ここまで長かったなぁ...
そしてこれからもまた投稿頻度が遅くなりそうです。生温かい目で見守ってくれると助かります。
30分後...
「よし、二人共戻ってきたな?」
「はい。」
「はい!マスター!」
「それでは作戦の概要を話そうかな。」
二人と特殊部隊の仲間たちは武志から作戦の概要を聞いていた。
「月の都はこうなっているんだがまずA部隊は正面から攻めてくれ。」
『わかりました!』
「それで、B部隊とC部隊はそれぞれ横から攻めてほしい。」
『分かりました!』
「そして私たちは裏から侵入して警備の薄い所を抜けて、目的の物を回収する。」
「マスター、質問をいいですか?」
「どうぞ。ラダヴィーニャ。」
「目的の物って具体的に何ですか?」
目的の物か。確かに月の技術が欲しいとは前に話したが具体的には決めてなかったな。
「ん~、とりあえず月の技術で、なんか使えそうなものを頼む。特に生活に便利なものや武器が嬉しいかな。迷ったら私に聞いてくれ。」
「分かりました。」
「それで、話を続けるが、私たちが中心部に侵入している間、君たちが粘って兵力を集中させるのが目的だ。だから月軍を無理に滅ぼす必要はない。あと、地上の妖怪たちも参戦するらしいが、彼らとは仲良くしたい。決してこちらからは攻撃しないように。」
『ハイ!』
「ただし、こちらに敵意を示し、意図的に攻撃を仕掛けてくるようなら容赦はするな。」
『ハイ!』
「それでは作戦の概要は以上だ。そろそろ出発する。君たちの健闘を祈る。」
『ハイ!』
特殊部隊たちの返事が響き渡る。そして武志は小声で吉美にささやく。
「吉美、彼らを頼んだぞ。」
「分かりました!マスターも頑張って下さい!」
「あぁ。勿論だ。...そうだ、一つだけ言っておくべきことがあったんだった。」
「なんですか?マスター。」
「誰かいい感じの奴を見つけたら捕虜...スカウトしてもいいぞ。私の神名と月読の名前を出せば恐らく皆ついてくるだろう。」
「分かったマスター。いい感じの人がいたら連れてくるね!」
「あぁ。ただそんなに連れてくるなよ?せめて強い奴二人までにしてほしい。それに私が指揮していた奴らは連れてくるな。彼奴らはここにいるべきじゃないからな。」
「分かったマスター。例の部隊以外で強い人がいいよね?」
「勿論だ。それじゃあそろそろ行こうか。」
「はい!」
武志はマスクをつけ、ヘルメットを被ると、ポータルを開き、
「このポータルの向こうは月の都の辺境だ!各員、気を引き締めていこう!」
『ハイ!』
「いざ、突撃ー!」
武志の掛け声と共に特殊部隊たちと吉美の操る兵器が侵攻していく。武志とラダヴィーニャはそれを見守る。最後に吉美がくぐり、
「ではマスターも頑張って下さいね!」
その声と共にポータルは消えていくのだった...。
「それじゃあ私たちも行こうか。」
「そうですね。」
武志はまたポータルを開くと、それをくぐる。その先は遠くに都が見えるが、それ以外は何もない辺境だった。
「ここがマスターの言ってた月ですか...。」
「そうだな。で、あそこに見えるのが月の都だ。」
「あれが月の都ですか...。結構大きいんですね。」
「そうだな。とりあえずあそこまで歩くぞ。」
「あそこまでですか...。乗り物は無いんですか?」
「乗り物はないし、あんまり早く行き過ぎても見つかりやすくなるだけだぞ?」
「うえぇ...マジですか...。」
「マジだな。さぁ行くぞ。」
武志とラダヴィーニャは月の都まで頑張って歩いていくのだった...。
吉美Side
ここが月の都か~。なんかすごい綺麗な所だな~と思ったけどこれから戦争だもんね。がんばらなくちゃ。
「みんな!作戦通り別れて進軍するよ!」
『ハイ!』
特殊部隊のお仲間たちは三手に分かれて進軍していく。しかし、心なしか少し防衛が弱いような...?
