創造神が行く幻想の世界   作:しぐれ水天丸

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結局武志の仕事の方が優先されました。ミリタリー好き大歓喜。

そして諏訪洩矢郷の設定回が多すぎて皆さんの設定の理解が追い付けているか不安なのと、東方要素が稀薄なのでそろそろ大変なのではないかと思っています。

まぁ次々回くらいには東方要素も入ってくるのでお楽しみに(長期休業後)


PART.55 軍備拡張

翌日になり、武志は目の前におかれた書類とにらめっこをする。

 

「はぁ...さすがにそろそろこの書類にも目を通さなければいけないかな...。」

 

武志は前回の最後に出てきた書類...創武殿の警備編成と諏訪洩矢郷の警備隊の書類を見る。

 

「流石にこの世界が出来てから4か月くらいたってますからね...。町の方も特に目立った犯罪などは起きてないとはいえそろそろ何とかしてほしいですね...。」

 

「だってさ、侵入者や凶悪犯罪者がいてもさ、私が速攻で飛んで行って、速攻で制圧して、刑務所へ放り込んだ方が早くない?ってかそもそもこの世界の人間は飾りみたいなものだから特に目立ったアクションはしないし...。」

 

実際この世界の人間は武志が創ったアンドロイドであり、一部の感情や思考が制限されているため、犯罪を起こすとか暴動を起こすようなことはしないのだ。

 

「...でも私達も忙しいわけですし、マスターもよく現世や天界へ行かれるじゃありませんか。それに私たちも結構暇ですからね。仕事を与えるという意味でもお願いしたいですね...。」

 

「君達が暇でも私が忙しいんだけどなぁ...。」

 

でも確かに私もかなり忙しいし、月面戦争みたいなことになったときは確かに警備隊が必要なため確かに編成してもいいのかもしれない。屋敷の警備もせっかく警備班のスペースを確保しているため無駄にはしたくないところだ。何なら一緒に創武殿も増築して15階建てくらいにしてもいいんじゃないか?

 

「...分かった。取り組むとしよう。何なら創武殿も増築しようか?」

 

「私は手狭だと思ったことはありませんが...。確かにあのお二方を迎え入れるのにいくつか部屋を犠牲にしてますからね...。」

 

ここだけの話、創武殿の6階と5階はもともとリネン室やら洗濯室やら客間があったところを削って、二人の部屋にしているため、洗濯室は2Fのお風呂場・洗面所と一緒になっているのである。

 

「とりあえず軽く5F増やしておくよ。」

 

すると高速で上昇するエレベーターに乗ったときみたいな感覚になり、すぐに止まる。

 

「今のは...?」

 

「ん?あぁ。増築をしただけさ。」

 

「そんな軽くできるものなんですね。」

 

「まぁな。能力のおかげさ。」

 

「どんな感じにしたんですか?」

 

「あぁ。こんな感じさ。」

 

武志は一枚の紙を見せる。そこにはこんなことが書いてある。

 

15F(屋上)…屋上庭園、展望台

14F…執務室、リアルタイム地図、上部セキュリティルーム

13F…パーティホール、パーティホール用簡易キッチン

12F…武志の部屋

11F…ラダヴィーニャの部屋

10F…吉美の部屋

9F…バンディの部屋

8F…大無の部屋

7F…客間

6F…客間

5F…客間

4F…視聴覚室、洗濯室、リネン室

3F…食堂、キッチン

2F…お風呂、休憩室

1F…ロビー

B1F…ガレージ、ポータルルーム

B2F…ラボ、地下セキュリティルーム、地下倉庫

B3F…地下電子図書室

B4F…サーバールーム

B5F…地下発電室、非常電源ルーム

 

という説明書きが、建物のフロアイラストと共に書かれていた。

 

「分かりやすいですね。」

 

「まぁな。特に異論がなければ今後はこれで確定とするけど。」

 

「私は特にないですね。ですがガレージって前までも使ってなかったからいらない気がするんですが...。」

 

確かに飛んだ方が早いし快適だから車とかいらないし、ガレージもなくていいのだが、理由がある。

 

「あぁ、その事だけどね、これ見てよ。」

 

そこにはかっこいい車の写真が一枚。

 

