神獄塔 メアリスケルター ザ・ロイヤル 作:Million01
ペルソナQがメアリスケルターと似たようなシステムだしジョーカー牢屋に囚われてるし行けるでしょ(
それにザ・ロイヤルの新ヒロインのペルソナ、童話関連のペルソナだし、ていうかその子メアリスケルターにいるから平気でしょ(気まぐれ)
───ギィシャャャャァァァァ!
耳を劈くような何かの悲鳴が聞こえる。
頭が痛い……ここはどこだろうか……鉄格子の部屋に閉じ込められてるようにも見える。暗くてよく見えない
「メルヒェンが来るぞ!早く逃げろ!!」
外が何やら騒がしい……。まるで川のように大勢の人が走っている
「おい、アンタも早く逃げろ!!」
ボロボロの白の布地の服を着た男性がこちらに気付き、扉を開けてくれた
「なぜ?」
「お前、馬鹿なこと言ってないで早く逃げろ!また拷問されたいのか!?」
拷問……聞くからに危ない感じだ……自分も逃げよう
自分が頷くと扉を開けてくれた男性が一目散に逃げ出した
「───ギィィシャャァァァァャャャ!!」
まただ。この耳を劈くような甲高い悲鳴。人や獣のような声ではない。どちらかといえばまるで映画に出てくるような怪物のような声
「な、なんだ!?」
「周りが……」
周りが白い霧に覆われてきた……
「みなさん!このまままっすぐ行けば人里に辿り着きますっ!だから全速力で走って!逃げるんだ!」
「死にたくなかったらいいから走って!」
戦闘の方から女性の声が聞こえたかと思うと後ろから押されるかのように移動させられる
何が起こっているんだ?
人ゴミに流されて外?と思わしき場所へ出た
ここはどこだろうか?
「やった!俺達、監獄塔から出られたんだ!!」
監獄塔?
「皆、こっちだよ!!」
また先頭の方から女性の声がする。しかも先程と同じ女性の声だ
女性の言葉でまた周りの人達が移動し始める
歩いてい数十分するととある建物が見えた。何かの研究所にも見える建物だ
ここはどこなんだろうか……先程の『監獄塔』ていい。先程、歩いていた道といい生気の欠片も感じなかった
そんな外の様子で喜んでいる人達に自分が違和感を覚える
そもそも自分はなぜこんなところに?確か自分は……
っ……だめだ。思い出せない……思い出そうとすると頭痛が……意識が遠退いて行く
意識が奥深くへ沈み、目を覚ます。薄暗く、そひてどこか安心する
「ようこそ、我がベルベットルームへ。ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所」
固く閉ざされた鉄格子の扉の先に二つの人影があった
「ベルベットルーム?」
どこかその言葉に聞き覚えがある。だが、なぜか思い出せない
「いやはや、これは奇怪な出来事ですな。かつて囚われの牢獄から抜け出し自由を取り出したというのに人々の助けを求める声に導かれ監獄へと導かれる……」
一つは机に肘を付き、椅子に腰をかける長い鼻老人
「ですが、貴方は既に監獄を抜け出すための力を持っています」
もう一人は小学生くらいの金髪の少女だろうか。青いドレスを見に包み、手には小学生が持つような本とは不釣り合いな分厚い本を持っている
「あの出来事を思い出して。■■■■■■■■」
少女の言葉の途中で意識が遠退く。何か重要な事を言っているような気がする……
目が覚めるとそこは白い天上が広がっていた
今のは夢なのだろうか……ハッキリとは思い出せない
「───!!」
「───っ!」
何やら外が騒がしい……少し様子を見に行こう。自分は体を起こして寝ていた部屋の外へ出る。そこは長い廊下に繋がっており、白衣や黒い服を着た大人達が走り回っていた
何かあったのだろうか?
「───おいお前、外は危ないから部屋に戻ってろ!」
眼帯を付けた黒い服の男に呼び止められる
「何かあったのか?」
「メルヒェンがここを襲ってきたんだ。それで血式少女達が戦ってんだ」
「血式少女?」
「あー……それは……」
───ドォンッ!!
直後、背後の壁が崩れた。まるで何かが壁に衝突し勢いを殺せず貫通したようにも見える
「───シンデレラ!?」
「───」
青い髪の少女が外の壁をぶち破り、そのまま廊下の壁に背をぶつけて力なく倒れた
そしてぶち破られた壁から何かが姿を現す
「───っ。これまでですの!?」
現れたものは怪物。まるで人の肉塊が集まって出来たような人形の化物。体の中央には人の眼球のようなものがギョロギョロと動いている
「───おい坊主、逃げろっ!」
その化物が自分の目の前を通る。少女の体はボロボロの姿で立ち上がる。だが、どう見ても彼女は瀕死そうだ……だが、自分にはどうすることもできない
「貴方、危ないですわよっ!!」
「───!?」
青い髪の少女の言葉で自分は我に返る。目の前の化物がいつの間にかこっちを見ていた。そして化物はこっちに拳を振り上げてくる
「───っ!!」
直後、少女がこちらに突っ込んできた。まるで自分を庇うように押し倒してきた
───ゴッッ!
