創造神が行く幻想の世界   作:しぐれ水天丸

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PART.18 戦争の兆し

武器を作ってから数十年経ったある日の事、武志は前に創った屋敷に来ていた。

 

「ここは本当に平和だねぇ。しかも町も前より発展して賑わっているから暇もしない。」

 

と、愛用の剣を磨きながら呟く。すると、頭の中に何かが流れてくる。

 

「武志、何処にいるか分からないから直接脳内に語り掛けるけど、すぐに集会所まで来て頂戴。」

 

「はぁ...直接語り掛けてくるなんて意外だな...それ程重要なことがあるのか...仕方ない。すぐに向かいますか。」

 

は屋敷から出て、離れに向かう。因みに千古が直接脳内に語り掛けてくるの緊急事態が起こった時である。

 

「さてと、それじゃあ向かいますか。」

 

と言い、テレポーターで自室まで向かう。

 

「さてさて、着いたから直ぐに向かうか。」

 

集会所に向かうと、そこにはたくさんの神々が集まっていた。そしてそれらを見下ろすように、千古の他、理都をはじめ、天照などの三貴神と、最近神々の中でも優秀な八坂神奈子など数名の神が座っていた。

 

「遅くなってすまないな。最近天界や下界を散策することにハマっててね。それにしても、一体何があったのか単刀直入に聞きたい。」

 

「実は...下界に私たちと同じ洩矢の姓を名乗る神がいるらしいの。それもかなりの力を持ったね。」

 

「ふむ。」

 

(それって絶対諏訪子の事だよな...?)

 

と、内心焦り始める。この雰囲気でバレたら色々終わりそうだ。そしてこの千古の発言に会場がざわめく。

 

「その洩矢の神がどうしたのですか?」

 

「いや、洩矢の姓を名乗るのは別に構わないのよ。一応ある程度の力はあるみたいだし名前が紛らわしい神様がいるのも今に始まった事じゃないわ。」

 

「珍しいな。おふくろにしては。いつもなら叩き潰すのに。」

 

「叩き潰すとは何よ!...まぁそれはいいとして、問題は、この神に勝手に宣戦布告を行った者がいるのよ。」

 

と、神々の間にも衝撃が走る。

 

(おいおいまじかよ...。)

 

「それで、犯人を捜せとは言わないわ。そんなことしても不毛だし面倒くさいからね。それに私達の威厳にかけても一度送った宣戦布告を取り消す訳にはいかないわ。」

 

「だったらどうするんだお婆様よ!おちおち黙って見過ごすのかよ!」

 

「まぁ落ち着いて、宣戦布告の日時は二か月後となっているわ。それまでに色々考えておくわ。だから今日は解散。あ、そうそう。私がやりましたという人がいたらこの後こっそり私の所まで来てくれるかしら。」

 

そう言って、この会議は解散となった。

 

「おいおいマジか...ややこしいことになってきたぞ...」

 

と、足早に自室に戻ってテレポーターを起動し、洩矢神社に向かうのだった。

 

 

「大変だぞ!」

 

と、言った瞬間、

 

「武志~助けてぇ~!」

 

と、諏訪子が泣きついてくるのだった。

 

「え~と、武志様...これを見てください...。こんな物がちょっと前に届いたのです。」

 

そこには明らかに先程の会議で話題となった宣戦布告の紙が置いてあったのだった。おそらく一緒に置いてある矢に括り付けて飛ばしたのであろう。

 

「まあまあ、落ち着け。とりあえず私が言いたいのもこの事についてだ。」

 

「一体どうするの...?」

 

「いいか。この件は神々の方でも話題に上がっている。そこでだ。え~と?」

 

そこにはどこか瑠美の面影のある少女が座っていたのだった。

 

「翠。東風谷翠(こちやみどり)と申します。えっと、一応諏訪子様からお話は聞いていますが、貴方は武志様で合っていますよね?」

 

そうか。大方瑠美の子だろう。あの子も立派になったなぁと思ったが、そんな暇はない。

 

「ああ合ってるさ。」

 

「それで?一体何の話ですか?」

 

「用事なんだが、翠。お前には今から天界にここからの使者として向かってほしい。一応途中までは送るし、私も神様の方で参加するだろう。どうだ?出来るか?」

 

「えっと、ちょっと怖いですが、諏訪子様のため、この国のため頑張りたいと思います。」

 

この姿には諏訪子も

 

「頼もしいねぇ~」

 

と声を上げる。私も頼もしいと思う。結構威厳ある奴らばっかりだからな。単純に知らないだけだとは思うが。

 

「それならこの後送るから、この紙に書いてあることを読んで、自分の言葉で神達に伝えると言いさ。」

 

と言い、紙を渡す。

 

「それなら向かうぞ。掴まっていなさい。」

 

と、翠をお姫様抱っこしながら天界の端までひとっとびする。

 

「着いたぞ...ってあれ?」

 

翠には負担が大きすぎたのか、失神していた。

 

「仕方ない。少し休んでから向かうか。」

 

と、近くの岩に腰かける。少しすると、

 

「...はっここは何処?私は誰?」

 

と、記憶喪失者のテンプレのような発言をして翠が起き上がる。

 

「ここは天界の端でお前は東風谷翠だぞ。」

 

「あ~思い出しましたありがとうございます。ってそこはボケるところですよ!」

 

「知らないしメタい!」

 

「だってお母さんはいつも「いつも常識に囚われるな」と私に言い聞かせてくれましたよ?」

 

「瑠美...なんでそんな事を子供に教えるんだ...」

 

これには頭を抱えてしまう。メタいというか子供に変な教育を施すのは本当にやめてほしい。

 

「とりあえず、高天ヶ原の屋敷に向かうぞ。」

 

二人は高天ヶ原にある千古たちの屋敷に向かうのだった...




「どうも。いか天と、」

「皆久しぶりだね!ユレイドスだよ!」

「しかし宣戦布告とは大変だね~」

「そんな暢気なことじゃないですよ。一大事ですからね?」

「まぁ勝手に送るのは大問題だろうねぇ。でも俺だったら宣戦布告送らずに奇襲攻撃をするかな?」

「それは色々アウトですよ...」

「あ、大事な事を今更言うけど、1,000UAありがとうございます。今後もゆる~く小説を書いていくので応援よろしくお願いします。」

「今後ともよろしくね~!」

『それでは皆さんさようなら~!!』


≪追伸≫
天界とか神界をコロコロ変えすぎて設定を見失ってる人がいます。皆さんは最初に設定を完璧に考えてから書いた方がいいですよ。絶対。
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