「かっこいいですね。何の車ですか?」

 

「神界のとある高級自動車メーカー、RYUGU社の車なんだけど、私もこういうのが欲しいからね。そのためのガレージさ。」

 

「なるほど。ところでRYUGU社ってあの竜宮の使いの奴ですか?」

 

「中々凄い所を聞いてくるな...。まぁ竜宮の使いネットワークという組織が神界と天界にあるんだが、それの親会社が竜宮グループというんだけど、それの自動車部門がRYUGU社だったはず。」

 

「なんか...、凄いですね...。」

 

「他にも民間警備会社の竜宮セキュリティ、竜宮食品、終いにはRG-thunderという服のブランドのめーかーとかもあったり。」

 

「へぇ~。吉美ちゃんが喜びそうだね。」

 

「どうだろうか。この世界では結構似合わないんじゃないか?」

 

イメージとしては衣玖さんの服とかを製造しているメーカーだと思ってください。

 

「マスターが言うなら相当独特なセンスの店なんですね。」

 

「まぁな。吉美には似合わないだろ。」

 

そんな事を話していると時間がかなりすぎていたことに気づく。

 

「おっと、そろそろこの書類たちを片付けなければいけないようだ。ちょっと外に行ってくる。」

 

「分かりました。」

 

武志はまず創武殿の警備班の建物へ向かう。

 

「さて...と。どんな奴らを創るかね...。」

 

武志は考える。この警備隊は屋敷の中と武志などの要人のボディガードくらいしか用がないため、そんな重装備にする必要はないなと思いつつ、ある程度の装備は欲しいなと考える。そして、

 

「できた。」

 

そこには紺色の官帽(創武殿のエンブレム付き)に、淡い水色のシャツと紺色のパンツ、黒いネクタイを身に着け、ベルトにはハンドガンとそのマガジンと懐中電灯を所持している警備員と、サングラスに黒いスーツ姿で、黒のチェストプレートを装備して、ライフルやショットガンを所持している警備員がいるのだった...。人数はそれぞれ44名と16名となっている。そして彼らもまた武志の作ったアンドロイドの為、普通の人間や、そこら辺の下級妖怪よりは強い。

 

「軽装備の方が警備員、重装備の方がボディガード。交代人員も含めたらこんな物だろう。」

 

彼らはアンドロイドとはいえ、ラダヴィーニャや吉美と同じく、感情や、休みたいという欲を持っているため、適度に交代させた方が効率がいいのだ。まぁより強靭な肉体を手に入れた代償ともいえる。

 

「...そうだ。緊急時用のアンドロイドも数体作っておこう。」

 

武志は能力で5名のアンドロイドを生み出す。その全員がボディアーマー・ライオットヘルメット着用の超重装備で、さらにそれぞれがガトリング、連射できるショットガン、火炎放射器、レールガン、そしてチェーンソーを持っている。

 

「...まぁこいつらが永遠に出番がないことを祈るが...。どうだろうな。」

 

この五人は他の警備員と違って普段は休止状態にして、警報が鳴らされた時に地下警備室に出現させるように設定する。

 

「これでよし...。この警備隊は私が直々に指揮を執るかな。次は諏訪洩矢郷全体の警備隊か。」

 

武志は創武殿を出て民成方面のとある基地に向かう。

 

「よしよし...。どんなものを作るかな。」

 

武志は考える。考えた末に警備隊をこの基地に120名作る。そのほとんどの人がナイトマルチカムの迷彩服を着て、頭にはヘルメット着用。そしてケブラーマスクもしくはバラクラバとゴーグルなどで顔を隠している。胴体は黒のプレキャリで統一感のある感じとなっている。装備もライフルとかなり本格的となっている。そして残り20~30名くらいが盾を持ち、ライオットヘルメットを着用した部隊もいる。さらに5名くらいだろうか。スナイパーを持った人もいる。

 

「まぁ一部隊ならこんな物か。他の所にも似たような感じで作るか。」

 

武志は桜田、倉富、匠ヶ浦、西川の似たような基地。(倉富だけ地下基地、西川のみ高層ビルだが...)を回り、同じような装備や編成の部隊を作る。違うのは服の色のみで、それぞれ黒、紺色、深緑、黒の一色のみの戦闘服。西川のみアーマーの色がタンカラーとなっている。