私はマスターから貰った望遠鏡を持って空を飛んでみる。すると向こうで戦火が上がっているのが見えるね。恐らくマスターが言っていた妖怪達だろう。見る感じ派手な兵器とかは無いけどそれでも月軍相手に奮闘しているようだ。
「みんな!今のうちにどんどん行くよ!」
そういうとみんな進軍するスピードが速くなる。そういえば揺動が目的って言っていたけどあわよくば本陣まで制圧しちゃってもいいよね?
ただ、次の瞬間、
ドゴーン!
と、爆発音が鳴り響き、装甲車が一台爆散する。
「...えっ!?」
それを皮切りに次々と兵がやられていく。
「嘘でしょ!? B部隊、C部隊応答して!」
すると、
「こちらB部隊。何かありましたか?」
「こちらC部隊。ご用件は?」
良かった。とりあえず無事のようだ。こちらの現状を伝えよう。
「A部隊は次々と兵がやられています。恐らくですがどこかから狙われていると思います。それらしき人影がいるようなら攻撃してください。」
「分かった。プツン」
「分かりました。プツッ」
とりあえず探さなくちゃな。飛ばしているヘリコプターから索敵をする。すると、それらしき二人の人影がそれぞれ別のビルの上に見えた。
「あれは...確か一ノ瀬君だったかな...?それともう一人は誰だろう...?」
吉美は少しだけ考えていたが、
「まぁいっか。あの人強そうだからあの人スカウトしようかな~♪」
「そこのみんな!スナイパーを倒すからついてきて!」
仲間たちは了解と言った感じでついてくる。そして一ノ瀬君じゃない方がいるビルの根元まで行く。
「いい?ここにいるスナイパーは殺さずに捕まえてね?」
(コクコク。)
「じゃあ行くよ!」
ドアを開けて侵入すると、中に数人の月兵がいる。しかし、この程度じゃ私たちの部隊の相手にもならない。月兵は次々とやられていく。
「それじゃあここが最後かな?多分ここから屋上に行けると思うから油断しないでね?」
ドアを開けようとした瞬間、
「ゴハァ‼」バタリ
「えっ、どうしたn」ゴツン
部隊の一人が倒れ、突然後頭部に衝撃が来る。一体何がいるんだろう...。
「痛いな~、」
目を開けていると、そこには白の覆面を被って、武装した男がいた...。
「...まだ生きていたか。」
その一言で周りを見ているとアンドロイド兵たちが機能停止していたのだった...。
(あれ...、これって結構やばい状況...?)
「...まぁいい。俺の姿を見たやつはいないし、見たやつは全員死んでいる。それに相棒には指一本触れさせんぞ。」
(相棒って...、こいつ上の奴の仲間か。見た感じ月軍のエリートかと思ったけどこいつもおそらく同じくらいの立場だろう。ってことはどうしよう結構ヤバい状況だよ~~!とりあえず交渉してみようかな~。もしかしたら仲間になるかもしれないし。)
「君も月の奴の仲間かい?」
「...そうだ。ただ俺らは傭兵みたいなものだ。」
「だったら仲間にならない?今強い人を探しているの。」
「...それはいいな。ただ今は月軍の仲間だ。残念だが、敵であるお前には死んでもらうしかない。たとえそれが女でも容赦なしないぞ。」
(あああああああ交渉が良い感じになると思ったら決裂したー!もうこうなったら戦うしかないな~!)
「あら~、せっかく良い人だと思ったのに。仕方ないね。ちょっと痛いけど貴方にはやられてもらうよ!」
吉美は一人で目の前の覆面男と戦うのだった...。
「どうも、水矢と」
「ユレイドスです!」
「今回はついに開戦したね。」
「そうですね!戦況はどうでしょうか?」
「現在は武志側が有利だね。妖怪たちも押してるから月側はかなり不利だね。」
「ここからどうなるんでしょうね!」
「武志側と妖怪側に勝利してほしいけど、武志たちはあくまでも戦争目的じゃないからね。覆面男との戦闘も仲間にしたいからだし。」
「そうですね~。てかそんな妖〇ウオッチみたいな感じになる物なんですか?」
「また懐かしいものを...いやならないと思うね。」
「そうですか~。」
「とりあえず今日はここまで!それでは皆さんさようなら~!」