自殺愛好者(贋作)の刃 作:後藤さんのゲッターすごいのね〜‼︎
明日留年がかかったテストでも!俺は自分の信じられる道を歩いていたい!
あ、…ありのまま今起こったことを話すぜ…!
とポルナレフ化している太宰(偽)、略して太ナレフになっている私に、使いの鴉は流暢な日本語で話し始める。
「太宰殿。あなたを産屋敷の屋敷にご招待いたします」
「なんでさ」
そう素直に心の声を漏らしてしまった私は悪くない筈だ。ちょっと待って?アレ?これ?原作の炭治郎みたいに柱合会議に連行系ですか?やめて!それを聞いたせいで太宰さん(偽)の
「おや?あなたは自身のなさった偉業を認知していないようだ」
偉業ってなんだよ…。(困惑)
私がしたことなんて、花柱である胡蝶カナエさんの日輪刀を(死ぬまで)借りて、現場に鬼殺隊員を放置しただけだぞ…。ちょっと待って!えっ…?私の罪…重すぎ…?!
というかもう俺の体は、
「とりあえず私の肩に乗ってくれないかい?もう私は疲れているから街の宿屋に行きたいんだ。話なら歩きながらでもできるからさ」
「それは失礼。では遠慮なく」
鴉はわざわざ断りをいれてから私の肩に乗った。礼儀正しすぎる…。
「でなに?私をあの産屋敷の元に連れて行ってどうするつもりだい?」
「ご安心を。まさかあなたの命を取ろうとは思っていません。というか『十二鬼月』の中で最も強い上弦の壱との死闘で生き延びているあなたを殺すことは不可能かと」
「お世辞はいいよ。彼は手を抜いていたのと運が良かったから生き延びれただけだよ」
鴉を肩に乗せ街へと向かいながら、鴉に事実を述べる。鴉は豆鉄砲を食らったような顔をするが、事実は事実だ。私が黒死牟と闘い、生き延びた理由は、防戦に徹したのと理由はわからないが彼が本気を出さなかったからだ。
まぁ生き延びたからもういいか!(能天気)
「で、産屋敷の元に行くのはいいのだけれど少し条件がいくつかある」
「何でしょうか?」
産屋敷といえば、癖が一癖や二癖ではすまない『鬼殺隊』の最強である“柱”たちを束ねているお屋形様だ。
鬼殺隊に入る気はさらさら無いけど彼がどれほどの
だがこんなボロボロになっている状態であってしまうのは色々と不味い。
「まずは…服とかを新調したいから一日待ってくれない?」
「へ?」
私の記憶が正しければ、産屋敷は平安から続く名家の筈だ。そんな高潔な方にこんなボロボロな格好で面会するのは不味い。なので一日待ってもらい万全な格好で面会するのだ。
「だって平安から続く名家であるあの
「なるほど…」
よかった…。どうやら納得してくれたようだ。そう呑気に鴉と話していると、街に着いた。じゃあ今晩いや、今日の昼に泊まる宿は君に決めた!
「私はこの宿に泊まるから、隠の人をここまで連れてきてくれればいいよ…。あっ!私がお屋形様と会うときは鬼殺隊員の立会いは駄目だから!」
『お屋形様との面会〜柱たちを添えて〜』なんてもう悪夢だ。三日三晩も魘されそうなくらいに。なのでそんなふざけた悪夢が実現されないように、鬼殺隊員も立会い不可にしてもらおう。
「承知しました。では!」
そう言って、明けたばかりの空へと駆っていくやる気満々の使いの鴉くん。どうやらどこぞのパワハラ上司の
と的外れなことを思いながら私は宿屋に入っていった。
***
とりあえず五、六時間ほどの睡眠である程度の疲れをとった私は、服の新調などの準備すべきことを終えさせて宿屋に待機していた。だが廃刀令が進んだ大正で、刀の柄なんてそう簡単に調達できる訳もなく、柄が調達できなかったのは想定外だったが。なので柄のあった部分は、伊之助の初期の日輪刀のように布でぐるぐる巻きにしている。
『こいよ産屋敷!柱なんて捨ててかかってこい!』
と某筋肉映画のセリフみたいなことを思いながらぼーっと、待っていると、某
「太宰治殿ですね?」
「そだよー。で、私の提示した条件は…」
目隠しを差し出しながら、隠の確認にやる気なく返しながら、条件を受け入れられたかどうかを確認する。
「その件ならご安心を。お屋形様の周辺には、鬼殺隊員はいない手筈となっています」
「それはいい
やった!これで悪夢は実現しないぞ!そう思いながら目隠しを付け、隠の背中に乗り、懐に入れといた歌舞伎揚げをぼりぼりとつまみながら鬼殺隊本部へと連行される私であった。
***
「着きました。ここが鬼殺隊本部内です」
「いやぁ、ここまでありがとう!はい!これは私からの感謝の気持ち!」
四、五十分程を隠の背中に揺られながら、うとうとしているとどうやら目的地である鬼殺隊本部に到着したらしい。あたりを見回してみると、立派に手入れされている日本庭園だった。というか原作にて行われた柱合会議の場所に似てる。
(*柱合会議の場所です)
ここまで運んでくれた隠の人に、私が隠が待っている間に、暇つぶしにといくつかつくっておいた大福を入れた木箱を渡す。
非常食にと求めていた餅がなかったので、餅の原料であるもち米が米屋の店主の心使いで大量に手に入ったのと、餡子が安売りしていたので宿屋の台所を借りてつくったのだ。味はなかなかいいという言葉を泊まった宿の女将さんからいただいた。嬉しい。
すると、屋敷の縁側のところに三つの人影があった。
「あれ?私は隊員の立会いは不可にしたはずだけど?」
「すまないね。言い訳に聞こえるかもしれないけどこの二人は私の娘で鬼殺隊員じゃないんだ」
こ…、この
「だったらなぜここに?普通だったら可愛い子供をここに連れてくる必要がないと思うのだけど」
「私は目がもう見えないんだ」
「それは…すまない…」
「気にしないでくれ。目が見えなくなったのは産屋敷の定めなのだから」
私の目の前にいる人物、鬼殺隊当主、産屋敷耀哉は笑いながらそう言った。
さてと、私の命運はどこへ?
***
私、産屋敷耀哉が、目の前の人物の太宰治の情報を聞いた時、 まるで御伽噺の英雄だと思った。
まるで数手先の未来を見通しているかのような行動、
だから彼と会えばその何かがわかるかもしれないと。
そして対峙してわかった。彼は空っぽなのだと。だから自身のことを顧みずに人々を救うことになんの違和感もなく自身を粉にしてまでもして救おうとする人なのだと。
(*違います)
だったらそれがどれほどすごいことなのか、そして君が救ってきた人々の感謝の声を聞かせてあげなくては。そう思うと私は、彼にある提案をしていた。
「太宰君、君は鬼殺隊に入らないか?」
太宰さん(偽)
急な鬼殺隊へのスカウトにびっくり。どうしよう…。ちなみに料理の腕はなかなかのもの。まぁ
産屋敷の使いの鴉
とても流暢に話せる頭がいい鴉
とても労働環境が良く、働きがいがある職場なんだとか
産屋敷耀哉
みんな大好き(鬼殺隊員に限る)
太宰さん(偽)の着眼点はよかったのだが、着地点を盛大に外す。まぁお屋形様も人間ですから…(震え)
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竈門一家は
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全員死亡(悲しいかなぁ…)
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一部生存