 

「とりあえず警備隊の大半は完成したな...。あとは交通警備隊位か?」

 

ぶっちゃけた話、この諏訪洩矢郷には車道こそあるけども車はほとんどない。だから交通警備隊はいらないかもと思ってしまうが、

 

「まぁ警備隊作った後に車も走らせるか...。」

 

武志は西川の基地の近くにある他のビルに行き、能力で間取りや地下を組み替える。そして、警備隊500名を派遣し、車両もバイクやパトカー、さらにスーパーカーやスポーツカーを基にしたパトカー隊も編成する。

 

「まぁこんなもんでいいだろ。流石に能力の多用で疲れたし帰るか。あとで誰かにこの警備隊をまとめさせよう。」

 

武志は創武殿へ帰る。

 

「ただいま。っとバンディと大無か。」

 

「おかえりボス。どこへお出かけへ?」

 

「...あぁ。少し周辺を回ってた。」

 

武志は思っていたことを切り出す。

 

「そうだ。二人にもそろそろ仕事を与えようと思ってな。」

 

「...ほう。」

 

「どんな仕事だ?ボス。」

 

「何、この世界の警備隊の管理をしてほしい。西川のオフィスと創武殿地下にポータルを設定しておいた。そこから自由に行き来できるからよろしく頼む。」

 

創武殿地下というのはポータルルームの事だ。ラダヴィーニャが話を広めていると思うから大丈夫だろう。

 

「分かった。力になろう。」

 

「任せたぞ。2日後までに顔合わせくらいはしておいてくれ。まぁアンドロイド兵だから大丈夫だとは思うが。」

 

この警備隊のアンドロイドはこの世界を守ることしか考えていない操り人形みたいなものだから顔合わせも何もないが、装備と編成を見ることは大事だろう。そのための顔合わせだ。

 

「さて、そろそろ日も暮れる。中に入ってご飯でも食べようか。」

 

「そうだな。」グ∼

 

バンディの腹の音で皆笑いつつ武志は忙しい一日を終えるのだった...。




「どうも、水矢と、」

「ユレイドスです!」

「竜宮ネットワークって何だ?」

「水矢さんから聞いてくるとは珍しいですね...。竜宮グループの主要会社の一つで、神界と天界をつなぐ会社だったはず。竜宮の使いという方々達が多数在籍しているんですよ。まぁ、今は羽衣婚活というものが流行っていてなんか大論争を巻き起こしてますけど。」

「そうなのか。まぁ裏の事を言うと、竜宮ネットワークは羽衣という能楽からきていて、もしかしたら羽衣を使って婚活とかしているんじゃないですかという妄想からきてます。衣玖さんとかしてそう。(偏見)」

「まぁあの人そういうネタ多いですからね。確かにやってそうですね。」

「それで、その設定を膨らませすぎた結果、竜宮グループが生まれました。」

「いや何やっているんですか。」

「いや~、神界って後々の幻想郷に関わらないから好き勝手してもいいかなって。」

「それは諏訪洩矢郷だけにしてください。」

「はいはい...。」

「それで?今回は警備隊の編成ですよね?」

「そうだね。SMDSと創武殿警備隊だね。」

「二つに元ネタとかってあるんですか?」

「おぉ...君も凄いことを聞いてくるね。SMDSの方には元ネタはないが創武殿警備隊の一般警備員はH〇TMANのマ〇ケシ〇の領事館の警備員がモチーフとなっているよ。ボディガードの方はシークレットサービス。アメリカ大統領の警備隊だね。それがモチーフとなってるよ。」

「超重装備の奴は?」

「あれはG〇AVの重装備がモチーフだね。ヘッドギアは大分違うけど胴体や装備はあんな感じ。」

「そう考えると結構力入れているんですね。」

「まぁ武志にも思うところがあったんじゃない?月面戦争や古代都市の軍隊もそうだけど、武志は結構軍の指導をすることが多かったから自分が時間のある時に考えた最高の軍隊を率いたかったんじゃないかな。」

「確かに月面戦争時は忙しかったですからね。」

「そうだね。それでは皆さんさようなら~!」

「残暑きついけど皆頑張ってね~!」
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