮の攻略に戻った事で光輝達にも逃げる隙が出来た。

 

それが光輝達にとって幸運だったと言えるだろう。

だが、それでも数体の魔物と量産型檜山ギアに加えて、四体のダークネスの追撃は彼らにとっての悪夢でしか無かった。

 

四肢の砕けたメルドを持ったジードダークネス、両手で龍太郎と永山の首を締め上げながら持ち上げているゼロダークネス。そして、光輝の顔を足蹴にしながら手に持つ大剣を突きつけているオーブダークネス。

光輝達の敗北を告げる光景が広がっていた。

 

光輝を挑発する為に瀕死のメルドを使ったが、オーブダークネスは真正面から光輝を倒していた。

今までの戦いが遊びだったと言う様に龍太郎達はゼロダークネスに簡単にねじ伏せられた。

 

「……それで? 私達に何を望んでいるの? わざわざ生かして、こんな会話にまで応じている以上、何かあるんでしょう?」

 

「ああ、やっぱり、あんたが一番状況判断出来るようだね。なに、特別な話じゃない。もう一度だけ勧誘しておこうかと思ってね。ほら、前回は、勇者君が勝手に全部決めていただろう? 中々、あんたらの中にも優秀な者はいるようだし、だから改めてもう一度ね」

 

そして、そこで一度言葉を止めて、「それに」と次の言葉を続ける。

 

「バールクスって奴への人質になるあんただけは絶対に連れてくる様にってコイツらの主人から言われていてね」

 

クラスメイトの一人にトドメを刺しているエックスダークネスの肩を叩きながら魔人族の女は雫はと対してそう告げる。

 

「……光輝はどうするつもり?」

 

「ふふ、聡いね……悪いが、勇者君は生かしておけない。こちら側に来るとは思えないし、説得も無理だろう? 彼は、自己完結するタイプだろうからね。なら、こんな危険人物、生かしておく理由はない。こいつらの主人も、鬱陶しいから絶対に始末してくれって頼まれていてね」

 

「……それは、私以外のみんなも一緒でしょう?」

 

「もちろん。後顧の憂いになるってわかっているのに生かしておくわけないだろう?」

 

「今だけ迎合して、後で裏切るとは思わないのかしら?」

 

「それも、もちろん思っている。だから、全員に首輪くらいは付けさせてもらうさ。ああ、安心していい。アンタは逃げられない様にするだけ。他は反逆できないようにするだけで、自律性まで奪うものじゃないから」

 

「私は逃げられない人質。他のみんなは自由度の高い、奴隷って感じかしら。自由意思は認められるけど、主人を害することは出来ないっていう」

 

「そうそう。理解が早くて助かるね。そして、勇者君と違って会話が成立するのがいい」

 

先程から会話に出てくるバールクスが何者なのかは遂に分からないが、少なくとも刃向かっても降伏しても自分だけは生かして連れて行くつもりだと理解した。

同時に、風魔達はバールクスとの敵対だけは避けていると言う事も理解する。

 

そんな会話を黙って聞いていたクラスメイト達が、不安と恐怖に揺れる瞳で互いに顔を見合わせる。

魔人族の提案に乗らなければ、光輝すら歯が立たなかったダークネス達に襲われ雫以外は十中八九殺されることになるだろうし、だからといって、魔人族側につけば首輪をつけられ二度と魔人族とは戦えなくなる。

 

それは、つまり、実質的に〝神の使徒〟ではなくなるということだ。そうなった時、果たして聖教教会は、何とかして帰ってきたものの役に立たなくなった自分達を保護してくるのか……そして、元の世界に帰ることは出来るのか……

 

だが、同時に希望も残る。

風魔達は最初に出会った時に、地球への移動方法を持っていると教えてくれた。それに、風魔達は自分達と同じ地球人だ、風魔達の下ならそう変な事にはならないだろう。上手くいけば、魔人族の本拠地についてすぐに帰して貰えるかもしれない。

だが、光輝と同じく抹殺対象にされている龍太郎と小悪党一味は後で始末されるか、全線で使い潰されて殺されるかもしれない。

 

