「......実際に見ると凄い気分悪いな。」
「だろ?公害だぜこんなの。」
「なんかボスが怒ってるのも分かる気がするな。」
「じゃあ作戦開始だ。各自の健闘を祈る。」
「了解。」
「了解。」
そういうとバンディはギリースーツを着用し、愛用のスナイパーライフルを準備して狙撃体制に入りつつ、双眼鏡で様子を確認し、武志と大無は紅魔館の外周へ向かう。
「......この柵って登れそうか?」
「......侵入者検知かは知らないが何かの術式を感じるな。ってか飛べばいいんじゃないか?」
「......いや俺飛べん。」
「えっ意外。」
バンディが短時間なら飛べるから大無も飛べるのかと思ったけど無理なのか。
「......あいつは力の扱いが上手だからな。俺が下手だからかもしれんが。」
「あぁ......。そうなのか。」
そう言ってる間に正門らしきものが見えてくる。
「......っと。あれが正門か。」
武志達はその正門を見るが正門は見るも無残な姿になっていた。
「......さすがに元からこの見た目ってことは無いよな?」
「......さすがにないだろ。そもそも門としての役割を放棄してる。」
「まあそうじゃなければそこに門番は倒れてたりしないよな。」
門の所に門番らしき中華風の人物が倒れている。見たところかなり武術に長けてそうだがどうなんだろうか。
「......まあ気にせず入るか。」
「そうだな。」
武志達は中へと入っていく。
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「......なあボス、さっきから小さく爆発音が聞こえる気がするがこれって気のせいなのか?」
「奇遇だな。私も聞こえているんだ。」
さっきの正門といい恐らく先に同じく恨みを持つ人が来ているんだろう。あんまり顔を覚えてもらいたくないため見つけた人はこちら側でも容赦なくやる方針で行くつもりだ。
「......とりあえずこれつけとこうか。」
「......いやまた古いな。」
武志は潜入用ペスト医師セットを取り出す。常世神討伐の時も役立った逸品である。
「そういえば月の都はかつて古代都市の人々が移り住んだものだったっけ。」
「......え?」
「あー、、、、、、、この話はまた今度しよう。今ここで話すことじゃない。」
とりあえずマスクを着けて進んでいく。大無の能力も駆使しているためそう簡単に見つかることは無いはずだ。
「......しかし先に来た奴はかなりやり手だな。」
「分かるのか?」
「あぁ。分からん。」
「おい。」
間取りがよく分からないため適当に散策していると正面にちょっと大きめの扉にたどり着く。
「......この扉の中に入るぞ。」
「......了解。」
武志はカタストロフィーを取り出すと扉に向かってたたきつける。すると扉はすぐに開き中に入れるようになる。
「開いたよ。さあいこうか。」
「あぁ。」
武志達は先へ進んでいく。扉の先は沢山の本が置かれているところだった。
「これは......図書館か?」
「......だろうな。本がたくさんある。」
「数冊くらい持って行っても怒られないかな?」
「さあな。まあやめといた方がいいんじゃねぇか?」
武志達はさらに奥へと進んでいく。
「しかし先ほどからの爆発音はどうやらこの部屋で発生しているようだ。」
「あぁ。まさかこれほどに広いとは思わなかったからな......。」
「とりあえずこの手の図書館は私達洩矢の神々に対する書物とかが置いてる可能性が高いからな。それらの書物はできるだけ回収しておk」シュッ
「...!」
「...!」
何かが飛んでくる。恐らく何かの流れ弾だろうか。飛んできた方向を見るとどうやら二人の少女が戦闘を行っているようだった。更にそこから少し目をそらしてみると悪魔らしき人物が気絶している。どっち側の人物かは分からないがやられたという事は容易に想像がつく。
「どうやらあの二人の戦闘のようだな......。」
