因みに私は本日誕生日です。祝え。(超失礼)
理都がこの世界で暮らし始めて2日目のこと。理都はとある悩みがあった。
理都は執務室と書かれた部屋に入る。するとそこでは武志が書類の山を高速で片付けていた。
「兄さん、いきなりだけど俺と手合わせをしてくれないか?」
「いきなりだな。別にいいがどうしてだ?」
「いや...、復活したばっかりで少し体が重くてね。体を慣らしたいってのと、単純に兄さんの今の実力を知りたいからかな。」
「分かった。そういう事なら相手をしよう。」
武志は屋上庭園に向かい、そこから上に飛ぶ。
「私も久々に戦いたいと思っていたからな。手加減はしない。今お前が出せる全ての力を使って戦え!」
「望むところだ兄さん!もちろん全力でいかせてもらうよ!」
こうして武志vs理都の戦いが始まるのだった...。
「遅いね!」
武志は唐夜叉丸を二本とも構え、雷と炎で攻撃をし、理都はそれを避けつつ、弾幕を放って応戦する。
「あの時よりも強くなっているじゃないか...。ガードマンよ、奴をやっつけろ!」
武志の掛け声とともに2人のガードマンが召喚され、武志が手に持っていた唐夜叉丸二本がガードマン達の手元へ向かう。因みにこのガードマンは創武殿のガードマンとほぼ見た目は同じだが、頭にナイトビジョン付きのヘルメットを被っている特殊仕様だ。
武志はチェルベッロの板からMR24を取り出し連射する。
「特性貫通弾だ。受け取れ。」
「...っ!」
理都はガードマン2人を相手しながら武志の放つ弾丸を避けなければいけないため、結構辛そうにしている。
「ならば俺の陰陽師時代の成果を見てもらおうか!【陰陽「六芒星無尽結界」】!」
理都がそう唱えると巨大な六芒星が出現し、ガードマンの攻撃と弾丸を防ぐ...が、
「甘いな。」
ピシッ
理都の結界にヒビが入る。理都も結界が突破されるとは思っていなかったのか焦り始める。
「言っただろう。特製貫通弾と。これは私の破壊神の力を込めたどんな結界も貫通する弾丸だぞ?数発防いだのには私も驚いたが所詮結界の前では無力だ。さて、追撃をするとしよう。【拡散バレットヘル】」
たけしの周りに6つのタレットが出現し、一斉に散弾を発射し始める。理都は流石にまずいと感じたのか、結界を閉じ、また別の技を唱え始める。
「仕方ない...!【理「絶対強者の理」】!!」
すると高出力のレーザー弾幕が多数出現し、タレットとガードマンをまとめて吹き飛ばす。
「あのガードマンも割と丈夫なんだがな...【音響兵器「テラノイズメガホン」】」
「兵器がなんだ!もう1回だ!」
理都はもう1回多数のレーザーを打ち込むが、
「GHAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
武志の音響兵器が先に発動され、理都にこの煩い音波が響き渡る!
「耳が!耳が!頭がガンガンする!」
「チャンスだ!全てを破壊する弾幕の嵐を喰らえ!【ガトリングバレットヘル】!」
武志の周りにミニガンのタレットが召喚され、砲身が回転を始める。
「ぐぐぐ...【理「身体強化の理」】!そして来い!
理都は黒影御剣と呼ばれた黒い飛燕剣を構え一気に距離を詰めてくる。
「なっ...!」
ガトリングが発射されるが、それよりも早く距離を詰められ、間一髪で武志は交わすが理都の猛攻が続く。武志は技をキャンセルし、ガードマンが持っていた唐夜叉丸二本を引き寄せて回収する。
そして2人の鍔迫り合いが始まる。
「やるな...理都...。」
「兄さんこそ...前よりも強くなってるね...!」
そして2人は鍔迫り合いをやめ、互いに攻撃を仕掛ける。
ガキン! チャキン! キーン!