それでも、誘いに乗るべきだという雰囲気になる。死にたくなければ提案を呑むしかないのだ。

しかし、それでも素直にそれを選べないのは、光輝達を見殺しにて、自分達だけ生き残っていいのか? という罪悪感が原因だ。まるで、自分達が光輝達を差し出して生き残るようで踏み切れないのである。

地球に帰る方法もあると言う餌を前にしても、だ。

 

魔人族の女としては光輝にもより強力な首輪を付けて生かしておきたかったが、それでも風魔達の事だから、連れて行っても問答無用に始末する事は目に見えている。だから、見せしめとして利用しようとトドメを刺さずにいた。

 

他にも始末すると言っていた連中が居るが、其方は特に触れて居なかったので使い潰して始末するなら文句は無いだろうと思っている。

そうで無かったとしても、手駒が少し減るだけだし、何より全裸の連中は見ていて見苦しい。

 

(……それにしても、何で迷宮の中を裸で潜ってるんだい?)

 

魔人の女には、そこが心底疑問だった。

 

「み、みんな……ダメだ……従うな……」

 

「光輝!」

 

「光輝くん!」

 

「天之河!」

 

声の主は、オーブダークネスに足蹴にされている光輝だった。仲間達の目が一斉に、光輝の方を向く。

 

「……騙されてる……アランさん達を……オレ達のクラスメイトを……殺したんだぞ……信用……するな……人間と戦わされる……奴隷にされるぞ……逃げるんだ……俺はいい……から……一人でも多く……逃げ……」

 

その瞬間何かを踏み砕く様な衝撃音が響く。オーブダークネスが踏み躙っていた足を振り上げ、黙れとでも言う様に光輝の顔を踏みつけたのだ。

 

そのステータス故に生きてはいるが、普通の人間ならば既に頭はトマトの様につぶれていた事だろう。

 

更に永山と龍太郎の首を締め上げているゼロダークネスの手に力が加わることで二人が苦悶の声をあげる。

 

と、その時、また一つ苦しげな、しかし力強い声が部屋に響き渡る。

小さな声なのに、何故かよく響く低めの声音。戦場にあって、一体何度その声に励まされて支えられてきたか。どんな状況でも的確に判断し、力強く迷いなく発せられる言葉、大きな背中を見せて手本となる姿のなんと頼りになることか。みなが、兄のように、あるいは父のように慕った男。メルドの声が響き渡る。

 

「ぐっ……お前達……お前達は生き残る事だけ考えろ! ……信じた通りに進め! ……私達の戦争に……巻き込んで済まなかった……お前達と過ごす時間が長くなるほど……後悔が深くなった……だから、生きて故郷に帰れ……人間のことは気にするな……最初から…これは私達の戦争だったのだ!」

 

メルドの言葉は、ハイリヒ王国騎士団団長としての言葉ではなかった。唯の一人の男、メルド・ロギンスの言葉、立場を捨てたメルドの本心。それを晒したのは、これが最後と悟ったからだ。

 

光輝達が、メルドの名を呟きながらその言葉に目を見開くのと、メルドが全身から光を放ちながらジードダークネスを振り払い、一気に踏み込んで魔人族の女に組み付いたのは同時だった。

 

「魔人族……一緒に逝ってもらうぞ!」

 

「……それは……へぇ、自爆かい? 潔いね。嫌いじゃないよ、そう言うの」

 

「抜かせ!」

 

メルドを包む光、一見、光輝の〝限界突破〟のように体から魔力が噴き出しているようにも見えるが、正確には体からではなく、首から下げた宝石のようなものから噴き出しているようだった。

 

それを見た魔人族の女が、知識にあったのか一瞬で正体を看破し、メルドの行動をいっそ小気味よいと称賛する。

 

その宝石は、名を〝最後の忠誠〟といい、魔人族の女が言った通り自爆用の魔道具だ。

国や聖教教会の上層の地位にいるものは、当然、それだけ重要な情報も持っている。闇系魔法の中には、ある程度の記憶を読み取るものがあるので、特に、そのような高い地位にあるものが前線に出る場合は、強制的に持たされるのだ。いざという時は、記憶を読み取られないように、敵を巻き込んで自爆しろという意図で。

