自殺愛好者(贋作)の刃 作:後藤さんのゲッターすごいのね〜‼︎
表と裏の社会の境界は、曖昧だ。国境のようにどこからどこまでと明確に区分していないのだから。
だが、その診療所は
「で、君はあの産屋敷の誘いを断ってきてここに来たという訳か…」
「そうなんだよ。森さん」
診療所のベットに座りながら話した私の話を安っぽい木製の椅子に座りながら聞いて、呆れた視線を送る着古したよれよれの白衣を被った中年に差し迫っている男性は、その診療所の主治医である森さんだ。ちなみに下の名前は教えてくれない。いい男は秘密がつくと本人は言うが、絶対きらきらな
森さんに言った通り、私はあの鬼殺隊当主、
「ではなんで君は、産屋敷の誘いを断ったのかね?」
「それは…」
私の中を探るような目線に思わず狼狽えてしまう。私の倍の人生を歩んできた森さんに嘘は通用しない。なので表向きの理由を言おう。
「私は規則が厳しそうなところでは働きたくないんだ」
「…ふむ。ではそう言うことにしておこう」
森さんは、私から目を離し机の上に置いておいてある書き途中らしい
「あっ!森さん!当分の間は情報は買う予定はないから!」
「それは寂しくなるね。大事な顧客の一人が減ってしまうなんて」
限られた人しか知らないが、森さんは治療した人々から得た情報で情報屋の仕事をしている。その情報の中にはお偉いさんの黒歴史がたくさんあるんだとか。
鬼殺隊のような情報網を持っていなかった私は、森さんから行方不明となる人が多く、鬼がいる可能性が高い場所の情報を売ってもらい、鬼殺隊擬きを活動していた。
だが刀の柄を新調するまでは必要ない情報だ。話は変わるが、私は未だ刀の柄を新調できていない。やはりこのご時世に刀屋は厳しいらしく、刀屋がもう存在しないのでは…?と言えるくらいなかった。こんなことなら産屋敷に用意してもらう案も考えたが、利子がとんでもないことになりそうなので、あまり産屋敷に貸しを作りたくはない。
ちなみに、面会時に刀を返却しようかと提案してみると、その剣の持ち主は鬼殺隊を引退したので返却の必要がないらしい。
「で、君はこれからどうするのだね?太宰君?」
「そうだね…」
森さんの質問で今後のことを考え始める。鬼殺隊擬きは刀が駄目なので休業状態。なので刀の柄求める旅に出るのはあまり合理的ではないし、面倒だ。
何かいい案はと、悩んでいた私の中に閃光が走った。
『ないのなら 作ってしまえ 柄部分』
太宰 治(偽)
季語すらない出来が悪すぎる俳句ができたがまぁ気にするな!
なんでこんな簡単なことに気がつかなかったのだろう!ないならル○ン三世の一味の石川五○衛門の斬鉄剣の柄、つまり木で作ればいいんだ!
そうと決まれば早速行動に移そうじゃないか!
「森さん。世話になったね。そう遠くない日にくると思うからそれまでに情報を揃えておいておくれよ!」
「あぁ、わかったよ。じゃあね、太宰君。君はお得意様の一人なのだからいつでも遊びにおいで」
私はベットから立ち上がり、出入り口のドアを開けそう言った。森さんは微笑みながら、私を見送ってくれた。ただその微笑みが、医者が患者さんに安堵を与えてくれるような笑みではなく、裏社会を牛耳る
***
意気揚々と森さんの診療所を出た私を待っていたのは、一通の手紙を持つ産屋敷の使いの鴉だった。
手紙には、要約すると、『いい木材とお勧めの
先ほど決めたはずの柄を新調することを、先祖代々研ぎ澄まされた産屋敷の勘で当てるとは…。恐るべし産屋敷…。というか、こんなことに勘を使うのか…。(困惑)
えーと、その場所は…、景信山…?どこそこ?
***
そんなこんなでやってきました!景信山!
