創造神が行く幻想の世界   作:しぐれ水天丸

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今回から新章です。


第十章 幻想郷への片道切符
PART.71 いざ幻想郷へ!


時は流れ19**年…。武志達6人は諏訪洩矢郷の中で楽しく優雅に暮らしていた。ある時は外の世界に出向き戦争や国内の動きに目を向けたり、またある時は天界に出向き仕事等を行った。

 

諏訪洩矢郷の方もある程度改変され、1部地名の変更や地域統合などがあり、最終的には昔のような雰囲気は残しつつ、景観重視で、規模も昔よりもだいぶ縮小した。(1辺10km四方の島と言ったらわかりやすいかな?(兵庫県西宮市とほぼ同じ面積))

 

さて、そんな風に変わり果てた世界での話が始まる……。

 

「……。」

 

武志は創武殿の執務室から黄昏れる。

 

ガチャ「どうしたんですか?マスター。」

 

「ん、あぁ。ラダヴィーニャか。この先のことについて考えてたんだ。」

 

「この先とは?」

 

「あぁ。このままここで隠居していてもつまらないからな。そろそろまた外の世界に顔を出したいと考えていてね。随分前に幻想郷のために動き回っていた時期があったろ?」

 

「ありましたね。」

 

「だから幻想郷に新たな拠点でも作ろうかなと考えているんだ。ラダヴィーニャはどう思う?」

 

「えぇ……、」

 

ラダヴィーニャは迷ったような口調で話し始める。

 

「マスターが何をしたいかは勝手だと思いますが、私はその案は賛成ですね。確かマスターの弟さんも近くに住んでましたよね?」

 

「あぁ。最近は全く連絡が無いが確か幻想郷の地下にある旧地獄に送ったな。」

 

「ええ。それにこのままここで過ごしてもなんの刺激も無いですからね。新しい拠点を作るのはいいんじゃないですか?」

 

「なるほどな。なら私達も幻想郷に向かうか。」

 

武志はラダヴィーニャと一緒に外へ向かう。

 

「あっ、マスター。どこ行くの〜?」

 

吉美とオタワに出会う。隠す意味もないしむしろ知って欲しいので正直に話す。

 

「あぁ。幻想郷という所は覚えてるか?まぁオタワは知らないと思うが。」

 

「あぁ〜、確か人間と妖怪が共存する世界だっけ?今頃になってどうしたの?」

 

「いや、そこに新しい拠点でも作ろうかなと考えていてね。2人とも来るか?」

 

「行く行く〜♪」

 

「面白そうね。ついて行くわ。」

 

「わかった。」

 

吉美とオタワが仲間に加わる。

 

「あとバンディと大無は知らないか?」

 

「私は2人とも知りませんが…?」

 

「バンディ君ならちょっと前に外へ行ったからそろそろ戻ってくると思うよ〜?」

 

と、言ったそばから、

 

「呼んだか?」

 

「……。」

 

「タイミングいい所に来た。今から幻想郷に新しい拠点を探すけど一緒に来ないか?」

 

「うん?待て待て。ボスはここを捨てて幻想郷に引越しするのか?」

 

「いや、単純に幻想郷に行動用の拠点を1個作りに行くだけさ。まぁこの世界を再編した時から考えてはいたけどな。」

 

「確かに前の3分の1位ですからね…。でも案外狭いとは思わないんですよね。」

 

「というより前が広すぎた。」

 

「という訳で幻想郷に向かうんだけど、どうしたら幻想郷の方々に気付かれずに入れるかな。」

 

「ここと天界を結んでいるような物を向こうに作ればいいんじゃないですか?」

 

つまりテレポーターを置けということか。最終的にはそうするつもりだが致命的な欠点があるので教える。

 

「いや最終的にはそうなるんだが…。あれ置くには、現地に入らないと意味が無い…。あ、因みにこっち側のは向こうにあるゲートセンターに置いてあるからまた見ておいてね。」

 

武志は向こうにある建物を指さして言う。

 

「いつの間に…。」

 

「やっぱボスすげぇや…。」

 

あまりの仕事の速さに皆驚く。こっちとしても嬉しい。

 

「強引に結界をこじ開けるのは?」

 

オタワが合理的かつ簡単な方法を提案してきたが、

 

「却下。即バレる上に戦いは避けられないだろうな。」

 