少女の体から鈍い音が響く。化物の拳が体に直撃したのだ
「───ッッ!!」
少女が吹き飛ばされ血反吐を吐いた。
「───シンデレラ!!」
破られた壁から複数の少女達が姿を現す。だが、怪物はそんな少女に目もくれずに先程の青い髪の少女に近づいていく
恐らく、確実に一人一人と殺していくつもりなんだろう……
『どうした……見ているだけか?』
どこからか声が聞こえる……まるですぐ真後ろ、いや頭の中からきこえてくる
『我が身大事さに、見殺しか?このままで本当に死ぬぞ』
見殺しになんてできない。目の前でこの少女が殺されるのをただ黙って見ているつもりは……
『よかろう……覚悟、聞き届けたり』
───!?
なんだ、自分の体に何が起こっている?
心が体の芯が熱い……だが、この経験は体が覚えている
『再び契約だ』
再び……?
『我は汝、汝は我。己が信じた正義の為に、あまねく冒涜を省みぬ者よ!』
体が焼けるように熱い。思わず、声を漏らす。声はまるで嗚咽のようになっていく
『その怒り、我が名と共に解き放て!!』
頭を抑え、自分はその場で悲鳴を上げる。化物はそれに気付いたかのようにこちらに振り向いた
『たとえ地獄に繋がれようと全てを己で見定める、強き意思の力を!!』
「───っ!」
「───!!」
周りが自分に向かって何かを叫んでいる。だが、そんな声も自分の耳には届かなかった
「───っ!」
目の前の怪物を睨み付ける。何か久しぶりな気もする。まるで前にもこんなことがあったような
「───ォ!!!」
化物が拳を振り上げると同時だった。自分の中で何かが目を覚ますような感じがする。
それと同時に一瞬、化物も周りの人達も何かに押されよろめいた
「───…………」
そんな中、自分は違和感を覚える先程まで顔に掛けていたはずの伊達眼鏡が何かに変わっているのだ
そしてその何かを『外せ』と頭の中で埋め尽くされる。
「───ァ───ッ───ガァァッ!」
自分はその警告に従った。覚えている。この感じを
ベリベリ、とまるで皮膚が剥がされるような感覚。そして剥がした部分から血が吹き出るような感覚。
「───ァァァァァァァァ!」
怒りの叫びを上げながら自分は思い切り
シンデレラは目の前の光景をよく覚えている。黒い髪の青年が顔に掛けていたドミノマスクを剥がすと彼の素面が見える
顔の上部分は剥がした影響のせいか、血だらけだった。だが、シンデレラが注目したのはそこではなかった。血だらけになった顔上部の中黄色く光り輝く両目の瞳だった
(目が光って……私達のようなピンク色ではなく?)
そして、彼の顔についていた血が目の方へと集まっていきやがて消える。だが、そんなことよりも驚くべきところはその後だった
彼の顔が青い炎に包まれる。それは顔に収まらず全身が青い炎へと包まれ、顔があった場所にはまるで悪魔を思わせる赤い目と口が出現した
(何が起こっているんですの……?)
そしてその炎は青年から離れるよに剥がれ、段々と形をなしていく。四肢を持つ通常の人間よりも一回り大きな人型へと
赤い服を身に纏い、頭に長い黒いシルクハット。背には大きく広げた黒い翼。そして二本の鎖
メルヒェンのような禍々しさは感じられず、どこか神秘あるものを感じてしまう
『我が名は、逢魔の掠奪者 アルセーヌ!』
『我はお前に宿る反逆者の魂。お前が望むなら、難局を打ち破る力を与えてやってもいい』
「力が欲しい」
『フン、良かろう……』
黒いロングコートを纏ったその青年はアルセーヌ』と呼ばれる奇怪な存在を見上げた
『我の、この力はお前のもの!この力の使い方はもうわかっているはずだ』
「奪え、アルセーヌ!」
青年が叫ぶと同時に指をパチンと鳴らす。直後、メルヒェンの周囲に黒い何かが収束し一瞬の内に爆発しメルヒェンの体が弾け飛んだ
黒いロングコートを身に包んだ彼はそんなメル
ヒェンの残骸を見て嘲笑うかのように笑っている
(カッコ、いい……です、わ……)
シンデレラが安心仕切ったように瞼を閉じる。段々と意識が遠のいていくのだ
あのペルソナ5Rの新ヒロインちゃんすこ
名前は言わないのは察してくれ
あとジョーカーと明智の二人の関係マジ好きなんだけど