森さんの診療所は東京のど真ん中にあるのだけれど(しょっちゅう
つまり何が言いたいかというと、鉄道がそんなに発達していない大正の世なので、 東京のど真ん中から県境までという都合のいい鉄道など存在せず、移動手段が徒歩だったのでがとてもきつかった…。丸一日歩いたので足腰が…。
とりあえず、日が暮れる前に着いた麓の山の宿屋で一夜を過ごし、新しい朝が来た。早速朝から賑わい、人の集まりやすい茶屋にて、産屋敷に提供された
そして翌日の朝、昨日も泊まった宿屋にて、あらかたの準備を終えると、私は景信山へと入山した。登山が久しぶりなのと、前日に雨が降っていたせいで、道がぬかるんで歩きにくく進むのに手間取り、
太陽が真上まで登ったお昼に、産屋敷の勧められた
ん?ちょっとまって?この家を、どこかで見たような…。まぁいいか。大正の家なんて現代と違って家の設計などは大工に任せるから、大体は造形が同じだから気のせいか。
閉じられている戸を
「産屋敷さんの紹介できた。太宰なんですが、だれかいませんか?」
もし家主が留守だった場合は、日が暮れないうちに下山し、翌日に再び伺うつもりだが、杞憂だったらしい。
家の中から、どったんばったんという物音がし、言い争う声が聞こえるのだから。
その瞬間、私の思考回路が停止した。何故ならば、目の前に後の霜柱である時透無一郎、いやどっちだ?
兄の有一郎か、弟の無一郎のどちらかなのか判別しようと、少年をじっと見つめると少年が手にしていた水桶から、水をぶっかけられる。なんでさ。
***
俺こと、時透有一郎は苛ついていた。理由は最近来るようになった。産屋敷あまねという女の人のせいだ。
その女の人曰く、俺ら兄弟のご先祖様はとてもすごい剣士だったので鬼殺隊に入っていただきたいということだった。
弟の無一郎は、鬼殺隊に入隊しても無駄死になどせず、いやむしろ大活躍してその鬼殺隊の
だが、俺は違う。俺なんかが鬼殺隊に入隊しても無駄死にするのが目に見える。俺は選ばれた人ではないのだから。
あまねさんが何回も来ると、そのうち無一郎が剣士になろうと言い始めた。鬼に苦しめられている人々を救うために。
それを聞いた瞬間、俺はかけがえのない弟である無一郎に向けて、怒鳴っていた。
だけど、俺は選ばれた人ではないのだから、弟に優しくすることもできない。せいぜいできることは、弟に辛く当たることだけだった。
ごめんな、無一郎。こんな不器用な兄で。
そして無一郎を怒鳴ってから一週間くらい経ったある日の正午のことだった。
戸が叩かれたかと思うと、まだ少年と青年の狭間にいそうな男性の声がした。
聞くと、男はあの産屋敷の紹介を受けて来たという。とうとう絡み手を使い始めたか。追い返すために、桶に水を貯める。無一郎に止められるも、無視をする。
戸を勢いよく開けると、片目、首、手首などに包帯をぐるぐる巻いてる胡散臭い男がいる。俺を見てぽかんとしているかと思えば、急に俺を凝視し始めたではないか。
背筋が震えた俺は、その男に水を思いっ切りぶっかけてしまった。
これが俺と、いや俺たち時透兄弟と太宰治の出会いだった。
太宰治(偽)
どっかで見たことある家かと思ったら時透家だった!だって作中に景信山って出てこなかったんだもん!(ファンブック未購入の敗北者)
森さん
裏社会ではかなり有名な腕のいい医者。腕のいい闇医者四天王に入っているとか。(珠世さんもその一人だとか)
大正ヒソヒソ話
名前を教えてくれないのはきらきら
お屋形様
産屋敷の勘をどうでもいいことに使った
…と思うじゃん?(作品違うやろ!)
時透有一郎
不器用すぎる人
竈門一家は
-
全員死亡(悲しいかなぁ…)
-
一部生存