今度は大無が挙手したので指名する。

 

「…誰か幻想郷へ行ける人の所から行くのはどうだ?呼べさえすれば俺の能力で姿と気配を消して迎えるぞ?」

 

「それいいね。」

 

名案だ。しかも適役がいる。

 

「別に呼ばなくてもラダヴィーニャの能力で向かえばいいじゃん。」

 

「…確かにそうですね!」

 

そして幻想郷へ行ける人に心当たりがあるのでそいつの元へと向かう。

 

「だったら隠岐奈の所まで繋いでくれ。彼女なら行けるはずだ。そして大無は私についてきてくれ。準備出来次第他のメンバーも呼ぶ!」

 

「分かりました!」

 

そして自分の気が薄くなったような気がする。

 

「今ボスに能力を付与した。いつでも行けるぞ。」

 

「今開きますね。」

 

目の前にポータルができる。武志と大無はそこをくぐって後戸の国へと向かう。

 

「……ここはどこだ?」

 

「後戸の国かと思ったが…、どうやら幻想郷に直で来たらしいな…。」

 

武志達が来たのはとある一軒家。窓から中を覗くと隠岐奈と紫が談笑しているのが見える。

 

「とりあえず気づかれては無いかな…?」

 

「…だな。」

 

「とりあえずここに呼ぶ訳にはいかないからとりあえず人気のない場所に向かうぞ。」

 

「了解。」

 

因みに武志達が来たのはマヨヒガである。八雲家の敷地に降りてきたようだ。

 

武志達はしばらく歩く。

 

「ボス。幻想郷というのはこんなに綺麗な場所なのか?」

 

「あぁ。この他にも綺麗な場所がたくさんある。案内できればいいな。」

 

一体どのくらい歩いただろうか。気づけばマヨヒガから抜けて草原を歩いていた。

 

「綺麗だな。」

 

「そうだな。草原なんて今の日本にはあまりないから珍しい。…っと、人里が見えてきたな。」

 

「…入るのか?」

 

「勿論。適当な家屋の中でみんな呼ぶかな。」

 

2人は人里へ入っていく。

 

「賑わってるな。」

 

「そうだな。人間達ってなぜ群れるのが好きなのだろうか?」

 

「ここに来てそう思うのはボスだけだぞ…。」

 

「え?」

 

因みにもう姿や気配は隠していない。ただ目立つのを避けるため2人とも町人の格好をしている。

 

「とりあえずこの家屋に入るぞ。」

 

特に鍵はかかっておらず、そのまま入る。なにかの倉庫らしく誰もいない。

 

『ラダヴィーニャ、もう来ていいぞ。』

 

「するとすぐ横にポータルができてラダヴィーニャ他4人が出てくる。」

 

「え〜と、その格好は?」

 

「目立つとまずいから着替えた。とりあえず君たちも着替えてくれ。」

 

武志は指を鳴らす。するとその瞬間4人の服が切り替わる。因みに武志・バンディ:商人、大無:坊さん、ラダヴィーニャ他女子組:町人の格好となっている。

 

「さて、今幻想郷に来た訳だが、とりあえず夜まで時間を潰すか。」

 

「夜の方が危ないのでは?」

 

「いやそうなんだが、昼は幻想郷の有力者が監視している可能性があるから迂闊に動けないんだ。」

 

「なるほど。」

 

いつ紫や隠岐奈が気づくかも分からないため、しばらくは人里で時間を潰す事を選択する。

 

そして人里と甘味屋や、料亭でご飯を食べたり、買い物をして時間を潰すのであった…。




「どうも。水矢と、」

「ユレイドスです!」

「幻想入り編に入りましたね。」

「そうだね。因みにこの時の幻想郷は紅霧異変の数週間前という設定だよ。作者が現実世界と幻想郷の時系列を全く把握してないからその点はご容赦ください。」

「因みに冒頭で色々語られてましたがあれは…?」

「昔の設定とかってかなり無茶してたから1回整理するために色々直してる。」

「あぁ…。皆さんはしっかり設定を決めてから執筆しましょうね?」

「本当に後々困るからやめた方がいいよ。」

「因みにこの章が終わったら番外編的な感じで設定集を出そうと思います。」

「それは便利ですね!」

「これで分からない設定もなくなるはず。多分だけどね。」

「それでは皆さんさようなら〜!」
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