創造神が行く幻想の世界   作:しぐれ水天丸

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今回から新章です。とてもやることの多い新章です。

それでは本編をどうぞ。


第八章 新たに生まれるは二つの幻想の世界
PART.53 天界は三度変わる


千古が訪れてから一週間、武志は溜まった仕事に追われていた。

 

「あぁもう、なんでこんなに仕事を送ってくるかな?」

 

「ざっと見た感じですがおそらく天界の切り離しについてでしょう。」

 

「あぁ...言われてみれば確かに...。」

 

そう、この前千古から言われた、天界の切り離し政策だ。武志もそれについて天界から招集がかかっている。

 

「まぁ、この束を終わらせたら天界に向かうから留守番をよろしく頼むよ。」

 

「分かりました。」

 

そのまま1時間弱かかって仕事を終わらせる。

 

「やっと終わったか...。それじゃあラダヴィーニャ、他の奴らと留守番を頼むよ。あと千古の所までつなげてくれ。」

 

「分かりました。」

 

そういうと千古の元へつながるポータルが出来る。

 

「じゃあ行ってくるよ。」

 

「お気をつけて。」

 

武志は千古の元へ向かうのだった...。

 

 

In 高天ヶ原

 

 

「お邪魔しまーす」

 

武志はポータルから勢いよく出てくる。

 

「...あら、武志じゃない。もしかして例の用事で来たの?」

 

「話が早くて助かるよ。勿論その件で来た。」

 

「分かったわ♪ならついてきて♪」

 

武志は千古についていく。 そしてかれこれ15分後...

 

「ここが天界よ♪」

 

「前に来た時よりなんかのどかになったな。」

 

そこには天人たちが宴会をしたり、自由に俳句や短歌を詠みあったりしているのだった。

 

「とりあえず私の能力で一時避難させるからあとはよろしくね♪設計図は覚えているでしょ?」

 

「勿論だ。」

 

千古は一時避難(強制)を行うが、武志は、心の中で(流石チート能力の化身だな...)と、思うのであった...。

 

数分待つと、

 

「避難が完了したわ♪一思いにやっちゃって頂戴♪」

 

「言われなくとも。」

 

武志はチェルベッロの板からカタストロフィーを取り出す。そして、

 

【「破壊神災厄の一撃」】

 

前に書いたと思うが、この技は【「破壊神の鉄槌」】のHard/Lunatic用のスペカだと思ってください。あまりにも威力が強すぎてこれを人間や妖怪、はたまた千古や理都以外の神様に使うと消し飛んでしまうので、このような場でしか使えないのである。

 

その技を打ち、カタストロフィーを振り下ろすと、天界に巨大なヒビが入り、粉々に砕け散る。そして武志の能力で破片を浮島状に整え、自然や建物を整える。

 

「こんな物でいいか?」

 

「上出来ね♪ありがとう武志♪」

 

「あぁ。とりあえず天人らを戻してみなよ。」

 

「そうね♪また少し待ってくれるかしら♪」

 

千古はまた能力で避難させた天人たちを天界に戻す。また数分待った後、千古にこんな質問をする。

 

「そういえば千古の能力ってチートの具現だろ?一人でできなかったのか?」

 

「う~ん、一応できるにはできるんだけど、そうすると他の神達の存在意義は無くなっちゃうし、私は全ての力を持つ反面、使いこなせるわけじゃないからね。それに時間もかかるし。つまり器用貧乏って感じなのよ。だから貴方を呼んだのよ。その方が早いしいい物もできるからね。」

 

「なるほど」

 

言いたいことは分かった。確かに母さんは他人の力を最大限に引き出すという事はよくやってたからな。

 

「とりあえず一回休憩しましょう♪」

 

「そうだな。」

 

武志たちは一回高天ヶ原に帰るのだった...。

 

「そういえば他の奴らは?」

 

「須佐之男は黄泉軍の指導、天照と月読は高天ヶ原にいるわ。ユレイドスは仕事場ね。」

 

「分かった。ならその二人だけでも顔を合わせておくかな。」

 

「その方が良いわね♪なら皆呼んできましょうか♪」

 

「天照~、月読~、ちょっとこっち来て~!」

 

すると、二人がすぐにやってくる。千古はこの場から離れて台所の方へ向かう。

 

