【追伸】
今で言うとここまでが古代都市編なんですよね。そこら辺の認識も今とはだいぶ違いますね。
古代都市が消滅して数日たったころの事...
「武志~!いるかしら~!」
千古が大声で武志を呼ぶ。
「私はここだ。どうかしたのか?」
「あの都市の跡地を綺麗にしてほしいのよ。」
「ほう...どうしてだ?」
素直に疑問となったから聞く。自然の力で長い年月をかけていけばいつかは風化するため、綺麗にする必要があまり感じられなかったからだ。
「理由なのだけど、まずこのままこの地に生物が何もいない状態で月日が流れていくのはまずいのよ。歴史とか生態系にも差がつくし。それに新しく人間を作るとき、風化せずにあの都市が残っていたらということを考えると残してはおけないのよ。」
と言ってきた。つまりあの都市が存在していたという証拠を消したいのだろう。
「分かった。ついでに新しい生物を作ってもいいよな?」
「問題ないわ。ただ人間はまだ作らないでほしいのよ。」
「どうしてだ?」
大方予想はつくが一応聞いてみる。
「生態系が根付く前に人間たちを作っても死んでしまうからよ。人間はとても賢い生き物だけどとてもひ弱ではかない生物だからね。」
「分かった。」
予想通りの答えが返ってきた。生物を作っても、暫くは生態系や食物連鎖が不安定になるため、少なくとも食物連鎖が安定するまでは人間は作れないのだ。
「なら俺は地上に行ってくるよ。」
「行ってらっしゃい♪気を付けてね♪」
『神様移動中...』
「ついたついた...」
武志はかつて存在して自分も住んでいた都市の跡地にたどり着くのだった。
「懐かしいなぁ~。ここら辺に俺と永琳の家があって、ここに軍の訓練所があった。」
武志は過去の思い出を振り返りながら歩いていく。
「はぁ...壊すのは名残惜しいが仕方ないか。」
そういって構えると、
「消えろ」
と、ただ一言呟くと都市の残骸は一瞬できれいさっぱりなくなる。そして、そのまま横に動かすと、土地がきれいになる。
「さてさて...粗方整地は終わったから生物を出すか...」
と、言うと、今度は別の詠唱を始める。
「この地球に住まうことになる生物たちよ...今この時この地球に宿るが良い...!」
と、唱えると、辺り一面に生物が出現する。
「...これで仕事は終わりかな...。そろそろ帰るとするか。」
『神様帰還中...』
「ただいま。」
「おかえり~」
「おかえりなさい兄さん」
「理都もそろってどうしたんだ?」
「あぁ~、さっき作ってもらった生物たちが快適に生きることができる理を作ってもらったのよ♪」
「まぁ前からあったものを改良しただけだけどな~。」
「あと1300年くらいで人間を作ってもいいと思うわ♪またその時には合図するわね♪」
「分かった。」
...こうして1300年後、武志は人間を島...いや日本に創造しなおし、その人間たちは繁栄を続けていくのだった...。
「ユレイドスです!」
「今回は武志様がただ仕事を全うする回となります!まぁ神様も暇じゃないですからね!」
「それでは皆さんさようなら~!」