「......あぁ。見たところ二人共魔法使いの類か何かか?」
「片方.......おそらくあの本を持って戦っているのがこの図書館の司書だろう。そこに伸びている悪魔はそいつの助手か使い魔かってとこだろうな。」
これはあくまで推察なので絶対ではないがまあ大方あっていることだろう。となると私たちがとる行動は一つ。
「よし。とりあえず神々に対する書物だけ回収するぞ。手分けして探すから向こうを探してくれ。」
「分かった。ただボスは一人でいいのか?」
「あれだけ派手な戦闘をしているなら他の連中はやられたか避難しているかだろうよ。ここの入り口の扉も強めの結界がかかってたからな。戦闘が終わるまでは安全だろう。」
「......なるほどな。ところでボス、戦闘は終わったようだがどうするんだ?」
「ゑ?」
みると白黒の魔法使いが勝利している。司書が勝利するよりはマシだがちょっとマズいことになったな。
「おそらくあの白黒は部外者だろう。ただ私たちの姿を見られてはまずい。大無、やっておしまい。」
「分かった。気絶させるだけでいいか?」
「それでいい。」
あの魔法使いはまだ私達には気づいていない。やるなら今のうちだろう。
???「さ~て、パチュリーも倒したことだしちょっと本を借りてから霊夢の所へ合流するとするかね。」バシュ
恐ろしく早い手刀。私じゃなきゃ見逃しちゃうね。
「......いいぞボス。完全にダウンした。」
「お~、少女相手に容赦ないな~。」
戦っているときは気づかなかったがこの子思ったより若いな。今時の人間の成長は早いな。
「まあいいや。ありがとう大無。起き上がる前にさっさと目的の物を探すぞ。」
「分かった。ただこんなに広い図書館で案内もないのに見つかる物なのか?」
「それは問題ない。このチェルベッロの板があればね。」
このチェルベッロの板にある位置検索機能を使えばこの通り、近くにある欲しい物の位置が分かるのである。あぁ便利。因みに原理は不明である。神様パワーという事にしておこう。
「......便利だなそれ。」
「だろ?とりあえずコピー渡すからそれを頼りにとって来てくれ。」
「分かった。」
~~~~~~~~~~10分後~~~~~~~~~~
「ボス、とりあえず目的の物はすべて回収してきた。」
「こっちも回収してきたよ。」
「......思ったより多くないか?」
目の前には本の山が形成されていた。
「まあ取った物の傾向から犯人が特定できるとも聞く。だからカモフラージュのためにバンディに料理本、オタワに魔導書、吉美に兵器の本、ラダヴィーニャのために純文学、そしてお前にはこれ、格闘の師伝書を数冊ずつ取ってきた。」
数冊と言いつつ1種類につき10冊近くあるためかなりの量となっている。武志はそれをチェルベッロの板に収納する。
「ところでボス、本を探している途中に地下へ続く階段を見つけたんだ。」
「お、本当か?なら行ってみようか?」
「行くのはいいんだが、なんか相当な殺気を感じてな、それでも行くのか?」
「何を言ってるんだ。私がいるんだ。どんな奴が来ても余裕さ。」
「だといいんだが......。」
心配する大無をよそに自信満々で余裕綽々な武志。
「それにそういうところって大体財宝とかが置いてあるもんだぜ?これはもう行くしかないだろ。」
「......なら行こうか。」
「武志達は例の地下へとむかうのであった。」
「どうも水矢と、」
「ユレイドスです!」
「紅魔郷編Part2ということで3、4面ですね。」
「その割には3面一瞬で終わりましたけどね?」
「それはもう仕方ない。原作通り攻略するのはあの二人がやってくれるさ。武志達はあくまでも異変解決者を遠くから見守るだけの存在であれと思ってる。」
「それはいつまで続ける予定ですか?」
「少なくとも花映塚までかな?」
「......意外と早いんですね。」
「まああんまり続けても面白みがないしな。」
「それでは皆さんさようなら~!」