転生したキラー専がシンフォギアの世界でry   作:zevoc

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今回は長めになっております。すこし詰めすぎたかもです。(^_^;)


6話 決断中のためry

悠視点

 

悠「こんなもんかな?」

 

ライブ前日の真夜中、私は正体不明の人外殺人鬼"デモゴルゴン"を使い会場の至るところにポータルを設置していた。

 

デモゴルゴンの能力は、"深淵のいざない"ポータルを作り、そのポータルから裏側の世界を通じて別のポータルへ移動することができる。

 

これで異変が起こればすぐに駆けつけられる。

 

悠「・・・」

 

奏さんを助けるべきか・・・説得は試みるつもりだが、逆にこちらが説得される可能性もある。

 

悠「そうなれば、黙って見届けるしかない」

 

決死の覚悟を止めるつもりはない

 

出口付近の見えにくいポータルから小屋へ帰り、明日に備えパーク、アドオン、オファリングの構成を練る。

 

悠「"不屈"、"野蛮な力"あとは"忍び寄る者"いや、"看護士の使命"の方がいいか?」

 

今回の作戦は、ノイズを一掃しつつ、逃げ遅れた人や負傷者の保護を最優先にする。

 

悠(正直、大多数を相手にすること自体難しい。)

 

観客全員脱出が望ましいが、あの数を3人で、なおかつ何万人という観客を逃がさなくてはならない。

 

悠「それでもやれるだけやらないとな!犠牲者は少ない方がいい」

 

 

奏視点

 

明日に迫ったライブとネフシュタンの起動実験に備え、準備をしていた。

 

あの殺人鬼のことはまだわからないことが多い、というより増えてしまった。

 

何かの組織なのか?はたまた本当に幽霊や怪物の類いなのか。

 

了子さんは映像を壊れたように何度も繰り返してい

るし、ダンナは奴に備えてホラー映画を持ってきていた。

ちなみに誰一人として、怖がっていなかった。それどころか対策会議になっていた。

 

奏「もうちょっと怖がってくれてもよかったのにな~」

 

翼「なにか言った?」

 

奏「いや別に~♪(・ε・ )」

 

翼「奏」

 

不意に翼が呼ぶ

 

翼「明日のライブ絶対成功させよう!」

 

奏「ああ、もちろんだ!」

 

 

 

翌日

悠視点

 

悠「パークよし!アドオンよし!オファリングよし!」

 

小屋のなかで一人、惨劇に備えて最終確認をする。

 

悠「よし、行くか!」

 

デモゴルゴンのポータルには周囲の人を感知する機能がある、さらに1度使わないと、他の人には見えないという特性がある。

 

悠「今のところは大丈夫か」

 

会場は警備が厳しいため、人目につかないところでポータルを作り待機する。

 

それなりに離れた場所にいるが会場の熱気が伝わってくる

 

悠(ライブとか行ったことないけど、スゲーな)

 

などと思っていると、その時は訪れた。

 

悠「!? 人が出口に向かっている!」

 

すぐにポータルを通り、ステージに近いポータルへ移動する。

 

悠「負傷者は?2、4、6、・・・多すぎる!?」

 

デモゴルゴンのアドオン"ラープロース・リチェン"の効果で、裏側の世界を通る間負傷者を見ることができるが、あまりの数に驚愕する。

 

ポータルから出るとそこは戦場だった。

逃げ惑う人々、戦う歌姫、人を炭化していくノイズ達

 

全員脱出など夢のまた夢だったと思い知らされる。

 

悠「ガアアアアア!」

 

怪物のように叫び、逃げ遅れた人や負傷者に近いノイズを次々に倒して行く。

 

観客「いや!来ないで!」

 

ノイズに襲われそうな人も突進攻撃"シュレッド"でかばうが、

 

観客「あ・・・あ・」

 

どの次元でも恐怖の対象となるデモゴルゴンを見た観客はあまりの恐怖に動けなくなっていた。

 

悠「クソ!メンドウくせー!」

 

観客に向かって吠え、正気を取り戻し、逃げていった。

 

悠「はぁ・・・はぁ・」

 

さすがにキラーといえど元は人間、体力の限界が来ていた。

 

 

奏視点

 