 

メルドの、まさに身命を賭した最後の攻撃に、光輝達は悲鳴じみた声音でメルドの名を呼ぶ。

しかし、光輝達に反して、自爆に巻き込まれて死ぬかもしれないというのに、魔人族の女は一切余裕を失っていなかった。

 

そして、メルドの持つ〝最後の忠誠〟が一層輝きを増し、まさに発動するという直前に、一言呟いた。

 

「喰らい尽くせ、アブソド」

 

と、魔人族の女の声が響いた直後、臨界状態だった〝最後の忠誠〟から溢れ出していた光が猛烈な勢いでその輝きを失っていく。

 

「なっ!? 何が!」

 

よく見れば、溢れ出す光はとある方向に次々と流れ込んでいるようだった。メルドが、必死に魔人族の女に組み付きながら視線だけをその方向にやると、そこには六本足の亀型の魔物がいて、大口を開けながらメルドを包む光を片っ端から吸い込んでいた。

 

六足亀の魔物、名をアブソド。その固有魔法は〝魔力貯蔵〟。任意の魔力を取り込み、体内でストックする能力だ。同時に複数属性の魔力を取り込んだり、違う魔法に再利用することは出来ない。精々、圧縮して再び口から吐き出すだけの能力だ。だが、その貯蔵量は、上級魔法ですら余さず呑み込めるほど。魔法を主戦力とする者には天敵である。

 

メルドを包む〝最後の忠誠〟の輝きが急速に失われ、遂に、ただの宝石となり果てた。

最後のあがきを予想外の方法で阻止され呆然とするメルドに、突如、後に引き寄せられる衝撃が襲う。それほど強くない衝撃だ。

 

ジードダークネスが無理矢理メルドを引き剥がし、そのまま床に投げ捨てたのだ。

 

「まさか、あの傷で立ち上がって組み付かれるとは思わなかった。流石は、王国の騎士団長。称賛に値するね。だが、今度こそ終わり……これが一つの末路だよ。あんたらはどうする?」

 

魔人族の女が、メルドにトドメを刺さんと黒い光の光輪を出現させたジードダークネスを一瞥しながら光輝達を睥睨する。

再び、目の前で近しい人が死ぬ光景を見て、一部の者を除いて、皆が身を震わせた。魔人族の女の提案に乗らなければ、次は自分がああなるのだと嫌でも理解させられる。

 

だが、その時、

 

「……るな」

 

未だ、オーブダークネスに頭を踏みつけられながら力なく脱力する光輝が、小さな声で何かを呟く。

満身創痍で何の驚異にもならないはずなのに、何故か無視できない圧力を感じる。

 

「は? 何だって? 死にぞこない」

 

魔人族の女も、光輝の呟きに気がついたようで、どうせまた喚くだけだろうと鼻で笑いながら問い返した。

光輝は、力を振り絞って足蹴にされている顔をむけ、真っ直ぐに魔人族の女をその眼光で射抜く。

 

魔人族の女は、光輝の眼光を見て思わず息を呑んだ。なぜなら、その瞳が白銀色に変わって輝いていたからだ。得体の知れないプレッシャーに思わず後退りながら、本能が鳴らす警鐘に従って、命令権を借りているオーブダークネスに命令を下す。

 

「殺れ!」

 

オーブダークネスは、魔人族の女の命令を忠実に実行し、ダークネスカリバーを振り上げ、光輝の首を切り落とそうとした。

 

が、その瞬間、

 

カッ!!

 

光輝から凄まじい光が溢れ出し、それが奔流となって天井へと竜巻のごとく巻き上がった。

それを危険ししたのか、オーブダークネスは咄嗟に光輝から距離を取る。

 

光輝は、ゆらりと立ち上がり、取り落としていた聖剣を拾い上げると、射殺さんばかりの眼光で魔人族の女を睨みつけた。同時に、竜巻のごとく巻き上がっていた光の奔流が光輝の体へと収束し始める。

 

