自殺愛好者(贋作)の刃 作:後藤さんのゲッターすごいのね〜‼︎
アンケートにて時透兄弟か、お屋形様かを聞いたのに第三者を出す筆者…
すまない…ポンコツ筆者で…
Ps:修正してくれた方々ありがとうございます!
前回、炭治郎の父親が炭十郎ではなく、有十郎になっていたことに気づかずに投稿してしまいました。申し訳ありません。
どうでもいいことですけど有十郎って時透兄弟の父親みたいですね
竈門一家の元を去ってから私は、各地を転々とし、鬼に追い詰められて、
え?追い詰められていた鬼殺隊員は放置すんなよだって?こちとら慈善活動をしてるわけでもないので放置します。やだよ怪我人をえっちらおっちら運ぶなんて疲れるし、鬼殺隊には隠というサポーターがいるから別に放置して構わんのだろう?(暴論)
そんな鬼を狩るという鬼殺隊もどきのような日々を過ごしていたら半年が経って年明けから梅雨に入っていた。
そしてある梅雨の月明かりのない新月の夜の森の中で野宿の準備をしていると、私の目の前にかつて剣士であっただろう鬼が現われる。顔に三対の眼を持ち、瞳孔に『上弦』、『壱』と書かれており、身体から放たれる闘気は圧倒的な実力を持つという気迫を感じさせる。
私はこう思った。なんで鬼滅の刃ラスボスに最も近く、鬼滅の刃世界の人間側の最強戦力である『柱』が三人がかりで戦って勝てるかどうか怪しい黒死牟が中途半端なヒノカミ神楽を取得して半年しか経ってない私の目の前にいるんだよ!しかも今は、鬼との戦いで瞼を切ってしまい片方の目を包帯で見えなくなっている状態なのに!
例えるならRPGでまだ始まりの村を出てまもない勇者パーティにHpがじわじわと減る毒を魔王軍にかけられて、ぼろぼろなところにあらわれたのが、中ボスじゃなくてラスボスの魔王がいるようなもんだぞ!こんなクソゲー誰がやるか!
だが悲しいかな。私がいるのはゲームではなく、現実。さてとどう切り抜こうか…。
次回「太宰(偽)死す!」
次回も楽しみにしてね!(白目)
***
黒死牟は何故か最近不機嫌な主君からある男を抹殺をする命を受けた。詳細を聞くとその男は、あの縁壱の呼吸『日の呼吸』の使い手だという。
『日の呼吸』の使い手はついこの間に滅したはずなのに。それは主もキレるわ。と呑気に琵琶鬼の鳴女の血気術でその男のいるところまで送ってもらうために、発動条件である琵琶を聞きながら思っていると、場所はいたるところに部屋がある無限城ではなく、静かな森の中だった。
目の前に片方の目と腕、頸と全身のあちこちを包帯で巻いている男がいた。どうやらこの包帯ぐるぐる男が『日の呼吸』の使い手らしい。
包帯の男は森で一晩を過ごすつもりだったのか、近くには薪と寝袋があった。
「どこで…『日の呼吸』を…覚えた…?」
まずは包帯の男がどこで『日の呼吸』を取得したのかを聞く。もう主のパワハラを耐えながら、『日の呼吸の使い手を尋ねて三千里』はこりごりなのだ。なのでまずはその元凶を滅する。それが一番よく楽な方法なのだ。
「『日の呼吸』ってなんだい?お兄さん」
「貴様が…使う…剣術の…ことだ…」
どうやら包帯の男は、自身の剣術の正式名称を知らないらしい。だが『日の呼吸』という名前を知らなかったからといってハイそうですかと、見逃すわけにもいかない。
「なるほど。私の舞の事か…」
「舞…とは…?」
すると包帯の男は、顎に当てていた手を懐に入れ、ところどころが傷んでいる古びた一冊の本を取り出しこういった。
「私の舞う剣舞のことをどこで覚えたと聞いたね?だったら答えは簡単。この本に書いてあったからさ」
「その本を…どこで…手に入れた…?」
「さぁ?どこかは忘れたけど、ある街の古本屋の中で特に古い本だったから興味を持って買ったんだ」
「そうだ。そして本に舞の踊り方が書いてあったから面白半分で舞ったらすごい力が出るから覚えたんだ」
妬ましい。私の心はそのドス黒い感情で満たされていた。私が足掻いて手を伸ばしても届かなかった
コイツも
「でも残念ながら私では、半分しか舞うことができなかった」
それを聞いて少しだけ安堵した私がいた。包帯の男は、
「他に聞きたいことは?」
「ない…貴様は…ここで…果てろ…」
「それはお断りしたいな。私の死ぬときは生きる理由を見つけてからと決めたのだから」
そうして包帯の男と私は衝突した。
