今回初めて投稿させて頂きました。低クオリティーですが宜しくお願いします。
都合のいいプロローグ
大洗学園その戦車倉庫の前に履修者が集められていた。総勢24名。内訳は、生徒会3名・歴女4名・バレー部4名・そして、三人組の女の子に癖ッ毛の子が一人。そして、俺と愛里寿の二人。まぁ共学になったし、可愛い愛里寿と手をつないでたらそりゃあ注目されるだろうけどね?そんなジロジロ見ないでほしいんだけど。
「あんまり集まらなかったか」
「そうですね。会長」
いや、あれだけ特典付けるからだぜ。タダより高いモノはないっていうしな。あんなに偉そうにしてるんだ。少しくらい痛い目を見ないとな。また、干芋を食べ始めた。授業中の飲食って禁止されてたはずなのに。
「あの~戦車道って乙女だけの武道じゃなかったんですか?」
「じゃあ、気になっているであろう結城の紹介でもしようか」
「結城翔平って言います。7月7日が誕生日で、かに座のAB型です。家が無幻流の家元をしていまいた。雑用扱いですけどよろしくお願いします」
「私は島田愛里寿。10月24日産まれ。飛び級で入学しました」
俺と愛里寿の自己紹介も終わり、へぇー。ほー。へぇー。と騒ぎが収まったころ。癖ッ毛の女の子が手を挙げて一言。
「それで、戦車はティーガーですか?パンターですか?」
「んん?それは開けてからのお楽しみ」
かーしま開けてという一言で、戦車倉庫の扉が開かれた。そこにはボロボロになった4号戦車が鎮座していた。あれ?たった一両だけ?なんか嫌な予感が・・・
「じゃあ探しにいこうか」
会長の一言で校内を探索することになった。俺と愛里寿の二人だったが、後ろから追ってきた秋山さんが加わり三人となった。三人で向かったのは、いつもお昼を食べる屋上だった。出入り口の裏側に戦車があるらしい。まぁ死角になるところに置くのはいいかもしれないが、どうやって持ってきたんだろう?
「ありましたKV1Sですよ!」
「1Sか」
「1Sと馬鹿にしないで欲しいであります。あの強力な122mm砲が見えないのですか?それに「分かりました」それならいいです」
くっそ年上の癖になんであんな顔するんだよ。フリーだったら惚れてるだろうが。愛里寿を抱きしめることで、俺は、平静を保つことが出来た。愛里寿も満足そうだし結果オーライという奴だ。さて、見つけたので、連絡を・・・って連絡先知らんぞ?
「秋山さん、生徒会の誰かに連絡とれますか?」
「結城殿?勿論知りませんが・・・あぁ!」
「普通科棟の屋上に一両KV1S。うん、そう。もう5台ですか分かりました。」
あの?愛里寿さん?誰と電話を・・・あぁ小山先輩ですか。いつの間にだぜ。こうしてまた、戦車倉庫前に集合した。そこには、KV1S除く4両が揃っていた。校舎裏にあった、三式中戦車チヌ。林の中に放置されていた、ヘッツアー。ウサギ小屋で見つけたM3lee。水没していた三突G型。そして、戦車倉庫え放置されていた4号戦車D型。計5両で大洗の戦車道が始まったのだ。
無幻流とはどんな流派でどう絡んでくるのかは今後のお楽しみということで!