7話 始まりのためry
ザシュッ・・・グサッ・・・ザシュッ
暗い森の中、何度も何度も突き刺すような音が聞こえる。当たりには真っ黒の灰と白いマスクに青いオーバーオールの男がノイズを倒していく。その手には包丁が握られている。
俺は息を殺して隠れる。見つかれば俺も殺されてしまうのではないか?ノイズがこちらに気づくのでは?恐ろしい不安がよぎる
ノイズを全て倒して満足したのか男の足音が遠ざかる。俺まだ恐怖に震え。しばらくその場から動けなかった。遠くから大勢の足音や車の音が聞こえる。ようやく助かったと思い外に出る。あんな恐怖は今まで味わったことがない。
次の日
悠視点
悠「まあ、手鏡持ってきてたから、分かってたんだけどね」
新聞の記事を見て、昨晩の事を思い出す。サバイバーを凝視することで強化されるストーカー殺人鬼"シェイプ"を使っていた。手鏡とは、シェイプのアドオンの一種で、強化ができない代わり、サバイバーの位置がオーラで分かるようになる。
悠「しかし、箝口令かなんかで言えないはずじゃなかった?」
腑に落ちない事を愚痴りながら、新聞を読んでいく。あれから2年が経ち二課との小競り合いを度々しつつ、ノイズを倒していく生活がつづいてた。以前より翼さんの当たりが強い。1度忍者と翼さんのコンビで本気で捕まりそうになったこともある。
悠「まあ、当然だよな」
あの日の事を考える、あの選択は決して正しくはなかった。だが、どうした方がよかったのか?考えれば考えるほど、分からなくなる。
悠「あれから二年か」
♪Halloween メインテーマ♪
ん?電話だ 相手は・・・
悠「ハーイ 、調子いい?」
???「うん!微妙!」
悠「どっちだよ・・・」
相手はバイト先のディレクター 履歴書もなにもない私を雇ってくれた恩人だ。
ちなみに私の役職はパパラッチです☆
ゴーストフェイスの能力がスゴい使える。
悠「で、なんのようすか?」
ディレクター「そりゃあ、仕事の依頼だよ。実は◯◯ていう会社のあの人に、面白そうな噂が・・・」
悠「φ(・ω・*)フムフム...分かりました。じゃあ、とりあえず一週間張って見ます。」
ディレクター「さっすが!話がわかるぅ!バイト代はいつものとこに入れておくねー」
悠「あざっす、それでは」
ディレクター「うん!よろ~」
ピッ
微妙の割りには元気だったよな?
悠「さてと、ゴーストフェイス~ゴーストフェイスはっと?」
(無理矢理)増設したクローゼットを漁る。
そこから黒いコート、手袋、白いムンクの叫びのようなマスクを取り出す。
悠「よし!」
闇の包容で気配を消し、相手を付け回して殺し、更には、カメラでその様子を撮る殺人鬼、ゴーストフェイス
悠「昼間だと逆に目立つから、マスクは着けないけどね」
マスクとナイフを隠して出発する。
数時間後
悠「いや、ボロ出すのがはえーよ(困惑)」
近くのカフェで写真を確認しつつ、ココアを飲む。
悠「ちょっと楽すぎたな~」
あとはこのデータをディレクターに送れば仕事は終わり。
店員「ありがとうございましたー」
悠(晩飯何しようかな~)
とスーパーに向かおうとしばらく歩くと、見覚えしかない、灰が舞っていた。
悠「はぁ またか・・・」
マスクとナイフを取り出し、闇の包容を発動させる。
悠「見てる奴はいないな。ならあっちか?」
パーク"地獄耳"で遠くが騒がしいことを察知する。
徐々に工場地帯に近づく
悠「いた!」
誰かを追いかけているノイズを見つけ、付け回していく。
悠「OK」
無防備状態を付与させ、ザシュッ!ザクッ!と次々とノイズを切りつけていく。
悠「追いかけられてた人はどこへ?」
ノイズが屋上へ向かっている。
悠「上かよ!ナースだったら一瞬なのに!」
ノイズは壁をつたって登ることが出来るタイプがいるが、徒歩キラーは階段を使うしかない。
屋上へたどり着き目にしたものは
???「Balwisyall nescell gungnir tron」
眩い光とともにガングニールを纏った少女
悠「立花・・・響」
とうとう始まってしまった。世界の危機を担う物語が・・・
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パークの解説
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本文で
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後書きで