大洗動乱編   作:聖グロリアーナ騎兵隊

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 リア充なんていなくなって欲しいと思う貴方の為に…。

※スーパーチャーチル=ブラックプリンスです。


番外編
ベリーくるしみます


 廊下を歩く。何でもない事なのに酷く憂鬱になる。向かう先が問題なのだ。未だに隊長として君臨しているダージリン様である。思い付きで行動しては、私たちまで巻き添えにされ、いい加減引退して欲しい。だが、あの人がOG会に加入するのが私たちにとってプラスとなるのかマイナスとなるのかは未知数である(プラスのなって欲しいと切にねがってますよ…)。ああそういえば、自己紹介がまだでしたね。

 

「あら、そこにいるのはペコちゃんじゃないお姉さまに会いに来たのね」

 

「えぇそうですね。そんなところです」

 

 私の紅茶名はオレンジペコ。そして私に喋りかけて来たのは、ダージリン様のリアル妹。紅茶名はギャル。見た目は正反対なんですけどね。ミルクティーに良くする奴ですね。本人にもミルクを浴びせてやりたいんですよね。忍耐強いんでやりませんけど。ダージリン様と同格。ローズヒップさんの50倍は厄介な方と覚えていただければ結構です。

 

「こんな真実を知っている?ツインテールキャラの貧〇率の高さを」

 

「〇乳率ですか?」

 

「えぇ。ペコもツインテールにすればいいのに」

 

 イラッ。でも、我慢します。淑女ですから。そういえば、ギャルも結構あるんですよね。私の視線に気づいたのか胸をそらしました。無性にイラッとします。えぇ。忍耐力を図るにはこの人はうってつけなんですよね。会って5分もしないでこんなにイラっとする人います?

 

「私もツインテにしょうかしら」

 

「はぁ?」

 

「じ、冗談よ。冗談」

 

 思わず漏らした声。走るように逃げていくギャル。当初の予定通りダージリン様のいる隊長室へ向う。次は誰にも会わずに到着できた。

 

「あら、ペコじゃない。どうしたのかしら」

 

「ローズヒップさんなんですが」

 

「ローズヒップなら学園艦GPに出場していてよ」

 

「え?」

 

「それとニルギリ、ウバも一緒に行ってもらったわ」

 

「聞いてませんけど」

 

「それと、後任も発表するわ」

 

「やっとですか」

 

「何かいったかしら」

 

 

 

 

 青森港にいるはずのプラウダ高校では、予定よりも大幅に遅れての寄港中だった。理由は唯一つ岩手県に本拠を持つヴァイキング水産との練習試合の為であった。有名校ともなれば、地元で行われる様々な行事に招待されるのだが、今年は年始しか予定がなく、それも遅れている要因の一つであった。のだが、

 

「ニーナ。アリーナ。今年こそサンタを捕まえるのよ。そしてプレゼント独り占めよ。まぁ、ニーナとアリーナにも少し位は分けてあげるわ」

 

「「だー」」

 

 無い胸を張り、宣言するのは、元隊長のカチューシャである。その後ろのに控えているのが、ノンナとクラーラである。黒髪のほうが、ノンナで、金髪の方がクラーラである。

 

「作戦はこうよ。私の代わりに部屋で待機して、サンタが来たら捕まえるのよ」

 

「流石です。カチューシャ」

 

「一つ気になることが「カチューシャの作戦は完璧です」いえ、確認しておきたいことがあります。カチューシャの代わりにニーナたちがいるということですね?」

 

「そうね」

 

「では、カチューシャ様はどこで寝られるのでしょうか?」

 

 この時ピシリという音を聞いたとニーナは語る。ノンナとクラーラの間に亀裂が入ったとかどーのこーのと。それ以来彼女たちを見た者はいないという。

 

「んん。カチューシャ様。私の部屋を提供します」

 

「いえ、私の部屋を提供します」

 

「(サンタ役は私がやりますっ言ってましたよね?)」

 

「(言いましたが、それとこれとは話が別です)」

 

「ちゃんと喋りなさいよ‼」

 

「「Да」」

 

「日本語で話しなさいよ」

 

 全くという感じで頬を膨らますカチューシャ。それを見て一時停戦した二人。良かったと胸をなでおろす後輩。

 

「じゃあ、任せたわよ。失敗したらバイカル湖送り18ループルなんだから」

 