「埒が明かんな...来たれ黒金刃!そしてガードマンよ!再び奴を葬れ!」
武志はチェルベッロの板から黒金刃を取り出し、復活したガードマンの元に唐夜叉丸を飛ばす。
ウィイイイイイン
黒金刃は静かで不吉なモーター音を奏で始める。
「そして追加だ!【小分隊「ワンマンプラトゥーン」】」
この技は自身のクローンを大量に生成し、攻撃してくる技だ。武志の手にはカタストロフィーやMR24、黒金刃がある。その数およそ20名。ガードマンを含めると合計22名の攻撃が容赦なく理都に向かってくる。
「容赦がないな...ならこっちもいかせてもらおう!【理「弱化の理」】!」
すると武志やガードマンが一瞬だけ青く光る。
「体が思い...だが関係ない!行け!」
「それはどうかな?【後光「大能神の絶対後光」】!」
すると理都の周りから全方位にレーザーが放出され、理都の理により鈍足&防御力低下の効果をくらってた武志とガードマンは被弾する。
「...やるな。私もそろそろ本気を出そうじゃないか。」
「あのコンボを食らってもなお立てるなんてね...流石兄さんだよ。だけどそろそろ倒れてもらうよ。」
2人は身構え、本気の技を繰り出す。
「全てを破壊する究極の力よ、その力を以て奴をやれ!【殺戮衛星「あじさい」】」
「禍いよ、嵐と成りてその爪痕を残せ!【災厄「禍津神の審判」】!」
ドドドドドドド ゴォォォォォォ... チュドーン!
上空から高出力の大きなビームが理都に目掛けて降り注ぎ、禍をもたらす大嵐が武志に向かう!
そして二つの技がぶつかり合い、周囲一帯に大爆発が発生する。
暫くすると土煙が晴れ、そこに二つの人影がうっすらと見える。そこには満身創痍の武志と理都が立っていた。二人は暫く見つめ合い、そして、
「...やるな兄さん。」バタリ
理都がその場に倒れる。よってこの勝負は武志の勝利となるのだった...。
「...勝利したはいいがこの惨状はどうするか...。まぁ、今はそんなこと考えずに少し休むか。」
お互いかなり本気の技を使ったため、満身創痍ですでにヘトヘトなのである。
そして二時間後、この惨状を知ったお互いの従者達は、二人に長い説教をするのだった...。
「どうも。水矢と、」
「ユレイドスです!」
「今回は兄弟喧嘩?編でしたね。そして水矢さん誕生日おめでとうございます!」
「お、もうそんな時期か。時が過ぎるのは早いねぇ。」
「水矢さんはおいくつでしたっけ?」
「秘密だ。流石にここでいう事じゃないよ。」
「知りたかったのに...。まぁいいです。今回お互い初めて使う技が多かったけど、特に最後の二つの技が気になりますね。」
「あのレーザー撃つ奴と嵐を発生させる奴だね。」
「そうですそうです。あの衛星っていつ出来たんですか?」
「そうだね。武志の衛星「あじさい」は武志がこの世界を作るときに最終兵器としてこっそり作っていたものらしい。現在の照準は諏訪洩矢郷だけど、やろうと思えばどこにでも高出力のレーザーを撃つことが出来るみたいだよ。また、名前があじさいなのは、アジサイの花言葉が冷酷というところからきているらしいね。ある意味武志の性格が表れているかもしれないね。」
「らしいというのは...?」
「詳しいことは本人に聞かないと分からないってことだ。」
「そうですか...。じゃあまた今度聞いてみますね!因みにあの技って簡単に撃てそうだけど、なんであんなに疲弊しているんですか?」
「確か、あの出力を待っていると数時間かかるから、自身の力を遠隔で送ってあの高出力を一瞬で打てるようにしたらしい。遠隔にする分、ちょっと力の使用量は増えるけど、わざわざ行かなくて済むし、威力も申し分無くなるからいいみたい。大体の理由はこんな感じだったかな。」
「なるほど。それで、嵐の方はどうなんですか?」
「あれはね、禍いを詰め込んだ嵐だから普通の嵐よりも威力は強いし破壊力も抜群さ。巻き込まれたらひとたまりもないね。」
「え...。怖いですね...。」
「まぁ二人の本気の技だからこんな感じじゃない?むしろ世界が滅びないだけいいと思うよ。」
「そ...そうですね...。(世界を簡単に滅ぼせる技があることは黙っておこう。)」
「それでは今回はここまで!それでは皆さんさようなら~!」