〝限界突破〟終の派生技能[+覇潰]。通常の〝限界突破〟が基本ステータスの三倍の力を制限時間内だけ発揮するものとすれば、〝覇潰〟はその上位の技能で、基本ステータスの五倍の力を得ることが出来る。ただし、唯でさえ限界突破しているのに、更に無理やり力を引きずり出すのだ。今の光輝では発動は三十秒が限界。効果が切れたあとの副作用も甚大。

 

だが、そんな事を意識することもなく、光輝は怒りのままに魔人族の女に向かって突進する。今、光輝の頭にあるのはメルドの仇を討つことだけ。復讐の念だけだ。

 

怒声を上げながら一瞬も立ち止まらず、魔人族の女のもとへ踏み込んだ。

 

「お前ぇー! よくもメルドさんをぉー!!」

 

「チィ!」

 

だが、その一撃も二人を投げ捨てたゼロダークネスのスラッガーによって受け止められた。

同時にオーブダークネスが炎を纏ったダークネスカリバーで光輝の体を聖なる鎧毎斬り裂く。

 

幸いにも強化されたステータスのおかげで致命傷にはならなかったが、咄嗟に後ろに下がらなければ分からない。

そんな光輝から魔人族の女を守る様にダークネス達が集まってくる。

 

纏めて吹き飛ばさんと神威の詠唱に入るが、ダークネス達はそれを黙って見逃していた。

 

そして、ダークネス達は光輝の神威と合わせる様に各々の光線技を放つ。

オーブダークネスのダークネススプリームカリバー。エックスダークネスのザナディウムダークネス光線。ジードダークネスのレッキングダークネスバースト。ゼロダークネスのダークゼロツインシュート。四つの闇色の光が一つとなったそれは容易く神威の光を飲み込み、光輝の体を飲み込んでいった。

 

全身を光線に焼かれ体を包んでいた聖なる鎧は跡形も無く消え去り、光輝が辛うじて生き残ることのできたのは鎧と覇潰の力によるもの、僅かながら神威によって相殺出来たからだろう。

 

聖剣ももやは限界かもしれないが、それよりも先に覇潰のタイムリミットが来た。辛うじて立てていた体から力が抜け、膝から崩れるとそのまま地面へと倒れ伏す。

 

そんな光輝の体を掴み上げ、ゼロダークネスはクラスメイト達の所へと投げ捨てる。

 

「ぐあっ!」

 

香織から、ゼロダークネスとの戦いのダメージを動ける程度まで、回復して貰った龍太郎が投げ捨てられた光輝を受け止めるが、思わず苦痛が漏れる。

 

鈴の結界も意味を持たないであろう破壊力の攻撃までしてくるダークネス達に心から恐怖を覚える中、ゼロダークネスの黄色い瞳が彼等を捉える。

 

抹殺対象もろとも始末しようと言う事なのだろうか? 再度必殺技の体制に入るダークネス達。

雫が人質として生かされるが故に広範囲な技は使われないだろうが、少なくとも、光輝諸共殺される可能性しか無い。光輝を抱えた龍太郎に対して思わずか悪党一味が来るな、巻き込むなと叫ぶ中、諦めにも近い感覚で最後を覚悟する者も現れるクラスメイト達。

 

だが、その瞬間だった。

 

 

ドォゴオオン!!

 

 

天井が崩落し何かの影が乱入してきたと思うとそれはダークネス達を薙ぎ払わんと尻尾を振るう。

 

「エンシェント、ブレイクエッジ!」

 

それから距離を取るダークネス達の中の一体、オーブダークネスへと放たれる一撃がオーブダークネスを捉え、吹き飛ばす。

 

その技の主はティラノサウルスの様な影に騎乗しながら、剣を振るい風を巻き起こし土煙を払うと、その姿が露わになる。

彼に続いて降りてきた影が肩越しに振り返ると、

 

「セーフって所だな、南雲」

 

「そうみたいだな、鳳凰寺」

 

ガイソーグの鎧を纏いディノミーゴに騎乗した京矢とハジメの会話を交わし、二人はダークネス達と対峙した。

ハジメに巨大戦力を渡すとしたら?

  • 倒したのを頑張って修復キングジョー
  • 京矢からのレンタル、ヨクリューオー
  • グランドライナー
  • ダイボウケン

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