キャンプで誰かが寝ている状態だと毎回スクショしてます笑
でも大体イーブイかブラッキーかニンフィアなんですよね。
ちなみにイーブイはlet's goイーブイ特典の6Vイーブイです。
特性にげあしと気付いた時は泣きそうになりました。リーグ制覇後、速攻でとくせいカプセル使いました。
この世界の海はとても綺麗だ。まるで沖縄の海のように。透き通る水の中をポケモンが泳ぐ姿が見える。あ、テッポウオだ。あ、オクタン……ぐぼはぁぁぁあ!!
オクタン砲をくらい全身真っ黒に仕上がりました。
ホウエン地方編
第4話『なんだかんだでジムチャレンジやってみようと思います』
「うーみーは広いな、大きいなぁー、なーんとーかなーんとぉかぁー」
日本にいた頃、小学校で習った歌だが最初のところしか覚えていない。
全身オクタンの墨により真っ黒になったままの俺は船の一番前に座り風をめいいっぱいに浴びながらうろ覚えの歌を歌っている。荷物は客用の席に置いてあるため無事だ。
何かと全身汚れがちなこの世界での生活。何かしら対策を考えなければならないかもしれない。
あ、そうだ。俺は今トウカシティを過ぎた後、浜辺にある船着場に行きムロタウンに向かっている。
え?一つ目のバッチはどうしたって?もちろんもってないさ。今回ムロタウンに行く理由は一つ、カイオーガ出現後の様子見だ。現地の人に話を聞くのが一番だろうし、もしかしたらアクア団とかいるかもしれない(関わるとは言ってない)
「少年、あれがムロタウンじゃよ」
「おお、実際に見ると本当に浜辺の上にあるだなぁ。あれがいしの洞窟かな?本編だとダイゴがいるんだよな」
ゲームで、バトルリーグでの彼とのポケモンバトルは手に汗握る戦いだった……レベル70はまじで焦った。レックウザもはがねタイプには相性悪いし、俺最初のポケモンキモリだったからなぁ。
ムロタウンに着いて船から降りる。ここにも船着場があり、他にも何隻か船が停泊していた。
まずは恒例のポケセンにレッツゴー!タンッタンッタラタン!
昼食を済ませてからポケセン内の人たちにカイオーガについていろいろ聞いてみた。
「カイオーガ?知らないポケモンだな。……えっ!?前の大雨ってそのポケモンのせいなのか?恐ろしいな……」
「知らない名前ね。あ、そういえば昨日青いバンダナを身につけた集団がここに来たわ。その時に確かそのカイオーガって名前を言っていたような……」
お、有力な情報を入手したぞ。やっぱりアクア団はここに来たようだ。しかし、昨日か……あの嵐の中ここまで来るなんて流石だな。
「おや?お兄さん、その背中に乗っているのはイーブイかね?」
なんか見知らぬおじさんに話しかけられた。
「ええ、そうですよ。珍しいでしょう?あげませんよ?おじいさんのきんのたま貰ったってあげませんよ?」
「いやいや、そうじゃなくてな。私はポケモンに特別な技を教えてやるんだが、これにはトレーナーとポケモンが固い絆と愛で結ばれとらんと習得できないんだよ。見たところお二人は相当の絆と愛を感じる。どうかね?私から技を教わってみらんかね?ほれ、これが技の一覧表だ。この中から好きな技を選んでみなされ」
おじいさんから受け取った紙を見て俺は震えた。
(どうしたのユウキ?もしかしてとんでもない技なの!?)
「ああ、とんでもない技だイーブイ。お前やっぱレッツゴーしてんな!」
(え?)
紙に書いてある技は、
めらめらバーン
いきいきバブル
びりびりエレキ
「相棒技じゃねぇか!最強かよ!」
「おほぉ、これの魅力がわかるかね?」
「ええ、わかります。わかりますとも。とりあえず全部教えてください。いいか?イーブイ?」
(もちろん!いろんなタイプの技を覚えれば戦闘に有利だしね!)
その後、三つの技を習得したイーブイは得意げに尻尾をフリフリ振っている。やだ、可愛い。
しかし、相棒技を覚えられるとか正直言ってチートなんだが?確定やけどに威力90とか強過ぎじゃね?他の技も確定まひに、HP回復。これもう勝ち確ですわ。てか、図鑑でイーブイの様子見てみたけど、普通にステータスはレッツゴーイーブイ仕様なんだが。
「イーブイ、お前を捨てたトレーナーはとんだ節穴だぜ。お前は強いし、可愛いし、性格も穏和。もうね、最高だよ」
(え?なんか照れるなぁ……)
イーブイの頭をわしゃわしゃと撫でながらポケセンを一旦出る。正直イーブイだけでも十分攻略できそうなんで、ジム戦に挑もうと思います。
「イーブイ、ジム戦にチャレンジしてみないか?あれさ、ジムリーダーに勝つとバッチと金が貰えるんだよ。しかも5万円。今のイーブイなら難なく勝てると思うんだが」
(うん!行こうユウキ!ボクもなんか自信出てきた!)
