今年も一年ゆっくりと小説を書いていくので応援よろしくお願いします。
前回の話から数日が経ったある日の事、武志は三人と一緒にとある所に向かっていた。
「今日は一体どこへ行かれるのですか?」
「今日はとある国から馬が献上されたとの知らせが入ったので、早速一頭貰いに行こうかと。」
「馬か~、楽しみじゃのう!現在の馬もいいものではあるがそれを更に超える馬がほしいからの!」
「そうだな。」
と、指定された場所へ向かう。
「おぉ、太子様!こちらです!こちら!」
「おぉ、河勝か!」
神子は河勝と呼ばれている男の所へ向かう。
「すみません、あの方って誰でしょうか。」
「あぁ、貴方は初対面か。彼は
「あぁ、君は新入りの方か。太子様から話は聞いてある。太子様もおっしゃっていたが私は秦河勝。太子様の側近である。」
「私は洩矢武志。新しく太子様の部下となりました。よろしくお願いします。」
「そんな固くならなくていい。気楽にやっていこうや。」
「はい。」
(ところであの河勝って奴...どこかで見た覚えがあるんだよな...)
と、一つの疑問を抱えながら話は進んでいく。
「話がそれたが、他国から良馬がたくさん届いてな。まぁ、選んでいってくださいや。」
「分かった。お前も一緒について来い。」
「はっ!」
と、いつもの四人に河勝とその場にいた人を連れて馬を見て回る。
「しかしどれもいい馬だな。」
「はい。その国もとても自信のある様子でした。」
「そこの赤い鬣の馬なんてかなりいい馬だろう...おっ?」
「太子様。どうされましたか。」
「あぁ、あの黒と白の馬を見せてもらえるか?」
「分かりました。どうぞこちらへ。」
神子はその体は黒く、脚が白い一頭の馬を見る。
「やっぱりな...。」
「やっぱり...とは?」
「あぁ、この馬はおそらく神馬だろう。河勝、私はこの馬をもらおう。」
「分かりました。」
「調使麿、この馬を外に誘導してくれ。この馬に早速乗ってみたい。」
「わかりました!」
と言い、外に出て人気のないところまで誘導する。
「ここら辺でいいだろう。さぁ、君も乗りなさい。」
「はっはい!」
「武志、布都、屠自古。お前らは河勝とここで待っていてくれ。それでは私はこの周辺を試乗がてら一周してくる!」
そういうと神子はさっそく馬を走らせる。が、その馬は地面から離れ、神子ともう一人を乗せたままどこかへ飛び去ってしまった。
「太子様...!」
「おい!?太子様が飛んで行ってしまったぞ?」
「まぁ大丈夫だろ。後ろの奴はともかく太子様なら。」
「お、おぅそうだな。とりあえずこのまま待って、返ってくる気配がないなら今日は解散しよう!」
と河勝が言ってからその場で何時間も待つが、神子が一向に帰ってくる気配もなく、
「帰ってこないなぁ...仕方ない。今日は帰るぞ。」
「仕方ないなぁ~、布都、屠自古、お前らは先に帰れ。俺は後から行く。」
「分かったぞ!お主も帰ってくるのじゃぞ!」
「先に飯作って待ってるからな!」
と言い、二人を先に返し、見えなくなったところで武志は河勝に詰め寄り、話をする。
「さて、お前に話したいことがいくつかある。」
「なんだ?聞いてやろう。」
「お前さ...人間じゃないよな。例えば...神とかじゃないか?」
「ハハハ!面白い奴だなぁ。私はそんなに神々しいか。」
「いえ、摩多羅神じゃないですか?あの秘神と呼ばれる神ですよ。」
全てお見通しのため単刀直入に正体をばらす。
「うっ...お前そこまで分かっているのか...いいだろう。私は摩多羅隠岐奈。お前の言う通り秘神さ。そして、私の正体が一目で分かるなんてお前何者だ?」
「河勝...いや隠岐奈さんなら分かるんじゃないでしょうか。私は洩矢武志之創造神。これが私の正体ですよ。」
と聞かれたので自分の正体を正直に教える。
「なんと...貴方が全能神様が最初に創られた二大神の片割れでしたか...」
「ハハッ、私はそんな偉く思われていたのか。面白いなぁ。」
「それで?どうしたんだ?私を神界に連れ戻していくのか?」
「そんなことはしないさ。ただ秘神と呼ばれたお前がなぜここにいたのかが気になっただけさ。」
「私はただ下界で平和に暮らしたかっただけさ。それに私がここで暮らして伝説を残せばその名は後世まで語り継がれるからね。」
「成程ねぇ...なんというか話に聞いた通りだな。『秘神は表には出ない。だけど目立ちたがって存在を誇示したがる』ってね。」
「私もひどく言われたものだなぁ。まぁ間違ってはいないかな。とりあえず私を神界に連れていかないだけよかったわ。」
「しかしなんでそんなに神界を嫌がるんだ?」
「神界で閉じこもって生活するのが嫌だったからさ。下界は変化もあるし、何より、今こうして自分の正体を隠しながら楽しい生活を送っているからね。」
と、自分と全く同じことを言ってくる。
「ハハハ...お前はやっぱり面白い奴だな...。」
「おかしいか!」
「いやおかしくないよ。私もお前と同じ理由で神界から来たからな...。」
と、カミングアウトする。
「そうなのか...。まぁとりあえずお互いの正体は黙っておこう。その方がお互い良いだろう?」
「あぁ、いいだろう。もし破ろうものならお前を破壊神の名のもとにおいて消滅させるからな?」
「いいだろう。それではまた次の機会に。」
「あぁ、またな。」
と言い、二人は別れるのだった...。
そしてその後、帰るのが遅くなったことについて、屠自古から雷を落とされるのだった...。
「こんにちは。水矢と、」
「ユレイドスだよ!」
「いや~、あけましておめでとう。」
「あけましておめでとうございます。天那さん。」
「少ないけどお年玉あげるよ。ほら。」
「うわ~ありがとうございます!」
「まぁそれは置いといて、今回大分長くなりましたね。」
「まぁ大きな話が二つ入ってきたからね~。」
「天那さん的にはどのくらいの長さの方が良いんですか?」
「俺?俺は場合にもよるけど2500~5000文字くらいが読みやすいかな。長すぎず短すぎずという感じで。正直これも長くしたいと思っている。」
「へぇ~、」
「なんだ?その目は。」
「いや貴方っていったい何者なのかなって。」
「俺?俺はただの小説家さ。」
「そうなんですか。てっきり神とかだと思ってました!」
「君もかなり偉い神様だと思うんだけどね...」
「偉い神様でも神様全ての顔は分かりませんよ。そんなの総理大臣が国民全ての顔を覚えるくらい無理ですからね?」
「まぁそうだよな...それでは皆さんさようなら~!」