「お婆様どうかされました...え...!」

 

「武志様だ~。久しぶりです~。」

 

「おう天照、月読、久しぶりだな。」

 

「本日は一体何の御用で?」

 

「いや、千古からの頼み事で天界の方で作業してたんだよ。それで休憩がてら来た感じかな。」

 

「なるほど~。まぁ久しぶりだしゆっくりしてよ~。」

 

「あぁ。そうするよ。」

 

「お待たせ~♪」

 

「お婆様。一体どこへ行かれてたのですか?」

 

「それはね~、これを取りに行ってたのよ♪」

 

千古が持ってきたのは天界饅頭と書かれた箱と、龍ちゃん焼(もも)と書かれた袋だ。

 

「こっちは天界のお土産、こっちは今度高天ヶ原のお土産として出す予定の物だから味の感想が欲しいのよ。」

 

「なるほどな。だったら私からもお茶ぐらいは出そうかな。」

 

武志はチェルベッロの板から湯呑みと茶葉を取り出す。

 

「この湯呑みは能力で作った奴だけど、茶葉は「創玉」と呼ばれている我が世界の超高級茶葉だよ。」

 

因みに栽培方法だが、民成農業プラントヒルズという場所で育てられている。人工的な畑だが、作る品種は最高級だし、武志が栽培に最適な環境に整えているので美味しい作物が育つのである。因みに、工業地帯だが見た目だけの為空気の心配はない。

 

「あなたの世界でもそんなのが育つなんてねぇ〜。」

 

「その分苦労はしたけどな。」

 

武志はお茶を煎れながらそう返事する。

 

「ほら、お茶が入ったぞ。」

 

「それじゃあ皆さんで頂きましょうか。」

 

「「「いただきます」」」

 

いただきますをして皆食べ始める。

 

「この龍ちゃん焼って奴うまいな。」

 

「本当ですね。生地とあんこのバランスが取れてておいしいですよね。」

 

「私がプロデュースしたからね♪美味しさは保証するわ♪」

 

「え、そうなのか?」

 

「そうよ?あれ、言ってなかったっけ?」

 

「聞いてないな。」

 

「皆こっちの龍ちゃん焼のこと言ってるけど天界饅頭もおいしいよ~。」

 

パクリ「本当だな」モグモグ

 

「えぇ。このあんこって桃の味がしますね。」

 

「確かにな。しかもピンク色だし。」

 

「それは桃餡と言って桃が入っている餡子よ。天界は桃の産地で有名だからそれをふんだんに使っているらしいわ♪」

 

確かに特産品を使うのはお土産として物凄い大事な事だからな。

 

「しかし武志様の創玉もかなりのおいしさですね。この味を知ってしまったらもう他のお茶は飲めませんよ。」

 

「あ~、私の世界で誰かをもてなす時用のお茶だからな。要望があれば神界に私の世界のアンテナショップでも開こうかな?」

 

武志の言う通り、創玉は誰かをもてなすために創られた最高級の茶葉である。その味はこの世で一番美味と言われているほどである。最も、流通量が少ないのと飲んだ人が少ないため幻の茶葉だと言われているが。アンテナショップでも作ればそれなりに認知されるだろう。許可がもらえるとは思えないが。

 

「いいわねそれ♪」

 

意外にも千古は乗り気なようだ。

 

「だったらまた今度にでも作ろうかな。」

 

「そう♪楽しみにしてるわ♪」

 

そんなこんなで優雅な休憩時間は過ぎていくのだった...。




「こんにちは。水矢と、」

「ユレイドスです!」

「今回は天界編だったね。」

「えぇそうですね。天界の話は私もある程度は聞いていましたが結構神秘的でいい感じでしたよ!」

「それはまた見てみたいね。」

「そういえば天界や神界って結構変わってますけど負担とか大きいんですか?」

「いや...それは分からないけど結構負担は大きいと思うよ。そもそも今回変わるきっかけとなったのが東方LWの天界の絵札だね。」

「あぁあの神秘的な。」

「それを見た作者が原作のも調べてたけど(あれ、思ってたのと大分違うぞ)となって今に至るらしい。」

「なんか...だいぶ行き当たりばったりでしたからね。」

「あれは酷いよね本当に。」

「では今回はここまで。それでは皆さんさようなら~!」
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