「素晴らしい!よし、じゃあ一旦来た道戻ってトウカの森を抜けるぞ!」
(おー!)
勢いそのまま船着場に行くと、行きに乗ってきた船が丁度他の客を乗せてキンセツシティ方面に向かっていってしまった。
なぁにこれぇ。
◇◇◇◇
「はい、というわけでいしの洞窟にきました。意外と明るいのでびっくりしました」
カイオーガの情報もないため、船が戻ってくるまでの間にこの洞窟でレベル上げをすることにした。ちょうど水タイプ技のいきいきバブルを覚えたので、いわタイプの多いこの洞窟はレベリングに最適だ。
「イーブイ!いきいきバブル!」
「ブイ──!!」
どこから出るのかイーブイの周囲に水が沸き起こりそれを激しく相手にぶつける特殊技だ。まぁ、イーブイはいろんな遺伝子があるわけだし、全てのタイプの技を使えてもなんら不思議ではないのだが。
イーブイはレベル12に上がった!
図鑑に表示させるレベルが上がった通知を見ながら、切りがいいところで洞窟を出た。
「いやーやっぱイーブイ最高だよ。しかしどうやって水タイプ技出してるんだ?」
「んーなんて言うか、ユウキが昨日あくのはどうを出した時と同じ感じかな?でも戦闘の時だけ水を出せるんだけど、何もない状態では無理かなぁ」
なるほど、流石にこれで火、水、電気のキャンプに使えそうなものが揃ったと思ったが、そう上手くはいかないか。
まぁ、それこそいろんなポケモンと協力し合うのが旅の醍醐味でもあるってもんだ。
「ちっ!しぶとい奴だ!大人しく捕まれ!」
「ん?なんだ?」
洞窟から出ると浜辺の方で何やら揉め事が起こっているようだ。青いバンダナにあの紋様……間違いないアクア団だ。二人組のアクア団はポチエナとドガースをくりだし、一方的にあるポケモンに攻撃していた。
そのポケモンを見た瞬間俺はイーブイを抱き抱え二人組に向かって走り出していた。
「イーブィイ──っ!!めらめらバァァアンン!!」
「ブイっ!」
炎を纏ったイーブイが全力で二人組みに体当たりをする。ポケモンの世界の人間は頑丈過ぎるのが特徴だ。多少やり過ぎるぐらいがちょうどいいだらう。
「あちちちっ!!貴様ぁ!何をする!」
攻撃されて弱っているポケモンの前に立ち塞がりユウキはものすごい険相で怒鳴った。
「てめぇらこそ何してんだぁこらぁ!?『ニンフィア』さんに何してくれてんだあぁぁぁあ!!」
ユウキのブチギレ具合に大人の二人ですらたじろぐ。
「くっ……このアクア団に楯突いたこと後悔させてやる!いけ!ポチエ—」
「めらめらバーン!!からのびりびりエレキィィイ!!」
「ぐぁぁあ!!」
「し、痺れるるるるるる!」
二人をボコボコにした後、二人は命乞いをしてきたため仕方なく見逃してやった。流石に人殺しはまずいしな。
「ニンフィア!大丈夫か!?」
「フィ……」
「かなり弱っている。これはやばいぞ!」
ユウキはニンフィアを抱きかかえると急いでポケセンに走った。
タンタンッタラタン!
「はい、あなたが預けたポケモンは元気になりましたよ」
「ありがとうございます」
なんとか間に合い無事に元気を取り戻したニンフィア。やばい、ニンフィアがこんな至近距離に……!可愛いぃい!
