と言う訳で今回は番外編に近い感じです。ほのぼのとした感じでどうぞ。
マスターから解散という指示が出たので創武殿から外に出て周囲を探索する。見た感じはここだけ島になっていて向こうに本土があるといった感じね。
「ラダちゃん行くよ~♪」
私はいつの間にか吉美ちゃんからラダちゃんと言われている。本人曰く長くて呼びにくいかららしいけど、私としてはかなり新鮮な感じだ。
私たちは橋を渡って本土へ向かう。民間人を追加したとか言っていたけど本土にいるのかな。
「しかし風が気持ちいいね~♪」
「そうだね~。」
こんなたわいもない会話を続けているといつの間にか本土に到着したようだ。見た感じはかなり発展しているようだ。
「凄いね~。THE,都会って感じがするよ~。」
「ね~。あっ、箱が走っているよ!」
「あれもマスターが作ったのかな~。凄いね~。」
ラダヴィーニャが見つけたのは電車である。この島には島を一周する環状線と東西と南北に走る路線がある。意外と交通も発展しているのである。
「あそこから出ているよ。行ってみよう!」
「あっ、待って吉美ちゃん!」
二人は向こうに見える駅に向かう。
「わ~♪人がいっぱいいる~♪」
「ホントだね。さっきとは違って人が多いよ。」
「ラダちゃん、あれなんて書いてあるの?」
「あれは...
そう。ここは匠ヶ浦駅。武志曰く、この屋敷と本土をつなぐ重要な駅と捉えていて、ここには環状線と南北線、そして地下鉄が乗り入れているとのこと。また、規模も大きく、立派な駅ビルは周辺のお洒落な港湾都市となじんでいる。
「あそこにお店があるよ!行ってみようよ。」
「ちょっと待って、お金あるの?」
「あっ...ないや...。」
「だったらまた今度だね。マスターも連れてみんなで行こうよ。」
「うん!そうだね!」
二人はお店から離れ、通りを歩いていく。
「しかしこれをマスターがすべて作ったと考えると凄いね~。」
「そうね。本当にマスターのセンスには目を光らせるものがあるね。」
「ねぇラダちゃん!あれ見て!」
「どうしたのあそこを指さして。」
ラダヴィーニャは吉美が指をさした方向を見ると、そこには映画館が建っているのだった。
「...映画見に行きたいの?」
「うん!」
ラダヴィーニャは呆れた顔で告げる。
「あのね...吉美ちゃん。今日は二人共お金を持ってないでしょ?だからお店には入れないの。また今度マスターを誘ってみんなで行こうよ♪」
「そうだね!」
二人はまた歩き始める。
「しかしこの並木道は綺麗だね~。まるで南国みたいな感じがするよ。」
二人は今、ヤシの木みたいな植物が生えている並木道を歩いている。ここは匠ヶ浦の中心地から少し離れたところにある、【匠ヶ浦海浜公園】に来ているのである。
「向こうには船も見えるし、本当に南国に来たみたいだね~」
二人がそんな感想を述べていると通信が入る。
「あー、二人共、休憩中悪いけど、そろそろ屋敷に戻ってきてくれ。」
「...聞いた?吉美ちゃん。」
「聞いたよ。ラダちゃん、マスターまでつないで。」
「分かった。」
ラダヴィーニャが武志の所までポータルをつなぐと、そこには大勢の兵の前で堂々としている武志の姿があったのだった...。
「来たか二人共。」
「マスター、これは...?」
「あぁ、こいつらか。こいつらは一緒に戦ってくれる素敵な仲間たちさ。しかも私の力を直に受け継がせたアンドロイドだから丈夫だし、壊れてもすぐ元通りになる。それでだ。君たちには任務を与えよう。」
「何ですかマスター。」
「吉美にはこの兵士たちを指揮してもらおう。そう簡単には死なないから少しくらい無茶してくれても構わない。」
「分かったよマスター!」
「ラダヴィーニャは私と一緒に潜入して色々手助けをしてほしい。」
「分かりましたマスター。」
「よし。それじゃあ三十分後には出発する。各自準備をしておくように。三十分後にはここに集合な。分かったか。」
「分かりました。」
「はい。マスター!」
こうして皆は準備して、戦争に備えるのであった...。
「こんにちは。水矢と、」
「ユレイドスです!」
「今回は町の探索編でしたね。」
「そうですね!創造神様のセンスが改めてよく分かりました!」
「今回は創武殿~匠ヶ浦周辺だったけど、またいつか他の地域でもやってみたいね。」
「まだあるんですか!」
「そうだね。大雑把なとこだと、匠ヶ浦から北に行くと中心地の西川(にしかわ)、北には閑静な住宅街の倉富(くらふ)、西には西川に次ぐ繁華街の桜田(さくらだ)、東には工業、物流の中心地民成(たみなり)があるね。他にも温泉地とか工業地帯とか空港とか巨大なアミューズメントパークがあったりするよ。」
「空港って...、何処に飛行機飛ばすのですか...。」
「それは分からないね。」
「えぇ...。」
「他にも、創武殿はここの政治の中心みたいなところだけど、実は特殊部隊の基地も併設されていたりするよ。」
「何それ怖いです。」
「でも彼らがいるからここの治安が守られるんですよ。」
「それ特殊部隊じゃなくてもいいですよね!警察とかでいいですよね!」
「文句は創造神の方にどうぞ~。」
「むむむ...解せませんね。」
「次回はやっと開戦さ!それでは皆さんさようなら~!」