奏「クソ!時限式じゃここまでかよ!!」

 

突如出現したノイズに苦戦を強いられていた。

 

翼「奏!後ろ!」

 

奏「!?」

 

後ろからノイズが迫っていた。避けられない、そう思った瞬間

 

???「ゴオオギャアァ」

 

覚悟していたダメージが来ない・・・恐る恐る目を向けると

 

色白い肌に鋭い爪、花弁のような顔を持つ怪物が、向かってくるノイズを蹴散らしている。

 

奏「た、助かった、ありがとう」

 

言葉が理解できるのか、怪物は頷いて観客の方へ走る。

 

翼「奏!大丈夫?」

 

奏「ああ無事だ!それよりはみんなは!?」

 

当たりを見回すと一人の少女が膝をついていた。

 

 

悠視点

 

負傷者を探しだすパーク"看護士の使命"と"喘鳴"を使い、負傷者の確認をする。

 

悠「はぁ・・・はぁ・・・あと一人!」

 

見覚えのある茶髪の女の子にノイズが襲いかかろうとしていた。

 

悠「間に合えーーー!」

 

シュレッドで距離を詰める

 

悠「ガハッ!」

 

少女を覆うように庇うことは出来たが、ノイズからの攻撃をまともに受けてしまう。

 

悠「クッソがーーー!」

 

"不屈"でダメージを軽減し、立ち上がると

 

奏「駆け出せ!」

 

天羽奏がノイズを退けていた。少女は一目散に逃げる。

 

私も加勢しようと構えるが、違和感に気付いた。

 

悠「ナンだこれ?」

 

身体の一部が元に戻っていた。正確には、右足と左腕、顔の3分の2が人間に戻っていた。

 

悠「だからどうしたー!」

 

やけになり、ノイズ群れに突撃する。

 

悠(炭化しないよう気を付ければいいだけだ!)

 

無我夢中でノイズを倒す。しかし、無慈悲にも痛々しい悲鳴が聞こえた。

 

奏「おい!目を開けてくれ!生きるのを諦めるな!」

 

我に帰り、奏さんの方へ視線をやる。血まみれの少女とその子に呼び掛ける奏さん

 

悠(説得しなきゃ・・・)

 

奏さんが死んじまう!

 

奏「今日は、こんなに聞いてくれるやつらがいるんだ。」

 

悠「待てよ!」

 

奏さんは驚いた顔でこちらを向く、だがすぐに理解し優しく微笑んでくる。

 

奏「そういうカラクリだったか」

 

悠「あんた、死ぬ気だろ!翼さん置いていっていいのか!」

 

息を切らしながらも、必死に訴える。

 

奏「あんた、名前は?」

 

悠「え?山岡 悠です」

 

奏「悠か・・・心配してくれてありがとな」

 

悠「いや、心配じゃなくて説得なんですけど・・・」

 

奏「でも、こうでもしないと被害が拡大する。なら私一人で大勢の命が助かるなら、安いもんだろ」

 

悠「あ・・・」

 

・・・

 

悠(自分の死因を聞いたとき俺は何て言った?)

 

[犠牲は少ない方がいい]

 

奏「一つ頼みを聞いてくれないか?」

 

悠「え?」

 

奏「その子、任せていいか?」

 

悠「そのくらい簡単ですよ」

 

涙が出てきた。もう出るはずがないと思ったんだけどな~

 

少女を抱え出口に向かう

 

悠「後悔しないのか?」

 

奏「後悔はない、だからお前も聞いてくれ、私の・・・絶唱」

 

翼「奏!歌ってはだめーー!」

 

悠「っ!」

 

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizz

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl

 

 

命を犠牲にする歌がステージに響く

 

少女「歌が・・・聞こえる」

 

そこからはあっという間だった、ノイズはすべて奏さんの絶唱で消えた。

 

少女を救急隊員に預け、全力で戻る

 

そこには泣き崩れる片翼とイヤな灰だけが残っていた。

私の涙は止まっていた、いつの間にかデモゴルゴンに戻っていたからだ。

 

私は近場のポータルから小屋へ戻った。

 

ふと机に目をやると

 

397,514,800

 

これまでで最高得点だったが、気分は過去最低だった。

 




次回から無印編に入ります!

パークの解説

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