「フィアっ……」
先程のことがトラウマなのか酷く怯えているようだ。無理もない、あんな怖い思いをしたら人間を信用できなくなるだろう。
「ブイブイ、ブイ」
「フィア……」
イーブイが励ましてくれているそうだ。しかし、こういうのはゆっくり時間をかけて徐々に取り払ってあげるべきだろう。
「どうだ?ニンフィア、落ち着くまで一緒に過ごすか?」
「フィ……」
ニンフィアはイーブイの説明もありゆっくり頷いた。そもそもホウエン地方にブイズは結構珍しいはずだ。博士だってイーブイは珍しいと言っていたしな。となると、おそらく行き場のないニンフィアをあいつらが狙ったのかもしれない。全く捕まえるにしてももっと優しくはできんのか。
とりあえず、今日はポケセンで過ごすことにした。ニンフィアがあまり外に出たがらないため落ち着くまではここで待つことにしよう。
翌日。
とりあえずニンフィアを抱き抱えてポケセンを出る。すると丁度船着場におじいさんの船が帰ってきた。
「お、ナイスタイミングだ。なぁ、ニンフィア。俺とイーブイはこれからあの船に乗ってトウカの森に行くんだ。ニンフィアはどうする?どこか行くあてがあるか?」
「フィア……」
(どうやらないみたいだね)
イーブイがテレパシーで伝えてくれる。アニメのニャースにしろ、ポケモンの言葉を通訳してくれると本当に助かるな。
「いたぞ!昨日のガキだ!」
「ほへ?」
あーこれはどうやら面倒なことになったようだ。のんびりとした旅をしたかったのにどうも俺はアクア団に目をつけられてしまったようだ。
「昨日はよくもやってくれたな?今日はその礼をしに来てやったぞ」
昨日ボコボコにした二人組みの男がこちらを睨んでいる。
「いやいやいや、子供相手にガチになり過ぎじゃないっすか?てか、ニンフィアにあんな仕打ちしてたんだ。ぶちのめされて当然だろ?俺のブイズへの愛を舐めんなよこのやろー」
あ、いかん。つい挑発にのってしまった。
「はっ!珍しいポケモンを捕まえようとして何が悪い?ポケモントレーナーさんよ?お前らも同じことをしてんだろ?」
「…………」
確かに否定はできない。口籠るユウキにアクア団の男は鼻で笑う。
「なんだ?言い返せないのか?そりゃそうだよなぁ。ほら見ろ、そのニンフィアの怯え様をよ。お前の自己満でそのニンフィアをどうにかできるのか?」
「くっ……」
「はははっ!いい面だ!さて、それじゃあ昨日の分、しっかり返させてもらうぜ!行け!グラエナ!」
「よし!出ろ!ゴルバット!」
まじかぁ、こいつらポケモン強化してきやがった!レベル差やばいだろこれ!イーブイしかいないんだけども!?
ニンフィアは怯えて動けないでいるため、そっと後ろに隠れさせる。
「大丈夫だニンフィア。絶対にお前を守るからな」
「フィア……」
「いけるか、イーブイ?相手は手強いぞ」
(やれるだけやってみる!)
「ああ、頼むぜ!」
アクア団の二人組が勝負をしかけてきた!
「グラエナ!かみくだくだ!」
「よけろ!イーブイ!」
「イーブッ!」
イーブイはかみくだくを後方に宙返りしながら避ける。
「めらめらバーン!」
そして着地と同時に地を蹴って炎を纏ったたいあたりを決める。
「グォオオッ!?」
「よし!いいぞイーブイ!」
「ブイブイ!」
大ダメージかつやけどを負ったグラエナは怯んで動けない。ここは追い討ちだ。
「もう一押しだ!めらめらバーン!!」
「ブイィイ──っ!!」
「グオオォアアっ!!」
追い討ちのめらめらバーンが決め手となりグラエナは戦闘不能になる。しかし、なんだこの違和感は。
ユウキがもう一人の男の方を見るとゴルバットの姿が見当たらない。
「くそっ!どこに!?」
「ちょうおんぱ!!」
「ぐあぁぁっ!」
「ブイッ!?」
上空から放たれたちょうおんぱをくらい視界がふらつきバランスを失う。立っていられず頭から倒れこみ、頭に痛みを感じる。
イーブイも焦点が合わずフラフラとしている。
「ははっ!やはり所詮はガキだな。一体に集中して周りが見えていない」
「く……そっ……」
「ふん……ゴルバット、エアカッター!」
ゴルバットから放たれたエアカッターはなす術のないイーブイを襲う。
「ブイ──っ!?」
「イ……イーブイっ……」
視界がぼやけ強烈な吐き気が襲う。やはり現実でポケモンの技をくらえばただでは済まない。現にアクア団の二人組みも火傷の跡が残っていたままだった。
「フィアーっ!」
ニンフィアの声が聞こえる気がする……ああ、このまま終わってしまうのだろうか。守ってやるなんて言っといてこんなあっけなく……
「さて、ガキの相手はこれくらいにして、さっさとあいつを持って帰るぞ」
「フィッ!?」
ニンフィアは怯えて動けないままだ。畜生……何もできねぇ……
「イィ……ブイッ!」
「あ?なんだまだやろうってか?」
イーブイは気力で立ち上がり男たちに威嚇する。
「へっ、ボロボロじゃねぇかっよ!」
「ブゥっ!?」
男は無慈悲にイーブイを蹴飛ばした。
「ぁ……」
イーブイは砂浜の上を転がり動かなくなった。
その瞬間プチンとユウキの中の何かが切れた。
「ぉ……ぉおおおおっ!!!」
「なっ!?お前!どうやって—ぐぁっ!」
全力疾走からの全力で男を殴り飛ばす。男は歯が折れ地面を転がる。
「てめぇ!」
「ぶっ!」
もう一人の男の反撃で顔面を殴られフラフラと後退するが、その目に宿る闘志は消えていない。
ユウキは一か八かの勝負に出る。
「くらえぇ!あくのはどう!!」
ポケダンの時のように内なる力を絞り出すイメージを放つ。
するとユウキの体から黒い気を纏った衝撃波が放たれる。
「ぐほぉっ!」
それは男の腹を抉り、くの字になって吹き飛ばす。
ちょうど倒れているもう一人のアクア団のところに転がりそいつは気を失った。
「な……なんだお前……人間か……?くそっ!」
男は気を失ったもう一人の仲間を連れて逃げ出した。
「もう……無理……」
ドサっと仰向けに倒れ意識が朦朧とする。
「フィア!フィアっ!!」
泣きそうな目で駆け寄ったニンフィアが視界に入る。ああ、まじでかわぇ……イーブイは無事だろうか……
(ユウキ!大丈夫!?)