包帯の男は、不完全な『日の呼吸』と言いながらも、技の一つ一つが見事までに磨かれていた。この男は鬼狩りの柱に匹敵するか、それ以上の力を持っている。
そして技を放つ姿が
男はそれを難なく躱し、距離をとった。次はそのような手で来るかと身構えるが、一向に男が動き出す気配がなく、私を目を見開いて見ていた。
「何故…動かない…?」
「その…技は…?」
それが気になり、声をかけてみると返ってきた声はどこか震えながら、技の名を聞いてきた。
「『月の呼吸』…という…」
「もっとだ!もっと見せてくれ!」
その名をいうと、男は無邪気な笑みをしながらそう言ってきた。一瞬それを断ろうと思ったが、そんな無邪気な笑顔で言われたら答えたくなってしまうのが剣客の悲しい宿命。
「いい…だろう…」
こうして私は、使わないはずだった『月の呼吸』を解禁した。
そして気づいたらもう夜明け近く。鬼である我が身は日の光を浴びてしまうと消滅してしまう。悔しいが、私ではあの男を殺すことができなかった。あげられた戦果といえば、せいぜい日輪刀の柄を斬ったくらい。
「今度…出会った時こそ…お前の…最後の刻だ…」
「じゃあ合わないように夜道を気をつけよう」
そうなんともずれた回答が来るとは思わず、一瞬身体が脱力した。
そして森の中に日が指して来るが、その前に琵琶の音が響く。気づけばそこはもう顔を忘れてしまった家族よりも見慣れた無限城。奥から主がやってきてこう聞く。
「命は果たせたか?」
あっ…
***
い、生きてる…。『城之内死す!』みたいな死亡回のタイトルだったけど生きてる。
黒死牟襲来をなんとか『ヒノカミ神楽』の守備の方で防戦にして、徐々に引いていったお陰でなんとか生き延びれた…。
でもあの人の呼吸、『月の呼吸』が出てきたときは一瞬死を覚悟したね。何アレ?拾陸まであるなんて多すぎ!でもなんとか覚えられた型がいくつかあったからいい経験になったか…?
おそらく無惨は、『日の呼吸』から派生したと思われる『ヒノカミ神楽』の使い手である私に、何度か鬼を向かわせるようにするだろう。なんせトラウマ物だから…
黒死牟との会話にて私は、『ヒノカミ神楽』の取得方法を誤魔化した。何故ならば竈門一家に害が及ばないようにするためだ。
でなければ、竈門一家は作中よりも早く皆殺しにされてしまう。それは避けなければならない。
黒死牟に見せた古書は偽物だ。確かにあの本は古本屋にて買ったものだが、『日の呼吸』については『日』の字さえ無い。いや多少はあるか。ちなみに、本には『東海道中膝栗毛』という江戸時代の物語が書かれてある。
それよりもやることが山のようにできた。まずは黒死牟との斬り合いで斬られてしまった着物、柄の新調。そして鬼側に対する準備だ。
そして今の私はとても眠い。黒死牟と死闘を繰り広げていたので、ちっとも寝れなかったからだ。なので一刻も早く寝たいのだが、山の中で雑魚寝など無惨に「どうぞ殺してください」と言っているようなものだ。
なのでとりあえず森を抜けて、街の宿屋に行き、昨夜黒死牟のせいで取れなかった睡眠を摂ろうと思っていると目の前に一匹の鴉が降り立った。なんだこの鴉!
「はじめまして、太宰治殿。我輩は産屋敷の使いのものです」
すいませんもう一回言ってくれませんか?
太宰さん(偽)
ヒノカミ神楽で攻めず、防戦にしたため生き延びた。普通に戦ったら勝てるかどうか怪しいとか。
大正ヒソヒソ話
黒死牟が見せた『月の呼吸』を一部覚えたとか。ヤッタネ!太宰さん(偽)!これでさらに強くなるよ!
黒死牟
太宰さん(偽)の姿に縁壱さんの姿が見えたが、『日の呼吸』をそこそこ使いこなしていれば見える模様。眼科行ったほうがいいかもしれない。
この後、無惨にひどいお仕置きをされたとか。
大正ヒソヒソ話
筆者は黒死牟のことをブラコンをこじらせためんどくさいやつだと思っている。
無惨
名前だけ登場。最近鬼ネットワークにトラウマ物である『日の呼吸』が出てきているから不機嫌。
産屋敷の鴉
空気が読める鴉。
大正ヒソヒソ話
実は黒死牟との斬り合いの時にはいたのだけれで空気を読んでスタンばっていたんだって。
最近本誌がマジ地獄すぎてツライです…
竈門一家は
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全員死亡(悲しいかなぁ…)
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一部生存