 ほんの一瞬で顔面蒼白の二人を残し退室していく三人。後輩にしてみたら、ノンナを捕まえよと、いう命令である。流石に無理だろうというのが二人の見解である。ノンナを捕まえられる高校生がいるんなら見てみたいものである。

 

 

 

 

「「「ドウーチェドウーチェ」」」

 

「そ、そんなに騒がなくても」

 

 CV38上に乗った彼女にドウーチェコールが巻き起こる。だが、アンチョビは困った様な顔を見せる。彼女は、推薦での合格をほぼ決めているが、センター試験での出来次第では不合格もあり得るので、ここ最近は勉強に力を入れていた。息抜きという名目でここに連れて来たのは、カルパッチョとペパロニの二人だ。彼女たちの熱心な誘いに応じたアンチョビは、こうして大洗まで赴いたのだが、まさか出場するとは思いもよらなかった。その為の困惑である。

 

「やってやりますわー」

 

 紅茶片手に赤毛の女の子は叫んだ。聖グロのパンツァージャケットを着こんで元気いっぱいに叫ぶ少女。傍らに二人の少女はいつものことだと優雅に無視を決め込んだ。

 

ここ大洗町は多くの人で朝早くから盛り上がっていた。アンツィオ生が一番の盛り上がりを見せている。その多くは、学園艦グランプリを見にきていたのだ。大洗学園艦内を一周し、大洗町の規定コースをグールグルと回って大洗学園の校門を通過したらゴールというコースだ。出場したのは、CV38・CV33・4号戦車H型・クルセイダー・ポルシェティーガー・M4シャーマン・2号戦車の7両である。結果はというとー

 

 

 

「やってられませんわー。って聞いてますの?ペコさん。それならいいですわーー」

 

「なんでこんな目に」

 

 アルコールは入ってないはずなのだが、酔ってしまったローズヒップさんに絡まれています。勘弁してほしいんですがね。ダージリン様とルクリリ様の元には各校の隊長等が集まっており、救援は期待できず、ニルギリさんは、ダージリン様の代わりに指揮を執っていました。忙しそうでこちらも期待出来ませんね。あぁアッサム様ですか?兄とオーロラを見に行ってる裏切り者ですよ?まぁあちらのテーブル程ではないのかもしれせんがね。

 

「マリー様食べ過ぎです」

 

「なら貴女が食べるの?」

 

「いいえ、食べませんが」

 

「なら私が食べるわ」

 

 お皿が積み重なっているあのテーブルも苦労人がいるみたいです。私にも痛い程分かります。上がああだと下が苦労しますもんね。早く、私に譲って欲しいものです。私が隊長になった暁にはスーパーチャーチルに乗り込んで17ポンド砲の餌食にします。ダージリン様を…。

 

 

「では、聖グロリアーナの新隊長を発表しますわ。事前に伝達して…」

 

 新隊長のオッズは、ルクリリ様と私で、ほぼ拮抗している。つまりはそういうことだ。私かルクリリ様が次期隊長にふさわしいと校内の誰もが思っている。しかも、二年連続隊長になるのは、歴史上初という。初めてが私というのもって誰がフラグですか!?フラグじゃなくて確定した未来なんです。こんなにも分かり切った。ってあれ、もしかしなくてもふらぐ…。

 

「では、発表するわ。新隊長は、ニルギリ貴女よ」

 

 

「はい。新隊長に任命されたニルギリです。聖グロリアーナの伝統を守り更なる発展をここに誓います」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宣誓式が終わり、クリスマスパーティーも終わる時刻になりましたが、そこには真っ白に燃え尽きた私がいた。ローズヒップさんの相手をし、これだからクルセイダー乗りはなんて思っていた頃が懐かしいです。えぇ。コネでの隊長就任でした。チャーチル会の会長が彼女の母親で、チャーチルガンキャリアと、スーパーチャーチルの導入を決定し披露しました。裏目裏目になってしまいました。これから卒業までどう過ごせばいいいんでしょうか?




  知波単のくりすます


「福田。どうして泣いているんだ?」

「西隊長殿がぐすっ。肩叩き券を」

「クリスマスプレゼントだろう」

「胸のせいで肩がこるだろうって」

 悲し気な福田の顔に私は何も言えなかった。
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