ボロボロながらも走ってきたイーブイが心配そうに覗き込んできた。
良かった……無事か……てか……イーブイとニンフィア揃ってこんな間近で……見られる……とか……幸せ過ぎて……死……ぬ……
ユウキは目の前が真っ暗になった。
タンタンッタラタン!
気がつくと白い天井が視界に入り、それがポケセン内と理解すると周囲を見回す。
「イーブっ!」
「フィアー!」
「ごふっ!あっ……幸せ……」
イーブイとニンフィアが抱きついてきたことによる幸福感で再び昇天しかけるが、なんとか気合いで持ち堪える。
「ってあれ?体全然痛くない……殴られた痕も消えてる……」
目の前にあった鏡に映った自分を見ると傷痕は一切無く、殴られて腫れているはずの頬も何もなかったかのようだ。
(見たこともないポケモンがユウキを助けてくれたんだよ)
「見たことないポケモン?」
まだ泣いているニンフィアを撫でながらイーブイに質問する。
(えっとね、ものすごい速さで現れてボクとユウキの傷を癒してくれたんだ。赤と白の模様のポケモンでね、ユウキより少し小さいくらいの大きさだったよ)
物凄い速さで傷を癒して……赤と白色のポケモン……まさか……
心当たりはある。だが、確証がない。
「そうか……いつか会えたらお礼を言わないとな。それにお前らが無事で良かったよ、マジで。もしイーブイ死んだら俺アクア団全員殺すから」
(目が本気だよユウキ……)
「ああ、俺は本気だ」
兎に角、二人とも大丈夫そうでよかった。まぁ、人間よりもポケモンの方が何倍もタフだしな。
ニンフィアの体はまだ震えている。優しく、そっと撫でてやる。少しでも落ち着いてくれたらいいんだが……
「ふはは、ニンフィア、約束は守ったぞ?もうあいつらも流石に懲りただろうし、お前も自由に生きれるぞ」
「フィア……」
顔を上げたニンフィアは目をウルウルさせておりまだ涙が頬を伝っている。そっとその涙を拭ってあげて頭を撫でる。
それでやっと落ち着いたのか、今度は甘えるようにユウキの胸に顔を埋める。
やだこれ、キュン死しちゃう。
もう我慢ならん!
ギュウッとなるべく優しくニンフィアを抱きしめ、もう大丈夫だからと声をかける。するとまた泣き出してしまった。
(ありがとうだって)
イーブイが通訳してくれた。一瞬抱きしめられたのが怖くて泣いてしまったのかと焦った。
しばらくニンフィアが泣き止むまで抱きしめていた。イーブイも声をかけてくれてようやく泣き止んだ。
「フィア、フィア!」
「ん?」
(一緒について行きたいって言ってるよ。ボクは賛成だけど、ユウキはどうする?)
「是非!」
もちろん即答だ。ベッドの横に置かれていた自分のバックからトウカシティで20個買ったモンスターボールを1つ取り出す。
「これからよろしく頼むぜ、ニンフィア」
「フィア!」
ニンフィアは笑顔でモンスターボールの中に入りウインウインと音立て、カチンと捕獲完了の音がする。思えば始めてモンスターボールでポケモンをゲットした。
「〜〜〜っ!ニンフィア、ゲットだぜ!」
「ブイブーイ!」
新しい仲間が加わりユウキは心に誓った。
決めた。俺はブイズパーティーで旅をする!
そしてもう一つ、俺を助けてくれたポケモンに会ってしっかりとお礼をする!
新たな目標を胸にユウキはもう一眠りし、船を乗り過ごしてしまいもう1日ムロタウンで過ごすのであった…………
ブイズはみんな可愛い(確信)